吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2015/03/30◆3月のサッカー観戦(岐阜隊編)。
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3/15
岐阜 1-0 讃岐

釜玉戦。「アンドレアがサイドに流れてCBを引っ張る」なんてJFL時代から変わってないのに、やっぱり深谷が引っ張り出されてその隙間を2列目に使われてしまう。スカウティングって、やってます?(苦笑)まあ、これは前半途中で「深谷でなくツカサが戻って対応する」と修正されたので大丈夫だったけど、ベンチから修正指示が出たようには見えなかったので、いまの岐阜には『ピッチ上の監督』さんがいるんでしょうか。訊いてみたいですね、『ピッチ外の監督』さんに(笑)。

シュートのポスト跳ね返りをキチンと流し込んだ難波さんは相変わらずの嗅覚だけど、やはり彼は明確にボールをキープするタイプじゃない。後半の終盤、絨毯爆撃を受けてDFラインから必死に前線に跳ね返すのだけど、そこで難波さんが2~3秒でもキープしてくれたら守備陣はだいぶラクになるのだけどね。かくして、実に見事な『勝ちに不思議の勝ちあり』な勝ち点3でした。まあ、こうした難しい試合をモノにすることが“残留”につながっていくんだけどね。試合後にいつものように正面入口前で“感想戦”をしていたら、イベントに参加の『岐阜武将隊信義徹誠』の皆様がいらっしゃって、信長公の合図で武将の皆様とサポで一緒に勝鬨を上げたり。

試合前の話もいくつか。初めて噂の『こもり』飛騨牛串“レア焼き”を注文。だめだっ!これは人心を惑わす“悪魔の食べ物”だ。単車で来たのにビールが呑みたくなってしまう!「“レア焼き”ご注文の方はクルマで来場してないか確認させていただきます」なんて貼り紙が出るかもしれない(笑)。
実に印象的なTシャツを着ている釜玉サポの集団がビールで盛り上がっていたので、お近づきになって写真を取らせていただく。こういう時に鋳造は「鳥取バードでガイナに勝ってJ2昇格決めるトコ観てましたよ」という一言が出せる====ThisIsTheErrorMessege====ので一気に接近することが出来る(笑)。Tシャツは青地にピンク色で、表が『讃岐鬼誠会』。その文字列に真っ先に『神戸真弓会』ダンマクを思い出してしまったのだが、裏もまた秀逸で、北野監督が叫んでる絵とともに、大迫勇也からみで有名になった件のモジりで『MAKOTO HANPA NAITTE』と来たもんだ。ああ、こんな出会いがあるんだったらこっちもノガーシュニストのロシア語Tシャツを着ていけば(笑)。
と同時に思ったのが、これは自分のチームの監督に絶大な信頼を寄せている証拠でもある。ウチのラ将グッズのように“仕掛けている”わけではない。もう一つ、前回のホーム戦とも丸亀でのアウェー戦とも違って感じられたのが、釜玉サポから湧き出るような『自信』だった。入替戦まで行ったけれどキチンと勝ち残り、2年目の「2部」を過ごす。しかも開幕戦は元J1組に快勝。「自分たちは、このサッカーでJ2の荒波の中を漕いで行ける!」という『自信』。それを持ってるのはサポだけじゃなく選手もそうだろう。試合が終わってみれば勝った岐阜隊は『課題いっぱい夢いっぱい』で、逆に負けた釜玉隊は『今日は運悪く負けただけ、このままの道でいい』という感じだったのだけど、次節でしっかり磐田に勝ってた。うん、ぼくの見立てに狂いはない(笑)。

この日は、もう一つ“出逢い”があって、昨年のヴェルディ戦で大成功を収めた『のうりん』&岐阜の農業高校とのコラボ、その詳細はこちらに書いてる====ThisIsTheErrorMessege====んで読んでいただくとして、その『のうりん』の作者・白鳥士郎先生のご紹介を受ける。昨年のあの企画での苦労話とか、今年の『アニ×サカ』コラボ====ThisIsTheErrorMessege====とかについても、試合後もいろいろとお話をさせていただいた。もっとも、試合後の方は勝ったにも関わらず試合内容の点で少々やさぐれてしまって申し訳ない(苦笑)。
ところで、白鳥先生から『のうりん』最新刊をサインつきでいただいてしまったのですが、やっぱり1~9巻を買って読まないとわからない構造になってるのでしょうか?(笑)。当方、いわゆる『ラノベ』は「ブギーポップは笑わない」しか読んだことがありませんでして。ちなみに“本にサインをしてただく”のは、旧JFL時代に西が丘のスタンドでJFLプログラムにモットラムさん====ThisIsTheErrorMessege====のサインをもらって以来かも(苦笑)。

3/29
岐阜 0-2 金沢

Z戦は、その試合の前の個人的イベントについて。当日の朝イチに岐阜市役所に駆け込んで“お届けもの”をして来ました。同居開始6年目の記念日ということで、ようやくという感じですがじゃからんと入籍しました。実はいままではしてなかったのです(苦笑)。まだ若い2人ですが(大爆笑)これからもよろしくです。


というわけで『結婚記念日』となった日のZ戦。高山市ファミリーデーということでブルズ====ThisIsTheErrorMessege====の皆さんもいらっしゃってて、シュート・イベントで岐阜サポ仲間が豪快に投げ込んだりと雨の中でも愉しかった。とはいうものの。

いやあ、Zを低く視てたわけじゃないんですが、アウェー徳島戦は負けたけどそんなに悪くなかった…という話を聞いていたので、“昇格組”相手に「手も足も出ない」サッカーをするテイタラクになってるとは思ってもみなかった。これは岐阜隊が結婚したぼくらに「人生、谷あり谷あり」ということを教えてくれたということなのでしょうか。そうだ!そう思うことにしよう!(笑)

敗因は明らかで、「じょうずな岐阜隊の殺し方」が既にバレバレになっていること。前半、岐阜の攻撃は髙地→難波のラインだけしか機能していなかった。それは「髙地しかボールを動かせない」うえに両サイドのタクミとレオミが髙地の選択肢を増やす動きが出来てなかったから。で、後半に宮沢に替えてカルベを入れて髙地をボランチに。これで相手守備陣のプレスがかからない状況でボールを散らせることも出来る……というプランだったのかもしれないけど、「髙地しかボールを動かせない」という事実は変わらないわけで、Zからしたら前線でハイプレスをかけて奪ってしまえば、攻撃開始地点が岐阜隊のゴールに近くなるわけだからショートカウンターは逆に仕掛けやすくなる。Zベンチは岐阜隊の采配に「ラッキー!鴨がネギ畑に案内してくれた!」と思ったかもしれない。ものの見事に何もさせてもらえずに鮮やかな0-2。試合後のバックスタンド武装組は当然の大ブーイングでしたが、メイン側はブーイングより先にヤジでしたね。久しぶりに『長良川競輪場』が戻ってきた気がしたよ(笑)。

釜玉戦でも概要は見えていたし、そしてZ戦で明確になったのはラモス岐阜はこの1年で『何も積み重ねていない』ということ。ノリで攻め、ノリで守る。それだけで昨シーズンを乗り切った。その「ノリの攻撃」のキーパーソンであるナザリトを抜かれたのだから得点のメソッドが急激に減るのは当然で、残ったメソッドが「髙地から始まる」プランしかないんだったらそこをケアしてつぶせばいい。“1次方程式”級のわかりやすさではないか。
とにかく、これで今季の岐阜隊の目標が『残留』だということが明確になった。「最低限の目標が『残留』」ではない、「目標が『残留』」なのだ。本当に、泥臭く“勝ち点1”を拾い集めていくシーズンになることだろう。やれやれ………(***sigh***)。

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