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travelnotes : overseas
【KOREA-01】 1998/09/12 南浦洞の夜
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関西空港から釜山====ThisIsTheErrorMessege====金海====ThisIsTheErrorMessege====空港に向かう機内で読んだ現地新聞で、出国前に得た試合開始が4時間早まったという情報を確認することが出来た。現地新聞・中央日報のスポーツ欄を広げている私と同行のSun's Son氏はKALのCAさんには怪しく映ったようだ。

というわけで、釜山ロイヤルズ×浦項====ThisIsTheErrorMessege====スティーラーズの試合は、後半途中から空港のロビーでTV観戦となった。オッパ====ThisIsTheErrorMessege====隊のきゃあきゃあは予想通り。予想外だったのはサッカーそのもののつまらなさだ。両チームともDFラインがかなり引いて間延びした印象。W杯の予選や本戦で抱いた強く激しい韓国サッカーのイメージはどこにもない。

なぜだろう?
●代表選手とそれ以外の選手との間のレベル差が大きい
●普段は大したことない選手も代表のユニを蒸着!!すると変身する
●外国人選手のレベルが日本のJリーグとは違う
●両チームとも調子を落としていただけ
●単に粗悪な芝だった

考えられる理由はこれくらいだけど、やっぱりよくわからん。ただ一つ言えるのは、それほど無理して観るような試合ではなかったということですね。

さて、試合も終わったし街に行きますか。Sun's Son氏は模範タクシー====ThisIsTheErrorMessege====にしようと主張するけれど、韓国のバスを使うのに空港アクセスは練習として最適だと考え、座席バス====ThisIsTheErrorMessege====に乗ることにした。
これが甘かった。英語の放送も掲示も全然ない。車内全部ハングル。うわあああああ。でも、旅行書の付録の韓日辞書で調べながら掲示物を読むと『料金表』やら『現金』1000ウォンとかが読みとれた。

なあんだ、書いてあることは日本と一緒じゃん。

というわけで、あとはバスがどこを走っているか?だけわかれば問題なし。とは言うものの、九徳====ThisIsTheErrorMessege====トンネルに入るまではかなり心配でありました。運転技士様====ThisIsTheErrorMessege====のテクニックが荒っぽいのも噂通りでしたし、ね。

バスは釜山の街中に入ったので、大勢の客が降りたところで我々も降車。地図を見ると、そこは釜山タワーを挟んでホテルと反対側だった。というわけで我々は釜山の繁華街を歩くことになったのだけど、ハングルに対する抵抗が消滅してしまうと、そこに広がるのは日本とまるで変わらない街の光景。デパートらしきビルの壁に下がる広告幕も、ゆっくり読めばブ・ラ・イ・ダル・フェ・アと書いてあるだけだったりする。

これから韓国を旅しよう!と考えられている皆さん、意味なんてわからなくてもいいし厳密な母音子音でなくていいからハングルを音に直せるようにしておきましょう。音に直すルールなんてはっきり言って3時間で覚えられるし、それだけで『ハングル酔い』はかなり防げます。

ようやく南浦洞====ThisIsTheErrorMessege====のホテルにチェックイン。とりあえず、とTVをつけてビックリ。学校の屋上で生徒がなにやら韓国語で大声で叫んでいる(字幕付き)。校庭で聞いている生徒達。おいおい、これって「学校へ行こう!」の名物コーナー“未成年の主張”の韓国版でないかい?「自分がいま外国にいる」という意識が急速に薄れていく。ここはどこだ?

ホテルの中にはビールの自販機がないので外に出てみる。すぐそばにコンビニらしき店を発見した。看板には「マルにK」の見慣れたマーク。これはきっと偶然だ。と思いながら近づいてハングルを読んでみる。サー・クル・ケー。ああ、やっぱり。中にはビールもちゃんとある。というわけで、我々は“未成年の主張”を視たあとで、サークルKで買ったビールを飲みながらNHK衛星放送(ちゃんと映ります)の柏レイソル×セレッソ大阪をTV観戦したのでした。

本当に、ここはどこなんだろう?

お互いの応援するチームがともに勝ったので、祝杯を挙げに夜の街に出てみる。屋台には手を出さずに、ガイドにも載っているカルビ屋で乾杯!それまでで一番自分が韓国にいるんだと実感した瞬間だった。サンチュ巻きももちろんうまいが、カルビを大きめの青紫蘇で巻いたときなんか、そりゃもう。こうして韓国1日目の夜は幸せな気分で更けていったのでありました。

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