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【İSTANBUL】10. サッカーのチケットを入手する
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2012年10月20日

さすがに早起き出撃は不可能だった。前日が濃密過ぎた(笑)。シャワーを浴びて着替えた。断言していい。いま、この街で海邦銀行SCのTシャツを着ているのは俺だけだ(笑)。

部屋でテレビを視る。『フェネルバフチェTV』では女子バレーボール部====ThisIsTheErrorMessege====の特集をやっている。ホントなら、この日に木村さおりんのワクフバンクとの試合があったのだけど……。朝飯を喰いに行くと、トルコサラミが超美味。買って帰って日本で喰う!でじゃからんと意見の一致(笑)。


さあ、今日も動くぞ。タクシム-Taksim-のレンズ階段→メトロ2号線でシシハーネ-Şişhane-→ガラタ塔へ。さすがにこの時間だと空いている。入場料を買って中へ。入場料には2種類あった風で、「大人」と「こども」かな?と勝手に考えて高いほうにしたけど、実際はどうなんだろ。
朝のガラタ塔からの眺め。こりゃたしかにスゴいわ。夜には行列が出来るのもわかる。ベイオール-Beyoğlu-地区の家並はもちろん、旧市街からタクシム-Taksim-方面までバッチリ見える。朝の早いうちだったので、東から陽が当たって西側のシシハーネ-Şişhane-地区の家並にガラタ塔の影が綺麗に浮かんで見えて、いやいや絶景でした。

2012年10月のİstanbul
28.一方通行
イスタンブールは古い街なので路地の道は狭く、そのためか一方通行の道が実に多い。で、標識だけでなく『逆行するクルマを物理的に排除する』仕掛けがされているところもある。
ガラタ塔の周囲でみつけたトラップは、無理に一通逆行するとタイヤに穴が開きそうなコワいものだった。日本人観光客がイスタンブールでレンタカーを借りるとはまず思えないけど、コワかったので(笑)紹介しておきます。

タラタラと歩いてカラキョイ-Karaköy-まで降りて、テュネル-Tünel-で再びベイオール-Beyoğlu-まで上がり、イスティクラル-İstiklal-通りを散策。まだ朝だから狂騒の賑わいもなく、ノスタルジック・トラムも「普通の速度」で走ることが出来る(笑)。途中で教会を見つけたので入ってみた。イスラムのイスタンブールだけど、キリスト教の教会もちゃんとある。なんでも、この通りにはギリシャ正教・アルメニア教会・ローマカトリックと揃っている====ThisIsTheErrorMessege====らしい。

ぼくらがまだ観光客の少ない朝のイスティクラル-İstiklal-通りを歩いているのには理由があって、もちろん「サッカーのチケット」だ。前日にbiletixがある本屋を探して見つからなかった====ThisIsTheErrorMessege====ことで、この日の朝にネットで調べたのだった。その結果、わかったことがある。

  1. 件の本屋は「D&R」という本屋に変わっていた(その本屋は発見済)。
  2. FaceBook情報によると、しかし「D&R」でのbiletix取り扱いは終了しているらしい(がっかり)。
  3. biletixのチケット窓口(店舗)は、公式サイトの「RetailOutlet」というコーナーに出ている。
  4. サッカーのチケットについては扱う窓口と扱わない窓口があるので注意。イスティクラル-İstiklal-通りの『ヘラプ・パサジ』というところの欄には『扱ってない』の注意書きがない。

じゃからんがヘラプ・パサジを見つけてくれた。香港によくある商場が集まる雑居ビルのような感じだ。ぼくが入口で逡巡していると近くにいた親父が「biletix?」と訊くのでそうだと応えると、奥に案内された。ここだ。トルコ語はしゃべれないので、欲しい試合をメモに書いて窓口の兄ちゃんに渡す。兄ちゃんの回答は早かった。

「ここでフットボールのチケットは扱ってない。シシリ-Şişli-に行け」

biletix公式サイトの情報と違う!とはいえ、ここで交渉したりクレーム入れたりする語学力はまったくない。とにかくシシリ-Şişli-に行けばいいのね。じゃからんはチケット入手行程が増えたので急に不機嫌になったが、やむを得ない。シシリ-Şişli-にショッピングセンター『シェファーヴィル』====ThisIsTheErrorMessege====があるのは知っていた。おそらく、その中にbiletixの窓口があるのだろう。タクシムからメトロ2号線で2駅だ。行ってみよう。というか、行くしかない。

シシリの駅を出て適当に街を歩いてみると、『ジェヴァーヒル』はすぐに見つかった。「入口はあっち」と書かれた方に向かってみると

セキュリティ・チェック・ゲートだ。

スーパーマーケットでもかいっ。でも、ここでは一脚は通してもらえた。インフォメに「biletix」のメモを見せるとすぐに場所を教えてくれた。そう遠くないようで一気に安心。行ってみると、通路の一番奥の仮設ブースみたいな感じでbiletixの窓口があった。その佇まいからちょっと心配になったけど、フットボールのチケットのメモを見せたらすんなり買えた。よかった~。カシムの試合の席はメインスタンドならどこでもいい(笑)けど、ベジクの試合は一番高いトコにした。すげえ、チケの値段が10倍違うよ。====ThisIsTheErrorMessege====


無事にミッション・コンプしたので、観光行動開始。メトロ2号線でタクシム-Taksim-→フュニキュレル-Füniküler-でカバタシュ-Kabataş-→トラム1号線の定番ルートでエミノニュ-Eminönü-へ。土曜の昼だからか、かなりの賑わいだ。観光客の目当てはエジプシャン・バザール。でも、ぼくらはその先のリュステムパシャ・ジャーミィに向かった。

2012年10月のİstanbul
29.リュステムパシャ・ジャーミィ -RustempaşaCami- 
1563年建立。スルタンアフメット・ジャーミィに比べると知名度も低いし規模も小さいけど、イスタンブール観光でエジプシャン・バザールに行くのにここを訪ねないのは決定的に不幸だと思う。建立者はスルタンのような権力はないので大規模なジャーミィが作れなかったので、その分“内装”に拘った。青いイズニックタイルの中に非常に印象的に“赤”が使われているのだけど、なんでもこの赤色は現在の技術でも再現が出来ないのだそうな。ここを紹介していたBS民放の旅番組によると、焼いたタイル職人は不審な死を遂げたとか。「毒素が使われていたようだ」とのこと。

街中の中規模ジャーミィといった感じで、日本にいる間に民放BSで視たイスタンブール案内番組====ThisIsTheErrorMessege====がなかったら、ぼくらも寄ることはなかっただろう。入口は入り組んだ商店街の中に小さくあって、たしかに非常にわかりにくい。でも、暗い階段通路を上がると、屋外なのに途端にエミノニュ-Eminönü-の喧騒が消えた気がした。
礼拝堂の中へ。絢爛でもなく、それでいてしっかりしたイスラム建築。ツアー観光客の姿もほとんどなく、実に静かな世界。ほげ~っと装飾を眺めたり写真に収めたりしてたら、寺院の関係者がやって来た。まもなく祈りの時間だとのこと。名残惜しかったけど、外に出た。商店街の中に開いた狭い入口の階段を、地元の信者たちが祈りのために上がって行く。

さて、いよいよエジプシャン・バザールへ。バザールの外にも店が多く、地元民も利用するみたい。入口の手前から豆売りや食材売りやコーヒー売りの店がひしめく大混雑で、外でこの有様(笑)なんだから中はもっとすごいのだろう(笑)と思ったら、意外と中は外ほどではなかった。

2012年10月のİstanbul
30.エジプシャン・バザール -EgyptianBazaar-
ホントの名前はムスルチャルシュ-Mısırçarşı-。====ThisIsTheErrorMessege====という。エミノニュ桟橋前にどーんと聳え建つ「イェニ・ジャーミィ」の敷地に作られた市場。グランド・バザールよりずっと狭いけれど、賑わってます。扱っているものは服飾・装飾ではなく、「スパイス・バザール」の愛称通りにスパイスやナッツなどの食料品が多い。大抵の店ではスパイスを真空パックにしてくれる。====ThisIsTheErrorMessege====オレガノとかローズマリーとかミックス・ペッパーとかが“キロ売り”されててビビるが、これは“キロ当たり”の値が書いてあるだけ。普通に“計り売り”をやってますのでご心配なく(笑)。注意点としては、バザール内部に両替所が見当たらなかったこと。ぼくが見つけられなかっただけかもしれないけど、グランド・バザールのように「手元にトルコリラがなくても大丈夫」ってわけにはいかないみたい。

とりあえず建物を通り抜けてみて外へ出ると、そこはペットショップっぽい一角だった。キャットフードも“キロ売り”みたいな感じ。そんな中で見つけたのが、水の入った瓶の中に張り付くナメクジのような虫。もしかして、これ………「ヒル?」====ThisIsTheErrorMessege====いやいや、なかなかに衝撃的な絵面でした(苦笑)。

正面入口に着いたので、もう一度バザールの中へ。香辛料屋の他に、蜂蜜屋やトルコサラミ屋も。香辛料屋では味見もさせてくれた。「トルコ料理といえばオレガノ」なんだそうだけど、じゃからんは『オットーマン・スパイス』という名前のものが気になった様子。名前がスゴいのでぼくも気になったので味見させてもらった。指先で舐めてみて……
「ベビ■スタ■ラ■メン……?」。
なるほど、こういうところにヒントがあるのね~。

バザール内には、もちろん普通の土産物屋もちゃんとある。香辛料屋にも土産物屋にも、“スパイスの小パック詰め合わせ”みたいなのを売っている。土産物屋にはベリーダンスの衣装が吊るされていて、それはそれは刺激的だったけど、買って帰って着るひともいるのかな(笑)。

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