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2009地域決勝(高岡編)
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平成21年11月23日 月曜日

特急料金をわずかでも浮かせるために、新大阪→京都は新幹線で飛ぶ。京都は曇りで多少は雨が降っているか。『サンダーバード1号』で北へ。トンネルを抜けて琵琶湖西岸へ……はい?西大津では雲ひとつない快晴。日本って、すげえ。と思ったら今度は堅田ではすごい霧で減速運転。日本、すご過ぎます(笑)。こりゃあ、高岡は雪が10センチ積もってても驚いてはいけない。なんてバカなことを考えてたけど、着いてみるとすんごいいい天気で、暑いくらいだ。城端線で1駅の二塚で「高知から二塚ゆき」の乗車券を出したら、駅員氏は「……高知!」と驚いていた。でも、経路もちゃんと見て====ThisIsTheErrorMessege====2度驚いてね(笑)。
高岡会場は「Jを目差します!」とラッパ吹くクラブがいない唯一のグループで、だからか動員力もいまひとつ。線路沿いのバックスタンドにウーヴァ・サポが数名いる程度。メインの隅にはJSCの旗を持ったお兄さんがひとり。

第2日終了時点の高岡の状況は以下のとおり。

  京都 日栃 聖籠 矢崎 Pts. G.D.
ラランジャ *** △1-1 Game.2 ○2-1 +1
日立栃木 ▼1-1 *** ○3-1 Game.1 +2
JSC Game.2 ●1-3 *** ○2-0  0
矢崎 ●1-2 Game.1 ●0-2 *** -3

第1試合でウーヴァが90分で勝てば、その時点でJSCの勝ち抜けはなくなる。PK戦だろうと矢崎が勝てば、その時点でウーヴァの目はなくなる。一番ひどいのがウーヴァがPK勝ちの場合で、こうなると矢崎以外の3チームに可能性を残して第2試合====ThisIsTheErrorMessege====というずぶずぶの泥沼になる。外野観戦者としては、この展開が一番スリリングだ。ですけどが。


第1試合:ウーヴァ5-0矢崎。一緒に観戦していた岐阜サポ夫妻が「矢崎って、ウチとやった時、こんなじゃなかったよね?」という感じで話しかけてくる。ぼくも、正直言って矢崎がここまでになっているとは予想していなかった。「やはりここは名誉10番の遠藤====ThisIsTheErrorMessege====を登録しなかったのがまずかったのでは?」なんて冗談も乾いてしまう。失礼を承知でぶっちゃけ言うと「“イグハギ”とそれ以外」。たしかに“イグハギ”====ThisIsTheErrorMessege====は昨年の町田戦ほどのキレはないにしろ、地域決勝で相手にコワい思いをさせることは出来ていた。けど、それ以外のフォローが全然で。「これで東海1部はやすやすと勝ち抜けてしまうのね…」と悲しい思いに。CBが松尾====ThisIsTheErrorMessege====だったところをみると、選手層に難ありなのかもしれない。一方のウーヴァは、誰がスカウティングしたって「シュンタをマンツーでつぶしてしまえ」と結論づけるだろう、ってくらいにシュンタ====ThisIsTheErrorMessege====が攻撃のほとんどでキーパーソン。DFは林ボンバイエががんばって跳ね返してるけど、ちょっとバタバタするような点が視られたことと、シュンタが消された場合に27番の森田がどこまで代役が出来るかがポイントか。もっとも、後日ウーヴァに詳しい“無料試合のS”君に問い合わせると「そこでシュンタを囮ですよ」と即答が。どうやら代役能力に不足はなさそう。うん、これは愉しみだ。とは言え、松本で会えるか?は上記のごとく第2試合のラランジャ次第ではあるのだけど。とにかく聖籠になんとかがんばってもらわないといけないウーヴァ・サポは件のJSCの兄さんと共同戦線を結成して“ダサンダー”モード全開(笑)。メインにはウーヴァの選手が見守る中、第2試合へ。


第2試合:JSC1-1(pen8-7)ラランジャ。とにかくラランジャはマナのロングスロー====ThisIsTheErrorMessege====がものすごい。「サッカーって手を使っていいスポーツなんだぁ~」って思ってしまうくらい、すごい。ハーフラインあたりから相手Pエリアの隅っこ付近にまで投げられたら、相手は容易にタッチに逃げられない。ありゃ“武器”じゃなくて“兵器”だ。いくら渡邉圭二が左サイドを蓋したって、手が出せない状況でボールが頭上をすっ飛んで行くのだから、どうしようもない。一方の聖籠は、攻撃時には大きなサイドチェンジを何度も使って崩しにかかる。件の岐阜サポ夫妻と「美しい………(ためいき)」。おそらく、岐阜隊の試合では3試合に1本通るかどうかの一発サイドチェンジを試合中に何本も成功させていく。
聖籠は後半4分に得たペナルティで先制。がぜん湧き上がるメインのウーヴァの選手達。しかし、残り15分の頃に中でポイントを作って安達が蹴りこんでラランジャが同点。必死に「あと1点」を取りに行くラランジャ。しかし、届かなかった。90分終了の笛がなると同時に、ウーヴァの選手達が立ち上がり雄叫びを挙げる。一方、立ち直れないくらい落ち込んでいたラランジャの選手には、非情ではあるがPK戦が残っている。再度円陣を組み「最後までやろう!」と声を挙げるが、2人目と4人目が失敗してJSCが勝利した。ウーヴァの選手達は隣の芝生広場で記念撮影。勝者の光景。当たり前だが。いつ視てもいい笑顔だ。

他会場の結果も続々と入ってくる。結局、関東の本牧とウーヴァ、全社枠の山雅とZが松本行きとなった。全社枠の2チームはもちろん、ウーヴァは全社後に行われた関東リーグ杯で優勝。最後まで争ったラランジャも同じく全社後の関西リーグ杯で優勝。結局、各地域リーグ終了後の大会で調子を上げたところが上位に来ている。もちろん、各地域の事情があるから簡単にリーグ杯を創設するのは困難かもしれない。しかし、この結果は偶然なのかどうか。全社で『勝負賭け』を仕掛けたところは、全社後のリーグ杯で『赤紙の処理』が出来るという副産物もある。今後の動きには注目かもしれない。


さて、敗退の矢崎が王者の東海1部だけど、このテイタラクはどうしたことか。なんか、来年あたりは乱歩隊====ThisIsTheErrorMessege====がぶいぶいイワしそうな気がするし、他にもなんだか香ばしい噂も流れて来るし、しばらくはこの退潮モードが続くかもしれないなあ。

件の岐阜サポ夫妻のクルマで岐阜まで運んでもらった。感謝です。JHはガセ渋滞情報を流して通行量の制御を狙っているという事実をこの時に知った。なあにが米原JCTを先頭に11キロだよ(苦笑)。====ThisIsTheErrorMessege====

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