今夜は岐阜駅前で呑んで帰るつもりだったが、「JFAから“地域決勝”のレギュレーションが出た」====ThisIsTheErrorMessege====という情報が来ればベルサッサで帰宅せざるを得まい。
で、いま実施要項を読んだのだけど、うーむ、でかるちゃー。「16だから」クッションがなくなって「何かが起きる」とは思ってここ====ThisIsTheErrorMessege====に書いたけど、クッションをそこに持ってきたかあ。いやあ、こんなことが起きるとは。でかるちゃーとしか言いようがない。
要項をざっと読むと、16枠が埋まるまでこういう順位づけでチームを入れていく、という風に解釈出来る。
で、またご丁寧にも6)の順位まで書かれている。
関東>東海>北海道>北信越>四国>東北。
これにより、「学連推薦」も「飛び級」もなく全社枠活用クラブが1だった場合、====ThisIsTheErrorMessege====1)~5)の選択順位で出場確定は13チームとなって残りが3。関東2位、東海2位、北海道2位が残りの出場権を得る。
前年度各地域の全社連登録数の比率を使うなんて、まったくノーマーク。思ってもみなかった。要するに全社連が「“地域決勝”は全社連の大会です!」と宣言したようなものだが、“地域決勝”を『代表』や『J』からの視座でご覧になってたライターさんとかは黙ってられないでしょうし、当事者でもある『J』志向のクラブやサポ達も同様かと。特に北信越方面。
「これなら地域リーグで骨肉のデスマッチやるより、下のリーグで“飛び級”もらった方がラクじゃん」という感想も出るだろう。これは、おそらくJFAもわかっていると思う。だから、よほどのクラブでない限り“飛び級”は出さない、はず。たとえ「結局はザスパのための制度」と受け取られても。思いっきり好意的に受け取れば「ザスパ級のクラブのための制度」ということか。創立当初の横浜FCとか。
でも、ぼくはもう一つ大事な、とても重要な改変が今回行われたと思っている。
『本大会を辞退したチームが発生した場合は翌年度の辞退チーム所属地域からの出場を認めない。』の一文がない。
つまり、
“地域決勝”は降りていい大会になった
ということ。「上がる気ないんなら、来なくていいよ、ペナライズしないよ」と。
実はそう遠くない過去に『降りた』クラブがある。1994年度の北陸電力。当時の地域決勝は1月中旬~下旬に行われていて、関西電力からの阪神・淡路大震災の復旧支援要請を受けた北陸電力は出場を辞退した。
これは噂だけど、この時も全社連では北信越連盟をペナライズする動きがあったらしいのだけど、「事情が事情なんだから許してやってほしい」との嘆願まで出て、ノーペナになったという話を聞いたことがある。真偽は不明だが、全社連にとっては“地域決勝”を降りるというのはそれほどまでの大罪だったということなのだろう。それがOKになる。これはデカい。
このレギュレーション、実は汎用性が高くて、数年は改変しなくっても乗り切れるようになっている。しばらくこのままで行くかもしれない。
参加資格(5)に「参加チームはJFL加盟に必要な条件を備えているチームとする」とあるけど、でも「上がる気ないんなら、来なくていいよ、ペナライズしないよ」がOKなら、ぼくは「上がる気ないんなら、勝ち上がってもJFLに行かなくていいよ、ペナライズしないよ」もOKにしてほしいなあ……という思いが、ちょっとある。このレギュレーションはかつての日立清水のようなクラブの登場を想定しているかどうか。