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JFL入替戦(4)
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前夜の酒が深かったせいもあり、沼津のホテルで9時過ぎまで粘って、普通列車で西へ。『のびのび』シーズンであるからして、座れただけでもラッキーというものでしょう。静岡で返し馬クズホン師が同じ列車に乗ってきたそうだが、「静岡で全然客が入れ替わらないのはどうしたことだ」と驚いていた。
磐田駅は橋上駅舎になっていた。でも貧弱な駅前商店街はそのまんま。コンビニで食料を買い込んで、路線バスは面倒になってタクシーでジュビロ磐田スタジアムへ。
アジアでも屈指の強豪となった磐田のホームスタジアムは、W杯規格のスタジアムに見慣れるとものすごーく小ぢんまりしている。入口では運営スタッフが『開運』とかかれたお守りのようなものを配っていた。メインスタンドで観戦するのは初めてだが、莫大な量のハトの糞はなんとかならんのか。今日は佐川印刷名物となりつつあるサポ君が不在でその代わりに動員と思われる応援団。静産大の方も父兄も含めてかなりの数。学生諸君はゴール裏でメガホンで蛮声を張り上げる。

試合は、ともに持ち味を出し合ったような感じだった。フィジカルに勝る印刷DFは競り合いになるとことごとく勝利するが、産大の方もスペースを活かして攻め込む。クロスを放り込んでもゴール前の制空権が確保できていないので、サイド攻撃というよりは正面あたりで早く短いパスをつなくような意図も見えた。ただ、産大の左サイドがガラガラで、印刷のサイド攻撃は右からのボールが多かった。というか、簡単にボールを上げさせすぎ。精度がもう少し高ければ。
産大応援団の蛮声がだんだん罵声に変わっていく。書生さんなんでもありかい?という感じ。印刷のGKはボールボーイがすぐにボールをよこさないと審判に文句を垂れていたので、相手をイライラさせるのには効果があったようだけど、相当不快な思いをしていた観客もいたようだ。
結局スコアレスで試合終了、こっちも昇格残留の行方はPK戦となった。唯一はずしたのが、西京極の第1レグでもサポというか父兄から人気のあったFW吉本。5人全員が決めた佐川印刷が昇格を決めた。吉本は自責の念から最後まで立ち上がることが出来なかった。印刷の選手達は胴上げまでして昇格を祝っていた。

今年の静岡産大の試合は加賀市のアローズ戦====ThisIsTheErrorMessege====で観ただけ。愉しさというものは感じられた。ただ、社会人にまざって全国リーグを戦い抜くには、タフネスという部分が少々足りなかったかな、という気はする。


9年ぶり開催のJFL入替戦はドラマを感じさせるものだった。いまはご出世されたは某スポーツライター塾の塾長様====ThisIsTheErrorMessege====におかれましては、刈谷の地域決勝のように、是非とも愛鷹に足を運んで欲しかったものだ。彼なら、PK戦前のアイン食品の円陣に神を見たかも知れないし、もしかしたら冬天の陽炎だって見えたかも知れない。


これで今年の観戦はおしまい。とは言っても今年はあと2日しかない、しかも30日夜は当直と来ている。クズホン師と名古屋まで出て、味噌煮込みうどんを食べて、打ち納めと称してP屋に行ってコテンパンにやられ、軽く呑んで解散。帰宅してそのまま沈んでしまった。おしまい。

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