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国内グリーンゾーン撲滅ツアー(八戸観戦編)
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さすがに目覚ましを使って5時半に起床。朝風呂だけサクッと浴びて、仙台駅へ。雨は止んだようでなによりだ。『はやて』自由席====ThisIsTheErrorMessege====に乗り、シートひっくり返してのんびり北上しようと思ったのだけど、意外と途中から乗ってくるのね。ひっくり返したシートは北上で戻さざるを得なかった。寝不足でゆるゆると過ごしているうちに八戸着。相変わらず、駅前は閑散とし切っている。

八戸駅で引換券を“えんじょいカード”に交換。付属のチラシによると、これから向かう八食センター====ThisIsTheErrorMessege====での飲食にも特典があるとのことで、これまたラッキー。
センターに着いたのは9時過ぎで、目当ての回転寿司屋が開くまでの1時間弱を市場をうろうろしながら過ごした。とにかく海の幸が充実していて、岐阜県民には羨ましい限り。キチンとパックしてあるものは、ウチの近所のスーパーと値段は変わらないけど、いわゆる“切り出し”モノや、生身で並べられている鮮魚類はかなり安いとみた。
試合会場周辺の食料調達設備に関する情報がないので、テイクアウトでうに丼を頼む。うにを卵で閉じて載せてくれる。「500円のと700円のがあります」と言われて500円のにする理由などどこにもない。“えんじょいカード”特典で1割引。

さて、10時開店の回転寿司。当然ながら1番乗り。バスは10:27に出るので、20分でどれだけ食べられるかが勝負。讃岐で鍛えた胃袋が試される時だ。
しかし、何が驚いたって、東海地区の回転寿司では視たこともないネタがぞろぞろ回ってくるのに真剣に驚愕。メバルにサメガレイにカジカにソイにイサキ。メバルにソイがコリコリしててめちゃ美味。
かつて読んだ高校サッカー漫画で、練習試合の遠征で静岡に行くシーンを思い出す。まさに日本晴れという晴天にぼこーんと浮かびあがる富士山の美しさに「静岡のヤツらはこんな素晴らしい景色を日常にしているのか!許せねえ!燃えてきたぜぇ!」と見当違いの盛り上がりをみせるのだが、ぼくにしても「八戸のヤツらはこんなうまい寿司をリーズナブルに喰ってるのか!許せねえ!」ってなモンである。うっすらシャリが見えるヤリイカが150円皿でぞろぞろ回ってくるのにも、羨ましいやら恨めしいやら。気がつけば、15分で13皿も喰ってしまって腹いっぱいだ。ここでも“えんじょいカード”特典で5%まけてもらう。これだけ喰えばほぼ1皿分。小さくはない。
また八食センター100円バスで八戸駅に戻り、すぐに市営バスに乗り換えて中心街====ThisIsTheErrorMessege====へ。軽米に続いて2度目とはいえ、旅人には結構わかりにくい。三日町で降りて、六日町まで歩く。南部バスの市ノ沢行に乗って、南に向かうこと30分強。南郷区役所前についた。“えんじょいカード”のエリアはここまで。もっとも、目的地“道の駅なんごう”は次のバス停なので特に問題はないのだけど、運将氏に訊くと“道の駅なんごう”まで乗っても大丈夫との回答。ありがたい。
“道の駅なんごう”バス停のすぐ裏が陸上競技場だった。アップを始める選手の近くの方に訊くと、13時試合開始で間違いない。いやあ、よかったよかった。1時間近くあるので、“道の駅”の建物に行ってみる。

地元物産が多く並んでいて、結構な賑わいをみせていた。『南郷そば』を強くアピールしていたので、屋台でかけそばを1杯。つなぎが弱く、かといってそば臭くもなく、素朴な味わい。店内には名前だけは聞いたことがある“ひっつみ”====ThisIsTheErrorMessege====があったので、めんつゆとともに購入した。奥の方にはレストランもあったけど、さっきの13皿の回転寿司とかけそばで、もう喰えねえ。

競技場に戻る。管理棟の横に観戦用スタンドなど何もなく、これはゴール裏のさらに奥の土手から視るのが一番視やすいとの判断で、ゆっくりのんびり観戦することにした。ヴァンラーレ八戸。名前はカッコいいが、5部に昇格したばかりの八戸工業OB隊と6部の南郷SCの合併クラブだ。対戦相手は、軽米観戦====ThisIsTheErrorMessege====の際に陸自八戸をチンチンにノした北都銀行。どんなもんなのか、と。

いやいや驚いた。ヴァンラーレがいいのですよ。前線で激しくプレスをかけてボールを奪うとすばやく展開、という基本がちゃんと出来ている。5部に来たばっかりでこれが出来るのか。もっとも、だとすると90分保たない可能性も高いので、得点機会にちゃんと奪えるかが勝負なのだが、前後半に1点ずつ挙げて、これはもう見事な勝利としか言いようがない。プレスがかかる前に後方ラインからドカンドカンやられるとDFが大丈夫かという心配はないではないが、このサッカーが続けられれば降格の心配はいらないんじゃないだろうか。この日の観客はぼくを含めて19名。八戸市民を巻き込めるかは今後の活動次第だが、がんばってほしい。
かくして、無事にグリーンゾーン撲滅に成功した鋳造だった。グリーンゾーンの残りが青森だけになったのは昨年10月6日の佐賀観戦。====ThisIsTheErrorMessege====7ヶ月で課題をクリアーしたことになる。

試合が終わって20分で、八戸行のバスが来る。1日6本のバスでこの接続なら文句なし。しかし、中心街まで行くと八戸駅からの新幹線に間に合わないので、二ツ家というバス停にタクシーを呼んでおいて、そこから駅直行というプランを描いた。結局、700円で購入した“えんじょいカード”は特典割引分も含めて2,000円分活用した。これは便利。

タクシーの運将氏は「八戸の海の幸を愉しむなら夏ですよ。『あわびの丸かじり』なんかどうです」と挑発的なコメントを繰り返す。うぐぅ、また来いと。八戸長根で9/17に開催予定があるが、9月だと『あわびシーズン』終わってるだろうなあ。それより、ホントに八戸長根でやってくれるのかどうか。八戸駅近くの土産物屋で、昨夜の仙台でお勧めいただいた日本酒『陸奥八仙』を購入して、ホームへ。階段からの眺めは、ManchesterPiccadilly駅====ThisIsTheErrorMessege====のようだ。

新幹線で仙台へ。八食センターで昼飯用にと買った“うに丼”を車内で食べた。もちろん冷めてはいたが、卵とじにうにの塩味が効いていい感じになっていた。たしかに、八戸はまた訪れたくなる街である。


ぼくは新幹線を仙台で降りて、NHで常滑に飛んで帰宅したのだけど、時刻表によると実はそのまま新幹線で東京まで出て名古屋に向かっても到着時間はそれほど変わらないのだった。八戸=東京が3時間強。すごい時代になったものである。

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