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2009地域決勝(鳥取編)
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平成21年11月22日 日曜日

ごめんよ。『大盛り』の文字を視るとケンカを売られているような気分になってしまうんだ。というわけで、2日前の夜と同じスタンドで同じそばを食べ、普通列車で上郡に行き、『スーパーはくと』に乗り換える。途中駅から乗るので指定を取っておいたのだけど、大正解。いやいや、たまには鋳造の予想も当たることがある(苦笑)。鳥取駅から吉岡方面のバスに。一見して“それ”とわかる軍服武装の方はいなかった、そりゃそうだよね。みんなもう乗り込んでるって。


第1試合:かりゆし1-3山雅。相変わらず山雅武装旅団の動員力は恐ろしいくらい。対するかりゆし旅団は、バラバラに腰掛けてサポ的コールもなく。それでも、数は予想してたより多かったかな。真ん中当たりに陣取ったグループは、アウェーユニの姐さんが「カード出せよ!」とか叫んだりで、かなり飛ばしてました(笑)。試合は『“流れ”の恐さ』を感じる内容。とにかく、かりゆし隊が驚くくらいに攻撃に枚数を割いて来なくて。山雅の木村が中央で対峙するDFをステップで交わして左足で叩き込んだシュートは見事だったけど、その後に確実に『かりゆしタイム』と呼んでいい時間帯があった。対する山雅は数で凌ぎきるだけのDFで、だからもう少しかりゆし隊が前に人数かけてたら崩すことは出来たと思う。実際、何分だったか、左からのクロスをファーでヘッドで戻して飛び出した浅野が狙ったシーン。あれを原がスーパーセーブで防いでなかったら、その後はどうなったか。
しかし、このスーパーセーブの後で山雅はCKから山崎のヘッド、その2分後には柿本がキッチリ決めて試合を“終わらせて”しまった。後半に1点は失ったけど、まあ3点の貯金があればね。という感じで山雅が勝利。
かりゆしについてだけど、個人的には「やっぱり自分で視ないといかんなあ」と思った部分があって。事前情報では「かりゆしは====ThisIsTheErrorMessege====のスタミナが問題」とのことだったけど、この試合では右SBからFWまでこなす献身ぶりで、どうしてどうして。スタミナに不安がある選手の動きには全然見えなかった。
あと、試合終了後の光景について。2試合で勝ち点1、これで予選突破はなくなった。何人かの選手が泣きながら引き上げて行くが、試合中に負傷したと思うがそれにも関わらず終了近くまで健闘した右SBの堀は号泣と言って感じで、なんか「今年の昇格チャンスを逃した」以上のモノを背負っているように見えてしまう。来年もまた地域決勝で会おう。


第2試合:RENOFA4-0浜松大。おおっ、RENOFAにも大勢のサポがついたねえ。で、ぼくが観た高川学園での佐川中国戦はボロッボロのスッカスカですみざりーんにされたのだけど、その後は昨年の『レノファチオ』が戻ってきたという話もあり、愉しみにしていた。ですけどが。
だって。だって。だって、あまりにRENOFA攻撃陣が、「なぜそこで打たないっ!」「なぜ右でフリーの福原に出さないっ!」などなど。もう“悶え死に”してしまいそうで、お、お願い…許して……もう許して……って、B級ポルノかいっ(笑)。浜松大に得点のカオリはなかったものの、最悪スコアレスの可能性も…と思い始めたころ、浜松大7番が警告2回で退場。どっちの警告も異議ではないか。====ThisIsTheErrorMessege====自分のアタマに人差し指を当てて、主審に対し「お前アタマ大丈夫?」みたいなポーズもするし、退場になったらなったでゴール裏でユニを脱ぎ捨ててそのまま引っ込んじゃったし、なかなか見事な個性だ。1試合や2試合の停止じゃ済まないだろうなあ。
結局、このあとで右からのクロスを安田がファーサイドで右足で叩き込んで先制。相手は10人だし、もしかしたらスーパーサブ兒玉は休ませるかな?と思ったら使ってきましたね。そして、いつものように攻撃陣がスイッチオン。見違えるように動きがつながりだしてその後3得点。その鮮やかな効果はもう『コダマスイッチ』としか形容のしようがない。試合が終わってから、観戦仲間と「こっだまっすいっち♪」====ThisIsTheErrorMessege====なんて歌ってしまいましたわさ。

さて、昨年と同じくこのグループは山雅とRENOFAの直接対決で決着がつく展開に。昨年と違うのは、90分で終わらなければその時点で得失点差で山雅の勝ちあがりになること。だけれど、いまの山雅だと90分を守りで制御するのはむずかしいのではないか。山雅隊というのは、競艇と同じで序盤で主導権を取らないとゲームの流れを作れない体質があるように見える。逆に、RENOFAとしたら、後半なかばまでスコアレスで乗り切って『コダマスイッチ』という展開に持ち込みたいところだろう。そのあたりは、RENOFAの試合を一緒に観戦した山雅サポも印象は一致していた。さて、どうなるか。


山雅サポに鳥取駅まで送ってもらって、自宅用みやげにあごだしとめかぶを購入してから駅ビル内をうろつくと、ガイナの試合ポスターを発見。さてさて、次週の最終節、ガイナが長崎に勝つ+りざがソニ仙に勝つの合わせ技がキマらないとガイナの昇格はない。いまのりざにそのタスクを求めるのは厳しい====ThisIsTheErrorMessege====かもしれないが……。
普通列車で山陰線を東に向かう。ここでも、ガイナの置かれている境遇の厳しさを感じた。これはまったくガイナのせいではないのだけれど、鳥取という街は県庁所在地でありながら周辺人口が少な過ぎるように思えてならない。鳥取から東に1駅の福部まで11.2キロもあって12分もかかる。逆に言えば、Jクラブとしてそういう環境に根付けばJにおけるガイナの存在は「存在そのもの」がエポックになり得るのだけど。さてさてどうなりますか。

もう暗くなって、餘部鉄橋の景色はまったく楽しめず。城崎から『北近畿』で大阪に。いや驚きました、城崎→大阪って2時間20分もかかるの!電車内で各地からのメールを読む。春野では、バスティアは2日目は90分で2-1で勝って、2連勝のZと最終日に直接対決。鳥取と同じく、Zは90分保てば勝ち抜けで、前日に観て「こりゃどうしたことだ」と訝ったバスティアに勝ち目は薄いような気がするのだけど、ところがどっこい。なんでもバスティアのコーチは「よし、ここまでは作戦通り」と言っていたらしいそうで、ってことはもしかして、初日のめちゃ酸っぱい試合内容は『死んだふり』?2日で勝ち点4取っとけば最終日に叩いてOKってこと?だとしたらマジでバスティア恐るべしではあるが。と、わくわくしながら大阪着。西梅田地下街の王将で餃子定食を食べ、肥後橋のホテルに着いて轟沈。

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