吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2003/11/29◆地域決勝の感想など。
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とりあえず先週の地域決勝を軽く総括。例年になく予想がむずかしいと言われていたけれど、決勝ラウンドも実力伯仲の試合が続いた。もし「ザスパが危なげなく勝ち上がった」と書くひとがいたら、現場にいなかったかよほどサッカーを観る目がないかのどちらかと断定していい。特に3日目のホリコシ戦は、予選リーグで強烈なインパクトを与えたフラビオが実は独力では局面を打開できないFWに過ぎないことが露呈したし、守備の定評のなさは相変わらず。実力的には地域1部の中で少し抜けている程度だ。全国リーグの洗礼を浴びるのは間違いない。もちろん、ザスパサイドもこのままでJFLを乗り切れるとは思っていないだろう。
3位は静岡FCが意地ですべりこんだ。静産戦の試合後に選手の一人が「静岡のチームに先に上に行かせるわけにはいかなかった」と話していたそうで、この試合にかなりの意地をかけていたことが読み取れる。対戦順が若干影響したかな。ただ、最終戦以外の2試合がどちらもパッとしなかったことも事実で、残念ながらこれが東海リーグの現在なのだろう。来年も地域決勝に2チーム送り込めることはありがたいが、ここ最近の東海リーグをみるにつけ、経験値の上昇はあまり見込めない。今後も苦戦しそうだ。
地域決勝前の下馬評が高かった静岡産大は最終戦の2点差負けが響いて最下位に終わった。しかし、決勝ラウンドでの2点はいずれもPKだし、高岡での予選で見せた思い切りの良さが綺麗に消滅してしまっていたのが残念。悪く言えば「サッカーには『芸術点』という概念が存在する」かのようなプレーを3日間見せて消えていったような気がする。JFL時代にも感じたことなのだけど、やっぱりこのチームにはもう少しタフネスが欲しい。

さて、2位のホリコシは静岡FCの意地に救われた形。ぼくが観た感じでは決勝リーグの4チームの中で一番いい印象なだけに、京都破竹隊との入替戦は不安だ。もっとも現場サイドは「静産よりホリコシの方がいい」という声があったらしいけど。破竹隊が本調子ならなんとかなるとは思ってるけど、今年になって本調子の破竹隊を一度も観た事がないのでねえ。とりあえず群馬開催の第1レグには馳せ参じないといけない。「お前が来ると落ちる」という苦情は一切無視の方向で臨むのでそのつもりで。


地域決勝の開催期間中にJ2は全日程終了。大宮アシスト伝説====ThisIsTheErrorMessege====は今年も健在でしたね。ぼくら古株JFLマニアからすると、あのマルクスがJ1====ThisIsTheErrorMessege====ねえ、といったところではある。新潟については他にもネタがいろいろあるので機会を逃さない程度に別の雑文で書くけど、前園獲得の意向ってマジっすかあ?まさか監督の意向でフリエ組再結成を狙っているわけではあるまいな。サンパイオとか永井秀樹とかいろいろいるにはいますが。前園が韓国でどれだけカラダとココロを絞ってきたかわからないけど、松江市営で視た石見vs湘南====ThisIsTheErrorMessege====でのあまりのヘタレっぷりが強烈過ぎるのだよぼくには。資金に余裕があるわけじゃない====ThisIsTheErrorMessege====だろうし、ビッグネームを呼ばないと客が来ないってわけでもないだろうに。
川崎は予定通りの3位でしたな。あゆみさんの涙顔がそこらじゅうでぶっこ抜かれたそうだけど、ぼくが視たのは結局警備日誌で書いたサンデースポーツでのほんの1秒だけでした。正直言うと川崎は広島を蹴り落としていないといけなかったと思う。それだけのサッカーはしてたしそれだけの戦力はあった。ただ、今回J1から落ちてきそうな連中はいわゆる「底力」という点では若干以上の見劣りがある。来年こそがチャンスだ。ライバルは、時間をかけて血の入れ替えに成功した福岡と視ている。


で、今日は土曜日。いよいよJ1全日程終了だ。優勝争いなんかどうでもいい。Jスポ1に貼りつきだ。引き分けでもいい大分はべったり引いてくるかもしれない、となると寿人やプリンス====ThisIsTheErrorMessege====が飛び出すスペースもない。ゴール近くでファールもらってテルが直接FK叩き込んで先制、そこからゲームが動き出すって感じになると、視ている側も手に汗握る展開になって盛り上がるのだけどね。試合開始前に聴く曲は、ここはアキレス最後の戦い====ThisIsTheErrorMessege====で。緊張感上がるよ。破竹隊の残留戦第2レグでも開始前BGMで使ってもらいたいけど、最近あそこはクラシック系だからなあ。

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