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2009のピッチ原理主義遠征【真室川編】
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平成21年6月27日 土曜日

カウントダウン状態に突入した「赤く塗れ計画」====ThisIsTheErrorMessege====は、6/14の善通寺鉢伏で香川県が赤くなって、残る4ヶ所観戦都道府県は山形と鹿児島。モンテさんが庄内で打たなくなった====ThisIsTheErrorMessege====ので天皇杯や全社の予選でないと新規開拓はむずかしいのだが、今年の天杯予選は真室川がベースらしく、知った瞬間に例によってものすごい音をたてて退路が断たれたという次第。

土曜日の勤務を午前中で終えて、新幹線で東へ。先日の菅谷台遠征の際にドニーチョ====ThisIsTheErrorMessege====を購入しておいたのだ。名古屋駅地下街の金券屋で小田原までの自由席券を購入し、小田原からドニーチョ利用。さっそく、小田原駅で行きと帰りの指定券を確保……って、帰りは軒並み満席ですか!うぐぐぐぐ、すべては兼続殿の仕業だな?!まあ、自由席でなんとかなるような気もするのだが。

東京から臨時『つばさ』。なんだ?この、スキカタは!と驚くくらいのがらんがらんのがらちょびん。しかし、山形によく通う“無料試合のS”君に問い合わせると「土曜午後の下りは定期列車もその程度」なのだそうだ。いまは福島から“峠の力餅”は売ってくれないのかな。====ThisIsTheErrorMessege====米沢から“牛肉弁当”が積み込まれるが、売り上げはあまり芳しくなさそう。ぼくもそんなに腹減ってないし、手を出すなら帰りかな。山形を過ぎて車内はどんどん空いていって、村山だかでぼくの乗っている車両はぼくだけになった。新庄着は夜の9時前。今日は速報Jを視る気分にもならないし、せっかくの新庄の夜だ。呑みに行かねば。

呑みとなったら、岐阜サポの友人に詳しいのがいる。事前に問い合わせをしておいたところ、彼の友人の山形サポに問い合わせをしてくれて、教えてもらったのが、その名も『味おんち』というなんとも粋な名前のお店。なんでも酒屋の隣に店を構えていて、リーズナブルにいろんな酒が呑めるらしい。
宿にチェックインしてさっそく行ってみると、確かに酒屋の“離れ”って感じの佇まい。店内はジャズが流れていて、暗い照明がいい感じ。ママさんというよりお母さんといった感じの方は「出羽桜はフルーティだから、とり塩ネックとかがよろしいのでは」と勧めてくれる。とり塩ネックと牛皿を頼み、酒は他にも出羽桜→一路のしぼりたて→初孫の秘蔵酒→朝日川の古酒と4杯もいってしまったではないか。1杯は100ml、だから値段も安い。とは言っても、初孫の秘蔵酒は2合瓶10本しか仕入れできないとか、朝日川の古酒は琥珀色で味わいも普通の日本酒と全然違ったし。ぼくの他にも若い女性客が2人でワイングラスを傾けてたし、とても“酒屋の離れ”とは思えない。恐ろしい店を紹介してもらったものだ。でかるちゃー。
しこたま呑んで、締めは“とりもつラーメン”。これは“無料試合のS”君に教えてもらった。新庄B級グルメの代表格らしい。その名も『急行食堂』というこれまた粋な名前の店。ホントは22時くらいまでらしいけど、土曜だったせいか開いていた。濃い目の醤油スープに太目の麺、それにとりもつがゴロゴロと入っている。呑みの締めにはちょっと重いかもしれないけど晩飯としてなら十分なボリュームで、いやいや正直言って新庄の夜がこんなに濃いモノになるとはまったく想像していなかった。情報提供の友人達に感謝です。部屋に戻って、風呂も入らず沈没。

平成21年6月28日 日曜日

朝食は、1泊5000円のホテルの無料メシにしてはまともだった。8時半に新庄駅へ。普通・山形行に向かっていく富士通ユニの兄さんを発見。荷物とかなさそうだし、新庄市民のフロンサポさんかしらん。
普通・秋田行は、予想通り“みちのくルンデス”。====ThisIsTheErrorMessege====真室川で降りたのはぼくの他に1名。やれやれ、9時前に着いてしまった。試合開始は11時なのだが、次の列車まで2時間半も空いてしまうのだから仕方がない。

しかし、真室川はとにかく行きにくいところだ。基幹国道は真室川を経由していない====ThisIsTheErrorMessege====ので、山交バスもやって来ない。かつては特急列車も停まったはずだが、いまではしがないローカル駅。立派な駅舎がもののあはれ。売店になっていて、地元のおばちゃんが地産の農産物を売っている。試しに「運動公園まで歩くと?」と訊くと20分くらいだと言う。なんか大会あるの?「はい、サッカー。天皇杯の予選です」。おばちゃんの息子さんはバリバリのモンテサポで「つや姫のユニがまだ来ないとボヤいている」とのこと。買い物に来た別のおばちゃんも「でも、熱中出来るものがあるのはいい」と相槌。いや、まったく同感です。
さて、徒歩20分なら歩こう。時間はまだあるし、駅にタクシーなんか待ってないし。電話で呼ぶタクシーが「新庄タクシー」に====ThisIsTheErrorMessege====なってたし。駅前のコンビニで昼飯用の弁当を買う。駅前にコンビニがあるだけありがたい。真室川って、そんな感じの街だ。ダラダラ上りを歩くのはキツかったけど、たしかに20分くらいで運動公園に着いた。ゆっくり歩いても25分あれば大丈夫だろう。

多目的広場は2ピッチが切れる広大なものだ。今日は準々決勝。それぞれのピッチで2試合ずつ行われる。西側がAピッチ。第1試合には県大会3連覇の山形大学が出てくる。対するは社会人の中山クラブ。東側のBピッチでは高校生同士の対戦が組まれていた。となると選択の余地は1オングストロームもない。さて、この暑さだ、正直言って社会人チームはどこまで勝負になるか。

と思ってた試合だけど、そのまんまでしたね(苦笑)。山大がピッチを大きく使ってサイドバックが逆側にどかんどかんとサイドチェンジをされると、もう手が出ない。そして、山大の11番が個人技もあって1人や2人のDFなら平気で抜いてしまう。また、学生さんは真面目だから点差がついても手を抜かない。23分で5点。これは“日立台の18-0”コース====ThisIsTheErrorMessege====か?しかし前半の残りはさすがに雑になって、そのままで前半終了。どうやらこれが気に入らなかったらしく、後半はいよいよもって動けなくなってきた中山クラブに対し容赦なくシュートを打ち込むサマはここもドレスデン爆撃か?といった感じ。最後まで11人対11人だったが、それで終わってみれば13-0ってんだから、もうどうしようもない。

第2試合は、東側に移動して酒田琢友クラブと新庄東高校。新庄東はPK戦ながらモンテユースを退けての勝ちあがり。近いこともあって、ご父兄も多く駆けつけての応援。ぼくは帰りの電車の関係で後半15分までしか視れなかったけど、ここまでで4-0。でも、新庄東は高校生だけあってスピードはあるけどカラダがまだ出来てない。社会人の酒田琢友は“カラダにまかせて無理やりにサッカー”で打開点を見出せたかもしれない。けど、せっかく得たPKのチャンスもバーに当ててしまっては。また、高さはない代わりにウンカのごとくボールホルダーに群がってくる新庄東は『バテる』ということをまったく恐れていない。それはそうだろう、どう考えても先にバテるのは社会人の方だ。東側の第2試合も、米沢の社会人クラブが2点をリードするも、後半にはさっくりと逆転されて====ThisIsTheErrorMessege====しまっていた。

さて、実は東側・Bピッチの第1試合は行われなかった。棄権が出たのだという。山形中央高校がプリンス東北とダブルブッキングになってしまったためだそうだが、延期でなく棄権というところが悲しい。プリンスの日程は3月に出ているという話だし、向こうは2種のJFAの大会でこちらはオープンの県予選。とはいえ、これで県協会が「顔をつぶされた」とかで来年の山形中央高をペナライズしなければよいのだけど。

駅まで歩き、真室川からまた“ルンデス”に乗って新庄へ。車内に観光客が多いのは、湯沢あたりだと大曲→秋田新幹線ではなく新庄→山形新幹線、なんだろうね。もちろん、ドニーチョの関係====ThisIsTheErrorMessege====もあるだろうし。

さあ、新庄で“かけっこ”をしないといけない。上にも書いた通り、ぼくは帰り『つばさ』の指定券を持っていないのだ。この日は40分後に臨時も出るんで、最悪でもそっちで座って帰れるが、なるべく早く帰り着きたいもん。果たして、新庄ダッシュの結果、残り数席だった自由席をなんとか確保出来た。やれやれ。天童ではフロンタさんがぞろぞろ乗ってくるし、もう大変。ぼくも、山形新幹線開業当初に立ちんぼで板谷を越えたことがあるけど、あれはキツかった。そんな“通路まで立ち客ぞろぞろ”状態でも、ちゃんと車内販売の娘さんはまわってくるのはいい根性。どう考えても帰宅して晩飯を喰う元気はないんで、東海道新幹線の車内で喰うつもりで『すきやき弁当』を買った。ま、晩飯1回分くらいだけど宝塚で勝ったし、だからたまには駅弁もいいよね。

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