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鹿児島全社(1)
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鹿児島全社。会場は志布志市。霧島市……要するに国分。南さつま市……要するに加世田。鹿児島の地理がアタマに浮かぶひとには「何考えてるんだ」というラインナップではないか。
ちょっと他県で考えてみよう。岩手でいうなら……久慈、北上、大船渡。長野でいうなら……佐久、長野、飯田。和歌山でいうなら……橋本、上富田、新宮。って、これは実際にやってるやん(笑)。====ThisIsTheErrorMessege====

初日は志布志へ行く予定なので、そうなると前日から鹿児島に入ってないととてもじゃないが試合に間に合わない。ぼくは常滑機場まで電車で1本のトコで働いてるので、金曜日に午後年休をぶっこんで夕方に板付まで飛んで太宰府参拝をこなしてから九州新幹線で鹿児島入りの計画を立てた。のだけど。
そこへ登場したのが台風19号。進路は東寄りなので九州方面は問題なさそうだけど、果たして金曜夕方に常滑から上がれるか?横風にめっぽう弱いあの常滑から?====ThisIsTheErrorMessege====スタフラ便だったので逃がすのは惜しいけれど、目的はあくまで前日の鹿児島入り。ヘリさんは無償返金してくれるということなので、火曜の夜遅くにJR東海EXで地上戦ルートを確保。これで最低限の損失で済んだ。====ThisIsTheErrorMessege====


金曜の昼で仕事を終え、スーツから私服に着替えて名古屋駅でキーレスのコインロッカー====ThisIsTheErrorMessege====を探す。3連休の前日だからなのか空きなしばかりで焦ったけど、なんとか市バスターミナルで空き箱をみつけた。やれやれ。名古屋から博多まで新幹線。自由席車両は修羅場だったらしい。土曜から新幹線を止めるという話だったからね。

夜なので博多駅~太宰府のバスは終わっている。となると、博多~薬院~太宰府。====ThisIsTheErrorMessege====夜の参拝は静かなもの……と思ったら、楼門がなにやらギンギラに賑やか。ねぶた飾りを施しているんだそうな。なんで太宰府でねぶたなのかは浅学につきよくわからない。夜遅くまでやっている店で梅が枝餅をいただき、久留米ラーメンは時間的に厳しそうなのでいつもの太宰府駅前『暖暮』で晩飯にして、西鉄で紫まで行って一部のももクロ系岐阜サポを喜ばせ(笑)てから二日市からJR。
久留米でさらに新幹線に乗り換え……「うわっ?!」。なにこれ、クサい!なんだこのニオイ!在来線ホームがクサい。いや、これは局地的なクサさではないぞ。駅構内が全般的にクサい。なんだろ。駅員氏に訊いてみると、久留米が誇る大企業である石橋さま====ThisIsTheErrorMessege====の工場から出ているんだそうだ。なるほど~、風向きによっては市街地直撃になるのね。

新幹線で鹿児島Hbf====ThisIsTheErrorMessege====に着いたのは夜10時半過ぎ。市電の運行は終わってたけど、市内バスは本数少ないながらまだ運行中。日が変わる直前まで走ってるっての、結構スゴい。天文館から少し離れたとこのホテルに投宿。3日間、お世話になります。翌朝早いのですぐ就寝。

10月12日

起きてシャワーを浴びて、5時半にホテルを出て歩き出す。だってまだバスが動いてないから。今回のテーマは「新幹線で鹿児島に入って飛行機で鹿児島を出るまで、鉄道を使わない。タクシーも使わない」。買ったのはWEB版のSUNQパス南九州版。熊本宮崎鹿児島の3県のバスが乗り放題、3日間有効で8,000円。有料交通機関はこれで全部済ます。果たして鹿児島県移動だけで8,000円を取り返せるか?乞うご期待。

桜島桟橋まで30分近く歩いた。鹿児島から志布志の公共交通機関メインルートは鴨池から垂水までフェリーでそこからバスなんだけど、あえて桜島フェリー。なんで鴨池~垂水航路を使わないかというと鹿児島~桜島フェリーはSUNQパスで乗れるから。SUNQパスを買うまで知らなかったよ。
桜島航路は、いまや全国でもここだけではないかと思われる24時間運航だ。深夜でも時間1本の便がある。かつては、有名なところで宇野~高松航路で2社が24時間運航をやってた====ThisIsTheErrorMessege====し、鋳造イチオシの富山新港堀岡渡船も24時間運航だった====ThisIsTheErrorMessege====んだけどね。

桜島港から垂水まで鹿児島交通バス。この路線、国バス時代に乗ったような気がする。どどどでででーんと聳える桜島。さきほどは雲がかかっていた山頂付近は、バスが動いてしばらくしてもまだ雲がかかっ……かか?あれは、雲?白くないよ。黒いよ。「ハネた?」。まあ、桜島は日本でも有数の活火山だからハネるのはよくあることなんだけど、噴いている火山灰が南東の方向に低く流れている。あの、いまから、そっち行くんですけど。やがて噴煙はもくもくと成長。どどどどど、どうなるの。
やがてバスはその火山灰の流れの中に突入していった。表現が悪かったら申し訳ないんだけど、見た感じのイメージとしては中東の『戦場』。やっぱり、この山とつきあって生きるってのは、ぼくらには想像出来ない『覚悟』がいるのだ……と思う。

垂水にバスが着くと、数分後の志布志行きバスにすぐ乗れた。で、ここからがまた遠いの。垂水から志布志まで2時間くらいかかるの。鹿屋市の中心街がすごいしっかりしてて驚いたんだけど、なんでも本土四島にある鉄道駅のない市としてはトップクラスの人口を抱えている====ThisIsTheErrorMessege====んだそうな。

ようやく志布志に到着。東京や大阪からの大型フェリーはここに着く。大隅半島をぐるーっとまわって錦江湾に入るんだったら、志布志で下ろして陸送させた方が早いのか、あるいは鹿児島市内にはいまから貨物港設備を作る場所がないのかな。
垂水で予定より1本早いバスに乗れたので時間がある。だったら行きましょう志布志市志布志町志布志にある志布志市役所志布志支所(笑)。ま、行ってみれば普通の地方自治体の庁舎なんだけどね(笑)。

市役所近くのコンビニでパスタを買って暖めてもらい、志布志駅まで戻って食べることに……おっと列車がいる。キハの単コロ、油津行。乗り換えて宮崎まで2時間半かかる。東端とはいえ鹿児島県の志布志から串間や日南方面の需要がどれだけあるか。都城志布志道路の開通を求めるのは当然だろう。都城で九州道とつながれば宮崎も福岡もダイレクトだもんね。

10時のシャトルバスでしおかぜ公園へ。実はこの志布志訪問&観戦は今年の鋳造の活動でとてもとても重要な意味を持っている。11月上旬(笑)くらいにはヒントが出せるかな。出せるといいな。観戦会場に行くと、おやこの素晴らしいフォームでボールを蹴るのは熊代さん====ThisIsTheErrorMessege====かしら。

第1試合
FC徳島 3-1 三菱水島

手短な感想で申し訳ない。中国1位(暫定)と四国2位の対戦なんだけど、もうね、控えめに言っても『順当』って内容だった。両チームで大きく違ったのは、大胆さ。水島は相手ゴール前まで持っていけても、そこでボールを大事にしてしまって相手に戻る時間を与えてしまう。一方の徳島は、前を向けたら確実に打つ。少ないチャンスをしっかり活かす「勝つ」サッカーをやっていたのは間違いなく徳島。徳島は、このサッカーを貫けたら、もしかしたらもしかするぞ。逆に、「暫定1位」だった三菱水島は翌週の最終節(台風で延期)でSRC広島に大マクリをキメられて優勝を逃してしまう。====ThisIsTheErrorMessege====うーむ、無念。

観戦を終えて、シャトルバスまでの時間でおふるまいをいただく。黒豚三昧丼。うん、美味しかった。でも……。
シャトルバスに乗って陸上へ。ここのおふるまいはうな丼。志布志市、陸上としおかぜでおふるまいの品を替えるとはやる気マンマンだな。でも……。
いただいておいてネガな感想をするのも申し訳ないのだけど、用意しておいた丼を箱から出して提供するってのは、うーん、なんか。うまく言えないんだけど、なんか違うような気がして。うーん……。

あと、これは志布志市の方針らしいんだけど、公共の場にゴミ箱を置かないみたい。志布志駅にもなかったし、しおかぜ会場でも陸上会場でもゴミ回収をしてなかった。器は食べ物を提供したところに返却する。ゴミ取り扱いの方針としてはOKだと思うけど、コンビニとかで昼食を買って持ってくるひとも少なくないと思うので、これはもう少し周知した方がいいかな?と思った。

第2試合
アルテリーヴォ和歌山 3-3(pen.1-4) 常葉大浜松

関西3位で勝負駆けの和歌山はサポも結構な気合が入っていたけど、とにかく和歌山DF角南が常葉MF福島のスピードについていけない。あんだけ和歌山の右サイドを相手に制圧されると攻撃も出来ない。関西3位がこんなもんなの?って思ったよ。だって、だって常葉浜松は東海2部なんだよ。
しかし、和歌山はそんな中でも地道にズブズブと常葉に圧力をかけ続けると、残り10分くらいになって常葉の中盤がビタッとスタミナ切れになり、和歌山のタコ殴り状態に。あとはゴールが奪えるかどうかだけ。そして後半40分過ぎについにミドルが左下隅に決まって同点。競馬で喩えれば、残り1ハロンで鬼鞭を入れて後方から豪快な追い込みをかけたようなものなのだが、競馬と違うのは鬼鞭入れでゴール板では並んだものの、この後でPK戦があることだ。和歌山は1人目2人目が連続失敗。ああ、80分で届くまでが精一杯だったか。


シャトルバスで志布志駅前に戻る。今回はこのバスに大変世話になった。駅=陸上=しおかぜを毎時2本のシャトルバスで結ぶとは「破格」と言っていい。帰りがけに駅にいたJKスタッフにそれを話したら喜んでいた……えーと、JKだから、JKだから話しかけたわけではないぞ!話しかけるキッカケにはなったが(笑)。
今回宿泊の天文館のホテルは廉価なので「剃刀は持ってこい」とのオペレーション。100均のでいいや、と志布志駅前のスーパーで買って、駅に戻る時に全社のポスターを見つけた。志布志市限定のものだ。ほうほう、気合い入ってますね。

志布志からの帰りは船を使わないルートにしよう、と国分経由で。しかしまあ遠いよ遠いよ。そんでもってキツいアップダウンの多い道。国分まで1時間半。ぐったりしちゃうよね。

国分山形屋で鹿児島行のバスにちゃんと乗り継げて、でも土曜の夜だからか鹿児島方面も加治木までは結構な混雑。天文館で降りて、今夜は独り呑みにしよう。となると、前回訪問時にぼくの記憶を奪い取りさらに翌日開票の辱めを受けることになった====ThisIsTheErrorMessege====『もつ鍋かっぱ家』へ。大将はぼくのことを憶えてくれてた。嬉しいねえ。
1人前の鍋もOKとのことなので、濃厚味噌ベースの豚鍋。酒は種子島の『甘露』。これまでの経験から「島の焼酎にハズレなし」が持論なんだけど、この酒も良かった。で、なみなみと注いでくれて。前日があまり寝ていないので結構酔っ払ったけど、鍋の中身が結構残っているので大将に「一番カルい焼酎を」とオーダーしたら『三岳』が出てきた。ちょっと待てこの店のラインナップだと『三岳』が一番軽いの?(笑)。結局『三岳』は半分ちょっとしか呑めなかった。翌朝も早いので無理は出来ないし、また記憶を奪われるのも問題だ(笑)。

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