cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
愛媛全社(後編)
 home  index  prev next 

2016年10月23日

なんとかがんばって前日の酒を抜いて、10時前に宇和島駅前へ。この日は『宇和島闘牛』が行われる====ThisIsTheErrorMessege====ので、山の上の丸山公園まで臨時の無料バスが出るのだ。
『宇和島闘牛』はぼくも聞いたことがある。駅前に『闘牛』の像だってある。元・宇和島市民のじゃからんも「チャンスがあるなら観ておくといい」と言っていた。『闘牛』は12時から15時。『全社』の2回戦は順調なら12時半には終わるので、15時前の特急で宇和島を離れるとしても1時間半くらいは愉しむことが出来るだろう……と、インターネットで事前に前売り券の手配をしておいた。

第1便のシャトルバスに乗車。バスはどんどんどんどん坂道を登っていく。うわあ、宇和島城より高いぞ、ここ。このシャトルバスがなかったら、丸山公園まで歩いたら何分かかるんだ(震)。先に『闘牛』のチケットだけを購入し、陸上競技場へ。嗚呼、こっちは観客席に屋根がないのね(泣)。

2回戦
アイデンティみらい 1-2 三菱水島

果たして、県リーグとはいえ関東地区で揉まれているアイデンティを相手に水島が前日のように「のびのびとしたサッカー」が出来るか?が観戦のテーマだったが、前日ほどではないにしても「水島らしさ」は出せていたかな。一方、アイデンティを引っ張るのは都並智也。====ThisIsTheErrorMessege====水島がこの大会でキレッキレの高瀬が抜け出して先制するも、後半には水島の動きが落ちてアイデンティ・ペースに。中盤で捌くだけでなく積極的に前に出るようになった都並がエリア内で倒されPK獲得、本人がキッチリ決めて同点とする。さて、このまま延長突入か。『闘牛』鑑賞はオプションだからいいとしても、強くはないとはいえ大粒の雨の中での観戦はシンドいなあ……と思っていたところ、後半アディッショナル・タイムに水島が相手ボールを奪い絶好調の高瀬にスルーパス。これをキッチリ決めて水島の勝ち上がり。旧知の水島サポから「鋳造が観に来ると勝率がいい」と言うので帰宅後に調べてみたら、JFL脱退後に限れば鋳造観戦時はこれで7勝1敗。うむ、これはたしかに相性がいいな。

雨も降っているし、屋根のある闘牛場に急ぐ。さてさて、いまどのくらい?駅の観光案内所のお姉さんは「開始は12時で決まっていますが、あとは“牛次第”なんで14時過ぎにおわることも」と言っていたけれど、着いたのが12時50分だというのにもう取り組みの半分が終わっていた。あれあれ、そんなモン?と思ったけれど、ホントにこれは「牛次第」なんだね。残り5番、最後の取組まで観たけれど、終わったのは「14時過ぎ」どころか「13時45分」だったよ(笑)。
なにせ牛同士の「相撲」だから、“仕切り”があるわけでもない。入場と同時にいきなり突っかけて10秒で決着したり、なかには“敢闘精神欠如”で棄権(苦笑)しちゃう牛もいれば、7分を超える「大相撲」もあったりする。登場する牛も、徳之島だったり沖縄だったりからの遠征組が6頭。全国にわずかずつ残る『闘牛』文化。年に5日の宇和島開催に居合わせられた偶然に感謝、です。


『闘牛』がことのほか早く終わった(笑)ので、普通の昼飯を喰って帰れる。そうなりゃ、宇和島名物『鯛めし』だ。出し汁に玉卵を溶き入れ、鯛の切り身と海藻を入れて混ぜてメシの上にかけて掻きこむ。うむ、美味なり。宇和島在住の友人と再会を誓って別れた……と言っても、宇和島で会うことは、もうないかもしれないなあ。

松山行特急の中ではtwitterでVONDSといわきの劇的な展開を追いかけていた。やはり、初めていわきに接したエンスー達はそのあまりの“違い”に「とりあえず」圧倒されたみたい。けれど、チーム強化のプロセスやらなんやらで、いわゆる“アンチ”も多く生まれるだろうなあ……とは思っていたし、実際にそうなりつつある。いいんじゃない?“推し”と“アンチ”のB/Sが大きいのはそれだけ「注目度」自体が大きいってことなんだし。

松山駅から機場までのバスががんばってくれたおかげで、1本早い伊丹行に変更が出来て、おかげで新大阪駅でそばの晩飯を喰っても1時間早く帰宅出来た。よかったよかった。

 top  prev next