cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
釧路から上郡ゆき(2)
 home  index  prev next 

2014年8月16日

朝6時20分から朝食バイキングはありがたい。んで、機場までの無料送りバスがあるのもありがたい。とはいえ、「ロビーで待っていてください」と言われて待ってる間にバスが勝手に発車して行ってしまうというアウェーの洗礼を直撃(苦笑)。ホテルスタッフがクルマで送ってくれましたけどね。
釧路機場からバスで大曲。先行乗り込みのS君から「1日乗車券を買うと安いですよ」と言われた。ああ、くしろバスも出してるんだ…と買ってみたら「くしろバス阿寒バス共用」で500円。====ThisIsTheErrorMessege====機場バスを高専前で降りて市内バスに乗り換えればあと500円近くを節約出来たんだが、今日はまずは試合会場に早く着くことが優先だ。豊美5丁目で降りて十数分歩くと運動公園だ。数年前にシュペルブ戦でセットプレーでないGKのゴール====ThisIsTheErrorMessege====を観た、補助競技場。前半途中で到着時は0-0、よかった。

全社北海道予選
苫小牧港開発 3-3(pen.3-4) 新得FC

サイドをきっちり使っていい攻撃を仕掛けてるのは港開発。後半6分にサイドから崩して折り返しを中央で上がってきたボランチのループで先制した時は、ああこのまま粛々と進むんだろうなと思った。それが港開発1-3新得という局面まで進んでしまうのは、後半途中から顕著になった港開発のDFの止まりっぷり。セカンドが拾えなくなり、新得の攻撃を面白いように浴びてしまう。あーららら、港開発はこんだけ止まっちゃったらもう試合は決まったかな、と思った。それが後半終了で港開発3-3新得という局面になってしまうのは、やはり港開発のサイド起点の攻撃はちゃんと機能していたから。つまりサイド崩しを中心にいい攻撃が出来る攻撃陣+後半途中にビタ止まりになってしまう守備陣という、どこかの市役所で観たような(笑)港開発のチームカラーがそのまま試合に現れた80分だった、というわけ。

延長なしでPK戦。あ、あれ、あれれれれれれ?新得のフィールドプレーヤー・ユニを着ている選手がGKやってる!ほえほえほえええええ?ところが、冒頭に書いた「伊達で『外堀が埋まる瞬間』を目撃した」十勝サポの友人によると、「いやいや、彼が新得の正GKです」。はい?
つまり、この試合は開始からサブGKがゴールを守って正GKはFWとしてプレーしていたらしいのだ。で、PK戦になって選手交代、正GKがPK戦でゴールを守る。そう考えればスジは通るけど、やはりわからないのはGKユニの問題だ。PK戦だから「ペナエリアで手が使える権利を持つ選手を視覚的に特定させる必要がない」ということでGKユニを着せなくてもいい、ということなのだろうか。ルールとの照合をしてみたいところ、ではある。とにかく、フィールドプレーヤー・ユニの選手がゴールを守るというのを観たのはおそらくこれが初めてだ。この交代が奏効したか、先攻の港開発が2本失敗して勝負あり。

さて、「わざわざ釧路まで来た理由」、釧路陸上に移動して、PALE FACEと新日鐵住金室蘭の対戦。PALE FACEは釧路地区1部。開催地枠での出場だし、カテ差2つはあまりに大きい。

全社北海道予選
PALE FACE 1-5 新日鐵住金室蘭

残念だけど、カテ差どおりでしたねー、という試合。あれだけ好き放題やられちゃったら。でも、PALE FACEはこのレベルの相手と公式戦はめったに出来ないだろうから、いい経験になったと思う。
それに、なんてったって「ゴールを奪う」という特大のお土産も持ち帰れたし。長距離からぶっ放して大フカシとなったFK2発を除けば、実質的に『シュート』と数えていいのは試合を通して1本だけ。これがゴール奪取になったのだから。オフサイドラインの裏に出されたボールに11番が反応して飛び出す。相手GKもエリア外に出てきたけどわずかに先に触った11番のシュートがコロコロと室蘭ゴールに転がっていった。

第3試合は見ずに予定通りに釧路の街を愉しむことにしてバスで離脱。ここでこの全社北海道の感想だけど、そもそも最初からエントリーしてる道Lのチームがこの室蘭と札蹴だけという部分に「『北海道の社会人チームが全社に出場すること』自体のハードルの高さ」がはっきりと見える。それでも、登録社会人チーム数による配分で北海道は3チームに出場権がある。予選なんだから当たり前だけど、大会規約に「上位3チームには全社本大会への出場を『義務づける』」と明記されていて、こうなると歴史もあって組織もしっかりしている札蹴と、あとは企業のサッカー部として和歌山までの旅費や滞在費をなんとか出来る室蘭と、いまは道南ブロックLにいるトヨタ北海道くらいしか『参加すること自体をどうにか出来る』ところが見当たらない。“千歳ボンバーズ事件”====ThisIsTheErrorMessege====もあるし……。来年は岩手開催、今年よりは多少参加しやすくなるし、もっと道L勢も参加してほしいなあ……。


バスで釧路市街地に出た。2時半だけど昼飯はまだ。『泉屋本店』しかないっしょ!と行ってみたら2時半にして階段の下まで続く行列。うわわわわわわ、これは想定外。とはいっても20分程度で中に入ることが出来た。ここでは「スパカツ」。前回は大盛りを食べてかなりの“闘争心”を要求された====ThisIsTheErrorMessege====記憶がある。夕方過ぎから呑むことは確定してたんで、ここは普通盛りで。
食べ終えて、幣舞橋の下を通ってフィッシャーマンズワーフMOOへ。嗚呼、人が少ない。盆休みの土曜の午後で、これは厳しい、厳し過ぎる釧路。釧路は郊外に昆布森なんて地名もあるくらいだから昆布はあるはずだと水産物コーナーに行くと、うーむやはり利尻や羅臼産は値段が高い。釧路昆布を買ったのだけど、安いのには理由がある====ThisIsTheErrorMessege====のね。

夕方5時になると2階の『港の屋台』がオープン。前回は『江戸っ子』のお婆ちゃんの店で呑んだ====ThisIsTheErrorMessege====のだけど、今回は違う店にしようかな~と歩いていたら綺麗どころのお姉さん2名と目があって「いらっしゃいませ~」と微笑まれてしまい速攻で『あまみ』に決定。おお、雄シシャモがあるではないか。4本で500円。では、これと定番のイカ刺で。酒は釧路の『福司』。お手伝いで来ているお姉さんは『軍司官兵衛』を視ていわゆる“歴女”になってしまい、実は「ぎふ中部未来博」に来たことがある(!)のだけどその時はそういう趣味はなかったので現在激しく後悔中とのこと。岐阜は『垂涎の地』なんだろうなあ。おかげで気持ちよく、1時間ちょっとで日本酒3合もいってしまったぞ(笑)。

最終の上り『スーパーおおぞら』で釧路を離れる。“汽車駅”の雰囲気が残っていて、いいねえ。せっかくなんで、いつもの駅弁「たらば寿司」を明日の朝飯用に買ったら100円引いてくれた。賞味期限が今日の23時になってたけど、まぁ明日朝に喰っても死ぬことはあるまい(笑)。列車は結構な混雑で、指定席を確保しておいてよかった。南千歳に数分の延着。『はまなす』乗り換えは7分だったのでちょっと怖かったが、放送でも「接続します」と言ってたし、そもそも『はまなす』自体が札幌の段階で接続待ちで発車が数分遅れていた模様。「自由席はかなりの混雑が予想されます」と何度も放送が入った。

現存する定期夜行列車は『北斗星』『はまなす』『サンライズ瀬戸』『サンライズ出雲』。その中で、いわゆる“夜汽車”な雰囲気を残しているのは“はまなす”だけ。寝台上段に上って、検札が終わったらすぐに横になった。苫小牧の発車は憶えてるけど、あとは爆睡、函館で進行方向が変わったことも気づかず。目覚めたら、走行音と列車の揺れなさ具合から青函トンネルだなとわかった。結構気持ちよく眠れてよかった。

2014年8月17日

とたたたたとたん、たとたとたん、たん♪ やっぱり客車列車のオルゴール====ThisIsTheErrorMessege====はいいねえ。青森に着いたところで家族連れも記念写真撮影。そうそう、津軽線の沿線では踏切にものすごい数の“撮り鉄”さんがいらっしゃいました。
新青森から盛岡は「立席券」。====ThisIsTheErrorMessege====空席があるときだけ座れる。盆休み最後の日曜だけどまだ朝早いせいか盛岡まで座って行くことが出来た。車内で、前夜に買った『たらば寿司』をいただく。うまうま。盛岡は霧雨だった。これは傘がいるなあ困った……と思ったら、新幹線ホームのゴミ箱に状態のいいビニール傘が突っ込んであったのでいただく。ラッキー。
いまから現地に向かっても早く着き過ぎるので、S君と喫茶店でサッカー話。このネタについてはいずれ雑文で展開するとして(引っ張るねえ(笑))、1時間後のバスでつなぎ温泉へ。時間1本は、ある方でないかい?バス停から少し上ったところに『愛真館』という旅館ホテルがあり、ここは朝7時半から外湯を扱っている。格式ある旅館だと宿泊客の朝湯利用を考えてか朝早くから外湯扱いをするところは珍しい。まあ、そんなところだから入浴料はちょっとお高め。館内の通路には朝ドラの写真も飾ってあって、====ThisIsTheErrorMessege====なるほど~。お湯は、ぼくにはちょっと熱めのちょうど良さで寛ぐ。館内ロビーには鶴隊のポスターもちゃんと貼ってあった。つなぎ温泉にクラブハウスがあるからね。
温泉バス停から20~25分歩くと、漕艇場の先に人工芝のサッカー場がある。ご他聞に漏れずのオーバー・ザ・フェンス。ま、大きくクリアしたら湖まで行っちゃうしね。

東北L1
ガンジュ 6-0 メリー

もうね、もうね、こりゃどうしようもないわ……と溜息しか出てこない実力差。公式記録でシュート数は52対3。特にガンジュの左サイドは16番と26番のコンビでぐっちゃんぐっちゃんのやりたい放題。こうなるとメリーの選手は鯨の群れに追い詰められた小魚のように中央にカタまるしかなくなってしまう。はっきり言うが、メリーのGKはよく6点で抑えたと思う。ガンジュは石本にヒョイルに佐々木をサブに寝かせておけるだけの選手層。それでも東北1部をぶっちぎり出来ないのは、ひとえにコバルトーレががんばっているから。
どっちも直接対決でのスコアレスドロー以外は全勝、9/21の最終節がガンジュvsコバルトーレの決戦なのだが、コバルトーレは1試合消化が少なく、最終節の後、全社の翌週にアウェーのラインメール戦を消化する。全社終了時に東北1部の優勝が決まってない可能性もあるのだ。ガンジュは全社東北予選の決勝でラインメールにPK戦で敗れているので、リーグ戦制覇しか地域決勝への道がない。

第2試合はゼブラvsプリメーロなんだけど、電車の時間もあるのでそのまま離脱。バスで盛岡駅まで行き、駅ビル内の店で盛岡冷麺。“辛口”を頼んだつもりが予想以上に甘くて、これは次からは“激辛”にしないといけないかもしれない。S君は盛岡始発の新幹線の自由席を確保して帰宅。これだとグリスタの単軌戦に間に合うのだけど、行ったのかな。ぼくは『はやぶさ』『のぞみ』と乗り継いで普通に帰宅。盛岡駅で、釜石でお世話になった“浜千鳥”====ThisIsTheErrorMessege====のワンカップがあったので“南部美人”と一緒に買って、仙台に着く頃には呑み終えてしまい、あとはウトウトでした。

 top  prev next