吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2005/01/24◆ぼくは地球にやさしくない
 home  index  prev next 

ぼくはモノを捨てられない人間であり、モノを整理出来ない人間でもある。『モノはすべからく使うためにある』がぼくの信条なのだけど、いま使ってないものでも「いつ使うかわからない」と思うと残してしまうのだ。かくして、狭い自室で活用できるスペースがさらに狭くなっていく。
でも、40を過ぎてから生活をもっとシンプルにコンパクトにしたいと考えるようになった。2月まではサッカー観戦も予定がなく、週末を自室のメンテナンスのために使うことが出来る。チャンスだ。昨年末から「整理掃除はやった方がいいわよ」と言われていたし、自室の居住環境にパラダイムシフトとも呼べる変革をなそうと、週末を使って格闘を続けた。

まず、使えるけど使わないモノを処分する。「それならリサイクルショップに売ればいい、そのモノは誰かの役に立つ。カネにもなるし、地球にもやさしい」という意見が出てくるのは了承済。でもそうしなかったのは、不要物の処理は規定作業だけで終わらせたかったから。そう、ぼくは地球にやさしくない。自転車で動ける距離もバイクで動くし、寒くなれば石油ヒーターを使う。夏にはエアコンだって使う。


で、自室に眠っていた可処分家電を引っ張り出してきたら、もう笑うしかないね。未使用のPDディスク100メガzipディスクに、外付けSCSIのたかが400メガのハードディスクに同じく外付けSCSIの読み込み4倍速のCD-ROMドライブに、恐ろしいことにErgoVerter====ThisIsTheErrorMessege====なんてものまで出てきてしまう。結局土曜日に処理したのは、パソコン2台、ビデオデッキ2台、カセットデッキ1台、上記古典的PC機器を含む細々した家電1袋分、履かなくなった靴類1袋分。
岐阜市の廃棄物処理センターまでは、ぼくの居住地から単車で片道30分はかかる。3往復だから3時間。戸別回収だと費用が直接搬入の倍かかるからその分を浮かせたことにもなるのだけど、体力の消耗を考えたら倍払っても戸別回収を頼んだ方がよかった。ちょっと後悔。
実はこれでもまだ処理し切れていない家電製品があるが、それは来月にでも。鋳造の生活シンプル化プロジェクトは、投入可能な労力と予算を計算し、実施による影響評価を勘案して施行するかしないかを決断する。なんだ、やってることは普段の仕事と同じじゃん。けっ。

ぼくと同じように整理整頓を苦手としているひとは少なくないはずだ。だからこそ「超整理法」====ThisIsTheErrorMessege====なんて本が出てくるのだし、通販カタログ視てても「収納グッズ」にはいろんな商品が出ているし、テレビの奥様向け番組でも「収納の達人」なんてひとが紹介される。で、ぼくも日曜に整理清掃に挑戦して思ったことがある。
1.発作でやらないこと。ある程度の設計と段取りがないと、途中までやって失敗に気づき、やる気が萎えることも。
2.一気にやること。エントロピーは増大する。整理整頓の速度を追い抜いてしまっては意味がない。
つまり、戦略を立てる時間を惜しまず、実行時には一気に戦力を投入する。これの裏返しがガダルカナルだということは以前ここ====ThisIsTheErrorMessege====に書いた通り。


で、その結果、例によって作業を始めて3時間半でカラータイマーが点滅してしまうのだけど。それでも、今日はがんばっていろいろ仕掛けた方だと思う。2月中には、なんとか、したいな。

 top  prev next