吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2012/11/11◆岐阜の残留と『タンスターフル』。
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11/3 土曜日

夜まで仕事して、晩飯を喰ってからスタジオ(仮)へ。岐阜サポ有志でホーム戦の前夜にやっているユーストリーム放送====ThisIsTheErrorMessege====に初出演させていただく。出演とは言っても、ただグダグダ喋りに参加しながらお茶飲んでおでんつついただけ(笑)。

10/28に町田に負けた====ThisIsTheErrorMessege====ことで残留への道筋が少々シンドくなったのは間違いないわけで。サポ筋としては「町田は関係ない。俺達が勝てばいいんじゃん」とサラッと言ってしまいたくなるのはわからんでもないけど、狙った試合で「勝てばいいんだから」なんて言って勝てるチームが40試合やって7勝しか出来ないはずがないのだから、当然だけど残留争いの相手の動向は気になる。天皇杯の今治戦を観た感じ====ThisIsTheErrorMessege====だと、「いかに北井にフリーで仕事をさせるか」が攻撃の戦術になっている。守備に関しては結構緩く、水戸や湘南の攻撃陣を相手に保つとは考えにくい。だから、町田が水戸&湘南で勝ち点4を得ることはないだろうという気はしていた。あって勝ち点3。だから岐阜は2試合で勝ち点1でいい。もちろん、岐阜が湘南に勝った時====ThisIsTheErrorMessege====みたいなアクシデントの可能性もあるのでどう転ぶかはわからない、というのは承知している。

11/4 日曜日

用意した『岐大通』は先行入場が終わる時間には配り終えてしまった。ホーム最終戦だし、残留がかかった一戦でもあるし、シーズン中にクラブが配りまくった招待券の有効がこの試合で最後====ThisIsTheErrorMessege====だということも、おそらくある(苦笑)。入場者数が11000人超って、いつ以来だ。

試合前に屋台村特設ステージではナイス西村女史がFM番組の公開録音中だったけど、申し訳ないがそれどころじゃない(笑)。屋台村にエイデン様が設置してくれたテレビの水戸×町田に釘付けだ。町田が先制した時には、ムンクさん人形を持ってきた岐阜サポに「コイツが悪い!」なんてなかば真剣な表情で冗談を飛ばしたり。
でも、ぼくはやっぱり町田のあのDFが90分保つとはどうしても思えなかった。果たして、CKから鈴木師匠が余裕のヘッドで同点にすると、70分過ぎからは町田DFの脚が停まって“タコ殴られ”。ホントに「あとは決めるだけ」だったのだけど、バーやポストに嫌われてゴール奪えず。町田も、やっぱりカウンターでの勝又の単騎駆けは恐い。終了近くにはまたも北井が枠内にミドルぶっ放したけど「俺達の本間さん(岐阜サポ:談)」が横っ飛びで止めてくれた。試合は1-1で終了。勝ち点3を獲れずにピッチに倒れる町田の選手の映像を視て、「勝って(J2)に残ろう!」とテレビの前の岐阜サポは会場に向かっていく。

J2
岐阜 0-0 徳島

本当にごめんなさい。「勝って残ろう!」なんてどのクチが言うか。というくらいに、まっっっっっっっっったく得点のカオリがない。津田がフカしまくってくれて助かりました。山崎のトップ下、ダニロの1トップ、ブグルの右ハーフ。すべて機能していない。ブグルは相手ボールになるといつものように後ろに下がっていくし、ダニロはとても弱々しい印象で、「相手DFと競ってポストする」という思想そのものがない。なもんで、山崎も出すところがない。ここまで先発メンバーを替えたのは、あの行徳監督をして町田戦の内容がよほど腹に据えかねたのだろう。徳島戦ではベンチにも入れなかったオイちゃんなんか「町田戦ではビビッて死んだ魚の眼でCKを蹴っていた」と感想を言う岐阜サポもいたし。いやあ、ホントに、こんなサッカーでよく勝ち点1を獲れました。徳島さん、ありがとう。マジで。

試合終了後、ホーム最終戦だったのでチーム全員の挨拶。今年もセカンドのメンバーは呼ばれなかった。まあ、セカ隊に関しては10/1のアレ====ThisIsTheErrorMessege====である程度の“覚悟”は出来ていますが……。


終了後もしばらく残った岐阜サポ数名は、正面ゲート近くで湘南×鳥取の状況を追いながら湘南応援モードの大“ダサンダー”大会(笑)に突入。果たして、終了近くでキリノがようやく決めてくれた。湘南1-0鳥取。

これで、最終節で京都(ホームで甲府戦)が●△+湘南○だと湘南の逆転2位=自動昇格になるから湘南はガチで町田に勝ちに来る。同時に鳥取が負けたことで、岐阜●+町田○でしかも得失点差もひっくり返された場合でも、鳥取が●だと得失点差で鳥取が最下位になる。鳥取の相手は、福岡。それを知った岐阜サポの全員が

「盟主かぁ………………………」

と、『複雑な表情』としか形容出来ない複雑な表情(笑)をしたのが面白かった。


JFLは、この日の試合で長崎の優勝=自動昇格が決まる可能性もあったのだが、結果は長崎がドローで長野が勝ち。====ThisIsTheErrorMessege====勝ち点差は3に縮まった。残り2試合、入替戦が行われる可能性が若干増加。

11/10 土曜日

JFL。三ツ沢陸上では本牧0-3長崎。これで日曜夜の舞×パルでパルが何点獲れるかになってきた。もちろん、ドローでも舞の勝ちでも長崎の優勝=J2最下位の自動降格になる。

11/11 日曜日

11月11日は『ポッキーの日』ということで、近所のスーパーでアーモンドクランチを買ってきて、自宅で“ピコーン”を立ち上げてテレビ観戦した。

早々に湘南が先制したことで、結構安心してのテレビ・ウォッチになった。岐阜もコーイチが2ゴール。ホーム山形戦、ホーム徳島戦のように「まっっっっっっっっっっったく得点のカオリがしない」サッカーとは違った。攻撃陣の破壊力もその枚数も違うのだし、新横だって点数差つけて勝ちたかった試合====ThisIsTheErrorMessege====なんだから、3-2の敗戦はしょうがない。 結局、これまで一度も勝てなかった単軌や稲城に勝ったこと、あとドローが獲れるようになったこと。行徳さんが得点力不足をある意味“デフォルト”にしたような試合運びにしたことで、なんとか残留を克ち取った。その点で、町田のアルディレス監督が「シーズンを通した成績」に対してリアリスティックだったか?というのは、今シーズンの残留争いのポイントになったんじゃないか、という気がする。

さて、来年。今年についてはこの戦力でどうやってJに残るかという部分に特化していたように思うし、行徳サッカーの『上乗せ』を確かめたいという気持ちはかなり強い。選手についてはある程度入れ替わっていただかないと困るので、そこは冷静に視ていきたい。twitterでも呟いたけど、とにかく来年はもっと強くなろう。

注目のJFLは午後6時からなんだけど、カタチはどうあれ岐阜隊が残留を決めたんで、じゃからんといつもの『咲菜』====ThisIsTheErrorMessege====に行って呑んだ。前日が大きな仕事でヘトヘトで翌日も仕事なんだけど、まあよかろう(笑)。
帰宅して、結果を知る。藤枝1-0長野。これにより、長崎のJFL優勝が決定。おそらく、長崎のJ2自動昇格、町田の降格となります。しかし、舞ちゃんのゴールはトミー====ThisIsTheErrorMessege====ですか。もし、降格対象が岐阜隊だったら(苦笑)。


「柏の残留と『タンスターフル』。」という雑文====ThisIsTheErrorMessege====を書いたのは、ちょうど10年前の、いまごろだ。その時に残留した柏はその後に2度の降格を経験し、昨年はチャンピオンになった。その時に降格した広島も2度の降格を経験し、今年は現時点でチャンピオンに一番近い位置にいる。そこには、キチンとした10年のRise And Fallの歴史がある。
今回の岐阜の残留が、FC岐阜というクラブの歴史の中でどのような位置づけになるのかはわからない。降格が決まった町田の中でも同じだろう。今日ですべてが終わり、今日からすべてが始まり、そして今日は連続して紡がれる歴史のなかの、ほんの一日、でしかない。たぶん。

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