さすがに早起き出撃は不可能だった。前日が濃密過ぎた(笑)。シャワーを浴びて着替えた。断言していい。いま、この街で海邦銀行SCのTシャツを着ているのは俺だけだ(笑)。
部屋でテレビを視る。『フェネルバフチェTV』では女子バレーボール部====ThisIsTheErrorMessege====の特集をやっている。ホントなら、この日に木村さおりんのワクフバンクとの試合があったのだけど……。朝飯を喰いに行くと、トルコサラミが超美味。買って帰って日本で喰う!でじゃからんと意見の一致(笑)。
さあ、今日も動くぞ。タクシム-Taksim-のレンズ階段→メトロ2号線でシシハーネ-Şişhane-→ガラタ塔へ。さすがにこの時間だと空いている。入場料を買って中へ。入場料には2種類あった風で、「大人」と「こども」かな?と勝手に考えて高いほうにしたけど、実際はどうなんだろ。
朝のガラタ塔からの眺め。こりゃたしかにスゴいわ。夜には行列が出来るのもわかる。ベイオール-Beyoğlu-地区の家並はもちろん、旧市街からタクシム-Taksim-方面までバッチリ見える。朝の早いうちだったので、東から陽が当たって西側のシシハーネ-Şişhane-地区の家並にガラタ塔の影が綺麗に浮かんで見えて、いやいや絶景でした。
タラタラと歩いてカラキョイ-Karaköy-まで降りて、テュネル-Tünel-で再びベイオール-Beyoğlu-まで上がり、イスティクラル-İstiklal-通りを散策。まだ朝だから狂騒の賑わいもなく、ノスタルジック・トラムも「普通の速度」で走ることが出来る(笑)。途中で教会を見つけたので入ってみた。イスラムのイスタンブールだけど、キリスト教の教会もちゃんとある。なんでも、この通りにはギリシャ正教・アルメニア教会・ローマカトリックと揃っている====ThisIsTheErrorMessege====らしい。
ぼくらがまだ観光客の少ない朝のイスティクラル-İstiklal-通りを歩いているのには理由があって、もちろん「サッカーのチケット」だ。前日にbiletixがある本屋を探して見つからなかった====ThisIsTheErrorMessege====ことで、この日の朝にネットで調べたのだった。その結果、わかったことがある。
じゃからんがヘラプ・パサジを見つけてくれた。香港によくある商場が集まる雑居ビルのような感じだ。ぼくが入口で逡巡していると近くにいた親父が「biletix?」と訊くのでそうだと応えると、奥に案内された。ここだ。トルコ語はしゃべれないので、欲しい試合をメモに書いて窓口の兄ちゃんに渡す。兄ちゃんの回答は早かった。
「ここでフットボールのチケットは扱ってない。シシリ-Şişli-に行け」
biletix公式サイトの情報と違う!とはいえ、ここで交渉したりクレーム入れたりする語学力はまったくない。とにかくシシリ-Şişli-に行けばいいのね。じゃからんはチケット入手行程が増えたので急に不機嫌になったが、やむを得ない。シシリ-Şişli-にショッピングセンター『シェファーヴィル』====ThisIsTheErrorMessege====があるのは知っていた。おそらく、その中にbiletixの窓口があるのだろう。タクシムからメトロ2号線で2駅だ。行ってみよう。というか、行くしかない。
シシリの駅を出て適当に街を歩いてみると、『ジェヴァーヒル』はすぐに見つかった。「入口はあっち」と書かれた方に向かってみると
セキュリティ・チェック・ゲートだ。
スーパーマーケットでもかいっ。でも、ここでは一脚は通してもらえた。インフォメに「biletix」のメモを見せるとすぐに場所を教えてくれた。そう遠くないようで一気に安心。行ってみると、通路の一番奥の仮設ブースみたいな感じでbiletixの窓口があった。その佇まいからちょっと心配になったけど、フットボールのチケットのメモを見せたらすんなり買えた。よかった~。カシムの試合の席はメインスタンドならどこでもいい(笑)けど、ベジクの試合は一番高いトコにした。すげえ、チケの値段が10倍違うよ。====ThisIsTheErrorMessege====
無事にミッション・コンプしたので、観光行動開始。メトロ2号線でタクシム-Taksim-→フュニキュレル-Füniküler-でカバタシュ-Kabataş-→トラム1号線の定番ルートでエミノニュ-Eminönü-へ。土曜の昼だからか、かなりの賑わいだ。観光客の目当てはエジプシャン・バザール。でも、ぼくらはその先のリュステムパシャ・ジャーミィに向かった。
街中の中規模ジャーミィといった感じで、日本にいる間に民放BSで視たイスタンブール案内番組====ThisIsTheErrorMessege====がなかったら、ぼくらも寄ることはなかっただろう。入口は入り組んだ商店街の中に小さくあって、たしかに非常にわかりにくい。でも、暗い階段通路を上がると、屋外なのに途端にエミノニュ-Eminönü-の喧騒が消えた気がした。
礼拝堂の中へ。絢爛でもなく、それでいてしっかりしたイスラム建築。ツアー観光客の姿もほとんどなく、実に静かな世界。ほげ~っと装飾を眺めたり写真に収めたりしてたら、寺院の関係者がやって来た。まもなく祈りの時間だとのこと。名残惜しかったけど、外に出た。商店街の中に開いた狭い入口の階段を、地元の信者たちが祈りのために上がって行く。
さて、いよいよエジプシャン・バザールへ。バザールの外にも店が多く、地元民も利用するみたい。入口の手前から豆売りや食材売りやコーヒー売りの店がひしめく大混雑で、外でこの有様(笑)なんだから中はもっとすごいのだろう(笑)と思ったら、意外と中は外ほどではなかった。
とりあえず建物を通り抜けてみて外へ出ると、そこはペットショップっぽい一角だった。キャットフードも“キロ売り”みたいな感じ。そんな中で見つけたのが、水の入った瓶の中に張り付くナメクジのような虫。もしかして、これ………「ヒル?」====ThisIsTheErrorMessege====いやいや、なかなかに衝撃的な絵面でした(苦笑)。
正面入口に着いたので、もう一度バザールの中へ。香辛料屋の他に、蜂蜜屋やトルコサラミ屋も。香辛料屋では味見もさせてくれた。「トルコ料理といえばオレガノ」なんだそうだけど、じゃからんは『オットーマン・スパイス』という名前のものが気になった様子。名前がスゴいのでぼくも気になったので味見させてもらった。指先で舐めてみて……
「ベビ■スタ■ラ■メン……?」。
なるほど、こういうところにヒントがあるのね~。
バザール内には、もちろん普通の土産物屋もちゃんとある。香辛料屋にも土産物屋にも、“スパイスの小パック詰め合わせ”みたいなのを売っている。土産物屋にはベリーダンスの衣装が吊るされていて、それはそれは刺激的だったけど、買って帰って着るひともいるのかな(笑)。