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2011ピッチ原理主義遠征【岡部酒田編】(leg.酒田)
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2011年6月12日

9時近くまでホテルでゴロゴロして、酒田駅へ。昨夜遅くに到着した時に、駅正面の広大な空き地に絶句したのだけど、元は何があったのだろう。拠点駅の真正面にありえない規模の空き地があると、ちょっと驚く。

観光案内所で自転車を借りた。酒田のレンタサイクルは利用価値が高い。====ThisIsTheErrorMessege====試合開始は11時だからと、イオン酒田南隣接のマックまでチャリ漕いで、朝食がてらネットに接続。しっかり食べて、コーヒーもおかわりして1時間近く寛いだ。
五月雨を集めて…の最上川を渡って西に向かうと、土門拳記念館====ThisIsTheErrorMessege====のすぐ先に目的地・飯森山のサッカー場があった。2チームが試合開始前の練習をしている。さて、どっちがどっちだ。近くの側でシュート練習をしているチームが(失礼ながら)大フカシばかりやってるので、球拾いを手伝うついでに訊いてみたところ、こちらが豊浦とのことだった。

天皇杯山形予選
酒田トレンタ 1-1(pen) 豊浦クラブ

驚いたことが2つあって、1つは豊浦隊の背中に温泉宿====ThisIsTheErrorMessege====の名前が入っていたこと。スポンサーかしら。もう一つは、どちらのチームも試合前と後半開始前の円陣で肩を組まなかったことだ。
ま、試合自体は、深い芝のピッチに苦労していた感じもあったけど、県1部×県2部の対戦だしなぁ……。シュートはあっち行っちゃうし、見せ場も見せ場を作る選手も印象に残っていない。申し訳ない。70分に右後ろからポーンと前に入れたボールを22番がヘッドで合わせたボールは綺麗な弧を描いてGKの指先をかすめてゴールイン、22番は「まぐれだぁ~!」と喜びながら叫んでたけど酒田が先制、しかしその4分後にはドーッと攻め込んだ豊浦の33番が左でふっとフリーになり、中にドリブルして左下隅にゴロで蹴りこんで同点に。その後は、どちらのボールになっても戻れなくなったDFと攻め上がれなくなった攻撃陣(苦笑)。90分で決着つかず、即PK戦になって豊浦隊の勝ちあがり。でも、2部の豊浦隊の勝利が決まった瞬間も、選手はダッシュして喜びを大爆発~なんてこともなく。

試合が終わって、自転車で北に向かうこと2分かそこらで次の会場に着いてしまった。中山SCと新庄東高校。どちらも2年前に真室川で観た====ThisIsTheErrorMessege====チームだ。新庄東高校は酒田の雄・啄友クラブを5-0でちんちこちんにしていた。一方の中山SCは、県予選突破の常連・山形大学相手に11人×11人でちんちこちんどころかほとんど顔料レベルにまで粉々のすみざりーんにされてしまったところだ。さて、高校生相手だとどうか。

天皇杯山形予選
中山SC 3-2 新庄東高校

新庄東高校は、ご父兄が揃いのTシャツを着ての気合の入り方。でも、観戦中のサブメン兄ちゃん達もだけど、声は出すけど応援を歌ったりしない。隣が大学だから、ピッチ使用条件に『応援禁止』かなにかあったのかもしれない。
試合は開始前の予想を裏切る展開。序盤から中山SCの出足がいい。東高校のDFが軽いこともあって、CKを何本も連続して得るなど、いい感じ。それでも、14分には速くつないで左でフリーになった選手が飛び出してきたGKの横をゴロで抜いて東高校が先制。やはり、どうしても中山SCは真室川の印象があるので、正直言って「これで後は収穫祭かな~」と思いました。ごめんなさい。失点した後も相変わらずいい攻めを続けていた中山隊は、その10分後には14番が東高校の先制点と同じように左からコロコロで同点に。
東高校は綺麗に速くつなぐサッカーをやってるけれど、やはりそこはティーンエイジャー、フィジカル戦になるとどうしても社会人に分がある。この旅行記を書いている最中に、確認のために真室川の観戦記を読み返したら、東高校についてはその時にも同じことを書いてるじゃん(笑)。====ThisIsTheErrorMessege====
後半になっても互角の展開は続いたのだけど、ここでいい仕事ぶりを見せたのが中山の10番。視野も広く、精度のいいロングパスが出せる。57分にはカウンターからこの10番が右後ろからロングパスを前線の13番に出すと、13番は右足アウトサイドでループシュートを蹴り上げて見事なゴール。逆転された東高校、観戦中のお父さんも熱くなって「上がれってんだ、おりゃ~っ!」と叫ぶけれど、アッドタイムに入るあたりで左でキープした7番が飛び出して来たGKの横をコロコロと抜いて中山が3点目。結果的にはこの3点目がモノを言った。試合終了間際に東高校はPKを得るも、これを決めたところで試合終了。
新庄東高校サッカー部は山形県の高円宮杯U-18の1部リーグに所属しているから、県内2種では強豪校だろう。けど、この試合に関しては中山SCにオトナのサッカーをやられたという感じかな。ぼく個人としても、中山SCについては真室川でボッコボコにされたイメージを払拭出来たんで、よかったです。

観戦終わり。結局、朝マックから何も喰っていない。でも、今日は酒田泊だし、ホテルにはディナー・バイキングがあるってんだから多少の空腹はガマン出来るのさっ。再び最上川を渡って市街地へ。今夜の宿・ホテルリッチ&ガーデンへ。まだ3時過ぎだけど、チェックインしてしまおう。と中に入ると

「本日、メンテナンスのため、ディナー・バイキングは中止いたします」

とひょひょひょぉーーーーーーーーーーーーん。
そりゃないってばよ~っ。

よしわかった、そんなら遅い昼飯は回転寿司だ、日本海側の港町だからさぞ新鮮なネタが味わえるだろう。とフロントで訊くと……「かっ●寿司」ですか?いやちょっとそれは、地元でも喰えるチェーン店は回避したいなあ。というわけでバイパス沿いの別の店にチャリで向かうことに。途中、山居倉庫====ThisIsTheErrorMessege====を観光したり。でも、恐ろしいまでに人が歩いてない。こりゃ、酒田の市街地は相当な枯れっぷりだわ。回転寿司も、正直言ってネタは富山・高岡近辺の店の方が上。もちろん、値段も上だけどね(苦笑)。帰り道に飛島航路の酒田港へ寄って、アゴ出汁のめんつゆを買った。
ホテルに戻ると、出た時はガラガラだった駐車場がいっぱい。交通整理の兄さんが2人もいる。この日は5周年記念とかで、あのソムリエの田崎さん====ThisIsTheErrorMessege====が来るイベント開催なんだそうな。そりゃぼくも興味はあるけど、さすがにそれだけに18,000円は出せないねえ(笑)。もしかしたら「メンテナンスでディナー・バイキングで中止」ってのも、ひょっとしたらもしかして理由はメンテじゃなくて……なのかもしれない。
とにかく、ホテルから歩いて15分くらいで繁華街に行けるそうだけど、夕方にチャリで通ってどの程度“繁華”しているかはわかったし、岐阜隊も一時は同点にしたものの結局は1-3====ThisIsTheErrorMessege====だそうで、呑みに行く元気は綺麗に消失。ホテルの隣にあるスーパーで缶チューハイや地元の酒====ThisIsTheErrorMessege====や鯛の活造りや枝豆を買ってきて『部屋呑み』して、9時過ぎには沈没(笑)。

2011年6月13日

翌朝、バスで庄内機場へ。この日もJR東日本パスの有効日だったけど、そのパスだけで岐阜まで帰れるわけじゃないし、なにより庄内機場を使う機会なんてそうはないからね。こんだけ旅行してて、でもおそらく庄内交通に乗るのは高速バスを含めても初めてなんじゃないかな。でも、朝イチの羽田行の接続バス、乗客はぼくを含めて2名。

朝早いからか、機場内の軽食スタンドも土産物屋もやってない。まあ、羽田に8時半前に着く便で帰る観光客もいないだろうからね。あ、HIRABOKUって、平田牧場====ThisIsTheErrorMessege====のことだったのか(笑)。羽田には定時に着いて、京急で品川に出て、新幹線で普通に帰ってきた。

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