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2014初夏のとんぼ返り【黒潮返し編】(2)
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2014年5月25日

起きてtwitterに繋ぐと皆さん結構起きている。ああ、CLの決勝ね。最後の最後でアトレチコは保たなかったかあ。
6時から営業の丸亀駅構内のパン屋で朝飯と昼飯を買って、『しまんと』で高知へ。3両編成だったけど、自由席はガランガランでした。高知からの乗客の方が多かったくらいだ。S君も乗ってきて、旅談義をしながら西へ。鉄道路線図だけ視ると窪川があんなに高いところにあるってわからないし、なんで窪川のすぐ南にループ線があるのかわからない。単車お遍路やった時はあまりの寒さに震えが止まらなかった====ThisIsTheErrorMessege====んだから。構内にはゲテモノ====ThisIsTheErrorMessege====が停まってた。浅学につき存在を知らなかった(苦笑)。
窪川を出て少ししたら、土佐くろしお鉄道の女性職員が検札に来た。あれ、JR四国から引継ぎを受けないのかな?と思いつつ乗車券と特急券を渡すと、彼女はにこやかに微笑んで「回収させていただきます」と言ってぼくらの切符を持っていってしまった。そういうことかい(笑)。
土佐入野駅にはお菓子屋さんがある。というか、駅舎でお菓子屋さんをやっている。けど、まだ営業は初めてないのかな。駅舎に中村クラブの渋いポスターが貼ってあったんで真剣に驚いたのだけど、twitterのコメントによれば中村市内にはいっぱい貼っているそうで。たしかに、西土佐地区から四国リーグだもんなあ。「フットボールは人生に似ている」====ThisIsTheErrorMessege====、か。いいじゃんいいじゃん。
駅から25分歩いてサッカー場へ。この日は2試合あるけど、ぼくは第1試合のみの観戦。あれ、リャーマスの選手が着ているユニ、左胸に『黒潮FC』って書いてある。応援してた親子が着てた服にはちゃんとリャーマスのエンブレムがあったのに。

四国L
高知Uトラスター 1-0 リャーマス高知

まず特筆すべきは、リャーマスの3番。試合前のピッチ記念撮影時に「エー!ビー!シー!ディー!」ってゼットまで叫ぶとか、円陣の際には「1!2!3!だぁーっ!」と叫んだり、キミ試合をおもちゃにしてるでしょ(笑)。もちろん、笛が鳴れば真剣そのものだったことは強く書いておきます。
試合は、やはり地力に勝るトラスターが前半のPKの1点でモノにするのだけど、リャーマスにも何度かチャンスがあった。ここというポイントでしっかり守れるのは、やはり強豪・高知大====ThisIsTheErrorMessege====の血を引くトラスターの強みか。
面白かったのはリャーマスのシステムで、4バックなんだけどその4枚が全員CBという感じの守り方をする。両サイドをほぼ放棄して中央で4枚ディフェンスのラインを敷いて固める。“フラット3”を4バックでやっているというか。これが通常なのだとしたら、結構ユニーク。

第2試合が中村クラブの初“ホーム戦”ということで、スタンドに地元の観客が増えてきた。第2試合は中村クラブと南クラブの未勝利対決。でもぼくは第1試合で離脱して入野駅へ。途中、幼稚園のようなところにしっかりした金属製の大きい櫓が立っている。駅までの間に2ヶ所で見つけた。想定される大地震の際の津波避難場所だ。土佐入野のお菓子屋でどら焼きを買って、高知行『あしずり』に乗って、高知で『南風』に乗り換え。3両編成で自由席はすでに満席、立っていくしかないのだけど、ぼくは別に構わない。


今回の計画のポイントはここだった。このまま『南風』で岡山まで行って新幹線に乗り換えると最速でも岐阜着は20:03。タクシーを使っても19時開始の岐阜vsギラQの試合は後半途中からになる。でも、この『南風』を後免で降りてタクシーで機場に行き、高知から伊丹まで飛んで新大阪から新幹線に乗れば順調に乗継が進めば岐阜着は19:05。間違いなく、後半開始からは観戦出来るのだ。

障害は多い。高知機場までは心配していなかったけれど、高知=伊丹便の機材は間違いなくカトンボ====ThisIsTheErrorMessege====だ。沖止めでターミナルまではバスになるだろう。伊丹機場から新大阪までのバスが渋滞に巻き込まれる可能性も高い。しかし、やってみたらすべては順調だった。伊丹機場では沖止めじゃなかったし、新大阪までの道も渋滞してなかったし、順調に19:05に岐阜駅についた。だったら、タクシー飛ばして行くこともなかろう。普通に路線バスに乗って、長良川に着いたのは19時半過ぎ。空いている屋台村で晩飯のカレーを食べ、ハーフタイムチケット====ThisIsTheErrorMessege====を買って、後半からはじゃからんと一緒にバックスタンドで観戦した。

J2
岐阜 1-1 北九州

しかし、普段メインから観てるからわからないのかもしれないけど、バックスタンドの岐阜武装隊ってこんなに荒んでるの?ってくらいに雰囲気が悪い。応援というより審判との闘いに挑んでいる感じ。前半から観ていたじゃからんによると微妙な判定が多く、サポはかなり苛立っていたとのこと。
右からツカサが上げたクロスがファーまで流れたところでタカチッチがキチンと蹴りこんで先制。しかも、それからギラQの守備の中心・前田が一発退場。「これで勝てなきゃウソでしょ」という試合で勝てないんだから困ったモンだ(苦笑)。ギラQは追いつくにはこれしかないってプレーで追いつくと、あとは亀になって中をカタめる。これに対し、岐阜隊は網で魚群を追い込むように囲い込んでいくのだけど、結果的に使えるスペースもどんどんなくなっていくし、ミドルを撃ってDFを前に引っ張り出すこともなく、サイド深くまで持ち込んでマイナスのクロスで勝負かけることもなく。「この試合はウチも1-1で満足です」って感じの終わり方をされたんで、かなりのストレスを抱えて帰宅の途につくことになった。

朝に土佐入野で見た中村クラブのポスターに書かれていた「フットボールは人生に似ている」という言葉には続きがある。『リスクを冒さなければ前進はない』。

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