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2009千葉全社(準決勝)+1
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平成21年10月20日 火曜日

1日だけ仕事して、再び市原へ。くどいようだけど、だから「東京ゾーン」周遊きっぷにした====ThisIsTheErrorMessege====のですよ。さすがに平日の朝。新幹線はビジネスパーソンの利用ばかり。とても土曜日のように浜松で乗り換えて『ひかり』自由席に座れるわけもない。と、東京までずっと『こだま』自由席。東京から千葉まで、またちょうどいい時間に銚子行『しおさい』があるんだなこれが。どうせ荷物も多いんで五井から臨海まではタクシーだ。長野×松本。金沢×前橋。見事に北信越の『勝負駆け』が生き残った準決勝。五井から臨海までタクシーを使う客も大勢いるはずだからシェアリングには困るまい、と踏んでいたら実にその通りで、見ず知らずの方々と便乗。うちひとりの女性は「大島====ThisIsTheErrorMessege====がレンタルされてるんで長野を観に来た」とのこと。なるほど、そういう愉しみ方もあるね。

スタジアムに着くと、あれ?両チームのサポでわんさわんさと想像してたのに、地味。やっぱ平日だもんね……ってのは、もちろんまるっきりの嘘っぱち(笑)。バックスタンドを開放したのですな。みんなあっち。

第1試合・長野×松本。開始1分、ちょっと携帯に目を落としていた隙に場内が沸く。柿本が独走、ゴール右隅に流し込んだ。なんでも、長野GKのフィードがDFに当たって、それを柿本が拾って持っていったみたい。ちゃんと狙っていた柿本もさすがだが、長野にしたらいきなり1分の失点は痛い。23分にも、松本のショートコーナー、阿部から柿本、ここへ大急ぎで戻ってきた長野DF野沢の足にボールが当たってこぼれたところを小林が押し込んで追加点。これで長野のゲームプランは壊れてしまったか。しかし、前半終了間際にCKからその野沢が返して2-1。松本にとっては嫌な時間の失点。問題は、長野のプランだ。
やっぱり、昨年の新潟全社で優勝した時の長野から想像してしまうので、前半の運動量の少なさは気になった。もし、後半勝負のプランで前半を抑えて入ったのなら、前半終了間際の1点は非常に大きな意味を持つ。しかし、そもそも動けていないという可能性もある。
後半、松本に追加点。ドリで持ち込んだ木村がゴール左隅に転がし入れた。これで、わかった。長野は後半勝負で抑えて入ったのではない。動けていないのだ。
試合後に観戦仲間のマツヒラ氏に聞いた。長野は土曜日の1回戦からフルスロットルのサッカーをやって来た、と。昨年の優勝した新潟全社と同じだ。昨年はそのサッカーで最終日まで保った。今年は、4日目に息切れ。やはり貞富====ThisIsTheErrorMessege====の不在は大きい。あの、昨年の“動いて動いて”のパルセイロ・サッカーは貞富と要田がいてこそだったのだろうか。
残り15分になって、山雅のサッカーからは将棋で言うところの『寄せ』のようなものを感じた。いわゆる“盤石”というヤツだ。長野は残り数分でようやく要田投入。しかし、しかし残念ながらトップコンディションとは遠い状況で、状況を打開できるだけのチカラはなかった。大きなケガから今シーズンのうちに復帰しただけでもすごいことなのだが。試合終了、長野1-3松本。

松本からしたら、もしかしたら岐阜セカ・日立栃木と比較して長野が一番「やりやすかった」かもしれない。観戦後も山雅サポのひとりがそんなことを言っていた。けど、それは長野の状態のみに起因するものではないような。あまり使いたくない表現なんだけど、それは『気持ち』の差、カラダにエネルギーをチャージしていくための『気持ち』の差とでも言うような。


第2試合・金沢×前橋。前橋は関東2部優勝だけど、やはり『勝負駆け』相手には家賃が高かったかな。もっとも、開始早々の氏家のミドルループがバーに当たって中に入っていたら、多少は違う試合になったかもしれない。とにかく、金沢の『空中』戦闘能力は相手にかなりの脅威だ。この大会で一番チーム状態がいいのは金沢だろう。もっとも、ここにピークを作ってしまうと地域予選までどう保たせるか?という問題も出てくる。あと、園田はこの大会は出られても地域予選は出場不可のはずで、このあたりもどう作用するか。試合終了・金沢4-1前橋。正直言って、あまり印象が残っていない試合。申し訳ない。

『勝負駆け』の2チームがきっちり決勝進出で決着した。あくまで印象で比べるけど、金沢の通過は妥当。でも、松本はどうかな。もしトーナメントの途中で札大GPと当たってたら、突破出来たかな。mixi仲間にも「柿本×池内友彦のマッチアップは見たかった」という声があった。あるいは、準決勝の相手が長野じゃなくて金沢だったら。これがトーナメントの“あや”というヤツで、こうした運/不運も勝負のウチ、ではある。


タクシーに乗って五井駅へ向かう。途中、たくさんの空車タクシーとすれ違う。ぼくが乗ったタクシーの運将は「してやったり」の表情。「90分の試合だと思ってた連中が、『そろそろ試合も終わりだ』と臨海に向かってる。80分ゲームだと知ってて早めに臨海に行ってたぼくらはOKだけど、いまから向かってる連中の中には“空振り”になっちゃうのもいるだろうね」。うーむ、厳しい世界だ。
五井から電車を乗り継いで成田に着いたのは4時前くらい。なんか腹減ったぞ……って、当たり前。昼前にコンビニ稲荷寿司を3個食べただけだ。駅西口のホテルで5時過ぎまで休憩。

日も暮れて6時前、成田駅東口の「お客の過半数が外国人」という『ラーメンばやし』に行ってきた。うん、たしかに、過半数は……というより十数人いる客で日本人は俺だけじゃん(笑)。ずずずぞぞぞっ、と正しく音を立てて四川メンをすする(笑)。おおっ、辛いぞ汗がどくどく出てきたぞ。
腹ごしらえを終えて、再び駅西口に戻り、中台陸上競技場へ……って「サウンドハウススポーツセンター・プレイテックスタジアム」?略すと「SHSCPTスタ」でしょうか?====ThisIsTheErrorMessege====JFL・ジェフリザ×流経大。全社のガチバトルが終わって、ぼくのまわりの観戦仲間も純粋に「観戦を愉しむ」感じ。って、JFLだって公式戦のガチバトルなんだけどね。
しかし、さすがに10月下旬の夜だわ。結構寒いって。ぼくの隣に座っていたお姉さんは白いフェイクダウンのコート着てたし、久しぶりに会ったアルテ系お嬢さんも「ベンチコート欲しいですね」と言う。そんな中、目の前の試合は気の利いたプレーもあるけど基本的にはチャンスのはずしあいといった感じ。まあ、こっちも流し観戦だったからね~。結局、RKの武藤君が2得点。リザも1点返したけど、基本的にはRK大のゲームだったかな。この日、臨海で勝ち上がった2チームが、来年はこの舞台で試合できるかは、まだ先の話。

試合が終わって、成田駅東口の焼き鳥屋で山雅サポ氏を祝う会をささやかに。山雅隊の今後…という話題からどんどん逸脱していく両名(笑)。「あのクラブとあのチームが手を結んだら、『企業にも地域にも根ざさないサッカークラブ』のビジネスモデルが成立してしまうのではないか」とか。妄想は妄想を呼び(笑)、気づいたら2時間経過。こういう話題の夜は速い。


翌日は、臨海での3決と決勝は行かずに朝からそのまま帰ることにした。成田から総武線通勤快速で。15両編成ですけど、佐倉でもう立ち客ですか。やっぱ、首都圏に住むのって、大変(苦笑)。東京から『ひかり』自由席でヘラヘラと帰ってきた。

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