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travelnotes : domestic
和歌山全社(1)
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会場が明らかになって原理主義者が「ざわ……ざわ、ざわ……」と香ばしくなった和歌山全社。6会場で行われるのだけど、桃源郷と橋本は訪問済で写真もある。残りは上富田2面と串本と新宮。もう単車でハシゴしろと命令されているようなものではないか。岐阜をかなりの早朝に出れば間に合うけれど、ここは安全を期して途中で前泊、ルートを考えたら天理が妥当。高速降りたら天理ラーメン食べよ!と思ってたのだけど、いきなり腹が減ってしまい名古屋にある天理ラーメンの店でしっかり大盛りを喰ったら、これ結構パワーつくね。亀山からの産業道路名阪国道====ThisIsTheErrorMessege====も高峰での休憩だけで走りきってしまった。さすがにもう1杯ラーメンを喰う元気もなく、途中のスーパーで寝酒にモヒートを買って宿へ。ロビーに女子フィールドホッケーのポスターが貼ってあって====ThisIsTheErrorMessege====嬉しくなる。アジア大会のなでしこの容赦ない戦いぶりを視てから沈没。

2014年9月27日

まだ暗いウチにマックで朝飯。ガラガラ。週末早朝のマックなんて夜遊びした少年少女の仮眠場的なイメージだったけど、天理じゃ遊ぶトコもないだろし。西名阪→阪和→と順調に走って、1時間前に上富田の会場へ到着。南紀田辺インター降りてから立て看板の案内だけで辿りつけたのはありがたかった。昼飯はとりあえずプログラムを手に入れてからコンビニまで走ればよかろう。

「一般向けの販売はありません」
「はい?」
「一般向けの販売はありません」
またまたぁ、ご冗談を。
「いえあのその、この大会は毎年訪問してて、大抵は一般向けに売っているんですけど」
スタッフさんは携帯で問い合わせをしてくれた。
「やはり今大会は一般販売は行わないそうです」

パニックスタート。他会場はどうなっている?こういう時にSNSは便利。新宮、桃源郷、上富田で販売なしを確認。残りは橋本と串本だが、串本ではなんと無料配布されていたらしい。しかし、途中で「プログラムは一般配布用ではない」との確認がなされ配布中止。入手出来た方はラッキーでした。

かくして、パニック起こしたまま昼飯を買いに行くのも忘れ、一般休憩所でなかば放心状態。無料配布の丸餅を1ついただく。饅頭かと思ったらしっかり詰まった普通の丸餅で食べごたえ十分。熊野古道PRで平安装束のお嬢さんから南高梅の袋を1ついただく。そうこうするうちに女川隊代表の近江氏との懇意な間柄の『岐大通』スポンサー様も到着。プログラムはしょうがないとして、とりあえず観戦だ。メンバー表をもらいに行く。これがないとさすがに何が何だかわからない。

「ないです」

ちょっと待てええええ。
メンバー表や試合結果を入れておく棚は用意されているものの、実施本部の一番奥にただ置いてあるだけ。おいおい、いくらなんでもそれじゃあ国体リハーサルにもならないぞ。上富田は準決勝・決勝が行われる和歌山全社の“中心”会場。スタッフは長崎に行ってないのか?さすがに「その棚は前に出してください、メンバー表や試合結果を一般客に用意するためのものです」と声も強めに言ってしまう。大会運営マニュアルには「試合30分前にはメンバー表を実施本部に用意する」となっているそうだが、第1試合のメンバー表が届いたのは開始10分前だった。やれやれ……。
とにかく、これで観戦環境は整った。東日本大震災から3年、1年間の活動停止を経て「絶対、戻ってみせる」の約束どおり、コバルトーレは戻ってきた。そして初の全国大会に挑む。対戦相手は百戦錬磨の社会人チーム、日立ビルケア。大勢の応援団は関西支社から、かな?久しぶりのO里さんに奥様をご紹介いただいたり。

全社1回戦
日立ビルケア 2-3延長 女川

18試合で129得点という「連邦のモビルスーツはバケモノか!」的攻撃力を見せつけたガンジュ岩手も、コバルトーレ戦はホーム・アウェーともスコアレスドロー。つまり実際はガンジュは16試合で129得点だったわけだが、さすがにガンジュ相手に無失点でこなしただけあって女川はいい守備のチームになっていた。しかし面白いのが攻撃に転じた時で、まるでクラブ事務所の入口に掲示してあって練習開始の前に毎回毎回復唱している「クラブの訓示」のようにサイド攻撃をやらない(笑)。一方のビルケアはシンプルにサイドを使って中で勝負と、まったく異なるスタイルのぶつかりあい。ビルケアFWの藤波と齊藤はやはり脅威。先制点は後半の早い時間に訪れた。福田建の左からのシンプルなクロスに藤波ヘッド。しかし、それでもあくまで中央からの仕掛けに拘る女川は後半アッドタイム直前に木戸からの浮き球スルーパスに抜けだしたセーヤが落ち着いて流し込んで同点にし、延長に入る。女川は延長前半終了直前に池田がゴール正面から左足で叩き込んで勝ち越すと、延長後半残り5分で攻撃を仕切っていた池田とセーヤを同時に引っ込めて試合を閉じにかかった。しかしビルケアは残り2分で齊藤が右足で叩き込んで同点に。こうなると池田とセーヤを下げてしまった女川は不利か?これはPK勝負か……と思ったのだが、終了間際にスルーパスに反応した交代出場の岩渕がバランス崩しながら右足で流し込んで再び勝ち越し。試合はこれで終了した。

コバルトーレ女川、初の全国大会出場で初勝利。近江GMも喜びひとしお。出番のなかったヨコ====ThisIsTheErrorMessege====と少しだけ話をした。「こういう(連戦の続く)大会だから、自分の出番はきっとある」と力強く話してくれた。一方のビルケア、関東1部で8位ながらこの実力。やはり関東リーグはレベルが高いと言わざるを得ない。

全社1回戦
アミティエ 2-1 ChukyoUniv.FC

クラドラと同様に形式的には大学サッカー部の“三軍”のはずのChukyoUniv.FC====ThisIsTheErrorMessege====だけど、そんな相手に圧倒的に攻め立てるアミティエは前半さっくりとこぼれ球を柳が押し込んで先制するもその後の「アミティエ・タイム」で追加点が奪えない。すると、後半になると「ChukyoUniv.タイム」到来。シュートのこぼれを山本が押し込んで同点に。しかし、ChukyoUniv.もその後のモメンタム====ThisIsTheErrorMessege====を活かせない。するとアミティエは右45度から中東の見事なミドルで勝ち越すと、そのままきっちり逃げ切り。たかじん====ThisIsTheErrorMessege====須ノ又====ThisIsTheErrorMessege====といった攻撃の主力を抜かれたアミティエだけど、しっかりといいチームになっているね。

田辺と言えば“南高梅”。自宅用に梅干しを購入して、さあ走るぞ。一度は泊まりたかった、湯の峰温泉へ。田辺から世界遺産・熊野古道、中辺路====ThisIsTheErrorMessege====方面へ向かう。途中の『瀧尻王子』で小休止。今回の観戦旅行で、この“王子”が社のこと====ThisIsTheErrorMessege====だと知る。休憩所にはカップルがいて、完全に人に慣れきって肉食獣のプライドがニュートリノ1個分の重さもなさそうな猫をあやしていた。
さらに単車を東に走らせる。さすがに腹が減ってきた。朝5時過ぎに朝マックをした後は、全社プログラムが入手出来なかった衝撃で無料の丸餅1コと梅干し1コ、ハーフタイムに食べた塩焼きそば。当然だわなぁ、と道の駅で休憩、“梅うどん”をいただくと、麺に梅が練り込んであるようで仄かにピンクだった。
さて、熊野本宮大社のそばには3つの湯の峰・渡瀬・川湯の温泉がある。こっちは単車だ、しかも時間はまだ早い。順番にめぐってやろうじゃないか。まずは渡瀬温泉へ。観光ホテルの奥、大きな土産物屋の中に外湯がある。値段も観光仕様でちょっと高め。清潔感はあったけど、わざわざ熊野の奥まで来て……という感じではあった。続いて川湯へ。トンネルの向こう側にある。“川湯”の名の通り、河原の石を掘ると熱湯が湧き出て川の水と混ざって適温の温泉になるのだとか。実際に掘っているカップルもいたし、既に掘ってある宿の前の露天風呂に水着で浸かっている西洋人家族連れもいた。ぼくは川湯温泉の共同浴場へ。渡瀬温泉と違っていかにも『外湯』という雰囲気。泉質も渡瀬とはちょっと違う感じがする。ぼくはこっちの方が好みだ。
2つ回って3つ目は湯の峰なのだが、そこには今夜宿泊するので、その前に熊野本宮大社へ。境内の入口に大きな八咫烏の幟が立っているのだけど、ぼくが着いた時はちょうど下ろしたところだった。だいたい午後5時には幟を下ろす====ThisIsTheErrorMessege====のだとか。急な階段を上って本殿でお参りしていると、バスでやって来たS君と遭遇。「おや?どうしました奇遇ですねえ」とお約束の挨拶(笑)。S君は新宮に宿を取っているのだけど、田辺→新宮をただ紀勢線では面白くないと本宮まで来たのだとか。「20分近く乗り換え時間があるから」と言うのだけど、本当は新宮行バスへの乗り換え時間はほとんどない。
新宮行の奈良交通バスは本宮→湯の峰→渡瀬→川湯→請川→という順序でまわる。20分後に出る田辺行の龍神バスは本宮→請川→川湯→渡瀬→湯の峰→という順序でまわるので、20分後の田辺行バスで請川で新宮行バスに乗り換え出来るのだ。まさに交通マニアのプラン(笑)。

ぼくは田辺行に乗るS君を見送って、どうせ宿では呑むしかすることないだろうと本宮近くの酒屋で日本酒を買う。『太平洋』と『熊野川』があって、ほほうと思ったら実は蔵元は同じだったり(笑)。どっちでもいいや、と『太平洋』を買って、峠を越えて湯の峰温泉の民宿へ。民宿といっても1泊2食で1万円近くするのは、まあやむを得ないところか。投宿は5時半過ぎで、晩飯は食堂で6時からとのこと。ゆっくり風呂に入るのは後だな。テレビのニュースで御嶽山噴火の状況を知る。
晩飯はそう凝ったモノが出てくるわけでもなく、“鹿肉のタタキ”くらいかなあ。まあ、民宿だからね。ビールは廊下の自販機で自分で買ってくる。ちょっと食事の量が少なめで、道の駅で“梅うどん”食べておいてよかったよ。
食事を終えたら、温泉だ。内湯は翌朝9時までオールでOKだそうだけど、やっぱり“外湯”だよね。温泉街の細い一本道の歩道に並べられた灯籠に導かれるように、共同浴場。『つぼ湯』====ThisIsTheErrorMessege====も『薬湯』も回避して『一般湯』へ。3湯の中で一番硫化水素のニオイがする。誰もいない時間が出来たので浴室の写真も撮れた。で、出てみるとそこには湯上がりで宿の浴衣を来た黒髪ボブのお嬢さん。ものすごくフォトジェニックだったけど、さすがにカメラを向ける勇気はなく(笑)。灯籠の歩道には外国人旅行客が数名、日本の山深き温泉の風情を愉しんでいた。白川郷の時にも感じたけど、やっぱり『世界遺産』になると違うね。
宿に戻って、用意しておいた日本酒を呑む。だって、BSは映らないしスマホの1xでしか繋がらないし、歓楽的な店なんか1軒もないし、予想通りだったけどホントに部屋で呑むしかすることない(笑)。でも、こういう“現世”から隔離された環境ってのも大事にしないとね。というわけで呑んで寝る(笑)。

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