cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2012/06/29◆ここ最近の岐阜隊のこと。
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『あれ』については触れざるを得ない

ヴァンフォーレ甲府戦で前触れもなく始まった『ストライカー獲得募金』。そのネーミングセンスのあまりの無防備ぶりは、2分かからずファースト・シュートをゴールに叩き込まれて以下成す術なくの甲府戦の完敗====ThisIsTheErrorMessege====に裏ドラ2枚載せという感じで、試合終了後の正面口に集まった岐阜サポからは徒労と絶望感と虚脱感が深く見て取れた。そんな中でもボソボソと“今後”に向けた話をするぼくたちのところに、これまた無防備にやって来る今西社長。会話をしていた岐阜サポの一人は社長に挨拶すらしなかった。その態度に対しての感想は皆さん各々あるだろうけど、正直言うけど気持ちはわかる。

翌朝の岐阜隊公式サイト。甲府戦の試合レポは載ったのに、件の『スト募金』に関する記述は一切なかった。掲載されたのは、試合から2日後、火曜の夜近くだった。それも募金額だけ。
時はいま、来たれり。「Noを言えるためにクラブと距離を置く」が方針の『岐大通』で、この『スト募金』についてのコメントを求めた。はっきり宣言するけど、あくまで「『スト募金』についての意見を載せます」としか公示していない。「批判する」とは一言も書いていないにも関わらず、結局は批判的投稿しか集まらなかった。まぁ……だわなあ(笑)。
ぼくが『岐大通』への投稿で問題とした「使用目的の明示化」については、愛媛戦に際してようやく公式サイトに掲出された。====ThisIsTheErrorMessege====「選手の勝利給などにも利用します」とのこと。ほう、それで『スト募金』って名前ですか。最初から『強化費募金』にすればよかったじゃん。『スト募金』という名称の『スト』の部分がどんどん肥大化していったので慌てて火消しに走ったとしか考えられませんが。「選手の給料にも行きます」と書けば募金が増えるとでも思ったのかな。いえ別に、裏読みして「お金が集まらないと選手に勝利給が払えないので『試合には勝つな』と指示します」という観客に対する間接的脅迫だなんて思っていませんよ。そんなこと、思っていませんってば(笑)。だから思ってないって言ってんじゃん(笑)。
とにかく、ぼくの中で「株式会社岐阜フットボールクラブ」に対する不信感がこれまでの中で最高状態になったのは事実。他のひとはわからない。

現在のFC岐阜が抱えている3つの問題、『FC岐阜のJリーグ残留』『FC岐阜というクラブの存続』『株式会社岐阜フットボールクラブの存続』は、絡まりあっているように見えて実は独立した問題でもある。ぼくにとっての第1優先は『クラブの存続』であり、その他の優先順位はかなり落ちる。特に3番目に至っては「どうでもいい」と言ってもいい。ぼく自身は持株会に入ってないので経済的損失もないし。もちろん、持株会に入っている岐阜サポ、あるいは株を保有している法人関係・自治体関係の方にとっては3番目も重要な問題だろう。立場の違い、と理解してください。

『スト募金』開始後の岐阜隊。

A千葉○→H愛媛△→A稲城×→A福岡△→H町田○。5試合で勝ち点8。ボトム4の中で一番上で前半戦を終えた。これと『スト募金』に密接な関連がある……はずないよね(苦笑)。行徳さんがチーム状況を把握し、その中でいかに結果を出すかを練り上げ、選手がうまく動けるようになったのが理由。だよね?(笑)

平成24年6月13日 @国立競技場

この5試合で、ぼくが生観戦したのは稲城戦と町田戦。まずは国立の稲城戦。いくら「リーグ戦の1つ」とは言え、なんてったって国立霞丘。翌日の休みがボヤッキーによって奪われてしまって試合が終わったら戻らないといけなくなったけど、これはもう行くっきゃないでしょう。早上がりの勤務シフトを終えて、新幹線で。国立競技場近くには『ホープ軒』というラーメン屋がある。以前から気になってたのだけど行く機会がなくて、今回はせっかくのチャンス!と行ってみたのだけど、うーむ、これはタイプではないな。残念。

で、国立競技場。古株がゴロゴロ(笑)。ほとんど遠足の小学生気分。ヴェルディさんのマスコットが挑発(笑)に来たのを撮ってるひとも。でも、バックスタンドの激しいガラガラっぷりは、ぼくは経験してないけど『JSL』ってこんな感じだったのかなぁなんて思ったり。
試合前に流されるヴェルディの選手紹介映像がカッコよかった。スタメン関係なく全員の顔と名前を紹介するあたり「チームで闘っている」という空気を作るのに効果大、かな。

試合。稲城相手にいきなりトッキー先発の4−1−4−1システムなんて、がくがくぶるぶる。3分も経たずに先制された時は、大崩壊すら覚悟したもん。そしたら樋口が見事なミドルを叩き込んでくれて。岐阜隊の国立でのゴールを観れるなんて!twitterでは「高校時代を思い出したのかなあ」====ThisIsTheErrorMessege====なんて声も。で、前半はそのまま1−1で終了。そりゃあ、ちょっとは夢を見るさ。

でも、「それが夢だ」ってこともアタマのどこかでわかってた。105%の戦いが出来た岐阜×70%の稲城=1−1だったんだもん。

後半になって105が90になって80になって……な岐阜と、ネジ巻きと選手交代で70が75になって80になって……なヴェルディ。そりゃ、ああなるわ(苦笑)。左SBのノガに至っては前半から“格”の違いを見せ付けられて。ちょっと気の毒だった。ホーンビィ氏の表現をそのまま借りれば「クルマのヘッドライトにとらえられたウサギ」====ThisIsTheErrorMessege====だった。西紀寛が轢いていってくれるまでその場に凍りつき、それからむやみにのたうちまわる哀れなウサギ。
PK2発喰らったし、うち1本はトッキーが止めたのに蹴り直しとは、とほほ。でも、それがなくても勝ち点3とか1とかの世界じゃなかったと思う。ウチの選手は精一杯やった。精一杯やっての実力差、というわけだ。だから、終了後の挨拶も拍手で迎えた。

最後に小ネタ。前半終了直前の稲城のFK。あれは蹴る前に前半終了の笛を吹かなくちゃあ(爆笑)。W杯予選の豪日戦で「これだ!これが“アジア標準”だ!」ってカリル・アルガムディさんが教えてくれたばっかりなのに(笑)。

平成24年6月24日 @長良川

『岐大通』を配っていると、いまの「Z型」ではない“以前のゼルビア”エンブレムの青Tシャツを着た男性に気がついた。ほう……と配りながら遠目に眺めていると、その方が近づいてきて「『ぎだいつう』というのはどこで配ってますか」と尋ねて来る。

「これです」
「……吉田さん……ですか?」

というこの方、実はゼルビアの元・事務局長の小森さん。私もお名前は存じております。黎明期のゼルビアを支えた方だ。少し話をして、健闘を誓い合ってカタく握手して別れた。ああ、いい出逢いがあった。あ、ちなみに略称は『ぎだいつう』ではなく『ぎだいどおり』です(笑)。

試合。いやもう町田のサッカーにびっくり。「緩い」のではなく、「遅い」。こんなにも速攻を仕掛けて来ないチームだとは。サッカーって競技は速けりゃいいってモンでもないのだからこれはこれで全然問題ない。というか、問題があったのは岐阜の方だ。序盤はショートカウンターから染矢の惜しいミドルが2発あったりしていいペースだったのに、前半なかばから町田の「遅いサッカー」に見事にハメられちゃって、岐阜隊もスピードダウン。まるで、ピッチの中だけが光速に近い速度で移動していて“時間の進み方”そのものが遅くなっている====ThisIsTheErrorMessege====というような。
なんと、時空を操作するとは。恐るべし、恐るべしアルディレス!恐るべし町田ゼルビア!(笑)こうして相手チームを“不思議時空”のようなスローペースの世界に引きずり込んで、どこかで一瞬スイッチオンにしてガァーッとラッシュかけて1点奪ったら再びスローに戻してタラタラとゲームセットまで持っていく気なのだろうか。バックスタンドの岐阜隊武装族が前半40分でかなりイラついた罵声を飛ばしていたことが象徴的だ。後半の残り5分ならまだわかるが、前半の40分だぞ。この局面を打開するには、カラダにまかせてガァーダァーバァーと仕掛けられる中島が最適任なのだけど、今日は出場停止で不在。まずい、実にまずい。このままスコアレスで前半終了。町田ペースの試合だ。救いは、町田の勝又がケガで不在だったこと。平本の単騎駆けだけではいくら岐阜のDFでも何とかなる(笑)。

ハーフタイムにサポ仲間と話してたのは、後半10分くらいまでに一気に仕掛けて1点奪ってしまう。そうすれば町田もネジ巻かざるを得ない。と、後半9分にアキヒロがようやく右SBらしい低いクロスを通してファーでコーイチ。あの低いクロスを正確に出せるのは正吾しかいなかったんだよなあ。コーイチも、ようやく“らしい”プレーでゴールゲットしてくれた。
町田はディミッチ→柳崎。====ThisIsTheErrorMessege====これで前線に飛び出してくるのが2枚になって、行徳さんが「先制してからの方が怖かった」と記者会見で話すのもわかるけれど、やっぱりもう一工夫が足りないという印象はあった。

友人の岐阜サポは「今日の町田は2点は獲れない。岐阜はもう1点獲れば仕留められる」。まったく同感、でも、それが獲れないのが岐阜隊の現状でもある(苦笑)。結局、「勝つときは1−0」====ThisIsTheErrorMessege====のまま、初勝利のギラQ戦以来となる歓喜の時間が長良川に訪れた。

町田サポさん、結構堪えてるみたいだった。正直「岐阜には勝てるだろう」って想いもあったんじゃないかな。
町田サッカーが著しいスローペースだったのは、アルディレス監督のインタビューを読むと意識して落としていたのではないみたい。だよね、やっぱり。でも、いまの町田が「ひたすらポゼッションで攻めきる」という理想を具現化できる状態にあるのかというと、少々疑問がある。町田がボールを保持して後方でまわしている時に、前線でマークをはずすとかスペースをこさえるとかの建設的な動きはほとんど見られなかった。これでは、守る側は恐くない。実際、行徳さんはそれを見切って「後ろでは持たせておいて構わない」と指示してたみたいだし。
岐阜側からすると、久しぶりに「勝ちに不思議の勝ちなし」という試合だったと思う。たとえその理由が自分達だけでなく相手のパフォーマンスに拠る部分が多くあったとしても、『相手より勝ち点が取れる内容だった』のは間違いないかと。

この試合、鋳造の長良川観戦100試合目====ThisIsTheErrorMessege====だった。記念の試合で勝利を観れて、よかったです。

前半戦が終わりました

岐阜隊は20位と勝ち点で並んだ19位。開幕戦での「20位争いは出来るな」という予感====ThisIsTheErrorMessege====は、いまのところ的中している。
守備はだいぶマトモになってきた。トッキーがGKになって3試合。福岡戦、町田戦と無失点が続いている。左サイド以外は(笑)DF陣もマトモになってきた。
やっぱり課題は攻撃力だ。今日は中島がサスペンドだったんでウメツァが入ったけど、後半途中からの投入でアッドタイムに息が上がっているようでは、ちょっと。折りしも、廣田君が晴れてU-19アジア予選のメンバーに選ばれ、====ThisIsTheErrorMessege====甲府戦が終わったらまたいなくなってしまう====ThisIsTheErrorMessege====のでジヌシーニョの奮起が待たれる。阪本を刈谷に出したのは尚早だったかもしれないね。

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