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天皇杯をめぐる冒険2012(2)
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天皇杯青森県予選決勝
八戸大学 1-2 ヴァンラーレ八戸

いいサッカーをやっているのはヴァンラーレ。人もボールもよく動く。システムは4-1-4-1っぽくて、10番がしっかりアンカーの仕事をする。攻撃面での仕掛けの中心は11番の佐々木絢也だ。とにかくよくボールに絡んで危険な仕事を何度となく行う。ただ、八戸大だって状態悪いわけじゃないから獲れる時にキチンと獲っておかないとどうなるかわからない。と思ってたら案の定。後半始まってすぐにゴール前で縦に抜け出されてマイナスのボールを合わせられて八戸大先制。ヴァンラーレはポストプレーが効いていた背の高い9番を2列目に下げて佐々木絢也を前に上げる。すると、この佐々木がボールを左にはたいてダイレクトで上げたところに2列目から飛び込んできた9番が綺麗にヘッドで合わせて同点。以後、どちらも譲らずの白熱した好ゲームになるけど、決めたのはやはり佐々木だった。中央右で前が空いた状態でボールを受けると躊躇なく右脚を振りぬいてニアサイドをぶち抜いた。後半43分。八戸大の反撃も凌いで試合終了。いやあ、東北2部北ってことは5部でしょ、それでこのサッカーが出来るんだ。ヴァンラーレいいじゃん。東京全社も出てくる====ThisIsTheErrorMessege====とのことで、全国の強豪相手にどこまで出来るのか愉しみだ。


表彰式も終わって、再び歩いてバス停まで。帰りは下り坂だから50分はかからないだろうし、バスの時間にも余裕があるから行きのバスの運将氏が言ってた佐井幅バス停を目標にすることにした。途中、行きの歩きがけに見つけた乗馬クラブにはクルマもひとも大勢いた。午後から活動開始なのかな?すると「ハァ!ハァ!」と掛け声とともに向こうから馬がトロット====ThisIsTheErrorMessege====でやってきたので、つい写真を撮ってしまう。馬に乗ったおじさん、カッコいいぞ。
で、そのまま国道に出て東に歩いていくと、パラパラと雨が落ちてきた。運動公園を出る時から遠くから雷鳴は聞こえていたし、でもかなり暑いから“お湿り”と考えればいいかもしれない…なんてのんびり歩いていたら、急にバシャバシャの強い雨に。ありゃりゃりゃ、こりゃ“お湿り”どころじゃないぞ。雨具を持ってきてないのでタオルを頭にかけて耐えるように歩いていくと、国道沿いにアイスクリン売りのパラソルを発見。ああ助かるありがたい!とパラソル内に入れてもらうと同時に軽トラがやって来て、おじさんがアイスを購入。この軽トラのおじさんは地元の農家の方なのだけど、突然の雨で農作業を中断になってしまい、「乗ってくか?」と声をかけていただき、なんと七戸十和田駅まで乗せていただけることになってしまった。ありがとうございますありがとうございます。キュウリやニンニクを栽培されているそうで、関東で働いていたけど地元に戻って農業を継いだのだとか。「まだまだ見習いさ」と仰りつつ、中国産と青森産のニンニクは「素揚げにすると違いが一発でわかる」のだそうだ。

七戸十和田に着いた時は雨も上がっていた。ちなみに、佐井幅バス停は結構遠いです。ぼくは高森山にバス+徒歩で向かうなら中掫バス停利用を薦めます。


送っていただけたおかげで予定してたより早い新幹線に乗れる。これなら岐阜まで帰ろうと思えば帰れるのだけれど、翌日も予定を入れてあるので盛岡泊。早めに投宿して風呂に入ってゆっくりし、いつも盛岡では『ぴょんぴょん舎』の冷麺なのだけど、今回は翌日も朝は余裕があるので呑みに出ることにした。

駅前にある『菊家』という赤提灯に吉田ルイルイの気分(笑)====ThisIsTheErrorMessege====でお邪魔して。もちろん、いまいるお客さんの頼んだ肴を強奪したりはしませんさ(笑)。
ぼくが入った時は地元の紳士と旅行客風のお兄さんが「各地の葬儀の風習の違い」で盛り上がっているのでまぜていただく。お兄さんは名古屋でお勤めの水産関係の方で、宮古で葬儀があったので来たのだけど“おたいや”====ThisIsTheErrorMessege====というのは経験がないと言っていた。地元の紳士氏は「それが当たり前」と譲らない(笑)。「ひとを弔う」なんて行為はそれこそ『国家』なんて概念が出来る前からやってたことだろうし地域で違うのも当たり前だけど、ホントに違うモノなんだね。盛岡なんだからと地元の地酒で通したのだけど、店の大将曰く「南部杜氏は腕は確かだから酒もうまい、でも営業下手で有名な酒がない」とのこと。ぼくは若干琥珀色した『南部美人』が気に入った。
で、地元の紳士が帰った後でやって来たのは八戸の女子大生さん。盛岡で“独り酒”ですか?中国語は結構イケるそうで、いまは韓国に行きたいと。旅行の話とかで閉店近くまで気持ちよく話がはずんでしまった。のちにtwitterでホンダロック総統閣下から「そのまま女子大生をリリースしたのかこのバカタレ!」とお叱りをいただいたのだけど、うぐぅ批判は甘んじて受けよう(笑)。やっぱり日本酒は効くね。宿に戻って轟沈。

2012年8月27日

盛岡でゆっくりして、『のびのび』使って水沢へ。目的地はもちろん、水沢競馬。

まだサッカー観戦にハマる前に地方競馬行脚をしていたころ。上山と水沢をセットで行く旅行を企てた記憶はある。上山で打った記憶もある。====ThisIsTheErrorMessege====でも、水沢まで行ったかどうか定かでない。よし、だったらもう一度水沢へ行こうじゃないか。

この日は月曜日で出走も多くないのかな、第1レースが11時半と遅い。なのに水沢駅からの送迎バスは9時10分に出る1本だけ。いかにも『お役所仕事』だが、だったら行きは近いとこまで路線バスで行って歩こう。幸い、正法寺行バスが10:20に駅近くを通る。電車を降りて数分歩き、水沢駅通りのバス停から乗って瀬台野で降りた。ある程度アタマに入れていた地図通りに歩いていくと、あったあった水沢競馬。ぼくの記憶のどこをどう探しても一致しない。やはりこれは水沢競馬は初めてだと思う。
パドックはかつての益田====ThisIsTheErrorMessege====を連想させる小さなもの。1Rはわずかに6頭立て、新聞の印は5番と6番がダダかぶりで馬券もだいたいそんなもん。でもパドックを見たら6番は落ち着かない素振りで、競馬新聞を見ても「前走はパドックで落ち着かなくてダメだった」とのことで切ってしまうことに。で、5番を軸に何通りか買ってから、レース前に一杯(笑)。ホルモンがうまそうだったので、前夜に盛岡でしこたま呑んだにも関わらずホルモンと生ビール。このホルモンが量が多くてうまくて。食堂のおばちゃんも愛想がよくて、レース前に幸せな気分になった。
で、レースでも幸せになるぞーっとコースで1Rを観戦すると、着順は1-2-4-3-6-5の順。ダダかぶりの5番6番の2頭がドベ2とドベに飛んでいってしまい、6頭立てで3連単が1253.6倍ってバカヤロー(笑)。結局、水沢では1~3Rを打ってガチガチの2Rを当てただけ。とほほほほ。まさに『アウェーの洗礼』(苦笑)。


競馬場にタクシー呼んで、水沢から普通列車を乗り継いで仙台へ向かった。水沢駅には夏の期間だけ南部風鈴をホームの屋根下に数多く下げていて、涼しげな音を奏でていた。ちなみに、せっかく競馬新聞を買ってあるからとメインレースまでネット投票で勝負を続けたのだけど見事な全敗、恐るべし『アウェーの洗礼』(苦笑)。
仙台駅でちょっと時間あったので東口のマックでPCをネットにつないで作業して、電車で仙台機場へ。考えてみたら、大震災以降で仙台機場を使うのは初めてだ。空港施設とか駐車場とかは普通だった。けど、使ってないところは使えない状態のままにされているというような気がした。帰りは左の窓から遠く富士山のシルエットが見えた。

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