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tour:『全国社会人』富山
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JリーグもJFLも終わり、おおかたのサッカーファンが天皇杯に向けてエネルギーを充電する11月の半ば。ごくごく一部のサッカーファンが注目する大会がひっそりと行われている。全国社会人トーナメントだ。各地に地域リーグが揃う前は、この大会の上位が日本リーグの昇格を賭けていたという由緒ある大会だが、現在は地域リーグ以下が参加のカップ戦となっている。国体開催の運営チェックを兼ねた大会でもあり、毎年「翌年国体を催す県」で行われる。2000年は富山国体、というわけで99年の全国社会人も富山である。なにせ32チームが参加して5日連戦。とても1つの会場では行えないので分散開催となる。となれば、これはもうマジェちゃんの出番ではないかっ!会社のスケジュールをちょちょちょいっと調整して金曜午後に下呂町にある事務所に仕事を入れ、そのまま直帰ということで高山まで走って知人と呑み、土日はサッカー観戦というパーフェクトなスケジュールをたてた。しかし。この計画を誰が見切ったのか、当日は激しい雨である。いまさら引き返すこともできず、雨の中ひたすら下呂を目指して走り続ける。仕事は予定通り4時半頃終了、高山を目指すのだがこれがまた遠いんだ。道中のスーパーで買った安グローブはもう指先から水がしみ込んでくる。やはり少々高くてもいいモノを買おう。高山のホテルに着いたのは7時前。ゆるゆると風呂に入り、ちょうど出た頃に知人がロビーに現れた。とりあえず呑むしかすることがない。地酒をカンカンとあおって寝てしまう。


前夜にカンカン呑みたくったにも関わらず、朝になればサクサク目が覚めてしまう。まだ霧がかかる飛騨谷を北上。そのまま41号で流葉を越えてもいいのだが、神岡は原付ツアー====ThisIsTheErrorMessege====で通ったしなあと思い高山線沿いの360号を通ることにしたら、まあこれが道が悪いのなんの。拡幅工事中らしくダンプの通行も多い。高山をかなり早く出たので富山岩瀬のサッカー場には開始前に着いたが、かなりギリギリになってしまった。

本来、全国社会人大会は地域リーグ以下が参加なのだが、この年はJFL再編に伴い、大学と横浜FC以外のJFLチームも参加====ThisIsTheErrorMessege====する。当然、地域リーグや県リーグのチームは「一泡吹かせてやれ」とばかりに臨んでくる。天皇杯でJ1チームが味わう感覚と同じだ。第1試合はそんなJFLからの参加で優勝候補の筆頭の本田技研対東海リーグの名古屋銀行。ここも古くは名相銀としてJSL1部の古豪なのだが、現時点の戦力では差がありすぎる。本田が余裕で勝ち抜けた。で、第2試合がお楽しみの北海道電力vs沖縄海邦の“南北対決”だ。今回は九州代表として沖縄海邦クラブが参加している。こんな機会でもないと沖縄のチームなんか観れない。海邦が鮮やかなカウンターで2点をリードし驚かせてくれたのだが、やはり地域決勝の常連である北電は終盤でキチンと逆転して勝利。第3試合は会場を変えて、富山市の南側で行われるデンソーvs東邦チタニウムだ。こんな時バイクの機動力は強い。前半15分くらいでもう到着できた。東チタといえば以前はJFL2部にもいた名門なのだが神奈川県リーグに甘んじている。やはりデンソーとのスキル差は歴然としていた。

今日の試合はこれで終わり、宿は高岡市内で宴会の予定、まだ時間がある。やはりここは富山新港に行かねばならぬ。加越能鉄道のひどい路面電車の光景を楽しんだあと、港へ。夕方の放生津潟は相変わらずエキセントリックな雰囲気を漂わせていた。本当に、なぜぼくがこの光景に心惹かれるのか、自分でも理解できないのだが、どうしても好きなのだ。高岡市内のホテルに着いたところで携帯電話に連絡が入り、宴会は流れてしまった。自室で代表戦を観て、ホテルの居酒屋で軽く呑んで寝てしまう。


翌日、再び富山南へ移動。第1試合で、私の人生を狂わせた男・元藤枝ブルックスの遠藤孝弘が所属する矢崎バレンテと、JFLのジャトコを倒した教育研究社の試合を観る。遠藤選手のスピードは健在、でも上のリーグでは厳しいかもなあ。最後は教研も追いすがったのだが、矢崎が逃げ切って準々決勝へ。応援団の方に頼んで旗をわけていただいた。いつかbitmapにするから気長に待ってね。第2試合は、地元富山のアローズ北陸と、元NTT関東の選手が多い与野蹴魂会。しかし与野はまだチームがまとまっていないようでちょっと残念だった。アローズは結局ベスト4まで行って優勝した本田から唯一の得点を挙げた。地元の面目躍如である。

さて、観戦も終えたので帰宅だ。行きは41号を通ったので帰りは156号合掌ラインを選ぶ。途中、庄川町で加越能鉄道の廃駅跡で休憩。バスの待合所として使われていた。あとは国道を淡々と南下。白川郷でもまだ日が沈んでいなかったので少しだけ観光する。高速道がつながったらマナー違反や駐車場不足で大変なことになるだろう。さらに南下、日が沈んで暗くなった頃に北濃駅に到着。しかし楽しみにしていたラーメン屋は閉まっていた。まだ鉄道が復旧していないからだろうか。白鳥から高速道に乗ったのはいいのだが、土砂災害で通行止めの美並ICの手前からまたしても大渋滞。なんとかならんものか。バイクの特性を生かしてすり抜けを敢行、クルマの皆さんより圧倒的に早く美濃市を通過できたが、それでもかなり消耗した。

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