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2009宮城県スポーツ三昧(第3日)
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平成21年4月12日 日曜日

日曜日。早く起きて出発しなければならんのだけど、このホテルは6時半から朝飯が喰えるのはありがたい。パンやらシリアルやらをがふがふ喰って、バスで向かう先は秋保温泉。今回は「仙台まるごとパス」====ThisIsTheErrorMessege====なんてのを買ってしまったので、秋保往復ぐらいしないとモトが取れないのだ。それに、学生生活4年間を仙台で過ごしておいて、なぜか秋保で風呂に入った記憶がまったくない。うーむ、なぜ一度も行かなかったのだろう。
朝の路線バスは温泉旅館で働くおばさんを拾いながら西へ。湯元でバスを降りて少し歩くと共同浴場があった。これは狭いぞ。湯舟は男4人でいっぱい。長湯をするひとがいないのですぐに浸かれるけど、長湯な人がいないのは、とにかく熱いから。上山ほどではないにしろ、これは厳しい。しかし、地元常連さんの会話を聴くと「いまはぬるい」なんて言葉も。まいりました。出たり入ったりでゆるゆるしてたらバスの時間になってしまった。

湯元から仙台駅に戻る快速バスは、意外と利用客が多くて驚いた。中には、まさに「温泉宿でしっぽり」なんて感じの“夫婦に見えない”中年カップルもいたりして(苦笑)。仙台からは、昨日の観戦マニア氏とその仲間氏と合流して、電車で利府へ。
さて利府駅。利府に楽天の2軍が引っ越してくるとは知らなかった。で、今日は菅谷台====ThisIsTheErrorMessege====で『べ』×桜花の試合がある。シャトルバス乗り場はすでに行列がかなり長い。けれど、発車していった菅谷台方面に向かう普通の路線バスに誰も乗らないのはどうしたことだ。『べ』サポお断りだったりね。ぼくらは、行列とは別、しらかし台方面のバスに乗る。

宮城県サッカー場。ええと、何年ぶりだ。宮城全社の時以来だ。今日は、東北リーグの開幕戦。東側のAグラウンドでは、NECトーキンFCと盛岡ゼブラの試合。昨年、新潟全社での大活躍とその後の事態急変で日本サッカー界に少なからぬ波紋を広げたトーキン。クラブが存続できたことをまずは喜びたい。新潟決戦で2発で松本山雅を沈めた====ThisIsTheErrorMessege====佐藤幸大も健在。一方の盛岡ゼブラは、1部におかえりなさい====ThisIsTheErrorMessege====といったところ。ゼブラといえばサポーターの“彼”、なのだけど、はい、お元気そうでいらっしゃいました。スタンドには、ヒデさま仕様?の代表ユニで武装したかわいいワンコちゃん。どうやら有名犬のようで、スタンドの観客にかわいがってもらってました。
試合は、トーキンの相変わらずのポテンシャルの高さに、ゼブラも鋭いカウンターで対抗。やはり原田====ThisIsTheErrorMessege====は1枚質の違う動きをするね。しかし、この試合でぼくらの注目を集めたのは、ゼブラのCB15番の高橋。なんてったってとにかくとにかくコーチングの声がバカでかい。最後尾から、特に原田に向かっては優しさのカケラもない、指示というより指令というより命令をガンガン飛ばす。高橋が騎手で原田が輓曳競馬の競走馬のような気がしてきた。そして、ハイボールが飛んで来て自身が競り合うときは、ヘディングの瞬間に「うーっ!」と声を出す。ラグビーでスクラムを組む瞬間にフロントラインが出す、あの太い声。これは『新・ハナゾノ系』ですか?なかなか、ネタには事欠かないクラブです。試合は、ゼブラに退場者が出たこともあって4-1でトーキンがモノにするのだけど、このサッカーが出来ればゼブラも草刈り場にはなるまい。うまく立ち回れば台風の目になるかもしれない。

次は隣のBグラウンドに移って、第2試合。仙台中田と秋田カンビアーレ。秋田は新潟全社の1回戦で福井相手に前2枚の強烈な攻撃力を見せてくれた====ThisIsTheErrorMessege====のだけど、その時のFW9番はサブ登録。そして、仙台中田といえば、佐藤英二お父さんだ。昨年のグルージャ戦では『無駄な動きを一切しないボランチ』という“新境地”====ThisIsTheErrorMessege====を見せてくれた。この日もお父さんはスタメン。選手が散ってポジションに……

すみませんちょっとお尋ねしますが、そのポジションは、お父さんもしかして

センターバックですか?????

4バックの右センターが彼のポジション。しかし、なぜかいつもラインの2m後ろに構えるのは何か理由があるのかしらん。しかも、前半なかばで既にラインの上げ下げに対応出来なくなってしまい、味方が大きくクリアーしてラインを上げるのに彼だけ両膝に手を載せて肩を落として立ち止まり、息が上がったかのような。当然、オフサイドラインは彼のところになってしまうので、前線でボールが収まらずに秋田の逆襲を喰らうと大騒動になる。いや、普通に無理ですって。結局、彼は最後までセンターバックだったのだけど、なぜお父さんがセンターバックだったのかまったくわからなかった。
一方の秋田。後半から登場の件のFW9番が、この日もまたいいのよ。20分かそこらでハットだもんな。空中戦も強いし、スペースに抜け出してファーに流し込むとか、鋳造はもうクラクラ。同行の観戦仲間も「仁賀保隊から呼ばれても不思議はない」。いやあ、いいわあカンビアーレ。今年の東北1部は、『J』志向のグルージャと福聯の“行った行った”にはおそらくはならないだろう。

試合が終わって、呼んでおいたタクシーで利府駅に戻る。菅谷台は『べ』1-2サクラだそうで、電車に間に合った第1陣のバスから乗り換えてきたやさぐれた『ベ』サポどもを乗せて電車は仙台へ。駅地下で職場とかの土産を買って、機場鉄路で仙台空港に行き、1本早い便に変更してサクサクと帰ってきた。マイル切りだとこれが出来る====ThisIsTheErrorMessege====からありがたいねえ。

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