吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2009/04/18◆気になるチームの気になる今後
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遠征日記が溜まりまくっているのは承知してます。申し訳ない。転居に伴う環境の変化で、ちょっと文字に向かうペースが落ちているのは事実。ちゃんとなんとかしますので、もうしばらくお待ちを。で、


『FC東京バレーボールチーム、プレミア昇格』。

とにかく「めでたい!」としか言いようがない。このチームは過去に2回(ここ====ThisIsTheErrorMessege====ここ====ThisIsTheErrorMessege====の雑文を参照)観ていて、Vプレミアリーグの現場で展開されるご存知「バレー村」の作法とはまったく相容れない「サッカー村」の作法を持ち込もうとしているTGと緑のサポに感銘すら憶えた。逆に、「バレー村」の作法に接した時====ThisIsTheErrorMessege====には「ヤツらがVPLに参加したらアメリカ中西部に突如イランの飛び地が出来るようなもの」と思ったのだけど、それがついに今年の秋に実現しようとしている。

なんでも、TG×鹿島の試合開始前に味スタでバレーチームが昇格報告を行ったのだそうで。かつてナンバーで読んだのだけど、パナシナイコスだかがUEFA-CL戦のハーフタイムにバスケット欧州選手権でレアル・マドリーを破って優勝したバスケットチームの報告会をやって大歓声を浴びた、という話を思い出しましたわさ。

で、以前の雑文でも書いたけど、Vリーグ機構は『運営基準』====ThisIsTheErrorMessege====というものを公開している。そこには「応援団のエール交換」だのと言った、ガスサポからしたら「はあ?」となってしまいそうな文面もある。他にも『ホームゲーム運営マニュアル』====ThisIsTheErrorMessege====というのもあって、結構興味深く読める。


昔むかし、新日鐵と日本鋼管が2強だった6チームの日本リーグ時代。新日鐵は田中幹保がエースで、鋼管に森田がいてサントリーに太古がいて専売広島にセッター猫田がいて富士フィルムの山田修司はファイナルセットまでもつれ込むと顔面蒼白になっていってアタックした後にちゃんと着地出来なくなっていた時代(苦笑)。すまん、松下には誰がいかた憶えてないや。
ま、とにかくいまから30年前の男子バレーはそういう構造で、結局はチームそのものがなくなった鋼管とフジ以外は8チーム制となった現在もキチンとトップリーグに居残っている。要するに強いところはいまでも強い。そんな中にTGは殴りこんでいくわけだ。

しかし、3年間プレミアに在籍した大分三好が84試合でわずか7勝だったことからみても、とてもじゃないがTGバレーは「プレミアなんて~ららぁらぁららららぁ~らぁ~♪」なんて歌える状況ではない。誠に失礼ながら「果たして何勝できるか」ではなく「果たして1勝出来るのか」ではないか、と。ぼくが観たVPLの試合では、「バレーが1部2部を自動入れ替えにしないのは全面的に納得です」というくらいのレベル差があって。パワーバレー全盛だし、攻撃の引き出しの数も全然違う。バックアタックが普通の攻撃パターンにキチンと組み込まれていて、これは2部ではほとんど視られない。
もしTGが大分三好を抜いてシーズン4勝できたら隅田川でスターマイン打ち上げてもいいような気がする。もっとも、今年はTGバレーを観ていないので、もしかしたらこのあたりに抜本的改善がなされての入替戦勝利、なのかもしれない。


とにかく、成績はどうあれ、バレー2部リーグの現場で感じた圧倒的『異教徒』感が、金属ナトリウム片を水面に落としたかのような化学反応====ThisIsTheErrorMessege====を見せてくれるのを、TGバレーのプレミア初勝利の試合終了後の会場に響き渡る『眠らない街』の大合唱がテレビで中継されるのを想像するだけで本当にワクワクしてくる。シーズンは11月~3月。今年のガスサポはオフなしだからねっ。

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