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地域リーグ・コンプミッション2015【北信越編】
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もともとは上田の上堀グラウンドで北信越1部が観れればよかったのだ。その日は夕方から岐阜vs水戸があるんだけど、日帰りでもハシゴは可能。だったのだけど、前日の土曜に未観戦の浦安市陸で浦安vs東京23の生き残り大一番が。もし浦安がJFLに昇格したらここでは公式戦が打てない。====ThisIsTheErrorMessege====先日の上京で「ころーん」と買った眼鏡のレンズに傷が入ったんで修理にも行きたいし、浦安市陸で試合を観たあとで「プロ野球観戦」と並ぶ年間ミッション「J1観戦」も果たせる。しかも、その翌週にはこれまた未観戦の土佐・大方陸上で四国リーグ観戦。これはもう、鋳造のハシゴ観戦ではおなじみ「連続乗車券で交通費圧縮」====ThisIsTheErrorMessege====の腕の見せどころではないか。かくして、乗車券は以下の通り。

【連続1】豊橋(幹)品川(東海道)東京(東北)大宮(高崎)高崎(幹)長野(信越)篠ノ井(篠ノ井)塩尻(中央)名古屋(幹)岡山(宇野)茶屋町(瀬戸大橋)宇多津(予讃)多度津(土讃)窪川
【連続2】窪川(土讃)多度津(予讃)宇多津(瀬戸大橋)茶屋町(宇野)岡山(幹)名古屋(東海道)西岐阜

『連続1』の目的地・大方陸上が土佐入野なのに窪川で切ったのにはもちろん理由がある。====ThisIsTheErrorMessege====

2015年05月30日

豊橋からの『ひかり』自由席はほぼ満席で、瞬間での行動を間違えたらずっと立ちっぱになるとこだった。品川→田町/三田→白金高輪。というのも、毎年大晦日に訪れていた渋谷のアンペルマンショップが閉店してしまったので、白金の店しかなくなってしまったのだ。開店は11時だけど、乗継がうまくいって30分近く前に着いてしまった。まあいい、とりあえず場所を確認しておこうとエレベーターで雑居ビルの3階に上がると、入口の扉が閉まっているのは開店前だから当然として、扉にメモが貼ってある。

「外出しています。13:00ごろ戻ります」

あ、眩暈が。貧血かな?(……ばたっ)

わざわざ岐阜から出て来て、この仕打ち?週末にこの営業って、やる気なさ過ぎ!と思いつつ、もしかしたら前日に貼ったメモを剥がし忘れたのかもしれない。とりあえず開店時間までは待ってみようとベンチに腰掛けていると、開店10分前にお姉さん登場。「あ、このメモは昨日のです。申し訳ありません」。あーよかった、信じる者は救われる。いや、この場合は「信じない者は救われる」が正しい用法か(笑)。ドイツ統一25周年記念グッズなんかもあって、「迷ったら買い!」がテーゼの鋳造はあれこれ買ってしまった。欲しかったキャップは人気商品で秋まで入荷なしらしい。しっかり予約してしまった。

白金高輪→永田町→新木場→舞浜。また“ネズミー単軌”に乗ることになるとは思わなかったぜ。しかも今度は独りだし目的はサッカー観戦。単軌の車内でヤロー独りは決定的に浮く浮く(笑)。浦安市陸の最寄りの「シー駅」で下車。もちろん、シーに行くのが目的の駅なので、“外”に行くのはわかりにくいだろうと思ったので、改札口にいる駅員お嬢さんに浦安市陸への行き方を訊いてみたところ、にこやかにお答えいただいたうえに「いってらっしゃい♪」と微笑んでのお見送り。うーむ、これが天下に名だたるTDRスタッフのホスピタリティか。
シー駅は浦安市運動公園のすぐ近くにあるのだけど、駅は公園の北西角近く、そして陸上競技場は南東角あたりにあるので10分以上は歩く。関東1部はボンズが突っ走ってて、浦安vs23は生き残りをかけた直接対決。大勢の観客。しかし、かなりの暑さだ、この状況で人工芝で戦う選手は大変だろう。スタンドにあった「熱中症注意」ダンマクはわかるけど「心臓を捧げよ」って?後にわかったけどね(苦笑)。====ThisIsTheErrorMessege====しかし、地域リーグで試合前『君が代』は初めての体験ではないか、と。

関東L1
浦安 1-0 東京23

浦安は、率直に言ってコーヤがいない====ThisIsTheErrorMessege====分だけ正確に弱くなっているという印象が強い。攻撃の引き出しの数も質も下がっている。一方の東京23はいい出足でゲームの流れを作ってるけど、この暑さで90分出来るの?って感じ。すると、やはり前半の途中から動きが遅くなって、それを狙ってたかのように浦安が縦に突破を仕掛けるようになる。当然、ファールも増える。そうすると、浦安には村田翔がいる。CB笠松のヘッドで浦安先制。結局、これが決勝点になるのだけど、魅力的なサッカーをしてたのは23の方だった。違ったのは、浦安にはいた村田翔が23にはいなかった。ただ、どっちも首位を走るVONDSをマクるには何かが足りないような気がする。浦安はコーヤの存在だろうし、23は「魅力的なサッカー」に「勝ち切るサッカー」を加えるリアリズムとでもいいますか。ただ、どっちも岩手全社にはガチで臨んで来るでしょう。愉しみ。

バスで東西線の浦安駅に出て、浦安→日本橋→青山一丁目。表参道ヒルズで「ころーん」のなった眼鏡屋の本店というか工房はこっちにある。眼鏡の修理に1時間近くかかるというので、忘れていた昼飯を喰って(笑)あとは外苑入口のベンチでぽけーんと過ごした。眼鏡を直してもらい、青山一丁目→渋谷→菊名→小机。ああ、なんとか間に合ったな……と思いながら歩く。見えてくる新横浜のデカいスタジアム。ぼくの前を歩く親子。こどもは小学校の中学年くらい。隣の友達に「なあ、ここでワールドカップの決勝やったんだぜ。知ってた?」すると父親が「お前が産まれる前な」と、一言。嗚呼、ぼくは緩やかに死んでゆく、いつも少しずつ死んでゆく。====ThisIsTheErrorMessege====
席はガンバ側の隅っこ。初めは正面ゲート前の案内の兄ちゃんにガンバ側ゴール裏に行けと言われ、行ってみたら今度はその席は正面のゲートだと言われ、この一連の過程でモバイルブースター用の充電ケーブルを落としてなくす。

J1
横浜FM 1-1 吹田

ハンドのPKでマリノス先制。しかし、当たり前というかどっちのサポも怒るだろうと思うけど、やっぱりJ1は関東1部とも違うしJ2のボトムズとも違うね。しかし、そんな感嘆は後半の途中で発生した地震ですべてが異次元に狂い出す。ぼくは東日本大震災の時は東海地区にいて電車の中にいたので実はわからなかったのだけど、「地震の揺れ」というより「地面ごと揺さぶられている」ような。プレーしている選手達も気づくような、そんな揺れ方に試合は中断。震源は小笠原だそうで、それでこの揺れなんだから相当大きい地震なんだろうというのはわかった。
でも、スタジアムから外を見ると、横浜戦は普通に動いているように見える。この日の宿は埼玉県の深谷で、普通に試合終了まで観ても宿に着くのは23時半。地震で15分は試合が遅れたので、これは最後まで観るのは無理だと後半30分過ぎにスタジアム離脱。おかげでガンバの同点ゴールは観れなかった。
普通にやって来た横浜戦。しかし、車内放送で緊張が走った。「京浜東北線は運転を見合わせています」。つまり、東神奈川まで行っても身動きが取れないということ。菊名から東急か、仲木戸から京急か。目的地は深谷なのだし、山手線が止まっているという情報はいまのところない。渋谷から埼京線で赤羽が得策だ、振替輸送もやっているということなので、菊名で乗り換え。渋谷までは順調に動けた。そのまま地下鉄で上野も考えたけど、とりあえずJR駅へ……と向かってみて驚いた。山手線も埼京線も動いてない!埼京線ホームはごっちゃごちゃ。ここで20分近いロスが出たが、駅員さんの「上野から東北線・高崎線が動き出しました」との放送で銀座線利用を決意。ここでも振替輸送でそのまま乗れたし。
上野駅では前橋行が発車直前だった。「次の高崎線は発車の見込みが立っておりません」って、このラッシュ並混雑の電車に乗るしかないじゃん。とにかくこの電車は前橋に向けて動き出した。ようやく上り電車も動き始めた感じ、ではある。とにかく、このままいけば深谷にはたどり着けるし、大宮で乗ってきた清楚なお嬢さんが眼福だった(笑)のでさほどダメージもなく行田まで来て、あと3駅……。

「お客様にお断りをいたします。この電車は次の熊谷止まりとなりました」

……………寸止め?(苦笑)

とはいえ、この電車のすぐ後を大宮仕立ての高崎方面行きが追いかけているらしい。そういえば、大宮で停まってるのを視たもんなあ。まあ、やむを得ん、あと2駅だ。と熊谷で電車を乗り換えて次の電車に。籠原で前5両を落とすと発車……のはずが動かない。
「お客様にお知らせいたします。ただいま、この電車の乗務員がおりません」

……………寸止め?(苦笑)

もう次の駅は深谷だってのに、ここでも15分近くだか待たされた。籠原駅の助役さんっぽい初老の職員さんが急遽車掌を務めることになったようで、ようやく発車。ホテルには事前に電話しておいたけど、投宿したのは1時過ぎでした。まあ、この大混乱の中で、しかもモバイルブースターの充電ケーブルをなくしたおかげでスマホを利用出来ない情報不足の状況で90分程度の遅れで深谷に着けただけOKでしょう。

2015年05月31日

当初の予定では、早めの電車で高崎から新幹線で上田に行って別所温泉でゆったり……のはずだったが、さすがに昨夜のアレでは無理。上田から上堀グラウンドに歩く途中にあるイオンの携帯電話屋でモバイルブースター用ケーブル購入。ああ、これで一安心だ。歩くこと25分。なかなかサッカー場が見えてこなくてやきもきしたけど、無事にたどり着けてよかったよ。上田にサポがいるのは知ってたけど、東御にもちゃんとサポさんいるのね。

北信越L1
上田 1-8 東御

以前も書いたかもしれないけど、とにかく“無料試合のS”君と上田ジェンシャンとの相性は最悪。この試合も先制されたものの、10分後には同点に追いついて、「Sの呪いもここまでか」と思ったぼくが浅かった(笑)。暑さのせいもあるか、上田の選手が止まりだしたらもう入れ食いのタコ殴り。上田が精神的に切れちゃったというより肉体的に切れちゃったという感じ。これでS君の観戦歴において上田の得失点差はマイナス30を超えた、とか。「そのうちに会場の入口で上田サポに『あなたは“無料試合のS”か、あるいはそうであったか』って訊かれる====ThisIsTheErrorMessege====ようになるぜ」と冗談をかますと、S君は「自分が既に観ている会場でやりさえすれば、観に行かない」と即答で返してきた。なるほど、その手があった(笑)。
しなの鉄道の信濃国分寺駅までだと歩いて15分。信濃国分寺→上田→長野→岐阜。昨日の移動トラブルの疲れがまだ残っていて、これはもう寝るしかないと上田駅で駅そば大盛りをすすってからワインを買って『しなの』で呑んで寝る。しかし、大阪『しなの』に乗れるなんて僥倖というしかない。おかげで、長良川の試合開始に間に合ったぞ。

J2
岐阜 1-1 水戸

典型的なボトムズの試合で、特にどうということもなく。不調同士の対戦だけど、プレーに“目的”があったのは水戸の方だね。前半はとにかくロングボールを深谷の裏に放り込むのを徹底。これでCBの脚を使わせておいて、後半はつないでパスでの崩しを図る。哲二さんの作戦は間違ってなかったと思うよ。間違ってたとすれば、後半のそれを実現させるだけの選手スキルがなかった。ウチは相変わらずなんで、特に書くことなし(苦笑)。ヘロヘロで帰宅となりました、とさ。


で、翌週は大方陸上で四国リーグのはずだったんだけど、週なかばにアイゴッソ、トラスターの両チームの公式サイトで明らかにされた大方陸上→大方球への会場変更。これで、四国まで行く必要が全消失。遅くまで仕事をしていたS君は、勤務を終えた夜にぼくからのメールでその事実を知り「空がまぶしいぜ………」って、ついに壊れたか?(笑)
ぼくはぼくで残った切符の処理をしないと。なにせ乗車券は豊橋から窪川ゆき、名古屋~岐阜は飛び出し乗車で車内乗車券を出してもらっている。「名古屋まで使った」という証拠がない。仕事帰りに名古屋駅の精算所でこれこれしかじかと事情を話し、乗る予定だった名古屋→岡山、岡山→土佐入野の特急券を提示してようやく名古屋での下車印を押してもらえた。これで未乗区間の払い戻しなどが出来る。S藤ちゃんの店に行って、残ったセットをまるっとその翌週の中国リーグ・ハシゴのセットに変更してもらう。いつも面倒な切符ばっかりでごめんね。しかし、これで四国リーグを新規ピッチで塗るのは不可能になった。もともと、北海道リーグが塗れるはずじゃなかったんだし、まあそれはしょうがないか。

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