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travelnotes : overseas
【HONGKONG-03】 2004/01/11 港島の夜の彷徨
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ぼくはそのまま電車に乗って旺角まで行き、飛行機マニアたろうに頼まれたコンタクトレンズを買った。そろそろ昼飯にしたい。旺角まで来たなら、初めて香港に来た時にお世話になった始創中心====ThisIsTheErrorMessege====地下のカフェテリアコーナーで気軽に食べるのがいい、と行ってみて腰を抜かしかけた。カフェテリアコーナーは綺麗に姿を消し、そこにあったのはなんと居酒屋「和民」だったのだ。あーらららら。こりゃあかん。荷物もあるのでホテルに寄って酒瓶やらを置いて、そうだ、今朝見つけた佐敦の吉野家にしよう。入ってみると、雰囲気はマクドナルドのようで注文の仕方もほぼ一緒。大盛り+ソフトドリンクまたは味噌汁のセットが25元。北京の吉野家は米がパサパサだったが香港のはそうでもなかった。飯も喰ったし、香港旅行第2優先のサッカー観戦へ行こう。地下鉄で葵芳へ。
葵芳駅を出て北にある商場の向こう側に目指す葵涌運動場があった。スタンドからピッチを視ると新旧高層ビルの向こうに丘陵地帯。観るのは乙級・花花====ThisIsTheErrorMessege====と東昇の試合。花花のユニは紫色で、強豪の名を欲しいままにしていた前身のクラブのイメージを残していたが、残っていたのはイメージだけ。試合のレベルは昨年3月に深水で視た傑志と浩運の試合====ThisIsTheErrorMessege====の方がずっと高かった。群馬FCホリコシが入替戦の時の状態でH&Aで3試合ずつやったらホリコシは1敗もしないのではないだろうか。待ち合わせの時間もあって試合終了まで観ていられないのはわかっていたが、そうでなくても最後まで観るのにはかなりの苦痛を伴った。前半終了と同時に席を立った、未練はない。InstantDictは磐田で観た事がある====ThisIsTheErrorMessege====くらい強かったのだが。


尖沙咀まで行って、再び半島酒店アーケードで頼まれていたキーケースを探す。これはすんなり見つかった。すんなり見つかったおかげで時間が少々余ったのでサービスセンターの周囲の店をちょろちょろと冷やかしていた。ところが、待ち合わせの時間を過ぎてもB屋とK屋のコンビが来ないではないか。携帯もないので連絡の取りようがない。天星渡輪の桟橋から夜景を撮ったり、九巴サービスセンター勤務のかわいいお姉さんを眺めたりして30分、ようやく2人が現れた。屯門====ThisIsTheErrorMessege====をうろうろしたり西鉄====ThisIsTheErrorMessege====に乗ったりで時間を読み違えたらしい。

渡船で湾仔へ。ここから歩いて10分くらいのところに、ぼくらがディナーで使う龍門大酒楼がある。入ると、前回と同じく====ThisIsTheErrorMessege====魚を選びに来いと水槽に案内された。1匹はへたっていたがそうではない方をすくい上げて、蒸し焼きにしてくれると言う。温野菜のカニクリームかけやら鶏肉の揚げたのやらをどかどかと頼み、えいやっ!と紹興酒まで1瓶入れて飲み干してしまう。チップ込みでトータル港幣1500元とはまあよく喰ったものだ。====ThisIsTheErrorMessege====ちょっと張り込み過ぎたかな。
ここまで来たら登山纜車====ThisIsTheErrorMessege====ははずせない。が、湾仔にいて乗り場の駅まで行くのって乗り継ぎ考えると結構面倒。そこで香港で初めてタクシーを拾うことにした。地図を見せたらすぐにわかってくれて、ものの数分でもう乗り場の駅だ。値段的にも十分折り合うもので、この手段は使える。日曜の午後9時頃、もう上り電車はガラガラ、目的の進行右側の窓側は余裕で確保できた。日本のケーブルカーと違い床が階段状になってないため、思いっきり引き上げられている感じが味わえる。しかも窓の外には超高層マンション。本当に建物が傾いて見えるのだ。山頂駅から登っていくと展望台がある。しかし実は駅の向かいにある山頂広場の展望台からの眺めの方がいいというB屋が言うのでそちらにも行ってみた。ふむふむ納得、確かにこちらまで足を延ばした方がいい。

帰りも同じ電車ではつまらないので、山頂広場の下にあるバス乗り場からバスで降りることにした。降りたところは中環だった。もうだいぶ夜も更けてきたが、せっかくここまで来たので行人電動楼梯====ThisIsTheErrorMessege====に乗ってみた。さすがに坂の香港島、しかし一方通行ってのはなかなかシビアだ。途中で降りて西に行くと蘭桂坊====ThisIsTheErrorMessege====に出る。香港の中でかなり西洋風の店が並んでいて、香港の他の街ではみかけなかった嘉士伯盃====ThisIsTheErrorMessege====の広告が目に付く。どうやらスウェーデンとノルウェーとホンジュラスがやって来て香港リーグ選抜と対戦するらしい。その時はふーんで通り過ぎたんだけど、まさかその嘉士伯盃でこんなことが起きる====ThisIsTheErrorMessege====ことになろうとは。蘭桂坊の西端の十字路では香港警察の警察官が2人警備に当たっていたが、観光客らしいお嬢さんが警察官にカメラのシャッターを切らせたり一緒に記念写真に入ってもらったりしていて、警察官も高圧的に断ることなく写真に収まっていたのは少々意外な気がした。
中環から地下鉄で佐敦へ。夜も11時を過ぎていたが、せっかくここまで来たのだからと廟街====ThisIsTheErrorMessege====を縦断してみた。確かに賑わいは通常の夜よりおとなしいのかもしれないが、それでもなかなか。香港地下鉄の路線図が載ったTシャツを買った。あとは時計屋や鞄屋を冷やかして歩いていると、突然前方で叫び声が聞こえ、小さな鞄を抱えた男が逃げてきた。追いかけるのは警察官2名。屋台の裏にある食堂に逃げ込んだところで男は取り押さえられた。落とした鞄からこぼれ出てきたのはDVDのコピー。摘発現場を目撃するのはもちろん初めてだ。香港当局も不正コピーには警戒の目を光らせている………のだろうか。ホントにそうだろうか。ここで売られているもののほとんどがコピー商品。何が違うのか?コピーとして作られたものを売るのは構わないがその場でコピーするのは取り締まるということなのだろうか。うぐぅ、「中国は人治国家だ」という言説はあながち否定できないのかも知れない。再び、明日の集合を決めてホテルに戻り轟沈。

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