cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2007/03/13◆また来てしまった東京ダービー
▲home ▲index

果たしてアメリカ中西部にイランの飛び地を作ることは出来るのか?====ThisIsTheErrorMessege====の興味を持って、中河原まで行ったわけです。VPL最下位の大分三好がどの程度なのかは把握した。あとは、現在VCL首位のTGが挑んでどうなのかを視るために。


京王線は何度も利用しているけど、中河原駅を利用するのは間違いなく初めて。駅を降りたのは11時半近く。第1試合の開始まで1時間以上あるし、ダービーは第2試合だしとバスの時間も調べずにやってきたのだけど、府中市の専線小巴====ThisIsTheErrorMessege====が30分間隔であることを知って安心。それでも、そのバスを待てずにタクシーを利用しようとしていた“同好の士”もいた。駅前でラーメンでも食べていこうかと思ったけど、スーパーで弁当などを買って、早めに到着しておくことにする。

会場に入ったのは12時10分。すると、もう第1試合が始まっているではないか。開始はどうやら正午だったらしい。タクシーを使った“同好の士”がいたのはそのためだったのだ。開始から視れなかったのは残念だけど、夕方のスケジュールがタイトなので早めに始まるのに文句はない。と、空席を探していると観戦オタク系の知人にさっくり発見されてしまい、一緒に観ることに。

第1試合はJ-TEKTと大同特殊鋼の、これも強いて言えば“愛知ダービー”。今シーズンの大同はヘタレまくっているはずなのだが、TGはその大同に負けて1敗のはず。対するJ-TEKTは3位や4位あたり。それでも2位は十分狙えるし、あとで知ったのだがあの泉川====ThisIsTheErrorMessege====が所属しているんだね。もっとも、この日は出場しなかったけど。
試合は3-0のストレートでJ-TEKT。ただねえ、2位は十分に射程圏内でも入替戦で結果を求めるのは酷かもしれない。VPLでぶっち切り最下位の大分三好とやってもすみざりーんの木端微塵にされるだろう。いわんや堺とかが相手になったら。両チームともスパイクサーブをほとんど打たないのは、おそらくキチンとコートに落とす技術がないからだろう。そうなるとサーブカットがセッターに入って当たり前。バックアタックもほとんどなく、クイックにブロードにオープン。これでブロックが振られてしまうのだから、とにかく淡白な印象しかない。試合は70分で終わってしまった。さて、問題は次だ。


大同側は応援団がいなかったので第1試合の時点で緑サポはダンマク準備完了。一方のTG側は、試合終了を待って続々とダンマク準備。その最中の1時20分には緑サポは既に歌いだしている。人数は十数名。昨年より少なく感じるのは、主力を愛媛戦に取られているからだろうか。TG側は、開始10分前に満を辞して『ゆるねば』の大合唱。人数にして数倍の差がある。歌い終えると、両サポの挑発戦。でも、ケンカしているというよりわかってて挑発合戦をやってるという感じがした。
TGはこれまで1敗。この試合をモノにすれば残り4節で要注意はつくば戦程度。十分、優勝を意識することが出来る。対する緑は前日のJ-TEKTとの生き残り戦を落として既に3敗。TG戦を落とすと入替戦出場もかなり厳しくなる。そして、なによりダービーだ。負けるわけにはいかない。TGサポの「弾けよう、府中でも、負けるわけはないさっ」の歌声が響く。試合開始。

試合はTGがいきなり2セット連取。緑のセッター奥田のトスワークが読まれているようで、ことごとくブロックにかけられてしまう。正直言うと、これはチームの勢いの差でサクサクとストレートで終わってしまうかと思った。しかし、さすがはダービーだ。第3セットになると飯塚のスパイクサーブに小柄ながらキレのあるアタックをぶち込む中田学の活躍で初めて緑が主導権を握る。DEUCEになると、徹底してベネズエラ人・カルロスのレフトにボールを集めた。27-25で第3セットをモノにするとカルロスは胸を突き出して雄叫びを上げた。


第4セットになると、TGセッターのトスが読まれ始めたり乱れ始めたりで、ペースは明らかに緑。TGは唯一人右から打てる阿部が後衛に下がると、攻撃パターンが少なくなりブロックにかかってしまう。それではと右から阿部のバックアタックを使っても決定力は高くない。第4セットも25-23で緑が取ってフルセットへ。2セットを連取され悲壮感があった緑サポは俄然元気になり、一方のTGサポからは余裕が完全に消滅していた。
勢いは完全に緑にあると思ったが、最終セットはなんとかTGが踏ん張って15-12でモノにして決着した。14-11から緑が12点目を取って、ここでサーブは何本もスパイクサーブをぶち込んだ飯塚。サッカーで言えば、1点ビハインドで後半ロスタイムにゴール正面でFKを得たような一番の見せ場だったが、ネットにかける危険を気にしたか飯塚のサーブは大き過ぎてラインを越えてしまった。輪になって大喜びのTG選手を、緑セッター奥田がネットにしがみついたまま10秒以上動けずに見つめていたのが激しく印象に残った。


さて、これで大分三好への挑戦権はTGがかなり引き寄せたと見ていい。問題は入替戦だが、飯塚のサーブやカルロスのアタックなど、パワー勝負に弱いところを見せてしまったTGの勝ち上がりはかなり厳しいと考えていい。もちろん、サポが大結集して三好にプレッシャーをかけ続ければ自滅するかもしれないが、入替戦は4/14と15で会場は長岡。メインの蹴球サポ隊は大分に行ってしまうかもしれない。しかし、厳しいが届かない差ではない。『La7』のダンマク通り、“7人目の選手”の大結集で結果をつかみたいところだ。


試合終了後、公式インタビューを終えると、選手がサポの前に集まってきた。リベロの中谷がトラメガを持つと、サポに勝利の挨拶と応援のお礼、そして選手・サポが一緒になって『東京ブギウギ』の大合唱。FC東京バレーボールチームは、当然だがちゃんと「FC東京のバレーボールチーム」になっていた。例え東京ダービーがなくなったっていい。このチームとこのサポがVPLに行くことにはとにかくいろいろな可能性が詰まっていて、考えるだけでわくわくしてくる。

▲top