吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2008/06/02◆欧州はシーズンが終わったようで、などなど
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_/_/_/UEFA-CL決勝_/_/_/

偶然にも早起きしたもんで後半途中から視てしまいました。スカパのセットを国内限定にしたもんで、ここんとこトンと海外サッカーに縁がなかったですが、地上波で視れるんですねえ。まあ、PK戦は運ですから。なあんて、失ったモノの大きさを考えればそんなことも言ってられないのですが。
昨年の豊田盃は平日休みのシフトを活かして2試合も観てしまいましたが、もし今年も行けるのなら観たいのはマンUよりチェルシーだったので、残念。でもねえ、アブラさんのクラブがモスクワで欧州王者ってのも出来過ぎな気もするし。それより、モスクワ開催だからしょうがないんだけど、時差の関係で試合終了が現地時間で午前1時あたりってのは、どうなんでしょ。

_/_/_/ACL_/_/_/

とりあえず日本から3クラブがノックアウトステージへ。万博なら21時終了でもなんとか戻れるかも。けれど、相手はアルカラマかあ。視たことある====ThisIsTheErrorMessege====んだよなあ。しかし、中韓勢のテイタラクはどうしたことだ。K1はそろそろプレーオフをやめた方がいいんじゃないだろうか。
来年度のACLからフォーマットが大きく変わるらしい。日中韓から4チームずつとその他から4チームの16チームで4チーム×4グループの予選。つまり、どのグループも「日中韓+1」の組み合わせになる。なあんだ、『A3』やらなくていいやん。と思ったら既に今年やるかどうかも決まってないんだそうで。なんでも、昨年や一昨年あたりから参加クラブへの賞金が払われていないそうな。“Number”に載ったジャイアント馬場の追悼文に「馬場氏はプロモーターとしても優秀で、契約したカネは必ず払ってくれた。これはこの業界では稀有で尊敬に値する」なんて、一般社会的視点では重衝撃な内容のコメントがあったのを思い出してしまった。
さて、日本の4クラブはどう選ぶ?順当ならJ上位2+なび+天杯、かしら。「せめてなび杯だけは“罰ゲーム”なしにしてくれ」って現場の声もありそうな気配。あと、重なった場合の優先順位====ThisIsTheErrorMessege====も、ちょっと気になる。

_/_/_/欧州の“ウチのクラブ”(笑)に目を向けてみる_/_/_/

ドイツでは、ザンクトパウリが無事に2部残留。18チーム中9位、得失点差-6。いいね、いいねえ。地味に2部に定着してほしいです。3チームが1部に上がるんだけど、ボルシアMGにケルンといった古豪名門に混じってホッフェンハイム見事2位で昇格ですか。1年で2部を通過、お見事です。マリッチ元気してるかなあ。====ThisIsTheErrorMessege====逆に、2部から地域に落ちていく方の一番下にいるのは残念ながらツァイスイエナ。集合写真にはキクチ君が載ってますけど、彼はどうしているのかしら。

イングランドではキューピーちゃんが、こちらも地味に2部残留。24チーム中14位、得失点差-6。いいね、いいね、いいねえ。地味に2部に定着してほしいです。3チームが1部に上がるんだけど、自動昇格はWBAにストーク。ストークねえ。ずいぶん前に吉祥寺駅前でユニ広げてる売ってる中にストーク見つけてのけぞったことがある。サウザンプトンやらコベントリーやらがギリギリ残留ですか、恐ろしいねえ。もしセインツが落ちてたら、ポンペイの連中にとってはベスト・オブ・ベスト・シーズンになった====ThisIsTheErrorMessege====だろうけど(笑)。

問題はスイス。ナカタコ君のバーゼル優勝はどうでもよくて、FCスーパー岐阜じゃないやザンクトガーレンは10チーム中9位で入替戦に臨み、2戦2敗で2部落ち。くすすんくすすん。1年で戻って来てね。
では2部はどうなっているんだろう………ファドーツ優勝ですってえ?!来シーズンは、リヒテンシュタインのクラブがスイス1部かあ……。

で、勢いで調べていくと、このFCファドーツが欧州カップ予選に10年も連続出場していることに気づいた。昨年なんか、予選でスイスのバーゼルと対戦している。ナカタコ君も出ているかもしれない。でも、スイス2部のクラブがなんで欧州カップ戦の予選に出られる?

これ、リヒテンシュタイン・カップ====ThisIsTheErrorMessege====をずーっと制覇していることによる。面白いよね。リーグはスイスのに参加してて、カップ戦はリヒテンシュタイン。んで、欧州カップ戦予選へ。普通に「それって…あり?」なんて思っちゃうんだけど。欧州も深いねえ。

_/_/_/では日本の“ウチのクラブ”の話も_/_/_/

第1クール終わって勝ち点17の8位は上出来、ではあるのだけど、ホーム戦でどれだけ勝ち点をGET出来たかを調べてみると。

仙台 17 山形 14
水戸 8 草津 6
横浜 15 湘南 15
甲府 12 岐阜 4
C阪 18 広島 13
徳島 9 愛媛 6
福岡 10 鳥栖 14
熊本 7    

どうよ。ダントツ最下位ではないか。第1クール終了時なんで「どことホームで当たったか」の影響もあるだろうけど、それでも順位に比較してこのテイタラクでは、これでは観客動員が伸びなくても仕方がない。逆に、監督交代の噂がマコトしやかに流れた福岡は、それでもホームではそこそこ勝ち点を稼いでいる。
その福岡の監督交代に関しては、「次は誰だ」とか情報が飛び交うなかで福岡県民・コジコジじゃからん嬢は「監督交代はない!リティは続投」と主張し続けていた。理由を訊くと「アビの社長が何かを『決断』出来るわけがないっ」。これには真剣に笑ってしまったが、実際に続投が決定。見事に読みきった彼女の眼力には恐れ入りましたとしか言いようがない。
しかし、彼女もリティ続投を支持しているわけでは、もちろんない。その証拠に「今年1年はアンチ『べ』を宣言するっ」とご立腹。いくら続投決定しようとも、サポカン直後の『べ』戦でアビが惨敗すればそれを覆す解任要求は高くなったはずなのに。逆に、他サポからしたら「でかしたぞ『べ』!よくぞ空気を読んだ!これでしばらく福岡の復活はない♪」てなトコだった……はずなのだが、この週末は鳥栖にも勝ってしまったではないか。もしかして『べ』は取り返しのつかないことをしてくれたのか?
ま、そんなことより岐阜は自分自身が復活しないことには。ようやくホームで久しぶりに勝ち点を得ましたが……(ためいき)。

_/_/_/JFLや地域Lはどうなっているかというと_/_/_/

序盤の飛び出しからどうも岡山からはうっすらと岐阜のカオリが…と思ってたら同じように失速してしまっている。ただ、昨年のJFLと違って後続がパワー不足なだけに上位4チームで行った行ったで終盤になだれ込むような気配もある。昨年の岐阜も後続のパワー不足に乗っかって3着を拾うという競輪の準決勝突破みたいなシーズンだった。岡山にとってのポイントは6/15からの栃木→横河→Hondaの3連戦か。刈谷とびわこは観たけど面白い存在になると思うし、友人は“ソニーの本気”に注目中。やっぱり今年もJFLは面白いね。
地域L。目立った波乱は、ノルブリの2分けってのもあるけど、それより何より北信越は山雅のスタートダッシュ大失敗。さらに上位の直接対決をことごとく落とす。このままでは金沢がテスコガビー====ThisIsTheErrorMessege====になってしまうかもしれない…と思ったらパルちゃんが止めた。地域Lはそもそも試合数が少ないからね。今年も全社がバトルロワイヤル、昔で言うところの秋の福島4歳未勝利戦の様相を呈してくる。今年は新潟開催だから昨年に比べたら東京から近いし、取材陣も多いかも。

_/_/_/日曜に敦賀で遭遇した急降下爆撃について_/_/_/

1日の日曜は敦賀にサウルコス×ヴァリエンテを観に。これで福井県を赤く塗れた。意外と観客も多く、というかキックオフ11時というのはセットだった====ThisIsTheErrorMessege====のだろうなとは思うけど、観客が多いのに悪いことはない。ハーフタイムにセットのもう片方のマスコットが挨拶に来ていたし。
ただ、サッカーの内容はだいぶ差があって、ヴァリエンテは「もしかして『オフサイド』ってルール忘れた?」とばかりにイケイケのヨータ====ThisIsTheErrorMessege====をうまく使って他の選手が2列目からDFラインを抜け出したり、もうヴァリエンテのやりたい放題。前半の先制点なんか、J2・福岡×岐阜での中村北斗の先制ゴールとほとんど同じなパスワークで最後は右SBが入ってきてゴール、地域リーグでそんなんやるかあ?ってぐらいの美しさ。守備も、福井の攻撃をちゃんとDFが2枚でアタックとこぼれ球拾いとで奪って反撃。後半なかばで3-0。富山はさすがに“地獄の一丁目”北信越1部で何年も生き延びているだけのことはある。一緒に観戦のオマル師も「4部に昇格1年目と歴戦のクラブの差がちゃんと出ている」。

しかし、ここから残り15分だかで福井は3点取って追いついてしまうのだから、観客が盛り上がらないわけがない。富山は後半なかばまで出来ていた「2枚目のDFのボール奪取」が疲れで出来なくなって、前がかった福井の攻撃を止められない。福井がロスタイムにFKを直接放り込んで同点とし、それから1分と経たずに試合終了。観客のほとんどに「また観に来よう」と思わせるような試合だった。逆に富山はショックだろうね。でも、このサッカーが他相手にも出来れば残留は見えるよ。特に今年の北信越1部は残念ながらぶっち切りで最下位を走るところがあるし(***sigh***)。

で、問題の“急降下爆撃”だけど、犯人は写真のこのトンビ。試合中も結構低空でピッチの上を飛んでいて、モグラでもいるのかしらんと長閑に思っていたのだけど、ハーフタイムになるとスタンドの方にやって来て、なんと座って広げている観客の弁当に急降下アタック!しかも2回。アタックしようとして、ではなく実際に脚の爪は弁当にタッチしてたと思う。すげえ。試合終了後も、隣の野球場の屋台で急降下攻撃を行っていた。よほどエサがないのかしら。
でも、帰りのタクシー運将氏に話すと「ええ、襲いますよ」と、こともなげ。彼の話によると、それは気比の松原あたりでも頻繁に視られる光景だそうで、どうやら敦賀のトンビは「ヒトの喰いモノを襲う」のが標準仕様らしい。いや、それ普通じゃないって。

というわけで、敦賀では7月にJFLも行われるはずだけど、観客の方は上空にご注意ください。夕方開催だから大丈夫かもしれないけど、油断は禁物です。

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