平成21年5月30日 土曜日
まさかまさか、雉隊がJに上がってからも津山開催を組んでくれるとは思ってもみなかった。昨年は2回組まれてたけど、Honda戦は天候がよくなかったので回避、RK大戦もローメンに呼ばれて行けず。====ThisIsTheErrorMessege====正直言うと、津山塗りは諦めていたのに。この機会を逃したら雉さんに失礼というものだ。岡山在住、雉さんシーチケホルダーの“返し馬マルホン”氏が週末にクルマを出してもらえることになり、岡山駅に10時集合。高速を使わずにひたすら国道を北上する。岡山市北区のあまりの広さ====ThisIsTheErrorMessege====を話題にしてるうちに津山に着いてしまった。
津山陸上。まずは駐車場で帰りの迂回路をキチンと案内されたのに高評価。しかも、キチンとファジアーノ・デザインとも呼べる統一色調で。こういう「小さいところにも手を抜かない顧客対応」は、見習うべきクラブがウチのすごーく近所にあるような気がするのだけど(苦笑)。
肝心の会場は、岐阜サポには「中津川」で通じそうな感じ。まずは外のテント売店へ。津山は『ホルモンうどん』====ThisIsTheErrorMessege====なのだそうで、ぼくは『ホルモンうどん』というと、購入しなかったことをいまだに真剣に後悔している二十数年前の月プレ『大阪』特集に書いてあった中華鍋でグツグツ煮込んだホルモンをかけうどんの上にどさっと載せるというのをイメージしてしまっていたが、焼きうどんタイプなんだ。甘口ソースが強過ぎたことと、ホルモンはもう少し小さく切ったほうが食べやすいなとは思ったけど、これも個性ということで。しかし、他の売店にはほとんど客が行かず、『ホルモンうどん』だけ大行列。ちょっと可哀想だった。試合開始前に市長さんの挨拶。なんでも津山市制80周年マッチなんだそうで、ってことは来年はもうやらないのかな。
さて試合。岡山1-2湘南。岐阜にタコ殴りされてから4試合で13失点====ThisIsTheErrorMessege====の雉さんは、西野がサスペンドなもんで喜山の1トップで4-2-3-1。人数をかけている分、守備は大丈夫だけどカウンターに入っても前線に数が足りない。喜山のサポート役がいないので、どうしても散発的になっちゃう。一方の単軌は、暑さ対策かのらりくらり。DD51のような田原の動き出しの遅さに、アジエルは「シュートを撃ってはいけない」という“おばあちゃんの遺言”をキッチリ守っているようだし。まるで「このサッカーをやっていれば90分で1点は取れるから、それでいいじゃん?」みたいな感じで。攻撃に関する“引き出し”は量も質も雉さんとは比較できないくらい揃っている。それでも、もちろんサッカーには旗判定はないので、「いつか取れる1点」が取れないとまずいことになる。返し馬氏も「雉が85分耐え切れたら面白くなる」と言っていて、同感。
後半の序盤、雉さんは保坂を喜山の後ろに持ってきて、これで攻撃時の厚みは確実に増した。この時間帯になんとか出来たら試合展開はもっと面白くなったのだろうけど、がんばっていた雉さんの最終ラインが一瞬だけ田原を泳がせてしまい、そこにキッチリとパスを通す坂本も見事。どんなに動き出しがDD51だろうと、センターフォワードは点を取れば仕事をしたことになる。「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを獲るのが良い猫だ」====ThisIsTheErrorMessege====てなモンだろうか(←たぶん違う)。雉さんが単軌をしっかり崩した唯一のチャンスも、喜山だったかのシュートはGK正面。結局、その後は粛々と0-1。もし、雉さんに西野がいれば事情は変わったんだろうけど、いたらいたで単軌も違う戦い方をしたと思うし。
津山から広島までクルマで2時間半。いやあ、さすがは中国道。「1000円渋滞」などどこの話だの通行量の少なさ。19時には宿にチェックインして八丁堀のP屋に座ってました。なんなんだこの回りの悪さは。あまりに悪いんで、これは等価に違いないと思ったら「3円切ってます」とは返し馬氏。そう、こんなショッパイ釘でも出してしまうのが返し馬氏。そして、そんな彼の勝ち運に便乗して高速代からガス代からお好み村『ちぃちゃん』の呑み喰いまで出してもらう。いやはや「タカリの鋳造」はまだまだ健在であります。いい感じで気持ちよくなって歩いてホテルに戻った。