話せば長くなるんですよ……って、別に長い話にしなくてもいいんですが(←前の旅行記からのコピペ)。
もともとは、今年の初春にわかった沖縄SVがJFLで読谷陸上を使う!という話から始まっている。前年の具志川に続いて2年連続して沖縄で新規ピッチ!しかも全国リーグ!こうなったらマイルを切ってでもと準備万端……だったわけ。せっかくなのでレンタルバイクを借りて、これまでに行ったことないとこにも行こう。わくわくーっ。
……だったのだが、義父(じゃからんパパ)の容体が悪化。緊急事案発生の可能性も高く、マイルで切った航空券をとりあえずの日程に延期して。すると、義父は泉下の客となって観戦予定日@読谷の2日後に葬儀。いやあ、見送って正解でした。
では、切ったマイルはどうするか。返還すると3,000×2=6,000マイルがさようなら。それだったら再戦もアリだ。琉球vs岐阜が6/28に組まれている。まだ6月なのでマイル枠もなんとかなって、沖縄はその頃には梅雨明けしているだろうし、だったらえいやで行ってしまえっ!ということに。
マイル枠がなんとかなったのは金曜日夜の常滑→那覇と月曜日夜の那覇→常滑。だったらバイクは土日月の3日間借りてしまおう。どうせ時間借りは出来ない(借りるなら1日単位)のだから。
乗るつもりだった地元のコミュバスは数分遅れ、さらに道中でも数分遅れ。これはしょうがない、高齢のご婦人が乗降に手間取ったからで、そもそもコミュバスはこういう利用者のために走っている。それに、年寄りを嗤うな、いずれ往く道。
とはいえ、予定していた岐阜→機場の直通特急には乗り遅れてしまった。30分後のでも大丈夫といえば大丈夫ではあるけど、30分後の特急に何か起きて飛行機に乗れないなんてなったら凄惨極まりないので、ここは追加出費、赤みう→青みうのみうチケット====ThisIsTheErrorMessege====を奮発。いまは450円もするんだね(苦笑)。
離陸は午後6時。晩飯をどうにかしたいけれど空港の食事は高くつく(苦笑)ので、機内でコンビニパン。常滑→那覇は2時間20分近くかかる。機内でWi-Fiが使えるのでありがたいけど、ベイスの試合がクソたいしたことない(泣)====ThisIsTheErrorMessege====ので、ネットには接続せずにDLしてあるマンガばかり読んでた。後ろの座席の誰かが未開封ミルクポーションを通路に落とし、それを通路を歩いていた乗客が踏んでしまって破裂、デニムの裾にミルク飛沫の直撃を受けてしまう。スッチーさん、おしぼり持ってくるのが遅くなって平謝りでした(ぼくが文句を言ったわけではない)。
那覇機場に10分ほど早着、投宿もせずに美栄橋へ。単軌は金曜夜だけあってかなり混んでた。午後休みにして東京や大阪から飛んできたひとが多いのだろうね。もちろん、インバウンダーさんも大勢。ぼくのすぐ後ろにいたお姉さんはカバンにSFO-HND-OKA====ThisIsTheErrorMessege====のタグつけてた。お疲れ様です。
美栄橋で降りて徒歩数分、いつもの『カンプ・ノウ』に表敬訪問&呑み。コミュサカさんとオリエントさんが待っていてくれた。さながら『主』のように振る舞う猫のランちゃんも元気そう。客はぼくら3人だけだったので、池間の大将も交えて4人で濃ゆい話に没頭してしまう。泡盛に手を出すと翌日の行程に支障をきたしそうだったので、つまみも頼まず生アオリオンだけにしたけど、通算でn杯も呑んでしまった(数値は略)。
4人で統一見解となったのがGM(あるいはダイレクター)という役職について。社長というのは文字通り会社のボスであって、どの会社にも社長の下に営業部長なり営業統括部長なり営業統括執行役員なり、営業のトップが存在する。興行系サッカークラブでは監督を含めたチーム編成の統括責任者と言ってもいいだろう。で、カネがないクラブこそこの役職が大事になるという話だ。考えてみれば当然で、カネがあるクラブだったら好き勝手に選手を買ってくればいい。普通の会社ではそれを『放漫経営』というのだろうけど、いいんだよカネはあるんだから(笑)。カネのないクラブこそ、ないカネをどう使って最大効果を出すか知恵を絞らなければならない。この知恵絞りがGM(ダイレクター)の仕事だ、と。琉球と岐阜、どちらも潤沢とは言えないクラブを推す者同士の共通見解。
コミュサカさんはノンアルだったのでクルマで宿まで送っていただく。ご子息がサッカーを始めたそうで、最近は休日はそちらの活動にエネルギーを割いているのだそうな。ご健闘を。
レンタルバイク屋は奥武山公園駅の近く。宿からは徒歩10分ほどなので9時近くまで宿でゆっくりしてしまう。朝食はおにぎり2個とインスタント味噌汁。相応しいお値段で泊まれたので文句はないです。2日後にも泊まるので荷物を預かってもらう。
レンタル屋を訪問。この店の運用では250ccのスクーターはホンダ・フォルツァかヤマハ・マジェスティで「車種は選べない」となっていたけど一応『マジェスティ希望』と出しておいて先方からもOKをもらっていたのだが、用意されていたのはフォルツァ。なんでも、直前に借りていたひとが修理が必要なレベルで倒してしまったそうな。まあ、コケない単車は単車じゃないし。
いろいろと注意を聞くけど、意外だったのはシート下トランクが思いのほか狭いこと。持参のメット、入れられないやん。500円追加してリアトランクも借りることにした。ウインカーとホーンの位置がマジェと上下逆なのは、それはまあなんとか慣れることにします。
では出発。まずはケービン====ThisIsTheErrorMessege====与那原駅舎へ。
沖縄戦直前まで営業していた県営鉄道。旭橋の那覇バスターミナルが那覇駅跡====ThisIsTheErrorMessege====で、北は嘉手納、東は与那原、南は糸満とナローゲージにしては結構しっかりした規模の運営をしていた。与那原駅跡には旧・駅舎の9本の柱の下部が残っていたのだけど、そこに駅舎を復元して展示資料館に。いまは『沖縄戦と県鉄道』展が開かれている。これは行かねばならぬ。
与那原町民とこどもは無料、それ以外は100円。与那原~那覇ゆきの模造切符をくれる。自分で入鋏。県営鉄道がなくなってから単軌開通まで鉄道はなかったわけだから『入鋏』ったって地元のこどもはわからないよね(苦笑)。
展示は結構しっかりしたもので、沖縄戦で残った資料が乏しいだろう中でも頑張った方ではないかな。爆発事故====ThisIsTheErrorMessege====についてもしっかりした記述があった。戦後、「沖縄に(普通の)鉄道を」の動きがどうあったのか、についても記述が。沖縄本島って想像以上に起伏が激しいので普通鉄道に不向きな地形ではあるのだけど、米軍の占領がなかったらor長引かなかったら結構早めに敷設されたんじゃないかという気もする。この展示、観に行ってよかった。
さあ、早めの昼飯だ。事前にコミュサカさんに打診したところ「ここの沖縄そばが一番うまい」とのお墨付きだった真和志の『月桃』へ。『カンプ・ノウ』で一緒に呑んだオリエントさんも同意見だったので、現地民2人が勧めるというのはなかなか期待が持てるところだが、この店はなんとJA支店の1階のそばコーナーだ。開店とほぼ同時に入って、せっかくなんで費用をケチらずに『肉舞(シシマイ)すば』の大盛り。いやあ、沖縄そばの概念、ちょっと変わった。沖縄そばのクセを主張しつつ、しかもクセが強くない。観光客向けの店では出ない味だろう。これはいい店を教えてもらった。ありがとう。
次の目的地は宜野湾市・嘉数(かかず)高台公園。普天間基地の南端から少し離れたところにあって、普天間基地で何か動きがあると必ずここから望遠で撮った映像が使われるという、あそこだ。知られた公園のようで案内板もあり、すんなり到着出来たのはいいのだけど、高台というだけあって、そこそこ急な階段を上った先に展望台があって、さらにその展望台の階段を上る。堪えた(笑)。これでまったく離着陸がまったくなかったりすると精神的にしっかり折れるところだったけど、1機のUC-12Wがタッチ&ゴーで何周もしていた。
普天間は宜野湾市。宜野湾はベイスのメイン・キャンプ地。昨年の春に市民球場へ表敬訪問して「いつもお世話になっています。『とやら』====ThisIsTheErrorMessege====に行けますように」とお祈りしたら、『とやら』を経由して日本一になってしまった(笑)。そりゃあ、今年も行くしかないっしょ(笑)。
夏の高校野球沖縄予選の真っ最中で、地元・宜野湾と具志川商業の試合が終わって少し経ったところだった。どうやら宜野湾は負けてしまったようだけど、率直に言って応援JKのレベルは宜野湾の圧勝だったぞ(爆笑)。姿も仕草もあっぱりしゃん。====ThisIsTheErrorMessege====昔むかし、名著『おきなわキーワードコラムブック』で「普天間高校はJKのレベルが高い」と読んだ記憶があるのだけど、宜野湾市の高校はJKのレベルが高いと読み替えても大丈夫か?(笑)。
第2試合が始まったのでバックスクリーン側から覗き見たのだけど、応援団の数が段違いで、そしたら大勢いた方は沖縄水産====ThisIsTheErrorMessege====だった。納得(苦笑)。
まだぼくが観る試合まで時間がある。アシがないと行きにくいところに行こう。残波岬だ。宜野湾から読谷に行くなら58号を北上、だとするなら嘉手納駅跡にも行ける。嘉手納駅跡の碑は旧・ロータリー跡の南端にある。ぶっちゃけ、石碑があるだけだけど、嘉手納駅から南に進む線路跡は現・嘉手納基地の中を突っ切っているのだから、碑があるだけでも。
ちょっと北に行って読谷側に折れ、県道を北上すると右側に読谷バスターミナル====ThisIsTheErrorMessege====がある。ここから残波岬まで4キロ近くあって、コミュバスも途中の集落までしか行かない。だから岬まではアシがないと厳しいのね。
残波岬は、かつては那覇に飛んでいく飛行機が北側から入る時、左窓側に席があるとしっかり見えた。ここから低空で那覇に入っていく。いまはそんなことないのかな。====ThisIsTheErrorMessege====公園の駐車場にバイクを停めて、灯台まで歩く。300円払えば中に入って灯台の上層部に行ける、とのこと。さっき嘉数高台公園を登ってそれなりに疲れてるけど、そりゃあ、行くでしょ(笑)。ハシゴのような階段を上ること、約100段。灯台上層部からの景色は「絶景っ!」というほどではない(苦笑)けれど、300円なら出していいなと思えるモノだった。500円だったら……ちょっと複雑(苦笑)。昔のように沖合を旅客機が飛んでいれば、印象は変わったかもしれない。
残波岬を離れて、そろそろ試合会場へ……の前に。読谷から北中城に行くなら嘉手納基地の北端を通ることになる。『道の駅かでな』の展望台で休憩して行こう。とはいえ、この日は週末なんで嘉手納の訓練飛行はお休みで静かなもの。とにかく基地の広さだけは印象に残った。
時間もあるので展示室へ。実は嘉手納飛行場はそんなに古い歴史があるわけではない====ThisIsTheErrorMessege====ということを知る。なるほど。『道の駅』から少し東に行ったところの消防署====ThisIsTheErrorMessege====を外から眺めて、さあこの日の観光は終わりっ!俺は俺の戦場に行くぜ!
県陸に来るのは3回目、岐阜戦では2回目。試合開始1時間前に場内へ。単車で走り回っている時は風を受けるのでそこまでキツいとは思わなかったのだけど、観客席に行くと「これは真剣にコロしに来ている」と思わされる。気温の問題ではないのだ。岐阜は暑いけど「暑い」だけ。しかし、梅雨明け後の沖縄は、雲に隠れずに日が出ていると「全体を覆うどうしようもない『暑さ』」の上からさらに「『熱さ』の熱射攻撃」を仕掛けてくる。開始1時間前に選手が挨拶に来てそれからアップを始めるのだけど、お願い、アップはいいから日陰で休んでて?と思ってしまうくらいだ。試合開始時刻になる頃には雲が熱射を遮ってくれる時間もあったけれど、まあとにかくキツい。文字通り『命どぅ宝』。試合開始までぼくは建物の陰に逃げていた。
「3枚のMFが流動的にどうたらああたら」って、どこにある『別の世界線』なんだ。最初から5-4-1の低めのブロックを敷いて、そりゃ琉球に支配されるし撃たれるだろうけど、退いた相手に撃ち抜けるなら琉球もいまの順位にはいないわけで、「シュートなど、入らなければどうということはない!」と、赤い彗星さんのように居直る。前半は攻撃が散々、ただロングボールを蹴り出して行くだけ。でも、徹底的な省エネ自衛策だとしたら正解だったんじゃないか。実際、スコアレスで前半を終えたのだし。
もちろん誤算はあった。いつもは安定感のある狩りを見せてくれるコーダイが、この日は『ピンチの起点』になったことが前半から何度か。おそらくコンディションがよくなかったんだろう。彼のところで奪われると、一気に仕掛けられて3CBの負担が増えてしまう。
後半になると直接FKのチャンスが2回。しかし、この日はあいちゃんが出場停止。2発ともジローが狙うけれどコースアウト。そして、終盤になると選手を上から焼き付けていた環境攻撃の相乗効果で岐阜の守備が堪えきれなくなってきて、80分に決勝ゴール。ゲームプランの崩壊。しかし、追いつこうにもあいちゃんが出場停止、使えないことがわかりきっているロマン砲を投入してロンフリを期待====ThisIsTheErrorMessege====するしかない。そしてもちろんロンフリなんか起きない。そのまま試合終了だ。
ついに9戦目にして琉球戦初敗北。でも、こんだけやってりゃ負けることだってあるし、この日の敗戦の理由は簡単。『始まる前から勝てる試合じゃなかった』。逆に、大島監督の姿勢はぼくは評価してますよ、この試合限定だけど。どうしたって手詰まりにしかならない環境で、なんとか「クリーンシート」狙いで勝ち点1は持ち帰ろうとした。だから、試合後の選手の挨拶のあとでコルリさんが「エフシー、ギフっ」コールを切らなかったのが結構残念で。
この日の宿で岐阜隊公式サイト読んだら、試合後の囲み取材では「結果については私(監督)自身が受け止めなければいけないと考えている」との発言があり、もしかしてこの試合で進退がかかっていたのかなあ……とも思ったのだよね。
試合が終わって、さあ離脱。この日の宿は名護なので国道331号をひたすら北へ……のはずが、沖縄北ICを過ぎたところで「海中道路→」なんて標識を見つけて。あれ、ここってそんなに海に近いトコを通ってるんだ、だったら夜の海中道路を走って気分転換も悪くないな、と発作で右折。そしたら……全然遠いじゃんよ海中道路!11キロも!謀ったな!(笑)。とはいえ、ここまで来たら走り切るしかない。前回の訪沖時に観戦した具志川運動公園====ThisIsTheErrorMessege====の横を走るなんてラッキーもあったりして、海中道路へ。せっかくだ、33年前は船で訪れた浜比嘉島に行ってみよう。橋で繋がる前、33年前に訪れているけど、島のクルマにナンバープレートはなかった。====ThisIsTheErrorMessege====橋で繋がったので、ナンバープレートはどのクルマにもあって安心した(笑)。夜の海中道路はなかなかいい雰囲気でした。
30分以上の寄り道をしたし、11時に真和志でそば大盛りを食べてから何も食べてない。331号に戻って北上、本島のくびれの一番細いとこを通っている県道88号で東海岸から西海岸・恩納側へ抜け、あとは国道58号。名護市街地の手前のエンダー====ThisIsTheErrorMessege====でハンバーガー2つとポテトを買い、名護に泊まるのだからルートビアではなく普通のビア(笑)====ThisIsTheErrorMessege====とコンビニでビールのロング缶を買い、宿に投宿して晩飯。いっぱい走ったわ。