吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2010/11/11◆見送る側の反応。
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広島で中国各県決勝大会をやってるのは知ってたし、以前のぼくだったら間違いなくそっちを選択していたと思う。でも、いまのぼくは少し違う。細胞は日々入れ替わっていくのだ。新幹線で東へ。


千葉全社では縁がなくて訪問が叶わなかった八幡球技場。東京駅でホリパス====ThisIsTheErrorMessege====を買って、千葉駅構内のラーメン屋で“塩バター”の大盛りを食べる。これが殊のほか量が多くて、ちょっと失敗したかな。八幡宿の駅前にバスが停まってたけど、経路がわからずに乗車を諦めたらしっかり球技場の方に向かって行ってしまった。まあ、それでも歩いて15分程度で着くし、歩いて行っても着く頃は試合開始15分前だし……と公園の中に入るとちょうど笛が鳴って、センターサークルからボールが蹴り出されたのが遠くから見えた。あら、試合開始が15分早まったか。でも、ほぼ全部観れるからいいか。と思いつつ、観戦中の方に確認のために聴くと「試合は11時半からです」とこともなげ(苦笑)。後で知ったのだけど、関東リーグ公式サイトではちゃんと試合開始時間が早まる旨の告知はされてたんだってさ(苦笑)。いまのキックオフの笛はコリアが先制ゴールを挙げたことによるもののよう、あーららら。

@八幡球 厚木マーカス1-2FCコリア

関東リーグカップ・市原杯の準決勝は、マーカスが同点に追いつくものの、後半終了近くにファーから豪快にヘッドで叩きつけてゴールにねじ込んだコリアの決勝進出。決勝ゴールの瞬間、コリア隊はフィールドプレイヤー全員でベンチ前で“揺りかごダンス”。喜ぶ気持ちはわかるけど、写真撮影まではどうかなあ(苦笑)。でも、この試合について書き記したいのは、内容よりも前半の観戦環境について。
ぼくが観ていたところは運営席ではないものの、すぐ隣に審判の経験豊富な方がいて、この試合の主審の行動について年配の方に説明をしていた。ぼくは横で聴いていたのだけど、とにかく目の前で行われている試合について解説をつけているので「勉強になる」こと請け合い。どうやらこの試合の主審は彼の後輩のようで、「いかにカードを出さずに試合をコントロールするか、ヤツはがんばっているよ。それはすごくよくわかる。でも限界は来るだろうけどな(笑)」とのこと。一つひとつの審判の行動、ホントに細かな気遣いで選手と審判の信頼関係は変わってくる。後半からは、説明を受けていた年配の方がいなくなったのでリアルタイム・レクチャーも聴けなくなったけど、とにかく勉強になりました。

第2試合は観戦しないので移動なんだけど、第2試合には本牧隊が出てくる。すると、関係者と歓談される方々の中に見知ったお方が。いやあ、お久しぶりです。====ThisIsTheErrorMessege====本牧隊といえば、どうしても気になるのは『月曜の相模原戦』なんだけど、これについては以下省略(笑)。

次の目的地は大宮公園。まだナックになってから行ったことがないのでね。うまく乗り継げそうなので、南船橋経由で。大宮駅にちょっと早く着いたので、構内通路にある喫茶店で休憩して、S君と合流。関社を観戦していた彼は、応援していた某クラブが負けてしまったそうでちょっとヘコみ気味。野田線で大宮公園まで行って歩くことに。サッカーJリーグはイベントじゃないってのかい?くすすん(苦笑)。おけら街道====ThisIsTheErrorMessege====を歩くおじさま方の向こうから歓声が聞こえてくる。

@大宮公園 大宮2-1山形

警備日誌weblogにも書いたけど、大宮公園は知らない間に知らない大宮公園になっていた(笑)。たしかに、これだったらメインの次に観やすいのはバックじゃなくゴール裏かな。山形サポさん、大勢いるなあ。選手紹介で、淳さん====ThisIsTheErrorMessege====に大ブーイングはお約束(笑)。
試合は、S君が再びヘコむことに。でも、関社について「実力の違いを見せつけられた」と言ってたS君が、この試合については「負けた気がしねえ……(ためいき)」。

わかります。前半の大宮は、ホントにラファエル・やかん====ThisIsTheErrorMessege====・チカラの3人しか仕掛けず、サイドバックも上がってこないしボランチの押し上げもほぼ皆無。なもんで、セカンドボールはほぼ山形が拾うことが出来て、これがデフォルトなら大宮が降格に怯える順位でいるのもさもありなん。と思ってたら、前半唯一の決定機、やかんがDFを引っ張ったところに縦に速いパスがトップのラファエルにポーンと入ると、くるっと回ってどっかーん。ハンドボールでポストプレイヤーに通った時のようなゴール。後半になって山形は石川竜也のお見事!なFKで追いつくけど、大宮は途中交代で入った石原が泥臭く押し込んで再び勝ち越し。この頃から、山形の中盤の動きが明らかに鈍くなって試合は膠着。もし、大宮が前半にわざと攻め手を薄くして中盤に主導権を渡すことで山形の消耗を狙って90分のゲームコントロールを仕掛けたのだとしたら淳さんは策士だ~、====ThisIsTheErrorMessege====と試合中は感嘆してしまった。

試合が終わって、柏のさんちゃんを大宮に招いて居酒屋で宴。ほら、翌日の試合後だと柏サポのさんちゃんは負けた悔しさで「岐阜サポになんか会いたくないっ!」って気分になるでしょうし。と、前夜のうちは言わせて下さい(乾燥笑)。居酒屋を出たのは9時半。その時に日本シリーズはもう延長に入っていて、中央線の工事の関係====ThisIsTheErrorMessege====で府中本町経由で実家に着いたのは1時間半後、それでもまだ試合やってるってのは、どうよ。終了まで視てしまったじゃないか(笑)。


日曜日。立川のマックカフェでネットつないで遊んでたら出遅れ。おまけに昼間の常磐緩行線が12分間隔====ThisIsTheErrorMessege====だなんて知らなくて、新松戸のホームでそばを喰うのが精一杯。レイソルロードをタラタラ歩いて20分。ついに『敵』としてやって来た日立台。柏レイソルはこの試合で引き分けてもJ1昇格が決まるまで勝ち点を積み重ねてきた。一方の岐阜隊はアウェーでの成績が滅法悪い====ThisIsTheErrorMessege====と来たモンだ(***sigh***)。
アウェーサポ専用入口を通ると、そこはアウェーG裏席のすぐ裏だった。テーブルもベンチもあって屋台もあって、のどかな雰囲気。でも、鉄筋組のスタンド側に行くと、そこは外側とは空気の組成が違う気がした。日立台で聴く『柏バカ一代』は、やっぱりすごいね。

@柏日立台 柏レイソル3-0FC岐阜

妥当なスコアでしょう。前半はウチの守備がキチンと効いていて、柏も大きく展開して打開を図るけれどパスミスも目立った。でも、いまの岐阜隊に柏攻撃陣の圧力を90分捌き続けるだけのメンタルとフィジカルはなかったということか。新井君の退場までついて、ものの見事にコテンパン。ウチも1点は取れるチャンスがあったんだけど、あそこでシュートを狙わずにマーカーのいる外の押谷に叩く選択をする攻撃手にサポが信頼を寄せるってのはちょっと無理な相談だぞ。押谷にマーカー引っ張らせてスペース作るぐらいの仕掛けは出来なくちゃ。

試合が終わって花輪の登場。柏さんおめでとう。岐阜サポの中には、GWのメドウでいろいろやられたこともあって「もう柏が岐阜に来ないんで、よかった」と思ってる筋もいるだろう。でも、柏がJ1に昇格することと、それを自分たちの試合で決められることとは別。普段ならとっとと撤収を始める軍服武装組が、祝福セレモニーを強い眼差しで見つめていたのが印象的。あれは「眺めていた」のではなく、まさに「眼に焼き付けていた」のだと思う。それくらいの緊張感がセレモニー中のアウェーゴール裏にはあった。ぼく達は、これからもっと強くならなければならない。そのためにも、この日の日立台の光景を記憶に残しておくのは、悪くない。

ぼくはセレモニーが続く日立台を後にして、電車を乗り継いで岐阜に帰った。次も、やっぱり『敵』サポとして日立台に来たい。そして、願わくばそれがJ1の舞台であれば。

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