cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
地域リーグ・コンプミッション2015【東海・中国・四国編】
 home  index  prev next 

平成27年6月6日

転居だ異動だなんだかんだがありつつも、やっぱり「地域リーグのコンプ」はやっておかないとね。東海は柳川瀬で既に2部は塗っていたんだけど、「1部でコンプ」を目標にはしたいので、伊勢朝熊のAピッチで鈴鹿vs刈谷が土曜の夜にあるなんて知った時は飛びついたわさ。2日後がマンションの購入契約日だってのに(笑)。
ナイターなんで単車でゆっくり目の出発。引越の荷物になる保有ユニ大放出をやって、東名阪道→伊勢道で朝熊に着いたのは黄昏時。この日は地元の空手道場がコラボ参加、マンガで知った“バット折りキック”====ThisIsTheErrorMessege====をナマで観る。ちょっと感動。

東海L1
鈴鹿 1-0 刈谷

やっぱり“チーム事情”が原因らしいけど、飯塚がレジスタで球捌きをやってるのを観るのは寂しいね。鋳造が注目したのは刈谷の左SBの諸井。いい攻め上がりを連発してました。試合は鈴鹿が制するのだけど、ごめんどんなゴールだったか記憶にない(苦笑)。試合中に転居の関係でNTTから2回も電話がかかってくるし。ただ、関東の浦安vs23を基準にしちゃうと、鈴鹿も刈谷もどこかしらが確実に足りないという感じではある。試合が終わって、途中のSAで晩飯にラーメン喰って、帰宅は23時過ぎ。

平成27年6月13日

四国・大方陸上に邪険にされた(笑)====ThisIsTheErrorMessege====ことで浮いたカネを使って、中国リーグ。松江市陸と出雲長浜で日帰りハシゴが出来る。山陰地区というとこの惨劇====ThisIsTheErrorMessege====が記憶に新しいところだが(笑)今回は天気予報もしっかりチェックして、さすがにこの気候で伯備線がどうにかなることもあるまい。
松江市陸は2度目だが、写真がなかったんだよね。初観戦は天皇杯の石見vs単軌。そうそう、単車で来たんだよ。====ThisIsTheErrorMessege====単軌にはマエゾノさんがいて、何の仕事もしなかったという印象しかなくてさ。今回は松江駅からタクシー利用で、なんとか試合開始に間に合った。

中国L
松江C 6-0 NTN岡山

やっぱり実信はこのカテに相応しい選手ではないね。レジスタのポジションから好き放題にボール出してくる。後半からは田平も投入して実信とのダブルボランチは反則級だ。どっちかがレジスタで操りどっちかが前線に顔を出していくスタイルは、正直言ってNTNがどうにか出来るレベルではない。大量点差も納得。でも、一緒に観戦していた徳島サポ・ナカヲ氏との見解は一致していた。「この松江と東京23がやったら、23が勝つね」。これについては後述。

ナカヲ氏と乃木まで歩いて、列車で出雲市へ。大社行のバスに乗って高松まで行き、30分近く歩く。なんとか、試合開始直前に間に合った。

中国L
SC松江 1-3 SRC広島

SC松江にサポさんがいたのには驚いたけど、試合は最下位とリーグ中位の典型的展開。SC松江もがんばったけど、届かない差はあったかな、という感じ。松江市陸と出雲長浜の2試合で、中国リーグの首位・中位(上)・中位(下)・最下位の試合が観れたことで、だいたいのリーグの現在位置はわかった気がする。

あくまで私見に過ぎないのだけど、「中四国リーグ」で1部&「中国ブロック」「四国ブロック」で2部にした方が経験値は上がるんじゃないか?という気がする。「移動が大変!」という反対意見をよく聞くけど、北信越だって上田のチームが福井に行くのは結構キツいし、九州リーグなんか沖縄開催抱えてるんだぜ。

1日3本だかのバスに乗って出雲市まで戻ってきた。名古屋終『のぞみ』接続の『やくも』まで少しあるので、せっかく来たからには!と本場の「出雲そば」を堪能し、いやあ今回も愉しい旅だった……と、自由席で帰るナカヲ氏と別れて駅の売店で酒と焼きちくわを買っていると、件のナカヲ氏がぼくのことを探してくれた。

「山陰線、人身事故で止まっていたそうです。運転再開はしたみたいですけど」

ま  た  や  く  も  か

ぼくが指定券を持ってる特急は運休、1本前の特急をそのスジで動かすらしい。どっちにしろ、そのスジで動いてくれるのなら『のぞみ』には乗れるから問題ないけれど、当該列車の車掌さん曰く「運転再開したばっかりだから、そのスジ通りで動かせる保証はない」とのこと。とにかく、こっちは『のぞみ』の指定券を持っている旨をしっかり伝えて、あとは「わが亡きあとに洪水はきたれ!」====ThisIsTheErrorMessege====の心境です。
『やくも』は予定通り順調に遅れを増やし(苦笑)、米子で5分延、新見で9分延。岡山での『のぞみ』接続は8分だから、『のぞみ』が待ってくれないことには乗れないことになる。“無料試合のS君”からは「高梁からは複線になるので遅延が増すことはないだろう」との励ましのメール。実際、新見を出た時には車掌さんから「岡山で『のぞみ』に接続を取るよう手配しました」との力強いお言葉があって、大いに安心。
しかし、実はその「高梁から南」が“罠”だったのです。いま、備中高梁から南は岡山近郊都市電車運転区間に組み入れられていて、高梁発の伯備線普通列車は岡山止まりではなく、山陽線や赤穂線に乗り入れていく。言葉は悪いが、山陰の東山公園=伯耆大山での人身事故の影響なんか「知ったこっちゃない」のだ。かくして遅延はどんどん増えていく。そして、倉敷のあたりで車掌さんがやって来た。

「申し訳ありません。『のぞみ』は待ってくれないことになりました」

待ってくれない=その日のうちに岐阜に帰れない。どこでビバークになるのか。岡山か、新大阪か。しかし、岡山駅でのJR西日本の対応には正直言って驚いた。
「新大阪でのホテル対応になります。当然、ホテル代はこちらが負担します」
札幌→常滑のヘリ屋が機材都合だか故障だかで90分遅れて名古屋までしか戻れず、名古屋→岐阜のタクシー代を出してもらったとか、羽田→那覇でもヘリ屋が遅れて単軌の終電が行ってしまったので那覇機場→安里のタクシー代を出してもらった経験はあるけど、鉄道の遅延でホテルを手配してもらったのは初めてだ。結局、岡山着は30分以上の遅延だったけど、岡山駅では大きなトラブルもなく。そりゃそうだ、新大阪まではまだ普通に帰れるんだもんね。岡山→新大阪は『さくら』だったけど、2X2の指定席を用意してくれていた。

新大阪駅。「西日本の駅員が対応するから」と一番端の改札まで歩かされた。待っていた駅員さんは、ぼくが希望する翌朝の『のぞみ』の指定を手配して、それからホテルへ案内してくれた。J西はフレキシブルに扱えるホテルはヴィアインしかないだろうなと思ってたけど実にその通りでした(笑)。禁煙室は空いてなかったとのことで喫煙室になったけど、無料で泊めていただいて文句は言えません。

このホテルに向かいながら、案内してくれたの駅員さんに訊いてみた。
「『のぞみ』が待ってくれなかったのは、やっぱり原因は“東海”さん……?」(苦笑)
はい、実にその通りでした(笑)。
JR東海の新幹線運転指令は超強硬姿勢で、他社の遅延に関して接続手配などは一切行わないのだそう。なんかいかにも予想通りなんで笑ってしまったよ。東日本の遅延でも同様の対応をするので、東の指令とはかなり厳しい関係になっているらしい。新大阪駅は東海と西日本の両社の社員が働いてるけど、「駅現場では仲良くやってるんですけどね……」とのこと。まあ、だわなあ(笑)。
出雲市駅で買った酒と焼きちくわで寝てしまい、翌日の新大阪を初発の『のぞみ』で帰ってきました。しかし、本当に山陰に行ったのが土曜でよかったよ。そして、今後は山陰に行くときは日帰りでも宿泊の用意をしていきます。人間は経験を積んで成長していくのです(笑)。

平成27年8月23日

無事に転居とか異動に伴う「おまけミッション」も決着がついて、四国リベンジに。といっても未観戦ピッチは無理なんで、せめて写真のないところでも……と生島メインにバリィさんを観に行きましょう。17年前のJFL・徳島vsデンソー以来なんだねえ。

西行き朝イチ『のぞみ』で岡山、快速で高松。正直言って高松駅前のうどん屋には期待してない(苦笑)けど、食べないって選択肢はないな……と駅から外に出たらバスターミナル前にトグロを巻く若者たちの群れ。ななななななな、なにごと?列整理のオジサマに訊くと「野外ライブ」だそうで、ああ満濃池のアレかあ。若いってゲンキでいいなあ。
うどんと天ぷらを食べてから、路線バスで試合会場へ。多度津vs今治。そりゃ多度津にサポさんいるとは思えないし実際いなかったし(苦笑)、でも小さなメインスタンドにはバリィさんサポばかりじゃなく、アウェーの応援に行かなかった釜玉サポさんも少なからずいた。そんな中、バリィさんのコルリらしい方がやってきて、トラメガで開口一番「今日も……ホームゲームですね」。そりゃ、いまや胸スポンサーは世界のデロイト====ThisIsTheErrorMessege====だし、ブイブイ言わせたくなる気持ちもわからなくはないけど、この時、ぼくの中で岐阜全社のしまなみサポさんの残像====ThisIsTheErrorMessege====は消え去った。FC今治は“しまなみ”ではない、という結論。

四国L
多度津 0-6 今治

そりゃ実力差はしょうがないよ。バリィさんはCBを勤めたヤマタク====ThisIsTheErrorMessege====がとりあえず全部跳ね返してしまう。攻撃は左サイドの5番と22番のコンビで縦に崩しにかかるし、19番と29番の中盤で自在にボールの出し入れをする。前半で5-0。これを90分やられたらフェイエ・スコア====ThisIsTheErrorMessege====まで行っちゃうかも…?と心配したけど、多度津は後半は1失点で済んだしチャンスの扉のノブに手をかけて半分程度まわすくらいまでは行けた。とにかく前半の0-5に折れずにカウンターでチャンスを伺い続けた多度津に拍手。これなら残留は出来そうだ。
バリィさんの注目は、後半途中から投入の市川大祐。7月下旬に加入して最初の試合はメンバー外だったので、バリィさんの選手としてはこの試合がリーグ戦初登場。おそらく「W杯出場経験者が地域リーグの試合に出た」日本初の事例====ThisIsTheErrorMessege====のはずだ。当時と同じく右SBの出場だったけど、左サイドを縦に抜けようとした多度津のアタッカーをフィジカル一発で止めてしまったあたり、まだまだ錆びてないなあ……という印象。相手関係にも拠るだろうけどね。

最後にちょっとしたボーナス。帰ろうとした時に気づいた、スタンドのおじさまが着ていたポロシャツ。ちょっとちょっと、「今越FC」じゃん!
訊けば、トップチームは“流浪”とも言うべき変遷を経まくって現在のバリィさんにまで至ってるけれど、実は「今越FC」は少年サッカー育成クラブとして健在だった。2年前の4月に、全会員がバリィさんに移管され、ついに23年の活動に終止符を打った模様。なんか、ちょっと寂しくもあり、「いままで『今越』が生きていた」ことが嬉しくもあり。


かくして、今年もめでたく9つの地域リーグ1部観戦コンプ。よかったよかった。
最後にもう一杯うどんを食べてきたのだけど、駅前の『めりけんや』は、“剛麺系”でも“中コシ系”でもない、いままでにあまり食べた経験のない“もちもち系”で、新鮮だった。

 top  prev next