さて残るは北海道リーグだ。“海の日”３連休の日曜にＳＳＡＰの人工芝で３試合。第１試合は９時半開始とはなかなか豪快。翌日の“海の日”にどうしても外せない地元の寄り合いが発生してしまって、日曜のうちに岐阜に帰るしかない。まあ、帰るだけなら１２時開始の第２試合で余裕だし、１４時半開始の第３試合でもなんとかなる……
しかし、そこでムクムクを湧き上がる『読者はネタを』以下省略（笑）。北海道新幹線の乗りつぶしのチャンスじゃん……って、もしかして「第１試合を観てから“地上戦”でその日のうちに岐阜まで帰る」なんてこと、可能……？

札幌		新函館 北斗		東京		名古屋		岐阜
1332発		1654着 1721発		2123着 2130発		2324着 2332発		2353着

可能でした（笑）。しかも、翌週末には新居浜で「全社四国」で２面つぶしの目論見もあるから、「札幌市内から新居浜ゆき」の乗車券を買えばいい。詰んだ（笑）。

日曜の９時半から札幌で観戦。前泊か。しかし、土曜日にただ北海道に行くだけでは面白くない。いつもの『ばんえい十勝』もいいが……ちょっと待て、もしかして土曜日にグルージャがホーム戦をやってたりすると、盛岡南を【Level：2】から【Level：3】に出来る……？
と調べると、見事に土曜の午後３時からＪ３・桜花U-23戦があるではないか。そのキックオフ時間だと、小牧→花巻のFDAでちょうどいい。実はまだ花巻空港は利用したことがない。また詰んだ。

試合は午後５時に終了だから、八戸で一杯ひっかけてから苫小牧行の夜行フェリーで何の問題もない。でも、八戸では何度も呑んでいるし、盛岡で呑んでから行くって手もあるな……と思っていたら、そうじゃん！『生きる遺構』盛岡バスセンターが７月末で営業終了なんだよ。じゃからんと『フルムーン』で訪れた３年前====ThisIsTheErrorMessege====にして「なんじゃあこりゃあ！」な伝統というか風格というか腐り方というか（笑）。公式サイトによると、たこ焼屋は午後６時半まで営業している、とのこと。たこ焼きをツマミに盛岡のワンカップ地酒で“惜別の酒”を……

This is the Cul-de-Sac。出口なし、袋小路なんです。１オングストロームの隙間もない壮絶な詰み方だ（笑）。

2016年7月16日

西春からバスで小牧機場へ。もうすっかりFDAの拠点空港だね。北九州便も飛んでることを知る。いや、普段からヘリ族なんで（苦笑）。
特にどうということもなく花巻機場へ。盛岡行のバスが花巻空港駅====ThisIsTheErrorMessege====に寄ってくれる。盛岡南球技場は岩手飯岡駅から徒歩で行けるんで、盛岡まで行かない方が便利なのだ。２両編成の“みちのくルンデス”====ThisIsTheErrorMessege====は座ることも出来ず、岩手飯岡へ。15分ほど歩くとスタジアムが見えてくる。前回の訪問時はグルージャvsプリメで、まだ弘前に住んでいたじゃからんと観に来たんだった。スタグルは『いわてまち焼きうどん』を選択。キャベツのサクサク感がいいねえ。呑みたくなるけど、ここはまだガマン……って、前日の夜に結構呑んじゃっただけだけどね（苦笑）。

J3
盛岡 1-0 若桜花

盛岡は勝たなくちゃいけない展開に持ち込んだ試合で見事に勝利。とは言っても、序盤は若桜花のパスワークに結構ズタズタにされてた。でも、やはり所詮はU-23……というか、そもそもU-23は『プロ・リーグで勝たなくちゃいけない』というミッションを持っているチームではない。パスワークへの対応もされ、やがて動きも落ちて後半は盛岡の押せ押せに少ないチャンスを狙う若桜花という展開に。なんとか後半アッドタイムに梅内がプッシュして決勝点をゲット。勝ってよかったね。これで３連勝らしい。
試合が終わってダッシュで会場を後に。ギリギリで盛岡行普通に間に合った。盛岡からバスセンターまでのバスはいっぱいあるのですぐに着いた。さて、たこ焼き屋は………

閉まっている。

というか、ほとんどの店が６月末で営業を終了していた。営業そのものは続けているそば屋も閉店時間を過ぎていて、唯一開いていた時計屋もぼくがいる間にシャッターを閉めた。これじゃあ、ワンカップで“惜別の酒”も出来ないや……と構内の写真を撮りながら待合室の隅にあるベンチに腰掛けて壁を視ると、そこには「構内で飲酒禁止！」の貼り紙が。なあーんだ、そもそも“惜別の酒”なんか出来なかったのだ(苦笑）。
警備の方に話を伺ったのだけど、とりあえず土地は盛岡市が買い取るそうだけど、バスセンターを壊した後の利用法はまだ決まっていないのだとか。複合商業施設を誘致するとしても、このあたりはすでに“旧市街”。どうなりますか……。

循環バスで盛岡駅に戻り、普通のラーメン屋で晩飯を喰って、新幹線で八戸へ。本八戸に着く頃には雨も降りだした。フェリーに乗って、２等寝台個室へ。相部屋のひとはいなさそうで安心。ロビーで岐阜隊の負けを受けて釜石『浜千鳥』とおいらせ『桃川』のワンカップをかんかーんと開けて轟沈。

2016年7月17日

目が覚めたら５時半である。あー、よく寝た（笑）。ダイヤ通りに６時着。下船すると……おおっ、さすがに寒いぞ。半袖１枚では厳しい。
フェリー接続バスまで待っていたらＳＳＡＰの第１試合に間に合わないので、タクシーを利用して苫小牧駅へ。わざわざ『すずらん』に乗ることもないので、始発の普通列車で苗穂に行き、バスで豊畑神社へ。車中で手に入れた中央バスの時刻表で、ＳＳＡＰの近くから札幌駅までのバス路線が出来たことを知る。これは便利だ、ありがたい。
ＳＳＡＰ人工芝には、十勝サポのスカイベアくん。７月にしてダウンコートを着ての完全防寒態勢には、普段の職場でクールビズを無視して背広着ながら仕事している“平日だけ寒がり”の鋳造も「参りました」としか言いようがない。

北海道Ｌ
北大クラブ 1-5 札幌蹴球団

昨年のブロック決勝で勝ち上がってきた札幌北大クラブだけど、やっぱり道リーグは家賃が高い模様。ＧＫもゼッケンユニだったし、４分で札蹴が２点をゲットした時には、失礼ながら「さすがに0-45はないだろうが0-15くらい行くかもしれない」と思ってしまった。と言っても札蹴もＣＢが本職じゃないとかいろいろ事情があるようで、結局は1-5。まぁ北大クラブも１点獲ってるし、内容からしたら北大クラブが健闘したって感じかな。とにかく、これで今季も９地域の１部を新規ピッチでコンプです。めでたしめでたし。
特筆したいのは、試合会場に札蹴のグッズ売り場が出ていたこと。なかなかセンスいいデザインのクリアファイルとボールペンを7/20の平日・Ｚ戦で『岐大通』の配布を引き受けてくれた岐阜サポ仲間への土産に。売り場のお兄さんとお姉さんがなかなかの商売上手（笑）で、自分用には緑色のＴシャツも購入してしまった。

試合が終わってダッシュで出たので件の札幌駅行きバスに乗れた。札幌駅に着いたのは正午近く。せっかくだから駅ビル内の『根室花まる』で回転寿司でも……甘かったです。もんのすごい行列、待ち登録に携帯電話番号をセット出来るので呼び出しを登録して、職場とかへの土産を買って、それでも呼び出しが来ないから別の地下街にある『根室花まる』の系列店でゴージャスな“お任せ握りランチ”を。さすがに回転寿司とはレベルが違ったね。満足です。特急の発車10分前に札幌駅の改札を通過した時に、ようやく『根室花まる』から呼び出し電話が来た。50分待ちだった、ってことね。当然だけどキャンセル。

さて、いよいよ“地上戦”で札幌から岐阜まで戻る。普段ならビールにワインに日本酒としこたま仕入れて列車に乗るとこだけど、今回はアルコールはなし！「どうしたんだ鋳造？！」とお思いでしょう。違うんです。先日に出演した『コミュサカチャンネル』をお聴きの方はご存知でしょうが、いわゆる『薄い本』の制作にとりかかっていまして、せっかく10時間もの移動時間があるのならゲラの「赤入れ」に使った方が生産的だとの判断でアルコール摂取を控えたのです。天気も良くなくて噴火湾越しの駒ケ岳も見えなかったし、作業はそこそこ捗りました。

大沼を過ぎたら、すぐに新函館北斗。要するに渡島大野（笑）。新幹線ホームと隣接していて、乗換改札を通ればもう新幹線ホーム……なのはいいんだけど、そこにあるキオスクが実に貧弱。駅弁もほとんどない。さすがにこれはシンドいぞ……と、駅員さんに頼んで外に出してもらうと、そこにはしっかりと駅弁を揃えた店がありました。よかったよかった。『大玉ホタテとイクラ弁当』を購入。

新幹線の車両自体は東北新幹線で何度も乗っているので、特筆することもない。青函トンネル自体も在来線時代に何度もくぐっているし、座席が進行方向左側の窓側だったので「新幹線で貨物列車とすれ違う」という異体験====ThisIsTheErrorMessege====も出来なかった。「青函トンネルの旅をお愉しみください」ったって、要するにトンネル。最深部でファンファーレが鳴るわけでもない。そんな感じで新青森に着いてしまって北海道新幹線完乗。これで、新幹線の未乗車区間は例のアソコ====ThisIsTheErrorMessege====だけになった（爆笑）。
新幹線の中で駅弁を食べ、あとはゲラ「赤入れ」の続き。かなりがんばったおかげで、東京に着く頃にはへろへろ……東海道新幹線の中では作業をせずにスマホでウダウダと過ごした。土曜日にまた新居浜行くのに使用するので名古屋で途中下車してから再入場して岐阜へ。到着したのは予定通りの23:53。ついに『札幌で地域リーグを観て“地上戦”で岐阜まで戻る』コンプです。新幹線が札幌まで延びたら帰り着けるのは大阪までになるだろうし、岐阜の立場からしたら「旭川で地域リーグを観て“地上戦”で当日帰り」が可能になるかもしれない。とにかく、疲れたけどね（苦笑）。