cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
秋の九州3連休2012(2)
 home  index  prev next 

2012年9月15日

この日は移動日。ホテル無料朝食が6時半からだったのはありがたい。しっかりいただいて、引野口から高速バス・熊本行『ぎんなん』号に乗車。かなりの乗車率で、が前日に座席確保をしておいてよかった。長崎行に乗ろうとやって来た女性は満席で乗れなかったもんな。
車内では「ワイルド・スピードMEGAMAX」という映画のDVDで流していた。高速バスの中で観るのにうってつけ、展開は速いし考えなくていいしクルマは段ボール製のように壊れるし(笑)。しかし、帰宅してから調べて驚いたのだけどFBI捜査官を演っていたのがロック様====ThisIsTheErrorMessege====だとはまったく気づかなかったです(苦笑)。

高速バスは10分程度遅れて熊本交通センターへ。ここで1時間近く待ちがあるので、案内所で次の人吉行が予約制でないことを確認してから、センタープラザ内のマックでアイスコーヒーを飲みながらネット接続。しかし………なんですかこのBGM(笑)。====ThisIsTheErrorMessege====こいつが店内全館に結構な音量で数分に一度のペースで流れてくるというのは2012年の情景ではない。まいりました(笑)。

さて、発車まで10分くらいになったから乗り場へ行こう、とカバンから『SUN Qパス』を取り出そうとして………

ないっ!
『SUN Qパス』をはさんでおいた黒いスケジュールノートごと、ないっ!

さあ大変、思い出してみよう。案内所で人吉行の件を問い合わせた時に出したのは憶えている。マックで出した記憶はない。となると、忘れたのは案内所だっと慌てて行ってみるが、窓口のお嬢さんは「忘れ物としても届いてない」とのこと。あちゃあ、どうすべえ……と、とほほほほで案内所の外に出た時、観光案内チラシを並べてある台の上に黒いスケジュールノートはあったのでした。ふえええええええええ、危ないあぶない。気をつけなくちゃ。

人吉行高速バス、1日2本。球磨地方の中心都市である人吉までのバスが2本しかないのは、熊本=宮崎のバスが全部人吉ICに停車するから。インターまで迎えに来てもらえばいいんだからね。ウトウトしながら人吉へ。
人吉は鉄道マニアには肥薩線の中継駅で知られていてぼくも何度か駅は利用しているけど、街そのものの観光をしたことはまったくない。温泉もあって結構渋いとか、隠れた餃子の街だとか、いろいろ情報はあったのでサッカー無関係で行ってみることにしたのだった。九日町でバスを降りて、昼飯に餃子と太平燕====ThisIsTheErrorMessege====を食べようと狙っていた『茶びん』に行くと「休みっ!」。定休日は日曜のはずだが、どうやら臨時休業らしい。とほほほほほほのほ。

さて、とにかく昼飯をどうしよう。もう1軒アタリをつけていた餃子の店は午後3時からだし……と通行人がほとんどいない商店街を歩いていると、古いお肉屋さんでケース内にローストチキンが並んでいた。飾られた写真によると、なんでもNHK『家族に乾杯』で出てきたのだそうな。ほうほう、それでは…とおじゃましてローストチキンを1本いただいて店先で頬張った。ちょっと甘目の味付けでうまい。ビール呑みたくなる(笑)。店先に飾ってあったテレビ放映時の写真を考えなしに撮ってきたけど、帰宅して調べたら鶴瓶師匠と一緒に写っていたのは浅香山親方====ThisIsTheErrorMessege====ではないか。現役時代の彼の熱烈なファンだったじゃからんに話したら喜んでいた。

さて、青井阿蘇神社に参拝したところで天気も悪くなったので、元湯が営業を始めるまでPでも…(苦笑)と少し離れたP屋でAKB打ってこてんぱん(泣)。やっぱりAKBという概念は顧客に『経済的』満足を与えるのを目的としてないからなあ…なんて無理やりに納得して(苦笑)、店を出るとやっぱり雨。台風近づいているしね、橋を越えて元湯まで行くのも難儀だ…と川の手前の『新温泉』へ行くことにした。

名前こそ『新温泉』だが、そのナリは相当な年季だ。番台のおばちゃ……御婦人に尋ねると、なんと創業は昭和6年!どこが“新”やねん(笑)。もう「レトロ風」なんて軽い言葉じゃ著せない。他に客もいなかったので、内部の写真をバシバシ撮ってしまった。湯船は2つあって、左側が稼働中のよう。お湯は結構ぬるめ、ゆっくり入るのにちょうどいい感じ。でも、番台のお……御婦人に訊くと、かつては左右の湯船に滾々と湧き出ていたお湯も周囲にホテル等が出来て掘削が進んだ結果、湯船1つ分しか出てこなくなったそうで、「このお風呂もいつまで営業できるか…出来る間はやりますよ」とのこと。肥薩線大畑越えなどで人吉を訪れる皆さん、残された時間はそう長くはなさそうです。

さて、風呂にも入ったし、ようやく餃子だ。『新温泉』のすぐ近く、その名も『思いつきの店』。なかなかな名前だけど、餃子専門店だ。午後3時からの営業で、ぼくが入ったのは4時前だったけど、テーブル席の半分近くは埋まっていた。向かいの壁は名刺だらけ。で、飲み物はあるんだろうか…とメニューを探すと、入口の上に貼ってある「おしながき」はその上からカレンダーが貼ってあってわかんない(爆笑)。店を切り盛りする老夫婦もお忙しそうなので質問も雰囲気的に憚られ、飲み物なしで餃子を2人前注文した。1人前が7コでなんと200円!でもって餃子がうまいっ!餃子の焼き場の裏には焼酎の瓶が並んでいたし、ちゃんとビールも売っているらしい。しまった(笑)。

人吉で九州リーグとか全社や天皇杯の熊本予選とかやってくれないかしら(爆笑)。

餃子も食べたし、今夜の宿・宮崎に移動だ。人吉ICに出るのが簡単だけど、実はICへの接続バスがあまりないのがアクセスとしては難点。実は、人吉にはもう一つ「人吉南」という高速バス停がある。とはいえ、停まるのは熊本=宮崎線の各停バスのみ、1日4本(苦笑)。でも、人吉駅17:12の湯前行バスに乗って「人吉南高速のりば」まで行けば10分ちょっと待つだけで利用できる。

歩いて人吉駅に着いたのは16時半の少し前だった。九州横断特急の発車が近い。駅名票で記念撮影をする旅行客。反対側のホームには吉松行。普通の真っ赤なディーゼルカーだ。こちらは発車まで30分くらい。

ちょっと待った。

ぼくの記憶だと、人吉南バスストップの近くを肥薩線が通っていたはずだ。もしかして、先回り出来ればこの普通列車を視るとか撮るとか出来るんじゃないか?とはいえ湯前方面のバスがそう頻発しているはずないし…とバス停に行けば、当初乗る予定だった17:12発の前に、土休日のみ16:32発なんてのがあるではないか。まだ出発してない!というわけで急遽このバスに乗車。「人吉南高速のりば」で降りてちょっと歩いて戻ると、果たしてそこには『蟹作跨線橋』というのがあって、肥薩線の列車を俯瞰で視ることが出来たのであった。ふははははははは大きな勝利っ!雨もポツポツと降ってきた中で、吉松に向かう真っ赤なディーゼルカーの撮影に成功。列車撮影なんて、何年ぶりだろね。
人吉南バス停に上がって、高速バス宮崎行を待つのだけど、ところで『都築』というのはどこでしょう(笑)。バスは25分近く遅れて来たんで、さすがにちょっと焦った。各停路線なんで満席ってことはないだろと思ってたけど、やはり余裕で座れた。

加久藤トンネルを抜けて宮崎県に入ると天候がかなり悪くなってきた。橘通1丁目でバスを降りて路線バスにすぐ乗り換えて3丁目で下車。たった2区間だけど、歩けるような雨じゃないし。
ホテルで風呂に入って、それからハクリュウボーイを取り出して『岐大通』の制作作業を行う。旅先で作れるようになって調整がだいぶラクになった。もっとも、一部入稿が遅れた(苦笑)ことや、完成した校正版をスタッフに公開しようとしたらホテルのLAN回線からftp接続が出来ないことが判明したりで、準備が終わったのは午後10時過ぎ。ああ、ようやく晩飯&呑みに行ける…と目当てにしてた『sinzo』へ。まさか年に2回も来るとは思わなかったぜー====ThisIsTheErrorMessege====…と思いながら扉を開けたら満席でしたとさ(泣)。鹿島は引き分けだったけどコーロギ君は2ゴールだったしね。

とはいえ、さてどうしよう。ここで頼るのはロック総統閣下====ThisIsTheErrorMessege====だ。twitterで「鋳造は居酒屋難民になってしまいましたっ」と助けを求めたところ、すぐに「ではここに行くがよい」と勧めていただいたのが『軍鶏(ぐんけい)』。閣下のお言葉によると「少々高いが損はしない」とのこと。行ってみると、オーダーストップまで40分しかないがよいか?とのこと。もちろん構わんさ。プレミアムもも焼きにバターペッパーを載せ、あとは鶏皮ぽん酢とぼんじりポテト。総統閣下おの御厚意に深く感謝いたします。焼酎をロックで2合呑んで気持よく宿に戻って沈没。

 top  prev next