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travelnotes : domestic
新潟全社(その1、の1)
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金曜日は時間外返しでちょっと早退。関まで行って高速に乗れば飛騨清見まで100kmを切る====ThisIsTheErrorMessege====ってんで、小屋名の先にある岐阜サポお勧め『かかし』で“味噌牛乳ラーメン”を食べる。名前からは少々壮絶な味を想像してしまうが、ちょっとまろやかだけど標準仕様の味噌ラーメン====ThisIsTheErrorMessege====でした。
ここまで来ると関ICじゃなくて美濃ICの方が行きやすい。高速をたったか北に走ると、当たり前だがどんどんどんどん寒くなる。ぎふ大和PAで中にセーターを着込む。これが正解。ひるがのは4℃ですか!SAにも寄るけど、さすがにソフトクリームは喰えません。ホットコーヒーを飲んで、飛騨清見で降りて卯の花街道で古川、そこから峠を越える。前を走るのは神岡行の最終バス。流葉で停車、抜いていく際に車内で女子高生が友達に「じゃあね」と手を振っているのが見えた。でも、峠越えを走ってみると、やはり古川と神岡をくっつけて一つの“市”にするのは無理があると思うよ。せっかく神岡に来たのだから、奥飛騨温泉口駅構内にあったクラシック喫茶====ThisIsTheErrorMessege====はどうなっているだろう、と寄り道してみたけど、店がいまでもあるのかすらわからなかった。

そのまま国道を北上して富山市内に。これもネタで考えていた、フロンタ系サポが喜びそうな「カワサキのウハウハ====ThisIsTheErrorMessege====で酒を買う」計画も夜遅くて閉店してて見送り。残念。環状線から8号に入って、魚津の宿に着いたのは22時近く。あー寒かった。コンビニでビールとおでんを買ってきて轟沈。


土曜日。6時前に出発。魚津に泊まったからには!と電鉄魚津。相変わらずひどい。ひど過ぎる。東大手====ThisIsTheErrorMessege====とかと一緒に「街の中の“秘境駅”」として取り上げてもいいのではないか。初発の電鉄富山行を見送りながら自販機のカップコーヒーで眠気を覚まし、次の目標、黒部市生地の湧水群へ。
走っているとそれはすぐにみつかった。一口飲んでみると、ほどよい冷たさ、そしてまろやか。これはいい。さらに北に行くと、住宅街の中にも湧水井戸が。近くのおばさんが洗濯物をすすぎにやって来たので話をする。空からトンビの鳴き声。のどかだねえ……しかし、鳴き声が妙によく聞こえる。空気が澄んでいるから?と見上げると、電線にトンビが停まっている!テレビアンテナにも!カラスじゃない、トンビだ。どうやら住宅街にある魚屋のおこぼれを狙っているらしいが、ぼくが驚いていると洗濯場のおばさんは「今日は少ない。多いときは20羽」なんて、軽くおっしゃる。
面食らいつつも、時間もないので北上。県道に出ると、信号待ちでちょっとした渋滞。……あれ、信号機の上と下がともに赤く点いている。しかも,手前に遮断機。?????。単車を停めて見に行ってみる。うわっ、旋回橋じゃん!====ThisIsTheErrorMessege====
ちょうど漁船が出て行ったところで、道路通行を遮断して橋を回していたのだった。可動橋は筑後川昇開橋で経験済だけど、あれは“残している”もの。本当に「用途として」橋が動いているのに遭遇するのは2度目====ThisIsTheErrorMessege====だが、橋の開通を待つ側になるのは初めて。いやあ、まさに「ここにこんなものが」。これはやばい、生地はクセになる。

朝日ICまで走って北陸道へ。越中境SAで名物“タラ汁”。ふむふむ、美味なり。あとはひたすら「海沿いに、東へ。」途中、北陸道が1車線制限されてて焦ったけど、目的地には10時半には到着出来た。鳥屋野の球技場。
しかし、この混雑ぶりはどうしたことだ。道行くひとも多く、駐車場は満車。普段の全社では『絶対に』視られない光景。新潟国体の実行スタッフが大動員計画をかけた?……わけでは当然なく、単純に球技場の隣の野球場で秋の高校野球北信越大会をやっていたというだけ。こちら、球技場のスタンドは、それはそれは標準的な全社の観客数でした。
1回戦・サウルコス福井×秋田カンビアーレ。福井サポは数名、秋田側はそうした応援の声はなく。試合は、序盤から秋田が鬼プレスを仕掛けて試合を制御、東北1部4位は伊達ではない。しかし、さすがに鬼プレスを80分続けるのは無理で後半なかばからは消耗戦。リードされている福井側から「審判、早く始めて!」とか「タンカ、ダッシュ!」と悲鳴にも似た女性の声が。すると、終了ぎりぎりにFKをヘッドで合わせて同点、延長戦に。もはや秋田は最前線の9番と17番のカウンターしか打開策がない。なのに、この2名で延長前半早々に点と取ってしまう。延長後半なかばには秋田のDF19番が故障、既に交代枠を使い切っているので10人で守り倒すしかない。しかし、残り2分になって福井が右からのクロスを再びヘッドで叩き込んで同点に。サポは大盛り上がり。すると、秋田は故障していた19番がピッチに戻ってきたではないか。明らかに足を引きずっているぞ。本人が出る!と言ったのか、秋田ベンチが鬼なのか。そして延長後半ロスタイム、秋田は攻撃はこの2名だけの9と17で一気のカウンター、9番のシュートはGK必死のセーブを見せるが、こぼれを17番が押し込んだ。秋田が2回戦へ。

地味なカードだったけど、行ってよかった。地域決勝枠が出来てからの全社は『最終予選』としてクローズアップされるようになった。“権利持ち”がどう戦うかとか、“勝負駆け”の生き残りゲームとか。しかし、周辺環境や付加価値がどうあろうと、全社は「負けたら終わりの社会人クラブのカップ戦」であり、1回戦から「明日のことなんざ知らねえよ」とばかりの総力戦が行われるのも、正しい「全社」の姿なのだ。

鳥屋野が延長戦になったので、スワンフィールドの1回戦・サンクくりやま×YSCCは到着時で既にYSCC1点リード。しかし、鳥屋野とは逆にこちらは白熱とはほど遠い内容だった。くりやまは元Jが3人いるはずだけど、うち2名はベンチにもいない。んで、ベンチ要員わずか2名。いくら道北ブロックL得点王でも、YSCCは元岐阜隊の田澤ひとりでどうこう出来る相手ではない。それでも、その田澤が突っ込んでPKもらって1点返すこと、までは出来た。トータル9失点。YSCCは後半途中から、FPユニに黒テープで無理矢理番号を作って?GK平川をFWで投入するのだげど、この平川がすごいのなんの。公式記録だけ視るとGKがシュート3本?!となってしまうが、オフサイドにも引っかかるし、スルーパスに抜け出してサンクGKを交わして流し込む直前まで行くし、とても本職がGKとは思えない足技。試合終了直前にはクロスにヘッドで合わせてゴールゲットまでしちゃう。参りました。

さて、まだ夕方で時間もある、と目指すは燕ラーメン。浅学につき存在を知らず、S君に教えてもらったのだ。単車で行くのなら、と旧・月潟駅====ThisIsTheErrorMessege====を冷やかしてから。よくぞここに電車が…というところ。いまから思えば白山前駅とかはこの世のものとは思えない光景====ThisIsTheErrorMessege====だったよなあ…と、しばしの感慨に浸ったのち、ガソリン屋で道を訊ねつつも到着した西燕『杭州飯店』で、ラーメンと餃子を喰っているS君を逮捕(笑)。って、どうよ(笑)。
しかし、すごいラーメンだ、というか、これ、ラーメンですか?あまりに極太。店員の姉さんが「すみません麺カタは出来ません」って言うのも、納得。豪快な焼き方の餃子もボリュームあり。喰いきった時には「へへんっ」って感じだったけど、後からじわじわ来ましたねえ。S君は新幹線、ぼくは単車で新潟に戻り、Sun'sSon氏も合流して宴会。アルビ系の広島焼屋を教えてもらってたけど、あの燕ラーメンの後では両名鮮やかにギブアップ(笑)。ぼくの新潟のいつもの店で愉しく歓談、土曜の新潟の夜は過ぎていくのでした。

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