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地域決勝@長崎(2)
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2012年12月01日

この日は1日乗車券を買わずに行くことにする。夜は電車を使いたいしね。さすがに金曜と違って好事家(笑)の皆様が続々とやって来る。中には、ここ柿泊から速報を上げる気マンマンでノートPCから通信設備からの装備一式を持ってきたのに『圏外』攻撃を喰らって途方に暮れるマニアさんの姿もあったりして(笑)。いやいや、ノートPCに乾電池で動くモデム経由で音響カプラーをカード式公衆電話に縛り付けて速報した====ThisIsTheErrorMessege====時代を考えると夢のようだわい(笑)。

福島U 3-0 ネクスファジ

呉大陸を左SBに配置したネクスファジ。相手守備陣をかき回し、左に出来たスペースに突っ込ませるプランか。しかし、東京全社や中津の地域決勝1次ラウンドでのネクスファジを観た観戦仲間のほとんどが「違う」と言う。それも、悪い意味で。

1失点してから、ネクスファジの“チーム”としての意思がなくなったような気がした。3失点目のループ・シュートが決まったとき、観戦仲間の何人かは「ポッキーを折った時のように心が折れる音がした」と形容した。赤福はこの快勝で勝ち点5。第2試合で相模原が90分で勝てばその時点で福島・相模原の自動昇格が決定するわけだが、逆に1次ラウンド・Cグループを1位で抜けたネクスファジは勝ち点0。さて、この大会のネクスファジに何が起きているのか。

もちろん、選手に聞いたわけではないので、推測だ。でも、ぼくが予想大会で「ネクスファジの目的」という部分で疑問に思ってたことを、観戦仲間の一人は一言で表現した。
「彼らは、Jリーガーだ」。
「なるほど、そうか」と思った。

Jリーグのファジアーノ岡山の公式戦は11/11に終了している。もし、中津の予選ラウンドが終わった後で、ネクスファジの選手達に『来季の契約』の提示がされているとしたら。====ThisIsTheErrorMessege====

この試合でぼくが気になったのがもう一つあって、1-0でリードされている時間帯で、ネクスファジが反撃を仕掛けている時に雉サポのコール・チャントが止まったこと。ここで歌わずにどうする?!とぼくは思ってしまうのだけど、彼らの論理は違うのかもしれない。観戦仲間は「3-0になって、ファジサポから男性の声が聞こえなくなった。情けない」との感想を漏らした。

ノルブリッツ 0-3 相模原

金曜と同じく、ノルブリは4-1-4-0-0-0-1。しかし、金曜と違ってアンカーの青木がDFラインに完全吸収されてしまうことが多い。1トップも山田が出場停止で、『矛』が機能しない。これで相模原の攻撃陣に対するのは困難だったか。
ただ、実際のところ、第1試合のネクスファジの結果により、ノルブリは0-1で負けようが0-3で負けようが関係ない。4点差にならなければいいのだ。得失点差でネクスファジを上回っている状態で、最終日の直接対決を90分乗り切れば、PK負けでも3位になることが出来る。

相模原、快勝。これで、赤福と相模原の2位以上が確定した。喜び歌う相模原サポ、気持ちはわかる。でもさ、『カンピオーネー、カンピオーネー』を歌うのは1日早いんでないかい?(笑)「フラグが立った」という観戦仲間もいたくらい(笑)。

すぐにバスで街に戻る。車内はJ1最終節の話題で持ちきり。部屋に着いた時は後半開始くらいだった。昨年は柏の優勝を視て、今年は吹田の降格を視た。「得失点差がプラスで降格」ってやはり前代未聞らしい。前田の呪い、恐るべし(笑)。====ThisIsTheErrorMessege====というか、いかに僅差の試合を落としてきたか、ということだよね。
個人的には、もう一つの降格は神戸より新潟を期待していたのだけど。なぜって、新潟駅前のお店で美味しい日本酒と『へぎそば』をいただきたかったから。「J2か、懐かしいなあ」と“上から目線”をぶちかました大学の後輩と「J2へようこそ!」と握手したかったのもある(苦笑)。でも、岐阜隊としたら近場のチームが落ちてきてくれたのは遠征費的によかったかもしれない(苦笑)。

夜は恒例の焼肉会。長崎まで来て焼肉に拘ったのは幹事の私です(笑)。ここんとこの年齢的傾向(笑)で皆さん食が細くなってきてるので、“量より質”で『大阪屋浜町店』へ。さすがの肉質。特に豚が美味いのはさすが九州。焼肉にしたのは間違ってなかったぜ。神戸サポと長崎関係者がいたので、岐阜サポ・徳島サポ・山形サポ・ギラQサポで「J2へようこそ」(笑)。
呑みが足りない連中で、2次会で行った店はとにかく給仕のシングルテールお嬢さんがかわいくてかわいくて(笑)。で、前日と同様に終電車を逃す(笑)。

2012年12月02日

最終日。雨っぽい。天気予報もそう言っている。でも、この降雨予想なら「雨は試合中に降り出して試合中に止む!」との強い確信で傘は買わないでおくことにした。果たして、傘が必要な展開にはならなかった。

バスの車内で知人の相模原サポから新聞を見せていただく。おいおい、見出しの「福島などJFL昇格」って、どうよ。山口全社以来、一部の口汚い連中(ぼくを含む)は『スモー』と呼んでいた====ThisIsTheErrorMessege====のだけど、これからは『ナド』と呼ばないといけないのだろうか(苦笑)。

福島U 0-1 相模原

実は前半は観ていないのです。というのも、試合開始の結構前に会場に着いて、荷物を席に置いて友人と歓談し、そろそろと席に戻ると、荷物がないっ!キャリーバッグもショルダーバッグも、買っておいた昼飯のパンもないっ!第2試合はべったりノルブリ寄り(笑)の予定だったのでホーム側のスタンドに置いたのは間違いない。それが、ない。一式。

“置き引き”されたっっっ

有価的なモノはノートパソコンくらいだけど、他に大事な『思い出の品』系のモノが入っている。それはなんとしても取り返したい。
まず運営と管理事務所に届け出て、それから公園内を捜索。もし追跡されたら逃げ切れないくらいの重いカバンだから、ぼくが置き引き犯なら公園内のトイレでカネ目のモノだけ抜き出して後は放置すると踏んで探し回ったけど、ない。実際、荷物をまるっとクルマに積んで逃走されたらもう手が出ない。
なかば絶望しながら捜し歩いていると、駐車場に赤いパトランプが見えた。巡回の警察官だ。大声を出しながら追いかけ、事情を説明。彼によると、このあたりは置き引きの常習エリアで毎年何人かが捕まっているそうな。まずは現場に案内し、それからスタンドを再捜索。知人の雉サポの姐さんが「スタンド入口でずっと喋ってたけど鋳造の荷物を持って行ったようなひとは視なかった」と言ってくれて、女子トイレの中を探してくれた。ありがとう。

結論を言うと、荷物は無傷で全部出てきた。ぼくの勘違いで実は違う場所に置いていたとかではなく、ぼくの荷物一式はまったく違うところへ動かされていたのだ。そりゃわからんわ~。
ま、これ以上の詳細は“話はついている”ので控えます。動かした方も激しく恐縮していたし、警察の方も「よかった、よかった」と言ってくれ、試合運営のところに赴いて「荷物・貴重品の管理に気をつけるように放送を流してくれ」と言って帰っていった。ぼくは観戦仲間のところに戻って顛末を報告。とにかく、よかった。ハーフタイムには電光掲示板で『盗難に注意してください』の表示が出て、そうよ~、トリガーは、私よ~(笑)。

というわけで(苦笑)後半からの観戦になったのだけど、S君とかが「前半は赤福のシュートはゼロではないか」というくらいに相模原のゲーム。90分で決着しなければその時点で相模原の優勝だけど、後半43分に菅野が右から叩き込み、3連勝で優勝。
もしかして、90分勝ち3連勝での昇格は「アローズ北陸」以来?と思ったけど、帰宅して調べたらやっぱりそうだった。その前は、「NTT関東」。この2チームしかない。相模原は3度目の快挙だ。昨年は勝ち点0だった相模原。====ThisIsTheErrorMessege====やはり経験は成長させるのだね。サポは胸張って『カンピオーネー、カンピオーネー』を歌ってください。

ノルブリッツ 1-1(PK.3-4) ネクスファジ

さあ、3位決定の大一番。どちらがウーヴァへ挑戦出来るか。ネクスファジは90分で勝つしかない。ノルブリのGKは涼くん====ThisIsTheErrorMessege====だ。で、金曜土曜と守ってきた山本はサブにもいない。というか、サブGKがいない。勤務の関係だろうか。「やれる時にしかやらない」山田も出場停止明けで戻ってきた。さて。

序盤、明らかにノルブリッツの戦い方が違う。4-1-4-1の“道リーグ・モード”。しかし、それで掴んだ絶好機を石本がはずすと、速やかに“地域決勝・モード”にシフトチェンジ。見事。それでも、この2試合よりは極端でない。4-1-4-0-0-1、くらい(笑)。攻めるしかないネクスファジは中盤を支配しているが、これはノルブリがコントロールしている状況だ。

後半、試合が動く。ネクスファジは左から入ったライナー性クロスを角島がバックヘッドで少しだけコースを替え、ゴールゲット。大喜びのベンチ、逆にノルブリ側では倒れこんで動けない選手もいる。プラン崩壊の瞬間。ぼくはまずいと思った。まだ30分もあるのにこんなにヘコんでしまうのは、「1-1にすればいい」と前向きに切り替えることが出来ないから、ノルブリには点を獲るメソッドがないからではないか。「さあ、どうする木島さん?!」
ノルブリにとって最大幸運だったのは、失点から2、3分で同点に追いつけたことだ。金曜日の観戦で書いたことを思い出していただけると幸甚だ。『「やれる時にしかやらない」山田は「やる時にはやれる」能力の持ち主』だ、と。縦一本のロングパスに対し、「単騎駆けこそ戦の華よ~っ!」とばかりにDFと駆けっこをした山田はなんとか競り勝って倒れながらループ気味のシュート、これはGKに弾かれるも、DFがクリアしようとしたボールが起き上がった山田に当たり、彼が蹴りこんでゴールゲット。1-1。これで、ノルブリは再びプラン通りに4-1-4-0-0-1で試合をコントロールすることが出来る。逆に、ネクスファジの選手が一人倒れこんでしまった。「あれだけ何度も何度も何度も挑戦してようやく抉じ開けたノルブリッツのゴールを、もう1度抉じ開けなければならない」。その徒労感から、だろうか。
ラストの攻撃もノルブリッツ守備陣はすべて跳ね返し、後半終了の笛が鳴った。PK戦の結果に関わらず、ノルブリの3位=ウーヴァへの挑戦権獲得決定。それでも、PK戦は行わなければならない。ぼくは、近鉄バファローズの10回裏の守備====ThisIsTheErrorMessege====を思い出した。

PK戦の間、ファジサポ達は同じチャントをエンドレスで歌い続けていた。ネクスファジの選手が蹴る時も、ノルブリの選手が蹴る時も。「PK戦は静かにしなければならない」というルールはないし、歌い続けていたことが、PK戦に挑んでいるネクスファジの選手にとって良かったのか悪かったのかも、ぼくにはわからない。
この行為に対し、かなりの怒りを表明した観戦仲間がいる。その怒りもわかるが、ぶっちゃけた話、誹謗中傷とかではないのだから、ファジサポからしたら他の観戦者がどう受け取ろうと「知ったこっちゃない」だろう。「それでいい」とぼくは思うし、もちろん、他の観戦者が「不愉快に感じた」と表明することも自由のはず。現場にいた知人のファジサポは、mixiでこの件について「叩きたいひとは叩けばいい」と書いている。批判されることを“引き受けている”という意思表示。
PK戦は3-4でネクスファジが制し、ノルブリッツは0勝2PK負け1敗の勝ち点2という、3位を獲れる“理論上最少”の勝ち点でウーヴァとの入替戦に挑む。

2日目終了時点でノルブリ3位の可能性は低くなく存在したし、札幌ユースの試合が刈谷で行われる状況でノルブリの入替戦を北海道で開催できるのだろうか?という疑問は観戦仲間の間で議論されていた。結局、2試合とも栃木市開催に。当事者でない都道府県協会を巻き込むわけにもいかないだろうし、苦渋の選択、だろうね。第2戦は、行くつもりです。


友人のクルマで浦上駅まで運んでもらい、原爆中心地・平和祈念像をたどって、松山町から空港バスに乗るとS君が乗ってるとか、どうよ(笑)。
長崎機場を上がるのは2030だから、岐阜に帰っても日が変わるころだ。翌朝の勤務を考えてこの夜は名駅に宿泊することにし、翌日・月曜の夜8時過ぎに岐阜の自宅に戻った。木曜の朝に出勤のために出て以来だから、109時間ぶりだわい(笑)。

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