吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2011/04/15◆6つめの名前で出ています
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4月になって、地域リーグが少しずつ開幕し始めた。延期開幕を発表した関東====ThisIsTheErrorMessege====と、開幕日が未定の東北を除く地域では、どうやら予定通り。で、手元に『のびのび』が1枚残っている。お、10日に加茂の新潟経営大で試合があるぞ。しかも、相手がFC北陸。この時点で選択の余地は消失。9日に勤務を終えて、高速バスで松本に行って泊まる。10日は『のびのび』使って松本~加茂を往復して再び松本泊。11日は朝イチの高速バスで戻る。完璧じゃん。
しかし、池袋で『クラシコ』を観て事情は変わった。松本に泊まるのなら『まるちゃん』を訪れないでなんとする。往復とも高速バスだと、土曜の松本着が遅くなってしまって『まるちゃん』で呑むのは時間的に厳しい。行きはJRで帰りは高速バスだと、交通費は4000円以上も高くなる。====ThisIsTheErrorMessege====しかし、この時のぼくはそうは考えなかった。「4000円出せば『まるちゃん』で呑める」。果たして、こういうのをポジティブ・シンキングと呼ぶ……のかしらん(笑)。とにかく、9日土曜は普通に勤務を行い、午後6時40分発の『しなの』に乗車。名古屋駅で晩飯を喰う時間を考えて指定席にしたんだけど、がらんがらんでした。

さて、松本駅前のホテルにチェックインして、歩くこと10分ちょっとで『まるちゃん』に着く。店内にはカウンターに男性客2名のみ、でもテーブル席には皿やらなんやらがいっぱい出ていたので、団体さんが帰ったばかりのようだ。ぼくもカウンターの隅席に座らせていただく。
で、芋焼酎の水割りをいただきながら男性客2名の会話を聴いていたのだけど、お二人はやっぱり山雅サポさんだ。しかも、数分と経たないうちに岐阜隊との練習試合の話が出てきて、そこで黙って聴いているような理性は用意していない(笑)。『クラシコ』の感想とか、長野隊がJFLに上がってきたことの率直な感想とか、いろいろ伺い、そして話し。でも、2年前の地域決勝の話になった時に「岐阜サポで『あの客の入りは“地域決勝”じゃねえ』って書いてるひとがいて」なんて話が出てきて、「あー、それ私です」とは名乗れなかった。申し訳ない。男性客のおひとりは途中で帰られたのだけど、クラブ運営という部分で岐阜隊の事情を知りたかったご様子。
前夜に池袋で舞台挨拶を行い、その後で浦和のリキに行ったらしい『まるちゃん』の大将は、さすがに少々お疲れのご様子。この大将が酒が入るとどうなるか?は『クラシコ』のお愉しみではあるのだけど、1時間ちょっとで失礼させていただく。ホントはもっとゆっくりじっくり呑みたかったけど、ゆっくりじっくり呑んだら翌朝が使いモノにならないのは明らかだし(苦笑)。

この夜の『まるちゃん』でわかったことは、山雅サポの方々が松本山雅というサッカークラブの『存在』そのものを心から愉しんでいるということだった。ほろ酔い加減で川沿いの道を松本駅方面に歩いて戻りながら、ぼくが2年前の地域決勝の時に感じたこと====ThisIsTheErrorMessege====は間違っていなかったと思った。このクラブは、危険だ。


4月10日。朝イチの電車で長野へ。駅前のマックで朝飯かなあ…と思っていたのだが、まだ朝8時近くだというのに「お年頃」のお嬢さんに店は占拠されていた。駅前のバス乗り場にもお嬢さん達。なんでも、平成なんたらとかいう方々====ThisIsTheErrorMessege====のイベントがあるらしい。サポーターの行動力もトンデモだと思うけど、彼女達とかタケノコさん達の行動力も相当なモンだと思うぞ。松屋の朝定食で腹ごしらえ。

普通列車『妙高』号で北上。この列車、時刻表でもよくわかんなかったけど乗ってみてやっぱりよくわからん。====ThisIsTheErrorMessege====途中、豊野あたりで爆睡してしまい目覚めたら妙高高原。雪じゃん。新井で乗り換えて快速『くびき野』。直江津で結構乗ってきて、6連ってのは結構妥当な輸送力かもしれない。『のびのび』シーズンではあるけどね。
東三条で降りるのは、いつ以来だろ。地方競馬をウロウロしてた頃====ThisIsTheErrorMessege====以来かもしれない。三条系ラーメン『松本商店』で、メニュー名に挑戦されている気がして“大油つばめ中華”を頼んだのだけど、スープが想像以上に淡泊で、あ…あれ?って感じで食べきってしまった。ちょっと『杭州飯店』の印象====ThisIsTheErrorMessege====が強過ぎたかな。

1パチ屋さんでちょっと時間つぶしをして(苦笑)、東三条から加茂へ。着いたのは13時半で、試合開始は15時。十分間に合う時間だけど、それでも不安。なにせ地域リーグだ、開始が14時に、いや13時に変更になってたらどうしよう。やっと見つけた穀町バス停でも使える時間にバスはなさそうだったんで、一気に歩いてしまえっ!と決意して北へ向かう。途中の加茂川で鯉のぼりが見れたし、陣ヶ峰の駅跡====ThisIsTheErrorMessege====も拝めたし、そんなことしながらでも35分くらいで新潟経営大学フィールドに着くことが出来た。まだピッチでは練習が始まったくらいで、いらっしゃった関係者氏に訊いたら試合開始は15時で変更なしとのこと。よかった~。

北信越リーグ2部:09経大FC×FC北陸。経大FCの方はいわゆる“2軍”チームらしいとして、ぼくが加茂で観戦することに決めた最大の理由が、FC北陸。
もう8年になるんだ。「松任オレンジモンキー」というチームの試合を観てから。====ThisIsTheErrorMessege====このクラブは、それから→松任FC→フェルヴォローザFC→フェルヴォローザ石川・白山→ゴールズFC→と名を変え、今年からFC北陸に。松任オレンジモンキーの前は浅学につき存じないけれど、把握しているだけでも6つの名前を経験している。8年で名前を5回も変えたってのも相当なものだが、ぼくはそのうちフェルヴォローザFC以外の名前で戦うこのチームの試合を観た。FC北陸が5つめ、ということになる。実は、この雑文を書くまでFC北陸は北陸大の“2軍”だと思いこんでいたけど、ゴールズから4人が残っているんだね。====ThisIsTheErrorMessege====現地でプログラムを譲っていただけないか?と女子マネさんに話したのだけど「販売はしていません」ということだったので、帰宅してからリーグ公式サイトで調べて初めてわかったのだ。ちゃんと調べておけばよかった。

試合は、経大3-4北陸。中盤はほぼ経大のモノにしてたけど、それにしては決定機の数が互角っぽかったのが気になった。経大は中盤は作れているのだけど、競り合った際には北陸が勝つというシーンが多かった気がする。あと、経大はDFが軽かったかな。後半が始まって少ししたとこで7~8分で3失点はまずいでしょ。綺麗なサッカーをしたのは経大だけど、試合に勝てるサッカーをしたのは北陸だったって感じかな。その“強さ”を支えているのがゴールズから残った4人だとしたら、なんか嬉しい。逆に経大の方は、先日の滋賀でも感じたことだけど、どうしてもこの時期の学生チームは選手の入れ替えが多いから、連携の構築とかむずかしいのかもしれない。


試合が終わって、上り坂で30分強で行けるなら帰りも大丈夫だろう、と歩いて駅まで。実はちょうどいい時間に大学から市街地へのバス====ThisIsTheErrorMessege====もあったみたいなんだけどね。
加茂から再び『くびき野』に乗って西へ。座れなかったら東三条から春日山までグリにしよう!と思ってたけど大丈夫でした。途中駅から乗ってきた女子高生2名が、ホームにいる他のお嬢さんを視て「ねえねえ、あのピンクいの、ジャニーズだよね?なんかあったのかな」なんて話してた。

せっかく日本海側にいるんで普通なら晩飯は回転寿司なのだけど、なんかいい店が見つからなくて、高田のとんかつ屋で“盛り合せ定食”。「ご飯大盛り」と頼んだら結構な量が出てきてちょっとビビッた。駅からとんかつ屋の雁木通りで、ほとんど通行人を見かけなかった。こう言っちゃナンだが、典型的な地方小都市の駅前商店街の日曜夜って感じだった。駅から高田城へは夜桜観光のシャトルバスが出ていたけど、こちらもほとんど乗客はいなかった。まだ桜にはちょっと早いのか、いわゆる“自粛モード”の影響だったのか、はわからない。
普通電車を乗り継いで松本まで。最終『しなの』との離合で夜の姨捨で4分停車====ThisIsTheErrorMessege====なんてボーナスもついて、松本には23時過ぎに戻ってきた。翌朝、一番の高速バスで名古屋へ。平日だったけど、さしたる渋滞もなく順調に帰宅できた。

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