吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2016/01/17◆インバウンドを感じた年末年始。
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2015年12月29~31日

勤務地が変わって28日が仕事納めになったんで、その日の夜から長野まで行って29と30で野沢やら栂池やらでスキー三昧してそのまま帰省……というプランだったんだよ。ところが、この暖冬。雪がないのよ。友人の気象予報士も「今年の冬は『冬型が続かない』のが特徴」だそうで、こりゃ無理だわと“成人の日”連休に変更。
なわけで、29日は大掃除が終わってから年末恒例の行事へ。嗚呼、全盛期は讃岐うどんを1日で8軒まわって16玉を処理したついにこの鋳造が、この歴史ある岐阜サポ『インパール大作戦』====ThisIsTheErrorMessege====で“1ケタ”で終わってしまうとは(苦笑)。8枚目の途中で“脳内警報”がギャンギャン鳴りわめいたもんな……。「認めたくないものだな、自分自身の、老いゆえの消化力の喪失というものを……」。4人の参加者で1人だけ“2ケタ載せ”がいたので、なんとか戦いの面目は保ったか。


30日はじゃからんと帰省。品川で軽めの昼飯を喰ってから、白金高輪の『アンペルマンショップ』へ。夏前から頼んでおいたキャップも含め、またしてもいろいろと買ってしまう。それから表参道に移動して、眼鏡屋経由でデジグアルへ。しかし、「インバウンド効果」ってすごいねえ。外国人が多いのなんの。東京の有名繁華街だけあって、アジア系の方も多く目につく。で、デジグアルに行く途中でぼくがMoMAデザインショップ====ThisIsTheErrorMessege====を見つけたんで「ちょっと寄っていい?」と入ったらこれが大当たり。富山県立近代美術館で買ったけど2つとも割っちゃった(苦笑)モンドリアン・デザインのタンブラーやフランク・ロイド・ライト・デザイン====ThisIsTheErrorMessege====の折りたたみ傘なんておしゃれ品から「立つしゃもじ」「ザル洗いブラシ」まで(笑)。ここで結構散財してしまったので、デジグアルでの購入はなし。ま、服は結構揃ってるしね。

夜は、予約しておいた立川『STOLAS』。高木パパ====ThisIsTheErrorMessege====の移籍加入で、岐阜サポが堂々と訪問できるお店になりました(笑)。“たまの店長”は「“たまのCOO”に昇格した」とのこと。ちなみにCOOとは「最高おやつ責任者」だってさ(笑)。毎年この時期は掻き入れ時でお店もずっと営業だから、“たまのCOO”もお疲れ気味。あと、ここでも暖冬の影響があって「あまりいいミントが育たない」のだそうな。でも、在庫わずかだったレモンバーベナのモヒートは実に美味でした。
マスターにも同席のヴェルディ・サポにも訊かれたのが「岳志ってどんなGKですか?」。佐藤優也に移籍の噂がある====ThisIsTheErrorMessege====そうで、GK事情があまりよくない様子。それでポープをレンタルでウチに出すって意味わからん……と思ったけど、wikipeで調べたら公式戦に出たのって、あの『のうりん』デーの岐阜戦====ThisIsTheErrorMessege====だけだったんだね。そんな感じで3時間近くも長居してしまいました。じゃからんは自分の実家へ、ぼくは諸事情でこの日は自分の実家に戻れずに八王子のホテル泊。だって立川は高かったんだもん。入籍してもこのあたりは別行動。ぼくらはこういうペースなんです。


31日は、夕方までまったく予定がなかったけど、もうパチにもスロにも行く気にならなかった。かくして、年末年始のバクチは前日の競輪GPのハズシにより「ほぼ惨敗」で確定。やれやれ……。八王子のボゴキン====ThisIsTheErrorMessege====や立川のスタバでセルフ・ブレインストーミング(笑)して時間を有効活用。これについては、今年の年末の「鋳造10大ニュース」に書ければいいな。
夕方から、リフォームを終えた姉夫婦の家にみんなでおじゃまして晩飯をご馳走になる。鋳造は『紅白』と『笑点』は視たり聴いたりしているだけで震えが止まらなくなる人間なんで、ちょっとツラかった(笑)。実家に戻ってから年越し蕎麦を喰って、『ゆく年くる年』ではなく『2355』を視ながら年を越した。

2016年1月1~3日

天皇杯決勝。今年は指定を押さえてあるし、会場も飛田給で実家から近いんで高幡不動で初詣を済ませてから行くか……と駅まで行くと参道の入口から大行列!これはアカン、と再び喫茶店で再びセルフ・ブレインストーミングしてから、飛田給でじゃからんと合流して味スタへ。主審・村上伸次という段階で試合はどうでもよくなった(笑)かと思ったけど、「カップ・ファイナル」らしい好ゲームだった。浦和の敗因はズラタンとチュンソンを共存させて、じゃない方『じゃない方』の武藤====ThisIsTheErrorMessege====を下げちゃったことかな?あれで吹田のペナエリアの中が逆に窮屈になった感じがしたんだけど。
今回の天皇杯で、一番大きな『カテ差』勝利はセカ隊2-0ザスパだったので万一のために岐阜隊のマフラーを持ってって、もしそうなったら立ち上がって「せかんどぉー、ぎふ!」と叫ぶつもりマンマンだったのですが、結局はゼルビーの鈴木崇に。ま、J3とはいえ『東京都代表』ですからね。
しかし、準優勝表彰を受けて写真撮影のために雛壇に並ぶ浦和の選手に「オイ!オイ!オイ!オイ!オォーーーーーーー……」とバンザイを誘導したり、吹田サポもなかなか香ばしい性格でいらっしゃる(笑)。一方の浦和ゴール裏は表彰式でもほぼ無言。飛田給までの帰り道でも、京王線の車内でも、浦和サポによる「無言『の不機嫌』の撒き散らし」はなかなかな味わいでございました。

『ベ』サポのカップルとの定例の宴会は定例の店で。秋に行った鋳造&じゃからんの両家食事会の際にどどーんと割引券をもらったので大放出。J1からの降格に震える『ベ』サポのカップルと、J2からの降格に震える岐阜サポの夫婦。いやあ、共通点があって嬉しいなあ(笑)。あとからやって来た浦和サポ御一行は、だいぶ不機嫌も蒸発したっぽかったけど、「村上は浦和のことキライだから」の一言は、正月早々ケンカしてもしょうがないので優しくスルーしてあげよう(笑)。
あと、この店でもインバウンド効果を確認することに。隣のテーブルに来た東南アジアからっぽいグループは、スマホで電話したりと結構なはしゃぎっぷりだったけど、「俺たち、日本のパブに行ってきたぞ!」って感じなんだろうなあ。


2日はじゃからん実家に挨拶。到着して挨拶して、お節も食べないでいきなり炬燵で寝るという傍若無人(笑)。しかし箱根も変わったねえ。何度か書いてるかと思うけど、ぼくの本籍は復路・小田原中継所の蒲鉾屋から徒歩数分のところにあるんで子どもの頃はそこで6区~7区の中継を見るのが恒例行事だったんだけど、青学なんて存在すらなかったもんな。

お節をいただいて寛いでから、2人して初滑り。元日に国立で天皇杯決勝をやってる頃は外苑のスケートリンクと決まってたけど、今年は初めて高田馬場のシチズンプラザへ。「なんちゃってフィギュアスケーター」のじゃからんはここでコーチングされてたんだそうな。しかし、元日と違って2日だからか結構な混みよう。しかも、重い荷物のせいか脚が疲れちゃってて、トウピックが引っかかって転ぶこと数回。1時間でヘロヘロになってしまってすごすごと退却。ごめんねじゃからん。予定より2本だか早い新幹線で岐阜に戻ってきた。


3日は転居して初めて加納天神に初詣。奉納した提灯が飾られている。『女神』号を買った自転車屋さんとか、最近お世話になってる5スロ屋さんとか、一度お伺いした小料理屋さんとかの中に、かつて岐阜が国内に誇った地場産業の提灯を見つけた時はなんか微笑ましかった。「過去形」で書いたけどさ、転居の関係で加納水野町近辺を通ることも増えたけど、かなりの衰退ぶりだよ。どんどん駐車場「だけ」増えてくもん。
あとはもう普通の日曜日として過ごす。仕事始めから結構大変になるのわかってたし。だから、「なんで箱根駅伝やってるんだろ」って変な感じだった。まあ、予想通り仕事始めからスイッチオン状態だったんで、この選択は正しかったんだけど(苦笑)。

2016年1月8~10日

いったい、どうなってしまうのかぁーーーっ!……てな感じの雪の少なさだったんだけど、木曜にどどーんと降りそうという予想も出てたんで、金曜夜から長野ベースでスキーへ行くことに。雪の量を考えたら野沢や栂池よりも『豪雪』をもって鳴る妙高近辺がよかろう。新幹線の上越妙高から赤倉温泉までシャトルバスがあるのを知り、だったら赤倉だな……ということになったのだけど、ちょっと待って「上越妙高」って要するに「脇野田」でしょ?妙高高原駅からバスとかないのかな?と調べたらさっくりとマルケー====ThisIsTheErrorMessege====系列の路線バスがあることが判明。無理して北陸新幹線使って遠回りすることないね。


なもんで、2日とも長野から“しなの鉄道”で往復。「1日乗車券」を使えばさらに600円以上浮かせられると気づいたのは初日の妙高高原駅だったのは残念だけど、2日目はしっかり活用しました。そうそう、久しぶりに長電に乗りました。宿が「市役所前」の近くだったんで1駅間だけ乗ったんだけど、『はくどー』====ThisIsTheErrorMessege====的雰囲気をかなり残した駅でした。もう少し照明を落としたら完璧(苦笑)。


赤倉温泉のスキー場は『温泉』側と『観光』側に分かれている。というか、もともとは小さなゲレンデ群だったのが2つに統合された、という感じ。だから、複数のゲレンデの横の移動がなかなかやりにくい。ぼくらはレンタルスキー屋で2日間の契約をして、『温泉』→『観光』の順で滑ったのだけど、この順番が正しかったのかどうか。というのも、

  • 『温泉』=ゲレンデ広い、コース多く短い、緩斜面多め。「中級」と書かれているところも「初中級」クラス。
  • 『観光』=ゲレンデ狭い、コース少なく長い、緩斜面少な目。「中級」と書かれているのはガチ「中級」クラス。

だったので、疲労蓄積度を考えたら『観光』→『温泉』の方がよかったのかもしれない。2日目に『観光』側のてっぺんまで上がってコースを見下ろした時は「生きて、生きて還るんだ……」と言い聞かせながら刻み刻みで降りました(苦笑)。ぼくより上級者なのは認めるけど、何を視ても、荒川静香のイナバウアーでも高梨沙羅のジャンプでも「あたしにも出来そうな気がする」の妄言(笑)が口グセのじゃからんは、てっぺんから非圧雪の「上級」コースに挑んで「降りるだけで精一杯」だったそうな。
しかし、ホントに雪が少ない。うっすらとだけど1月の妙高でコースに土が出ているなんてあり得ないよ。もともとが超豪雪地帯だから人工降雪機なんて用意してるわけないし。

そして、ここでもまたインバウンド効果を。レンタルスキー屋の店長さん曰く、「白馬が有名になり過ぎて混んでしまい、赤倉に流れてきている」とのこと。実際、この店も日本人は店長さんだけで、あとの2人はイギリス人とオーストラリア人だった。オーストラリア人の兄ちゃんはじゃからんの“タイプ”だったらしい(笑)。ニセコの例は知ってたけど、サマーバケーションを使ってほとんど時差なしで行けて良質な雪でスキーが出来る日本というのは豪州の皆さんにはめちゃくちゃ魅力的なんだろうなあ。

帰りに『岩の原ワイン』というのを買って、『しなの』の中で呑んだ。浅学につき存じませんでしたが、現存する日本最古のワイン蔵は上越にあるんだね。宮内庁御用達だそうで、ボトルキャップにも菊の御紋が。

このワインの存在を教えてくれたのは初日の帰りのバスの運将だったんだけど、浅学につき『レルヒさん』という“ゆるキャラ”?====ThisIsTheErrorMessege====も知りませんでした。あの『やなな』のイベントにも来たことあるらしいが、バスの扉に描かれた『レルヒさん』の顔は正直言うけど相当に面妖だぞ(笑)。もっとも、この妙高高原=赤倉のバスも4月から「妙高市」のバスになっちゃうらしい……『レルヒさん』は生き残れるかな。

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