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2009宮城県スポーツ三昧(第1日)
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岐阜隊のホーム戦をそっちのけで宮城県でピッチ原理主義者になってしまった。かつては東のグルメ王の名を欲しいままにしていた“笠松グルメ”が、今年になって凋落著しいという噂を確認するのも興味があったけど、原理主義者なのだから仕方がない(苦笑)。

平成21年4月10日 金曜日

金曜日に午後年休を叩き込んで、常滑から仙台へ飛んだ。空から刈谷が見えた。いい天気だ。山々の雪はだいぶ少なくなっている。

20年以上前に仙台に住んでいて、その後も何度も通った街。しかし、ここ数年はちょっとごぶさただった。で、今回。知識としてはもちろん知っていたけれど、ここ数年のあまりの変容振りに、あ、眩暈が。貧血かな?

その1:『仙台空港鉄道』などというものが出来ていた。
その2:『東北楽天ゴールデンイーグルス』なるプロ野球チームが出来ていた。
その3:『牛タン』が名物になっていた。====ThisIsTheErrorMessege====

で、はじめての空港鉄道。しかし、時間3本あるかないかだし、しかも20分近い遅れが。こりゃあ、沿線開発が進むまではと真っ赤っかだろうなあ。仙台駅へ。

今回は駅東口に2泊。相変わらず東側に改札口はないので連絡通路に向かうと、楽天のグッズショップがある。ほうほう………

今日、試合が?

白状しますが、まったく想定していなかった。なにしろ上にも書いたように、東北楽天というチームはさすがに知っていたけれど、「仙台にある」という部分がシンクロ率マイナス状態なのだから仕方がない。相手は埼玉西武だそうで……

岩隈×涌井だとおおおおおお

プロ野球に疎いぼくでも知っている両投手。これは行かねば。グッズショップでもチケは売っている。カード決済で1200円。応援団が喧しいのは好きじゃないので、アウェー側。と思ったら、宮城球場ってアウェーはライト側なのね。ここでぼくは思い出したのだ。この球場のライトスタンドの、哀しくも酸っぱい『思い出』を。


それは、ずっとずっと昔のことだ。地球がいまよりも冷たかった頃のことだ。ぼくは仙台の街で暮らす大学生で、もちろんその頃にはこの街を本拠にするプロ野球チームなんてなかった。だから、仙台宮城球場では年に何試合かしか公式戦は行われなかった。そんな時、セ・リーグ横浜大洋×阪神の試合が行われた。ぼくは初めてプロ野球の公式戦を観に行った。仙台宮城球場のライトスタンドだ。
大洋は遠藤が先発だったことは憶えている。阪神の佐野が犠牲フライを打ったことも憶えている。試合は2−2で5回裏、2アウトで1塁だったか1塁2塁だったか。1塁ランナーが加藤博一だったのは間違いない。試合途中から降り出した雨はいよいよ激しくぼくらを濡らした。まだ試合は成立していない。とっととノーゲームにしてくれ。そんな時だった。加藤博一が牽制球でタッチアウトになったのは。どしゃ降りの中、ダッシュでダグアウトに戻る選手達。主審がホームベースの前に立ち、コールドゲームを宣告した。2−2の引き分け。

「カネ返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

とぼくが叫んだとしても、誰が責められようか。いや、出来まい。これが、初めてカネを払って観たプロ野球の試合の記憶だ。だから、ぼくは加藤博一と有藤道世はヒトとして認めていない。奴らに赤い血は流れていないのだ。でえええええいっそうに決まってるわ!

この、屈折しきった思い出を精算する絶好の機会が、来たのだ。加藤博一は鬼籍に入ってしまったし、仙台宮城球場はクリネックススタジアムになってしまったし、試合も横浜ベイスターズ戦ではないけれど、仙台宮城球場のライトスタンドで、プレイボールからゲームセットまで試合を見届けてやる。


まずはホテルだ。昔はわびさびわさびだった東口だが、いまはマルハンもあるしライブハウスもある。当時の仙石線駅の写真なんざ、金山橋級に「誰も信用しない」だろうなあ。ライブハウスに行列を作る若者たち。“ファンキー・モンキー・ベイビー”ですか、懐かしいなあ。====ThisIsTheErrorMessege====ホテルにチェックインして荷物を置き、100円のシャトルバスに乗って球場に向かう。

仙台宮城球場。ずいぶんとまたカラフルになって。懸案のライトスタンドは、改装でずいぶんと高くなっていた。下の方は西武の応援団が張っているので、売店で買ったビールとパオ餃子とともに、上の方でゆっくり。やっぱりプロ野球といえば、ビール。だからぼくはドーム球場が好きになれない====ThisIsTheErrorMessege====のだ。国歌斉唱があるんだね。

試合は、普通に西武に楽天が負けた、と言っちゃっていいのかな?岩隈も悪くはなかったと思うんだけど、打線が涌井の緩急にやられたい放題で。3回裏だかの2死満塁でのセギノール三振が痛かったけど、他にも中日OBのノリとタケシがからっきしで、東海地区住人としては肩身が狭く。スタンドの雰囲気も、試合途中から「こりゃあ今日はダメだ」という香りが。
でも、『ボールパーク』としての雰囲気は悪くなかった。カラスコ君も単車に乗って大暴れだったし、「その時間を愉しむ/愉しませる」ということには成功していたように思える。とにかく、個人的には試合終了までキチンと観たことで、学生時代に発生した個人的恨みは精算出来たかな。またシャトルバスに乗って駅前に戻り、ラーメンを食べて沈没。

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