cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2017/06/08◆鋳造のレシピ、岐阜隊のレシピ
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華さんとかそど子とかKV−2とか

そもそも、じゃからんが「仕事でパソコンばかり視ていると消耗する」と言って小さな花の鉢を買って来たのが始まりの、鋳造家緑化計画。

まず、じゃからんがGWに買ったガクアジサイ・ダンスパーティーの『五十鈴華』====ThisIsTheErrorMessege====ですが、順調に開花を迎えました。キチンとピンク色の花を出す====ThisIsTheErrorMessege====ことも出来た。やれば出来るコじゃん(笑)。しかし、これで「見たか鋳造!来年はオリーブよ!」と勝ち誇るじゃからんを止められなくなった……(苦笑)。
で、もう一つ彼女が育て始めたのが、なんとアサガオ(笑)。おそらく小学生でも花を咲かせることが出来るシロモノ。現在、種10粒が双葉を開かせていて、これからワサワサと伸びていくであろう。アサガオの名前は『そど子』====ThisIsTheErrorMessege====に決定。ちなみに、名づけたのはじゃからんです(笑)。まあ、似たようなのが出てくるんだから『そど子』でいいのかもしれないけれど、『そど子10号』とか言うと『変種第二号』みたい====ThisIsTheErrorMessege====でなかなか“納涼効果”がある(笑)。

一方、鋳造の部屋を飾るフィカスプミラ・サニーホワイトの『かーべーつー』。====ThisIsTheErrorMessege====水を与え過ぎるのもよくないかな?と日曜を水なしで過ごしたら、月曜の夕方に何やら黄色に変色した葉がざわざわと。「水枯れか?」と焦ったが、かーべーたんの鉢はそれなりに大きいし保水力もある。どうやらハダニに襲われた可能性が高い。日中は窓を開けていることが多いしね……。ハダニ駆除剤を導入すると同時に、黄色くなった葉はもうもとに戻らないので切り落とす。すると、根元部分に葉がない枝が3本ほど出来た。これはこれで見映えがよくないので、いっそ枝ごと落としてしまって先日失敗した挿し枝====ThisIsTheErrorMessege====に再挑戦してみよう。
平鉢と発根剤を買ってきて、水上げをしてから赤玉土に植える。葉は4枚程度に落とす。前回の失敗は、根も出てないのに赤玉土と腐葉土のミックスに植えてしまった====ThisIsTheErrorMessege====から……ということに、した(苦笑)。これから一月はひたすら水を与えるだけ。さてさて、作戦通りに一月で根が出てくるかしら。

「『チルチル』のキエフ風カツレツ、食いたくね?」

ここんとこ鋳造が料理づいているのはご存知のことと思うが、先日はようやくカレーを作った。どうせだったらじゃからんが普段作っているのとは違う味にしよう……と、鶏ムネ肉のトマトカレーに挑戦してみた。鶏ムネは圧力鍋でほろほろになるし、トマトの酸味がいい感じ。これは大成功。次はまた違うカレーに挑んでみよう。

で、6月5日。鋳造の誕生日。この日、料理人鋳造(笑)は次の部屋の扉に手を掛けた。“揚げもの”に挑戦するのだ。標的は「キエフ風カツレツ」と決めていた。
マンガ『げんしけん』4巻の77ページ。ボヤ出して活動停止処分となった“現視研”メンバーが自治会に部室の鍵を返納してから「晩飯喰うか」という話になり、このセリフが出てくる。正直に言おう、「キエフ風カツレツ」という料理はこのマンガのこのコマでしか見たことがない(笑)。しかし、その後も妙に気になっていた。初見から13年、初“揚げモノ”はこれにしよう、と。
簡単に言うとバターと香草を鶏肉で巻いて揚げたものとなる。愛用のクックパッドには「キエフ風カツレツ」「チキンキエフ」でいくつかのレシピが。しかし、当然だがレシピの内容は微妙に異なる。鶏肉はムネ肉かササミか。バターと香草は予め仕込んでおくのか一緒に巻けばいいのか。鶏肉はミンチにするのか平たくして巻くのか裂け目を作って押し込めばいいのか。いろいろ読んでみたけど、結局ゴールは鋳造とじゃからんのクチだ(笑)と3つのレシピをミックスすることにした。「鶏肉はムネ」「香草とバターは事前に混ぜる」「ムネ肉の裂け目にバターを押し込む」。以前、肉巻きに挑戦したことがあるのだけど、うまくいかなかったからね。

まず、バターを室温で溶かす。ちょっとだけ湯煎もした。その間にパセリ、長ネギ、にんにくをかなりのみじん切りにして、溶けたバターにしっかり混ぜ込む。そしてそれを広げたラップに載せて棒状にして再び冷蔵庫へ。4時間くらいすればちゃんと固まってパセリガーリックバターの完成だ。鶏ムネ肉の皮を削いで切り分け、横に包丁を入れて隙間を作る。作成しておいたパセリガーリックバターを細く切ってムネ肉の隙間に押し込んで溶き小麦粉で閉じ、小麦粉・溶き卵・パン粉の順に纏わせる。油を160度くらいにして、滑らせるように肉を入れ、ときどき回転させながら3〜4分揚げる。で、完成。ちょっとパセリガーリックバターが強く出てしまったかもしれないけど、初“揚げ物”にしてはうまく行った方じゃないでしょうか……と思ったの、喰っている時は。
喰い終えて、なんかどどーんとだるくなってしまった時も、「きっとキエフ風カツレツがボリューミーだったから」と思ったの。ところが、翌朝になってもなんか体調がおかしい。一言で表すと「ペースが上がらない」。通常ペースに戻ったのは午後4時近く。まあ、晩飯は昨晩の残りを温めればいいから……と冷蔵庫から「キエフ風カツレツ」を出して「私、わかったの。」(鹿目まどか)

鋳造は、あのパセリガーリックバターが苦手なんだ!(爆笑)

自分で作っておいて……と笑うなかれ。前日の夜は「揚げ物を作りきった!」との満足感からあまり気にせずに食べたのだけど、1日過ぎてみるとあのパセリガーリックバターのニオイを嗅ぐのもダメ。料理の出来そのものは悪くないので、残りの「キエフ風カツレツ」はじゃからんが食べることになった。ごめん、もう二度と作らないよ(苦笑)。

ここから無理矢理に岐阜隊の話にしてみる(笑)

まず、先日のホーム長崎戦。熊本戦の1−2の敗戦より受け入れられる。勝ち点が獲れたから、ではない。「ゴールを奪ってナンボのサッカーな岐阜隊がちゃんと4ゴール奪ったから。そりゃミスから失点したさ。でも、いまのうちは守備要員がGKとCB2人の計3人しか用意していない。それでなんで守れるのかといえば、あまり守らなくていいサッカーを目指しているから。攻めている時間が多ければ、守る時間は少なくなる。だから、最終ライン近辺でボールをまわしている時にミスするなりプレスに負けたりすれば一気に「失点するかしないか」の局面に。でも、それを是としてここまでやって来ているのだから、今季の岐阜は守備(失点)についてはもうしょうがない。

話を17節まで進めて、すんんんんんごいザックリしたデータを視てみる。17節終了時のJ2順位と無失点試合数、無得点試合数。無失点試合は多い方が、無得点試合は少ない方がいいので、その順位。そしてそれらの順位が勝ち点の順位とどれくらい乖離しているか。

勝点
順位
チーム無失点試合無得点試合勝点
順位と
無失点
試合
順位の差
勝点
順位と
無得点
試合
順位の差
1福岡
2新横
3名古屋1815
4湘南1713
5長崎12
6東京V12
7徳島10
8愛媛
9山形17
10水戸12
11大分10
12京都1411
13松本12
14千葉1010
15岐阜1414
16岡山2119
17町田13
18金沢1421
19熊本1811
20群馬2121
21讃岐1412
22山口1819

順位差が7以上のところだけ背景をマゼンタにしてみた。パッと見で、無失点試合の順位の方が無得点試合の順位より勝ち点順位に近いことが視ていただけるだろう。上の順位を目指すには得点を増やすより失点を減らすべきという定説の数値的な補完になれる、かな。しかし名古屋はわかりやすい。無失点試合数ランクではかなり下位なのに勝ち点では上位。要するに失点度外視で得点を奪って勝ち点を獲るという「重戦車で踏み荒らしていく」スタイルがこのデータからもわかる。その逆が湘南。無得点試合はそこそこあるが、無失点試合がかなり多いので勝ち点が拾えている。しぶとい試合運び、ということだろう。そして、釜玉。無失点試合も少なくない、無得点試合も多くないのに降格圏内。つまり『勝負弱い』ということになる(苦笑)。

で、岐阜だ。無失点試合に関しては勝ち点順位とほぼイコール。でも無得点試合の少なさは特筆モノ、勝ち点首位の福岡と同じ。ゴールを奪っても順位に反映されていない。さて、ここをどう見るか。「得点と同じくらい失点してしまう」のか、「失点と同じくらいしか得点出来ない」のか。ぼくは、今季の岐阜については後者だと思っていた。
話は戻って長崎戦。試合後の大木武将のインタビューを要約すると「簡単に点を取られ過ぎです。簡単に点を取られ過ぎです。簡単に点を取られ過ぎです。簡単に点を取られ過ぎです。大事なことなので4回言いました」ということだろう。そして、次の京都戦。京都からレンタル契約の永島が使えない中で武将の選択は右SBを大本から野澤にして大本を前に上げたこと。続く山形戦も右サイドはこのままだった。“永島不在対策”ではなかった、ということか。さすがに、3点奪われても4点奪えばいい====ThisIsTheErrorMessege====というロマンがぐつぐつと煮えたぎるサッカーではさすがに結果は残せないと考えたのかもしれない。しかし、野澤の右SB適性は未知数。本人もインタビューで「右SBはサッカー人生で初めて」と答えている。実際、京都戦の失点も山形戦の失点も右からだった。そうなると、失点を防ぐにはもう1枚の守備要員すなわちボランチということになる。中盤の底にいるのは庄司だが、しかし彼は守備能力でそこにいるのではない。アメリカン・フットボールで言うところのクォーターバック(QB)の仕事をするためだ。あのポジションからチーム全体の攻撃を統括出来るのだから、彼はいまサッカーが愉しくてしょうがないだろうなあ。

ちょっと脱線して。レノファの上野監督が成績不振で解任……退任になった。「すぐに上野さんに(オファーの)電話しよ!」と言っている岐阜サポもいたけれど、ぼくは違うと思っていた。いま、庄司が満喫している(と思われる)大木サッカーと上野サッカーは、ぼくの印象では真逆に近い。
上野さんのサッカーって、とにかくアタッキング・アクションの開始からフィニッシュまでのパターンを研ぎ澄ませるという印象がある。スイッチを入れてから(入れるのは庄司か三幸だったかと)、前線の攻撃手がパターンに従って一気に自動的に動き自動的にフィニッシュの選手がフリーになるというオートメーション。一方の大木監督は、言うなればアタッキング・アクションの開始直前までをパターン化するサッカー。コントロールするのがQB庄司。シシや永島は現在の大木サッカーではパーツの1つに過ぎない。でも、アタッキング・アクションの開始から先にパターンはない。それは、喩えるなら『競輪』のよう。最終3角まではパターン(ライン)で戦うけれどそこからゴールラインまでは個人戦、というような。右サイドが大本+パウロだとパウロが大本を使わずに中に切れ込む“ドリブルバカ一代”になってしまうのも、CFがコーヤだと彼の選択順位ではゴールを奪いに行くという行為の順位が高くないから岐阜の得点力が低下してしまうのも、アタッキング・アクションの開始から先が選手に任されているから。

今季の岐阜のサッカーを観ていて、組み立て部分の躍動感とフィニッシュ部分の閉塞感はいつもセットだった。シーズン序盤は、いまよりずっと閉塞を感じていた。でも、それは実は“鋳造の料理”と同じなのかもしれない。ぼくも最初はクックパッドのレシピを必死でトレースしていたけれど、いまは(上の『キエフ風カツレツ』のところで書いたように)複数のレシピを組み合わせて「自分が喰いたい(あるいはじゃからんに喰わせたい)鋳造家用レシピ」に加工するようになった。岐阜隊のサッカーも、当初は大木サッカーのレシピを必死でトレースしていたけれど、いまは大木サッカーのレシピに対して「いまの我々なら、ここからどうすればいいか」を選手それぞれが味つけしている段階なのかもしれない。おお、うまく話がつながったぞ。というか強引につなげた(笑)。


ただし、それもこれも大木サッカーという基本のレシピがあってこそで、それを具現化させるQB庄司がいてこその、基本レシピ。いまは結構堅実に引き分けが取れているので、降格ゾーンに行くことはたぶんないと思う……けれど、ケガ等で庄司を長期間失うことになったら、どうなるかまったくわからない。いまの岐阜隊に庄司の代わりが務まる控えのQBがいるとはどうしても思えないのだ。これだけキッパリと「戦術は庄司」なサッカーにしちゃって、大丈夫なんだろうか。

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