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travelnotes : overseas
【KOREA-06】 2007/09/18 九徳運動場で2部リーグを観る
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前側の席だったおかげでサクサクとイミグレを通過できた。デイパック1個なんで税関もスルー。さて、ぼくは韓国ウォンを11000しか持っていないので、これでは何も出来ない。手数料30%OFFのクーポンを持っていたので新韓銀行の窓口に行き、JPY10000とHKD1000を出す。出発前に保有外貨を確認したら、なぜかHKDが1600近くも出てきて、次にいつ香港に行くかもわからないので放出することにした次第。
現金も出来たし、準備OK。模範タクシーを使う必要もあるまい。一般タクシーの運転技士様に「クドックンドンジャン!」よし、通じた。

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東に向かう洛東大橋は渋滞。でも、九徳トンネルへの道を進むクルマは多くなかった。釜山の経済の中心は西面などの新市街に移っているのだろうか。トンネルを抜けると、すぐそこに競技場が見えた。14時40分着、9600ウォン。上出来です。
釜山九徳運動場。ぼくが初めて韓国に来たのも関空→釜山で、ここ九徳で釜山の試合を観る予定だった。しかし、試合開始が4時間早くなってしまい観戦出来なかった====ThisIsTheErrorMessege====のだ。当時は釜山大宇ロイヤルズ。現在は釜山アイパーク、ホームスタジアムを02W杯ヴェニューであるアジアードスタジアムに移している。そして今日、ぼくはここ九徳でNリーグの釜山×水原を観る。少なくとも、競技場内の電光掲示にはそう書いてある。
釜山×水原と書くと、なんかパッと見で強豪同士の対戦っぽく感じるのだが、釜山ってのは釜山交通公社====ThisIsTheErrorMessege====で、水原ってのも水原市庁。神戸×川崎と書いてあってもヴィッセル×フロンターレではなく神戸市交通局×川崎市役所をユニバーでやるようなものだ。競技場手前の駐車場に釜山交通公社蹴球団の専用大型バスが停まっていて激しく驚く。そんなの持ってんだ。もっとも、書き込みは見当たらなかった。====ThisIsTheErrorMessege====帰りがけには水原市庁蹴球団の専用大型バスも見つけた。
スタンドの入口には『特席』『一般席』の表示があるが、一般席の方は閉まっていて、特席の入口には誰もいなかった。うっすらと聞いていた通り、韓国2部リーグは無料なのだ。上がってみると、売り子のおばちゃんが一人、暇そうにしている。そして、驚くばかりに客がいない。これじゃ日本では地域リーグ級だ。もっとも、平日の午後3時キックオフでは、さもありなん。というか、なぜここだけ平日に組まれているのかがわからない。最初、この日は韓国では祝日なのかと思ったが、金海空港から市内への道すがらは産業道路の光景そのものだったもんなあ。
ぼくはメインスタンドの上の方に座って競技場を眺めた。スタンドは結構急角度で観戦はしやすい方だと思う。韓国初訪問で見逃した釜山×浦項の試合は金海空港ロビーのテレビで少しだけ視たのだけど、大勢の観客が入っていた。九徳競技場は、結構な数の客を収納できるスタジアムだ。その会場に、おそらく試合開始時点で観客は200人いないだろう。それも、地元の少年団らしき団体も数に入れて、だ。
場内ではホーム運営スタッフはロック調の曲をすんごい音量で流している。周囲は住宅街で、競技場の裏はどうやら学校のよう。====ThisIsTheErrorMessege====平日の昼間にバカでかい音で鳴らしていいのかしらん。で、よく聴いてみると、流しているのはどうやら釜山交通公社蹴球団の応援歌らしい。専用バスに、応援歌。いろいろ投資はしているようだけど、この観客数では市民に受け入れられているとは思えない。

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選手達が現れた。さて、どっちがどっちだろう。でもすぐにわかった。朱に青の縦縞のクラブには胸にHappySuwonと書かれている。ということは、青白の縦縞が釜山交通公社だな。02W杯のテーマとともに選手入場。おお、さすが韓国、2部でも国旗掲揚と国歌斉唱があるのか。数少ない観客も掌を胸に当てている。

さて試合。水原市はトップに当ててサイドの基本パターン、でサイドは持って行くと中に切れ込んで狙ってくる。釜山は鋳造好みの16番FWを走らせる作戦。でも、こいつ実はあまり脚が速くないんでない?DFとの駆けっこでほとんど勝ててない。
文化の違いを思い知ったのは、場内アナウンスだ。水原の強烈シュートをGKスーパーセーブでコーナーに逃れる。すると、場内アナ氏がマイク大音量で「ナイスプレー!プサーン、キョートン、コムサー!」と叫ぶのだ。そりゃプレーは止まっているが、試合中だぞ。
試合中に別のおばちゃんがやって来て行商開始。お菓子とかを売り歩く。ぼくのすぐ近くにいた家族がコーヒーを頼んだ。おばちゃんはパウダーまでセットされたスティックのインスタントコーヒーを紙コップに入れて、ポットのお湯をざーっ。うーむ、大胆。
試合は3-1で水原。悲しいかな、釜山は打つ手なしといった感じ。前半終了ですでに2-0、後半になると釜山DFの脚がビタッと止まってピンボール状態。そりゃ1点は返したけどさあ……。場内の盛り上げ努力は買うけど、こりゃ交通公社蹴球団が釜山の第2勢力と認められるのはしばらく先の話だ。試合自体も、ピッチを広く使うこともないしスペースを作る仕掛けとかもないし。いや、スペースはあるんですよ結構。でも、作ろうとして作ったスペースじゃないから生かすことも出来ない。ゴール前とセットプレー以外に楽しみがないといった感じで、視ていて厳しかったです。

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印象を日本の下部リーグと比較してみよう。内容的には、06年地域決勝時点の岐阜隊がやったら、釜山相手なら勝てそう。水原なら、いい線かな。でも、H&Aでやったら、1勝1敗かなという気はする。
というのは、審判。とにかく笛を吹かないしカードも出ない。この激しさキツさでカードが出ないとは。韓国の判定基準が鷹揚なのか日本のそれがセンシティブなのか。これがアジア基準なら日本のサッカーは綺麗過ぎるのだ。
試合終了直前に会場を後にしたお兄ちゃん2名。一人はオリラジの眼鏡君に似てて、もう一人はリバプールのサブバッグを下げて。いかにも“2部通いのサカヲタ”って感じで、ああいう観客もいるんだあ、と嬉しかった。

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と、そんな感じで試合終了後の会場を後にすると、もう一つの現実を目にすることになる。外に出ると、試合を終えた水原の選手達がユニ姿のまま、裸足にシューズの格好で敷地を出て信号を渡り、釜山の街の中へと歩いていく。あれ?帰るフリをしてついていくと、やがて彼らは横丁に曲がって小さな建物の中へ。そこには温泉マークとともに「ソクスタン」と書かれていた。銭湯だ。でも、釜山九徳はかつてトップリーグが使っていたスタジアムだ。シャワーって、ないの?

1.そもそもない
2.トップが使わなくなったので経費削減のあおりで閉鎖された
3.使うと会場の使用料が高くなるのでやめている
4.単に故障中

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しかし、2部リーグの現実を見せつけられたような光景だった。ぼくはそのまま、競技場から釜山地下鉄1号線の東大新洞までたらたら歩いた。7分。緩い下り坂だったから、上りになる行きでも10分みれば大丈夫だろう。
釜山地下鉄に乗るならハナロカード。「売ってます」と掲示の出ている小さなコンビニで訊ねると「ない」との一言。なんでえなんでえ、と食い下がると、上の棚から取り出してくれたハナロカードは学生用じゃないか。一般用は品切れらしい。

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