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帯広競馬場の一日(その1)
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千歳のホテルは朝食を6時半から食べられるのでありがたい。バイキングではないものの、小鉢をたくさん取ってガッツリと朝飯を食べ、南千歳から『スーパーおおぞら』に乗る。朝イチとは言え釧路行特急、しかも自由席は2両。若干心配だったのだけど乗ってみてあまりの空き具合にびっくり。高速バスが頻繁に走るわけでもないのに、札幌=釧路がこんな程度とは。石勝線に入ると「エゾシカが横切り急停車する場合があります」と放送が入りたじろぐ。何度視てもブラスターが狙い撃ちしそうな====ThisIsTheErrorMessege====トマムのアルファリゾートを視て、狩勝峠を下り終えると十勝平野。右側、つまり西側の山並には少しだけどまだ雪が残っていた。


西方面のバスに乗る。目的地・帯広馬事公苑は競馬場のすぐ北にあって、南側にはコースとスタンドがあるから入口は反対側かもと北側の道を走るバスに乗ったら大失敗。おかげで到着はキックオフから少しだけ遅れてしまった。北海道リーグのとかちフェアスカイと北蹴会の対戦。「上を目指す」を宣言しながらいまだ未勝利で7位のフェアスカイと、昇格組でこちらも未勝利の北蹴会の、ドベ戦だ。にしては、思ったより観客が多い。そして、とかちサポが数名。
試合は、意外といっては失礼だが昇格組の北蹴会がしっかりしたサッカーをして序盤は互角だったが、だんだんフェアスカイのチャンスが増えていき、やがて松島====ThisIsTheErrorMessege====が倒されてPKを得る。キッカーはその松島、しかしなぜか枠を捉えられず、嫌な展開。しかしその後もフェアスカイに向いた流れは変わらず、ついにロングボールがゴール前で弾んだところへ松島が走り込んで抜け出し、ストライカーらしく押し込んで先制。後半も開始早々に右からのクロスをファーでなぜかフリーの松島がヘッドで2点目。3点目は途中交代の小俣====ThisIsTheErrorMessege====が綺麗な崩しで入れて、フェアスカイ圧勝。前日の佐川×岐阜を観た者としては、カテやレベルの差はあるもののひともボールも動くサッカーは“癒し”には十分な魅力があった。まあ、このサッカーがどの相手にも出来たらこの順位ということはないのだろうけど、頑張ってほしい。
敗れた北蹴会。後半から運動量がだいぶ落ちた。このクラスのクラブが前泊とは資金的に考えにくいので、もしかしたら岩見沢を早朝に出て、だろうか。だとしたら大変だ。噂に名高い日勝峠====ThisIsTheErrorMessege====を越えて、だろうな。ぼくは噂しか知らないのだけど、とかちサポによると「1時間走って横転した車を2台視た」とのことだからよほどの難所なのだろう。これもまたホームアドバンテージ、だろうか。

ホームアドバンテージと言えば、会場となった帯広市馬事公苑スポーツセンターについて書いておきたい。かつて、帯広競馬は普通のダートコースと輓曳コースの2つがあったが、10年前に輓曳専門に。となると、輓曳コース以外の広大な敷地が余剰となるわけで、一部はゴルフの打ちっ放し練習場に、その他がサッカー場になった。というわけで、南側ピッチサイドから観ていると先の方にハロン棒が見えるし、すぐ後ろには輓曳のトレーニングコースがあるし、そこからはほのかに馬糞の香りもしてくるし、試合中にスタンドからは馬券発売締切の音楽がテストで流れてくるし、なかなか壮絶な環境だ。この日は10時からサッカーの試合があり、午後2時過ぎからは今節から開催の輓曳ナイター開催がある。コラボというまでは行ってないみたいだけど、この記事====ThisIsTheErrorMessege====によれば今後も期待出来るのかもしれない。
試合が終わり、とかちサポと少し話して、ぼくはこの日の宿である『北海道ホテル』に向けて歩いた。期間限定で結構安いプランを出していたので、たまにはビジネスホテル以外でと背伸びしてみたのだ。ずーっと南に歩いたところでバス停発見。ちょうど拓殖バスが来るところだったので、ホテル近くまで乗ることにした。帯広クラスの都市でバス会社2社====ThisIsTheErrorMessege====ってのは、本州的視点だと多いような気がするが、おそらく冬はバス利用者が激増するのだろうね。北海道には、こうして小さなエリアに根ざして営業するバス会社が結構ある。

で、ですね。『北海道ホテル』。えーとですね、私みたいなやさぐれた男が一人で泊まる宿じゃないですわ。なんかテレビで視るタレントさんみたいなかわいい顔立ちの女性職員がルームキイを持って一緒に部屋まで来てくれていろいろ案内してくれる。1階では結婚式やってたし、慣れない宿に泊まると勝手が違う、と思いつつちょっと疲れ気味だったんで1時間くらい昼寝。2時近くに起きて、そろそろ豚丼喰いに行くかと1階のPCコーナーで検索すると、今回の標的だった長崎屋1階『はなとかち』は午後3時までではないか。
慌てて市内バスで長崎屋まで行ったら時間も遅く客は誰もいなかったけどちゃんと豚丼を食べられた。普通の豚丼用肉とバラ豚丼用肉が半分ずつ乗っている「半バラ豚丼」の150gにそば椀セットで1,200円。前回食べたのが『新橋』の個性的な黒いタレの豚丼====ThisIsTheErrorMessege====だったので、ぼくは『はなとかち』の方が好みかな。肉も軟らかく焼いてあって、なかなかのボリュームでした。さて、喰うモン喰ったし、もう一度競馬場に行きますか。

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