吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2012/04/21◆吉田鋳造の夕陽と4月
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夕陽を見た話。

休みを利用して知り合いの歯医者さんへ。ちょっと心配事があったのだけど、診てもらったら無問題。これは安心。なんだけど。

途中でガステーブルの買い替えとかもあったんで、その歯医者さんへは『あたしのマジェ』で向かったのだけど、なんだか露骨に不機嫌。信号待ちとかでアイドリング状態になるとすぐにエンジンが止まってしまう。走行中とかスロットル開けてるときはいいから走ることは出来るのだけど、スロットルをオフにするとすぐ停止。だから、信号が青になる直前にエンジンかけて「ぶう~ん」と噴かしてそのまま走行開始にしないといけない。とにかく買ったガステーブルを持ち帰ってから購入店に『あたしのマジェ』を修理に出して、そのままP屋さんへ(笑)。ちょっとだけど久しぶりに勝った~と喜んでいると単車屋から電話が来た。それはまさに“不幸の電話”。


夕陽? もしかして、夕陽?!


夕陽====ThisIsTheErrorMessege====は考えてなかったわあ~(泣)。単車屋の大将によると「もうコイツにはカネかけない方がいい」というくらいにまでエンジンにガタが来ているのだそうだ。ひあああああああっ。Pで何千円勝ったと喜んでいる場合ではない。その勝利額の100倍のカネが出て行くことになった。

とはいえ、購入9年で走行距離58,000km超だから「よく走ってくれました」と供養して差し上げてもいいのかもしれない。高速1000円時代は1日で岐阜各務原から大鰐弘前まで高速走り詰め====ThisIsTheErrorMessege====もやったし、フェリーに乗せて志布志港までも行っている。

というわけで、4月になって買ったのは三代目『あたしのマジェ』。もうさすがに東北だ九州だもないだろう====ThisIsTheErrorMessege====から、しばらくは保ってくれるでしょう。岐阜隊のステッカー貼りたいんだけど、いまは単車に貼れるタイプがないんだよなあ。

2012年4月1日
JFL/本牧4-1藤枝

昨年の地域決勝で本牧サポが「舞に1回も勝てなかった」とボヤいてた====ThisIsTheErrorMessege====のが記憶の片隅にひっかかってて、それで新規ピッチということもあって横浜まで行くことにした。

三ツ沢陸上競技場は「晴れてよかったね~」ってくらいに雨天時には厳しそうな会場だった。本牧には昨年の地域決勝で愉しませてもらったので、Tシャツとタオマフを購入する。タオマフは、サッカーとは無関係に夏のサイクリングとかで活躍しそうな気配。ちゃんと「from HONMOKU」って書いてあるんだね。現場は「クラブスタッフが総出で必死になって運営やってますっ」感満載で、なんか応援したくなる感じ。

試合は、決めるべき時にキッチリ決めた本牧の完勝。舞ちゃんもカウンターで本牧を脅かすこともあったのだけど、西山の退場で終わっちゃったかな~。今後もちょっと苦戦しそうな感じ。
一方の本牧も、いまはいい調子でいいサッカーが出来てるけど、夏が近づくと必ず止まるとみた。毎週末に往復するストレスって相当なモノ。クラブそのものも含めて、タフネスを問われるだろう。けど、全国で戦うって、そういうことだ。

2012年4月8日
J2/岐阜0-1京都

急に暖かくなって、長良川の桜も一気に咲いた。京都を叩いて一気に岐阜隊も開花!といきたいところだけど、ちょっと不安だったのが“屋台村”の様子。普段より明らかにアウェーサポの数が多い。さすがにガスイナゴが群れになって襲ってきた(苦笑)時とは違うが。知り合った京都サポさんによると、西京極もグルメ的視点では厳しい評価なのだそうだ。
で、試合開始の頃には、不安が現実のものに。いわゆる“軍服武装隊”は明確に京都の方が多かった。“道三まつり”と重なったとかもあるけど、この天気でお客さんが来ないのは、ちょっと厳しい。

試合。正直言って、試合終了後にしばらく動けなくなってしまったくらいの脱力感。「サッカーの神様なんていないんじゃないか」とさえ思った。
岐阜は悪くなかった。全員が必死になって守った。得点の気配は1オングストロームくらいしかなかったけど、京都のフィニッシュが雑だったこともあって、「これはもしかしたら勝ち点1が獲れるんじゃないか?そうしたら、厳しさが続くシーズンの中でわずかに光るその先の光の輝きが少しだけ増すんじゃないか」という期待。岐阜隊は90分ホントに耐えた。けど、93分は続かなかったのだ。京都は試合開始からずーっとボディブローを撃ち続け、最後の最後に原一樹を投入して「戦力差って、こういうことさ」とばかりに最初のプレーで疲労困憊のウチのDFをぶっこ抜いてくれた。
試合後のG裏武装隊の反応は、『励まし』と『罵倒』が混ざり合った複雑なもの、のようにメインでは聞こえた。救いがない。「救いようがない」んじゃなくて、『救い』がない。去年より、ずっとずっとやってるサッカーの内容はいい。でも、得点が挙げられない。攻撃を動かせる選手の不在は相当に深刻だ。守備がどれだけがんばっても、いずれは疲労から警告も増えていくだろう。チームとして保てなくなってしまうんじゃないか。そして、一般のお客さんが「内容はいい」で応援や観戦を続けてくれるというわけでもない。

2012年4月14日
『火祭り』の黄昏。

2年前に真剣に腰を抜かした====ThisIsTheErrorMessege====岐阜市・手力雄神社の火祭り。昨年は震災直後ということで開催自粛。2年ぶりに、岐阜市の東端が火薬クサくなる日がやってきた。

じゃからんと午後からお出かけ。せっかくなんで、とイオン各務原で買い物をしてから現地に向かう。実は両者はそんなに離れていない。歩いても30分かからないくらいだ。バス通りから離れて住宅街を歩いていくと、遠くから男達の声、それに混ざってうっすらと爆竹の燃えたニオイ。もう始まってるんだ。
神社から男衆が戻ってくる。芋島地区の皆さんだ。飾り神輿を載せる台と思われるものを担いでいるから、先に神社で御祓いを受けておくのかな。問題発言になっちゃうのかもしれないけど、法被に鉢巻の勇壮な“祭り”の男衆には「銜え煙草」が似合う。
神社に入ると、本祭りの開催には時間があるので雰囲気も穏やかだった。この時間に神殿で御詣りを済ませる。祭りが始まったらそれどころじゃない。ちょっと早く着き過ぎたかな。

午後6時になると、神社の前に鐘の音とともに爆竹のニオイが戻ってくる。それとともに、境内の正面入口と中には見物客が大勢。奉納される飾り神輿が境内の入口で練られ、一緒に爆竹に点火される。すごい音、すごい煙、すごいニオイ。祭りの男衆が蚊取り線香を銜えていたのは、爆竹に火を点けるためだったのだ。飾り神輿のデザインは多種。伝統的な“神輿”もあれば、鵜匠さんだったり、ミナモだったり。今年はタツ年なので龍もいた。あと、“ワンピース”の船らしきものも。2年前に燃えあがったガンダムは今年はいなかった(笑)。
飾り神輿がすべて境内に入ると、実行委員長(?)さんの点火宣言がされ、13地区の櫓灯篭に順番に点火されていく。灯篭の下には爆竹や花火が吊るされているので、風向きによっては燃えカスや火の粉が観客のいるエリアにも降ってくる。ぼくの近くのいた御婦人はロングドレスみたいなのを身につけていたけど、この祭りに着飾ってやってくるのは意味がない(笑)。
灯篭にすべて火が点くと、次は“滝花火”だ。上半身裸の男達が降り注ぐ火の粉の中で神輿を練り、鐘を打ち鳴らす。中には終わってから神輿をなかなか元の詰所に戻さない地区もあって、運営から「戻りなさい!」と強く指導されることも(苦笑)。火の粉の雨の中で神輿を練った男衆は、一種の“トランス”状態、なんだろうなあ。

祭りはまだ続いてたけど、ぼくらは滝花火がすべて終わったところで撤収。岐阜駅で近江ちゃんぽんを食べて帰ってきた。後でわかったのだが、じゃからんは飛んできた火の粉で左腕に小さく火傷を負った。

2012年4月15日
全社岐阜予選/岐阜セカ13-0各務原BROTHERS

杭瀬川Bってのが東なのか西なのかわからずに、三代目マジェで行ってみると、果たしてBピッチは東側だった。わあいっ1ピッチ増えた♪。====ThisIsTheErrorMessege====じゃからんが「アッシュ・リンクスみたい」と評する柳澤君====ThisIsTheErrorMessege====は登録の関係でこの試合はまだ出られないらしい。残念。

舞がJFLに抜けて、本命不在っぽい今年の東海1部では選手層を考えたら確実に優勝争いに入りそうな今年のセカ隊。各務原との実力差は明らかで、それでいて哲也監督の指導が厳しいらしく全員がサボらない。そりゃ13点差つくわ。開始1分02秒の豪くんの左足ミドルに驚かされ、その後もゴールの山を築いていく。とにかくFW遠藤がキレキレで、前半でハットを決め、その後も容赦なく相手ゴールに叩き込んでいく。残り10分くらいで8ゴール、トリプルハット行けるかも?と思ったさ。で、そのチャンスが来たさ。相手ゴール前で遠藤の前にボールがやってくる、GKもDFもいない完全フリー。ゴールラインとの距離、50cm(本人談)。


ふかすかあ?!


クロスバーの高さは2.44mだから、計算すると打ち上げ角度は78.4度になる。高射砲ではないか(笑)。その瞬間のセカサポの状態は写真の通り。いやあ、さすがは遠藤、エンターテイナーの資格十分。もちろんわざとロケット打ち上げたわけじゃないのだけどね。その後も遠藤からはゴール生まれず。試合後に本人に訊くと、はじめは「ファンサービスです」なんて笑ってゴマかしていたが、「(あの大フカシで)交替させられるかと思った」と。いや逆に『最後までやれ』ってのが監督のペナだったかもしれんぞ(笑)。

とにかく今年のセカ隊はすごくいい状態に仕上がっている。ちょっとピークが早過ぎない?と思ってしまうくらいだ。柳澤君も次の試合からはOKらしい。

2012年4月15日
J2/岐阜1-0北九州

この日も大きくスタメンをいじってきた。けど、樋口も池田もベンチからはずしてくるとは思わなかった。あと、ついにセッキーをCBで使ってきた。セッキーが跳ね返し役だからかCBのペアはシュート。で、ハンジェを後ろで拾い&つぶし役にして服部さんが前目。
この布陣が、ワンボラのギラQ相手にピッタンコにハマッてしまう。元・岐阜隊の新井が引き気味になってしまったこともあって中盤で球が拾える拾える。間違いなく、これまでの行徳・岐阜のベスト・パフォーマンスだ。でも、それで勝てるかは別問題。勝つにはゴールを奪わなければならない。なにせ7試合で3ゴールだ。しかし、中央からマサトの浮かせたパスに反応した廣田が右隅に叩き込んでくれた。そう、ああいうパスが出せる選手が今年のこれまでの岐阜にはいなかったのだ。こうして、ようやく『先制点』を獲ることが出来た。
この試合、行徳さんの交替策はすべて納得できるものだった。けど、まさかトリプル・ボランチの4-5-1にしてガッチリ鍵かけてくるとは思わなかった。必死になって1点のリードを守りきった岐阜隊は今季初勝利。“軍服武装隊”も心の底から万歳4唱をすることが出来ただろう。

それまでも光は見えていた。それは昨年までとは大きく異なるところなのだけれど、光が見えているのに結果が出ない。だから、その光を信じ続けていいのか?という気持ちはどこかにあった。試合終了後の会見で行徳さんも言っていたことだ。もちろん、この1勝ですべてがうまくまわっていくなんて思っていない。それでも、この1勝で一歩だけでも気持ちを前に進めることが出来る。やっぱり、勝つっていいね。

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