吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2014/11/30◆これまでのいろいろ。
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気が付いたら地域決勝も終わってました……嘘ですごめんなさい臨海には3日間いました(笑)。
最近、とにかく平日の仕事で消耗することが激しくて、んで週末はハデに動いたりしてたから、雑文に向かう時間も気力もなかったんです。では、ここんとこのいろいろを一気にまとめてしまいましょう。

岐阜隊のこと。

ホーム熊本戦でのダメージはここに書いた====ThisIsTheErrorMessege====ので読んでいただくとして、正直言って残り試合全敗を受け入れる覚悟はしました。それくらい、この試合でのラ将の組み立てはヒド過ぎた。いつも彼が試合後の会見で言っている「ピッチ上の監督がいない」というのが、実は喩え話でもなんでもなく「自分には監督の資質がない」と正直に白状しているだけということに気づいた試合でもあった。ピッチ上に監督がいなくても好成績を残しているチームなんていーっぱいあるからね。

だから、ヘニキもたかちっちも出場停止だった山形戦で勝ったのは結構意外だった。でも、あの試合はこちら側目線では山形が自分から試合をむずかしくしてくれたという感じ。前線の選手をどんどん投入するおかげで、ボールに触りたがるディエゴのポジションが面白いように下がっていった。彼をトップ下に置き続けてポストされた方がイヤだった。
で、勝った後でのCでの交流会で山形サポさんにNEC山形のM旗を贈呈。「知ってはいたが現物は初めて視た」という山形サポさんもいた。天皇杯の決勝ではちゃんと振ってね。ぼくもS旗持ってって振るから。しかし、宴会が終わって店を出たところでコジマヒロミに会ったのだけど、開口一番「なんで勝っちゃうの、totoでは岐阜の負けに入れてたのに」って、アンタねえ(笑)。でも、このエピソードを岐阜サポに話したところ「だからこそ岐阜の勝ちに入れなくちゃ、てめえのバクチ下手を棚に上げるな」と喝破してました(笑)。

そして、ホーム最終・松本戦。この試合でJ昇格が決まって胴上げなんかされたら“哭きの竜”のように鬱陶しさにカンドラが6枚くらい載りそうなんで、知人の松本サポには「昇格決めてから長良川に来い、命令だぁ」と言っておいた(笑)らホントに昇格決めて来てくれた。ご協力ありがとう。5000人近くも来てくれたそうでありがとう。屋台村にいっぱいおカネを落としてありがとう。
正直言うけど、もし昇格かかってた試合だったらあんな展開であんな結果にはならなかっただろう。でも、とにかく松本サポを黙らせる快感でその週の金曜は『めいらく苑』。次の日も焼肉なのにね。前回の訪問も昨年のアウェー松本戦勝利の祝餐だった====ThisIsTheErrorMessege====んだっけ。ああそうか、来年は「松本に勝って『めいらく苑』」が出来ないんだあ、残念だなあ(棒)。

岐阜隊は最終節のアウェー京都戦をスコアレスドローで切り抜けて17位フィニッシュ。結局、ほぼ読み通りの順位でした。獲得を知った時点で「きっと動けないだろうなあ」と思った選手はやっぱり動けないということを開幕戦(!)の開始20分で示してくれたしね(苦笑)。この雑文を書いている段階で岐阜隊は2人の引退と8人の退団発表。他にも監督の構想外がメディアから漏れてる選手もいるし、レンタルで戻っていく選手もいるし、相当な選手の入れ替えが起きるでしょう。
これは歓迎される事態で、今季はとにかく「存続する」のが決まったのが昨年末という状況で選手構想がどうのとか言っていられらかったから、保有選手がダラダラに増えていくのはしょうがないこと。来季に向けて一気に“整理”をしていいと思います。これでラモス監督も希望に近いチーム編成が出来るでしょう。言い訳は出来ません。

地域決勝のこと。

1次ラウンドは1試合だけ観に富士北麓へ。じゃからんはかつてから新日鐵大分の三重野====ThisIsTheErrorMessege====がイチオシで、三重野が引退した後もこのチームが気になってしょうがない。というわけで、彼女も久しぶりの地域決勝観戦。

先日のコミュサカラジオで、VONDS市原が新日鐵住金大分に敗れたことを管理人さんが「番狂わせ」を表現していたけれど、現地で観戦してた側としては「いたって納得できる大分の勝利」でした。大分はどうしても清武兄が注目になってしまう、というか清武兄しかわかる選手がいない、というか清武兄を知ってるわけじゃなくて有名選手の兄がいるというだけなんだけど、この清武兄をデコイにして仕留めるのは横山というやり方が綺麗にハマッた。あと、観戦者の注目を集めたのが河野。調べてみると、結構スゴい経歴の持ち主====ThisIsTheErrorMessege====だったりして。で、とにかく印象に残ったのが、地域リーグ筋では“有名人”の「新日鐵大分の独りサポ」さん。いつもビブラートのかかった歌声で愛するクラブを鼓舞する彼が、勝利で選手を迎える際に声が裏返っていた。よほど、嬉しかったのだろう。
第2試合は奈良クがトラスターに、まあ順当勝ち。攻撃の引き出しの数も中身も違った。馬場がFKを直接叩き込んだ時だけど、ファールもらった瞬間にS君が「あー、これは馬場の距離だ」と言い切ったのはすごかった。ところで、奈良サポさんはゴールの際に『センターフォールド』を歌うのね。いい選曲。しかし、試合前の「南海ホークスラッパ」には抱腹絶倒。ぼくが知ってる奈良サポってこんなじゃなかったぞ(笑)。


決勝ラウンドは3連休ということもあって臨海に張り付きました。奈良サポが用意した超特大ダンマクと試合開始前に大阪サポと奈良サポが一緒になっての『ラジオ体操第一』で度肝を抜かれた(笑)ところから始まった大会。返し馬マルホン師が「第1日の第2試合が昇格枠を決めることになる」と読み切った通りに『なってしまった』という大会でした。今回は、大阪、奈良、福井、クラドラとスタイルが違うところが揃ったのですべての試合で愉しめた。

前線の攻撃力とワーワーなDFが持ち味(笑)のFC大阪には御給という“ジョーカー”がいる。これ、別に褒め言葉で使ってなくて、スタメンを張るFW四ヶ浦は90分保たないのか必ず途中で下がるのだけど、そこに御給が入ると大阪隊は途端に攻撃の躍動感が失われるという、まさに「敵陣に蓋をするFW」で、第1戦の奈良戦でも四ヶ浦→御給の投入から奈良に押し込まれるようになり、野本====ThisIsTheErrorMessege====「お前、それを何故岐阜時代にやらない?!」というゴラッソなミドルで追いつかれてPK戦で奈良に敗れた。その後、第2戦と3戦では四ヶ浦と交代で入ったのは近藤岳登とエリック。大阪隊のJFL昇格のポイントの一つに「森岡監督の学習能力」というのもあるかもしれない(笑)。

その大阪にPK勝ちした奈良隊は残りもきっちり2連勝して優勝。総合的にみて一番強かった。優勝にまったく文句ありません、という試合内容だった。とにかくサイドの守備の固さはハンパなく、野本がホントにノビノビとサッカーやってて岐阜サポのおじさんは嬉しいよ。最高だったのが岡山支配人====ThisIsTheErrorMessege====で、第2戦の勝利でJFL昇格を手中にしたにも関わらず、サポへの挨拶の第一声が「まだ何も手にしちゃいねえ!優勝して昇格だ!」を気持ちを締めるもので、さすがだわぁ……と感動したのだけど、数分後に岡山は「この勝利でJFLを手にしたことを本当に知らなかった」と判明して、俺の感動を返せってんだコノヤロー(笑)。

3位に滑り込んだのは、前記「第1日の第2試合」のPK勝ちで逃げ切ったクラドラ。とにかく、そのサッカーは“地域決勝”というバトルフィールドで『異質』だった。
おくだ隊長が予想大会で示してくれたように、現在のクラドラは「流通経済大の3軍」ではなく「流通経済大1年の有望組の実戦の場」。だからだろうか、「勝ち点至上主義」が徹底的に許されるゆえに「内容よりも結果」が価値を持つ“地域決勝”において、これまでぼくが20年観てきた中で一番「勝利への“渇望度”が薄い」チームだったような気がする。もちろん、求めているのは“勝利”なのだけど、それとは別に「こういう時にお前たちはどうするのかを考えさせる」という“育成”的要素もほぼ同じくらいあった。もちろん、19歳や20歳の若さゆえに劣勢になった時の立て直し能力には欠ける部分があったけれど、それでもその若さでオトナ相手にこれだけのサッカーをやってみせた。龍ヶ崎市と流経大の関係も盤石だし、理事会では間違いなくJFL昇格が認可されるだろう。

決勝ラウンドに来た4チームで内容的に一番好感が持てたのが福井だった。自分達の出来るサッカーを懸命に研いでここまで来たという感じ。しかし、やはりその初戦のクラドラ戦で相手をシュート2本に抑えながらPK戦で負けたのがすべて。得点が必要な第3日の奈良戦でも、その研いできたサイド攻撃で果敢に挑んだが、奈良のサイドの固さはどれだけチョキを研いでもグーには勝てないという思いにさせてくれた。そして、チョキを研いで研いでここまで来た福井は、グーに勝てるパーは持ってなかったのだ。


さて、こんな地域決勝を暗鬱な表情で観ていたのが「東海帝王」こと岐阜サポ・ジュニア氏。うんうん、気持ちはわかるよ。大阪や奈良にマルヤスが勝つという絵がまったく描けないらしい。安心したまえ、ぼくもそうだ(苦笑)。

では予想大会の結果発表。

 Grp:AGrp:BGrp:CWC
1位2位1位2位1位2位
正解大阪浦安奈良鐵住福井CドラCドラ
コミュサカ氏岩手浦安奈良市原松江Cドラ浦安
ジュニア氏浦安大阪奈良市原鈴鹿福井大阪
Sun'sSon氏大阪岩手奈良鐵住松江福井岩手
おくだ隊長閣下浦安大阪奈良鐵住Cドラ福井大阪
ナカヲ氏大阪浦安奈良高知福井Cドラ浦安
龍星編集長大阪浦安鐵住奈良福井鈴鹿浦安
多摩県民P氏浦安大阪奈良鐵住福井松江松江
無料試合S氏岩手浦安市原奈良Cドラ福井奈良
関西・豊浦主事大阪浦安奈良高知福井松江高知
吉田鋳造浦安大阪奈良市原Cドラ松江大阪

AとCで連単的中、B組も1着当てのナカヲ氏優勝で文句なしでしょう。おめでとうございます。しかし、さすがにWCがC組から出るってのは誰もが想定外だったようです。


ここんとこサッカーをカラダに入れ過ぎた気がしているのでJ2/J3の入替戦も昇格プレーオフもテレビ観戦でこの週末は自宅近辺で過ごしてます。来週からは、またパラパラと観に行きますよ。

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