吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2007/05/07◆週末のJFLハシゴ
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せっかくなんで熊谷までは上野から臨時特急『水上』で行くことにしたら、マニマニさんが多数。普通に温泉に向かうようなおばさまも携帯で電車の写真を撮っている。コジコジじゃからん嬢と熊谷へ。到着時はすんごいいい天気だったが、後半になると雲行きが本当に急激に怪しくなってきて、後半なかばには空も暗くなって雨粒をダウンバーストが叩きつけるような激しい天気になり30分以上中断。昔の映画『ゴーストバスターズ』みたいに、空が割れて何かが降りてくるかと思った。
試合はYKKが1-0で勝利。アルテは新外国人チアゴをトップに残しての4-4-1-1。FW登録の杉山====ThisIsTheErrorMessege====も前線への飛び出しはあまりなく守備に忙殺。しかし、チアゴがいるおかげで少なくとも長良川で視た時よりは怖さを感じるチームになっていた。磯山が頻繁に守備に戻る事態はなくさないとカウンター一発しか打開策がないので問題だとは思うが。一方のYKKは、パスを回して相手を押し込むのはいいのだけど、そのせいで自分たちが使えるスペースもなくしてしまい手詰まりに。じゃからん嬢注目の石黒====ThisIsTheErrorMessege====も片鱗すら見せずに途中交代。不動のエース長谷川がケガしているらしいが、彼が戻らないと厳しいかもなあ。
さて問題は帰り。当初は15:25のバスで余裕だねなんて話していたのだけど、試合が中断したおかげでバス停までダッシュすることに。ぼくらの他に女性2名のグループもダッシュを図っている。そのうちの1名が脚力のある方で、彼女のおかげでバスはぼくらを待っていてくれた。感謝です。Fマリ隊のブルゾンを着ていらっしゃる。Fマリの今日の試合は…と携帯で調べると、19時から清五郎。ももももももしかして、いまから新潟へ?
「はい」きぱっ。参りました。北野====ThisIsTheErrorMessege====を見に来たのだそうだ。ユース追っかけお姉様、かな?しかし新幹線て、便利だねえ。
熊谷駅で彼女らと別れ、ぼくらは吹上『どんまいじゃん』へ。前記のごとく今日は新潟戦がある、ということでアルビのL旗がお出迎え。これ、相手が浦和の時も出しているのかしらん。前回来たときに課題にした焼酎のそば湯割。うわっうまいぞこれ。他にタケノコの煮物とかマイタケの天ぷらとか、がふがふと喰いたくってしまう。タケノコなんかおかわりしちゃったもんね。大将もサッカーファンのようで、かなり事情に詳しい。ぼくが岐阜から来たと言うと即座に「FC岐阜は準加盟申請通ったんでしたっけ」と訊いてくる。恐れ入りました。ファンの方が贈ってくれたというアルバムも拝見させていただく。横河時代のもちゃんとあるのはさすが。後から来た家族連れは、アルビファンを名乗りつつ息子さんはレッズシャツ、そして好きな選手は?と訊くと「のざわ」とはっきり応える。こりゃ将来が楽しみだ。


さて翌日日曜日。熊谷から足利に行くのなら、赤岩渡船====ThisIsTheErrorMessege====経由で選択の余地はない。朝8時過ぎのバスは途中の運動公園に行く生徒さんで超満員。そこを過ぎれば乗客数名の長閑なローカルバスだ。土手を越えて降りた先が葛和田の回転場。小さな掲揚塔があって、黄色の旗がついている。なるほど、このタイプ====ThisIsTheErrorMessege====ね。ある程度渡船に乗り慣れているぼくと違ってじゃからん嬢には新鮮だったらしい。旗を揚げると3分と待たずに対岸の船着場から小さな船がこちらに向かってきた。このあたりだと利根川も広く、ライン河のLangel渡船====ThisIsTheErrorMessege====を思い浮かべてしまう。
対岸には千代田町営バスが待っていた。約1時間かけて館林まで。さて、午前10時前だ。いまから足利に行っても早過ぎる。ということで、ちょうど開催中のつつじまつりを訪れて少しだけ普通の観光をすることにした。すんごいヒトヤマのクロダカリ。でも、確かに花は綺麗だった。父がつつじを好きだったのでフジカケ====ThisIsTheErrorMessege====の小鉢を購入。あまり大きくても祭壇に載らないし。で、館林から足利市へ。
市駅からは軟弱にタクシーを利用する。前を走るクルマにはなぜかTGのステッカー。車内では「あれは敵だ栃木寄りだ、コバを視に来たんだ」「いやコミネ様かもしれない、岐阜にはテツヤ様だっている」と意見まっ二つ。省駅前でご存じ“無料試合のS”氏を拾って会場へ。普段から好敵手だが、今日は栃木×岐阜、歩み寄る余地はどこにもない。
会場着。運営は栃木の圧勝で、スタジアムグルメは岐阜の圧勝。開始1時間前にメインがほとんど埋まるとは栃木の動員力恐るべし。
この試合、注目はプリンス×コジコジの東福岡対決。試合開始前の挨拶でも両者は握手をしていないのではないか?という指摘が周囲から出た。かなり意識しているんだろうね。
さて試合の内容は、さすがに上位準加盟対決。これまでのようにはいかない。結果はセットプレーから深津が押し込んで1-0で岐阜が勝つのだけど、とにかく高秀が恐かった。またぼくの横でS君が「高秀!ぶっち切っちまえ!」とか叫ぶもんだから、ひいいいいい速いよ恐いよぉーっ!また、後から出てきた茅島も速くて速くて、もう、もう、もうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!でも、永井を投入して高秀を前に持ってきたことで怖さは半減した気がする。同じタイプが多くなると悪い方に相乗効果が出た。そんな感じ。
でも、試合終了後の感想戦では、栃木寄りのひとからは「岐阜とは差があった」との言葉が聞かれた。「サイドは破れたけど、それだけだ」いやそれはそうなんだけどね。でもあれだけ破られると恐いって。とてもじゃないが「勝負付けが済んだ」とは言えない。おそらく、ぼくとS君のアタマに浮かんだ選手は同じだろう。『今日の栃木に只木がいれば……』。次の岐阜ホーム戦も恐くもあるし愉しみでもある。そんな話をしていると、地元の女の子が自転車に乗りながら「あ~あ、サッカーつまんなかったなあ」とつぶやいて帰って行く。

さて、足利からの帰りなら加須でうどんだよね。いい時間だし。と、例によって吉野屋と中央食堂で一杯ずつ。昨夜に多めに呑んだこともあって、この日はサクサクと実家に戻って終了でした。

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