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地域決勝・決勝ラウンド@長居2(その2)
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2011年12月03日

天気予報では雨ときどき曇り。だったら時間までホテルに籠って原稿書きだな…と思ったのだけど、しかし窓の外はどんどん晴れていく。明日がどうなるか保証もないので、これは行動するべきっ!と急遽方針変更。なんばで1日乗車券====ThisIsTheErrorMessege====を買ってバスに乗って大正区へ。
大阪は市営渡船が8ヶ所も現存====ThisIsTheErrorMessege====する。河川を貨物船が通行するので架橋は高くせざるを得ないためだ。さすが、水運の街。百人一首でおなじみ「わびぬれば今はたおなじ難波なる……」澪標====ThisIsTheErrorMessege====は大阪市の市章デザインだし、そもそも「くいだおれ」は『喰い倒れ』ではなく『杭倒れ』====ThisIsTheErrorMessege====だったという節は各所で目にする。

8ヶ所とも乗ったことがあるけど、一番印象に残っているのは『船町渡船』なので、まずはそこに向かうことにした。バスを乗り継いで西船町へ。バスの終点から北に歩いてすぐのところに渡船場がある。狭い運河の両岸は工場、特に南側は工場しかない。北側の鶴町団地から工場への通勤用といったところだろうか。ここは昼間は時間3本。行ったばっかりだったのでぼんやり待つ。効率は悪いが、「渡りに舟」という形容でもあるように、そもそも渡し場ですぐに船に乗れる方がラッキーなのだ。
結局、南から北に向かう船に乗ったのはぼくだけ。そのまま北側に向けて歩いていくと鶴町系統のバス乗り場はすぐに見つかった。そのままなんばに戻ることに。やはり朝イチの出遅れは大きく、試合開始に間に合うにはなんばまで戻って地下鉄で長居に向かうのが確実====ThisIsTheErrorMessege====だった。しかたない、残りの渡船は明日やっつけることにしよう。

第1試合
藤枝舞 0-0(PK6-7) HOYO

この日も膠着戦。でも、前日と違うのは舞ちゃんが膠着戦に持ち込んだのではなく膠着「してしまった」という点。アランと石田祐樹を累積停止で欠く舞ちゃんは確実に攻撃の連動性が失われていた。DFラインでボールを奪っても、ポスト出来る位置に味方FWがいないのでスペースに蹴り出すしか出来ない。この試合に勝つしかないHOYOに攻め込まれるシーン多数。HOYOの決定力不足に助けられた感はあるね。試合終了間際には鴨川====ThisIsTheErrorMessege====を投入したのだけど、これがもう「げげつ」と驚くくらいに太っていて飛んで競り合うことすら出来ない。HOYOのユニが赤いこともあって、どうしても“そんなヒロシ”====ThisIsTheErrorMessege====とダブってしまう(笑)。結局、膠着したままスコアレスでPK戦へ突入すると、舞ちゃんは7人目の洪泰日がバーに当ててしまいHOYOの勝利。崩れ落ちた洪はなかなか立ち上がることが出来なかった。
舞ちゃんはこの試合で奈良林が退場になり、現地では次節は納谷も累積で出られないという情報も。第2試合の相模原次第では2位抜けにも暗雲が湧いて出てくることになるが……。一方のHOYOは、この日は春野サウンドを勝ち抜いた要因である“守りの堅さ”を見せることが出来た。しかし、それがHOYOの守備力の発現なのか、アラン&祐樹不在という舞ちゃん側のアシストによるものなのか、まだつかみ切れない。


第2試合の前に、舞ちゃんサポの方にご挨拶を。なんでも、かつてはジャトコのコールリーダーをされていた方だそうで、その後は静岡サポを経由して舞ちゃんへ。で、ジャトコ昇格の時の写真を持ってきてくださった。あらあら、スタンドで映っているのは誰かと思えば私ですか(爆笑)。
せっかくのご縁なので、テクノラウンドで初めて聴いてから気になっていた舞ちゃんのお囃子みたいなチャントはなあに?と訊いてみると、あれは地元・藤枝、飽波神社の屋台曳き回し====ThisIsTheErrorMessege====の歌なのだそうだ。なるほど~。地域にしっかり残る伝統芸能を活かしたチャントって、すごくいいね。

第2試合
相模原 1-2 本牧

しかしまあ、本牧はなんて綺麗なサッカーをするのだろう。ホントに、ボールもひともよく動く。テーマが全員で共有されていて、その実現のために全員が動く。誰ひとりとして『遊んで』いない。個のチカラでは相模原の方が上だろうけど、試合は完全に本牧のペースで進んだ。前節で奈良林に封じられたマサキはこの日は服部に封じられてしまい、2列目まで下がってボールに触る回数が増える。マサキは点の獲れるポジションにいないと恐さが半減する。ユーヤは相変わらず中盤の底で捌きに徹しているし、大将の香車上がり====ThisIsTheErrorMessege====も影を潜めたまま。
長いパスに追いついたマサオが落ち着いて右下隅に流し込んで先制すると、約10分後には平間の左足ミドルが右上隅に。本牧サポから「まだ勝ったわけじゃねーぞ!」との声が飛んだけど、この日の相模原のパフォーマンスなら、これで行けそうな感じもあった。しかし。
マサキを交代で下げる望月監督。ぼくは「『脅威』という意味でマサキは残しておいた方がいいんじゃないか」と思ったのだけど、ところがどっこい。さらに富井を入れてユーヤをFWに上げると、いきなり攻撃にスピードが増して本牧はほぼ防戦一方に追い詰められた。望月監督の策、ズバリ的中。さすがに連戦で疲れもあったのだろうけど、本牧は圧力に屈して2列目がどんどん下がっちゃって、バイタルエリアが開いてしまい波状攻撃にさらされてしまう。最終ラインでのミスも目立ち始め、左からのクロスを服部がクリアミスしたところを押し込まれて1点差。これから終了までの攻防は実に見応えがあった。しかし、相模原は最後の1本が決まらなかった。GKを引き付けて左に流してからのシュートはゴールをカバーした平間にクリアーされ、後半アッドタイムのCKからの森谷の左が上にはずれてしまい、試合終了。

これで本牧が2位以上確定、勝ち抜け第1号。ちゃんと用意しておいた『待ってろ!JFL』Tシャツを着て、監督の胴上げ。スタンドからは水色の紙テープが投げ込まれ、そして一緒に「ワイエスシー………シー!!」の掛け声で記念撮影。当たり前だけど、いい光景だ。一方の相模原は2試合で1得点。モノの見事に攻撃力を封じられてしまっているが、最終日のHOYO戦に90分で舞ちゃんに関わらず勝てば少なくとも3位は確保可能。JFLの展開次第では自動昇格、そうでなくても入替戦には行ける。


昨日に続いて、サクサクとホテルに戻る。途中、岐阜隊が正吾に契約満了を伝えたと知り、

あ、眩暈が。貧血かな………?

今年の全試合に出場した主力中の主力が契約満了になるのだから、正吾側が「もういいです」と言った、としかその時は考えられなかったのだけど、後に西京極での試合後に正吾が号泣していたという話を聞いて、マジでクラブがバイバイしたんだと知り、あ、再び眩暈が。やっぱり貧血かな………?まあ、岐阜隊のことはここで書き始めると話がマーカス島の先まで飛んで行きそうなんで、以下後日。

ホテルに戻って、J1・浦和×柏。柏は優勝に相応しいサッカーでした。あの日立台でACL====ThisIsTheErrorMessege====ですかぁ。で、こうなったら柏かNGに天皇杯を獲っていただいて『べ』をACLに引きずり込んでいただけると幸甚です(笑)。J1/J2入替予想会議も年内に総括しなくちゃね。

夜は鶴橋で恒例の焼肉会。そもそも、この“地域決勝・決勝R2日目夜の焼肉会”発祥の地が鶴橋で、決勝Rを鶴見緑地でやってた頃からのniftyserve・サッカーフォーラムのJFL族の伝統行事(笑)。しかし、最近は皆さんトシのせいか食が細くなったわさ。2時間呑み喰いして、2次会では“返し馬マルホン”師に岐阜サポ2名と山形サポ1名のグチをたっぷりと聴いていただいて、轟沈。

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