cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
北海道Lハシゴ2012(2)
 home  index  prev next 

ぼくは帯広に向かうので『オートダホン』で新札幌に移動。ササッと折り畳んで列車を待つと、「前の駅を5分遅れて発車しております」との放送が。前の駅って始発の札幌じゃん。なんかあったか?
カバンと自転車を最後尾座席の後ろに突っ込んで、帯広までうだうだ。なんでも、トンネル通過時の速度を落として運転しているので、帯広到着が15分近く遅れるのだそうだ。あ~15分か、きっついなあ。
帯広着。うーむ、驚くほど駅前にひとがいない。宿でチェックインだけ済ませて、とりあえずフロントに荷物を預けて飛び出したのだけど、ギリギリのタイミングで競馬場行のバスに乗れなかった。案内所で訊くと次のバスは1時間後らしい。話にならん、タクシーで向かわねば。運将ががんばってくれたおかげで、到着した時は9Rの締切2分前。いつものように手作り感満載の予想紙『金太郎』====ThisIsTheErrorMessege====を購入し、とりあえず新聞の印だけ見て馬連3頭のBOXを購入。そして十勝サポ・闇斗氏====ThisIsTheErrorMessege====と合流。

ギリギリで間に合った9Rから最終までの4レースで勝負したのだけど、当たったのは最初の、新聞だけ視て買った馬連だけ(大苦笑)。ばんえいは中穴狙いには面白いのだけど、それにしても当たらなかった。毎度おなじみのカレーラーメンを食べ、売店でStop&Goのグッズ====ThisIsTheErrorMessege====を買い、ばんえいを愉しむことは出来たけど、馬券だけは生来の博才のなさを曝け出すことになってとほほほほほほのほ。構内にはちゃんと“アイマス”のポスター====ThisIsTheErrorMessege====もあった。
この日のメインレース「水無月特別」は、A級特別戦なんだけど1着賞金は13万円だ。年度末のグランプリ・レースであると“ばんえい記念の1着賞金が500万から300万に減額====ThisIsTheErrorMessege====という報道もある。ばんえい競馬は北海道の文化であるが、もちろん“鉄火場”でもある。おカネがまわるというのはとてもとてもとても大事なことなのだ。今年もばんえいオークスの日にアイマスとコラボを仕掛ける====ThisIsTheErrorMessege====のだろうか。昨年のが成功したのであれば、是非今年も。

最終Rが終わって無料バスで帯広駅まで。闇斗氏が「いつもここ」と仰る“北の屋台”====ThisIsTheErrorMessege====内の『こころ』で唐黍焼酎とかをいただきながらサッカーなどの濃ゆい話を2人でゆっくりと、愉しい時間。ありがとう。彼は自宅から競馬場まで歩いてくることもあるそうだけど、「零下10度くらいなら歩いちゃいますね」とかサラっと言ってのける。うーむ、やはり北の“漢”は違う(笑)。

2012年6月10日

雨が心配だった日曜日だけど、なんとか上がってくれた。ホテルで寛いでしまい、出発は8時15分。これはちとヤバいかもしれん。『オートダホン』を組み立てて、東に走る。今日の観戦は幕別陸上で10時から、マルセイズ対VANKEI。前日の駒澤を圧倒した試合がVANKEIの復調なのか駒澤のヘタレなのかがわかるだろう。

列車もバスもいい時間にないので、自転車で東に向かう。自転車で走るなら、寄ってみたいところがあった。十勝川温泉ではなく、稲士別駅だ。いわゆる“秘境駅”なのだけど、「秘境」度はかなり落ちる。すぐそばに道道が通ってて交通量もあるし、駅のすぐ前にはピカピカの民家もある。停車列車が少ない====ThisIsTheErrorMessege====というだけだ。でも、国鉄時代は道内時刻表にも載っていなかったらしい。
帯広から札内まで25分。ちょっと休憩して、稲士別まで20分。結構早いじゃん。というのも、ほぼ平坦な道のり、そしてほぼ無風あるいは微風の追い風。気持ちよく『オートダホン』を漕いで来ることが出来た。ちょっと写真を撮ってたりしたら、踏切警報音。特急通過には早いぞ?と思ったら貨物列車だった。札幌発の特急『スーパーおおぞら』の通過を待っても幕別は間に合いそうだけど、例の“トンネル減速運転”を思い出して回避。実はこれが正解で、やっぱり特急は遅れてたみたい。もし待っていたら試合開始に間に合わなかった。幕別には9時40分に着いた。帯広→幕別が90分。余裕だね。もっとも、街中をうろうろしてて試合会場に着いたのは開始直前だったけど(苦笑)。闇斗氏は既に到着していた。

北海道L
六花亭マルセイズ 2-0 アンフィニVANKEI

前半は互角。マルセイズはメンバーがだいぶ減っていて、初めてマルセイズを観た時に「惚れ申したぁーっ!」となった立沢匠====ThisIsTheErrorMessege====はCBで攻撃参加することもなく。そんなマルセイズ相手に健闘を見せるVANKEIだけど、観ていて「マルセイズがスイッチ入れてないのかな」という感じはあった。

で、後半になるとスイッチをオンにしたマルセイズがしっかり先制。でも、その後はたたみかける感じもなく試合は膠着。どっちも土日連戦だもんなあ。でも、帯広で2試合出来たマルセイズに対し、札幌→帯広の移動が必要だったVANKEIは不利だと思う。九州リーグみたいに土日連戦の節は集中開催に出来ないものかなあ…。札幌に4チーム、帯広に4チームとか。結局、疲れが顕著に出てきたVANKEIに対してマルセイズがきっちり追加点を上げて仕留めた。でも、ノルブリ相手に10失点した大崩壊の印象はVANKEIにはなかった。


道東ブロックリーグも観戦する闇斗氏と別れて、幕別駅まで自転車漕いで、普通列車で帯広へ。車内から写真に撮ろうと思ってた稲士別駅は、あっという間に通り過ぎてしまい失敗(苦笑)。
帯広駅で再び『オートダホン』を組み立てて途中、闇斗氏お勧めの『ぶたいち』で豚丼を食べる。せっかく豚丼の本場に来てカネをケチる理由などないっ!と『特上ミックス』をガッツリといただく。そして、帯広競馬場へもう一度。

時間の関係で1Rと2Rしか打てなかったけど、前夜とは明らかに客層が違ってて面白かった。日曜の午後ということもあって家族連れが多かったし、なにより団体ツアー客の存在が特徴的だった。世界でここにしかないというばんえい競馬は道東の観光ツアーにも組み込まれているのだろうね。おそらく馬券を買うのは初めてなんじゃないかというご婦人が単勝券を握ってレースを愉しむ。そこには“鉄火場”的緊張感はなかったけど、いいじゃないこういうのも。とにかく“注目”と“売上”の上昇がばんえい存続の鍵だ。


かといって、勝った馬券が当たらないとそれはそれで個人的に困るんだけどね(苦笑)。


帯広駅まで漕いで『オートダホン』を畳む。お世話になりました。せっかく試合に勝つトコも観たので六花亭でお土産のお菓子を買って、新千歳へ。件の臨時便に乗って常滑まで戻ってきた。

 top  prev next