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熊本行ったり盛岡行ったり(盛岡編)
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前日の勤務を終えて、神田泊。7時前に東京駅を出る『はやて』。はっきり言ってガラガラ。観光シーズンでもないしなあ。盛岡駅バスターミナルにはおじさん達の行列。いまは盛岡競馬でJRAのG1が買えるのかな。で、その場でS君に逮捕される(笑)。会場アクセス調査に協力してもらって別のルートで県営運動場入り。へえ、県交通バスには乗り継ぎ制度があるんだ。
ラグビー場とサッカー場は隣り合わせ、その真ん中にスタンドが両側に向かってあるという構造。どっちも土。しかも乾燥していて土煙が大変そう。と、一足先にサッカー場の試合開始。盛岡中央高校はどっちだ…と注視するが、なんかどっちも違うかもしれない。片方のチームの胸には『IWATE PREF』。県庁?
これは違う大会ではないか?とラグビー場に行くと、いかにも高校生な選手達、ピンクのド派手なユニに「MORIOKA CHUO』と書いてある。ああ、よかった。こっちだ。どうやらサッカー場では自治体大会の県予選、岩手県庁×盛岡市役所の『トップ対決』のよう。どっちを視ても面白そうではあるが、S君と相談して当初の予定通りに天皇杯予選に。というのも、自治体大会側には別のチームだけど白髪の「グルジアの白熊さん」みたいな選手もいて、ちょっと“観戦”としてはどうかなあ、という気もしたので。

盛岡中央高校×南部クラブ。普通なら“収穫祭”的な展開が容易に想像つくけど、やはり土のピッチが影響したのかパスをつなぐより縦に急ぐサッカーで、うまくいかない。とは言っても結局は3-0で中央高校の勝ち。途中出場の。中央高の10番がジャニーズ系というか、こりゃあモテるぞお…といった顔立ち。線はまだ細いけど、2点目のラストパスなんかいいセンスを見せてくれた。
驚いたのは、天皇杯県予選、しかもまだ予備予選のレベルなのにプログラムを売っていたこと。500円。資料価値もあるな…と購入したところ、行方不明と言われていた原田太がゼブラにいることが判明。それより何より、FC紫波のコーチに『佐藤大実』がいるではないか。いやあ、地域のサッカーも奥は深い。

コンビニで弁当を買って、第2試合は東北リーグ。グルージャ盛岡×仙台中田SC。グルージャは開幕戦で昇格組のカンビアーレにまさかの引き分け。おそらくトーキンとの優勝争いになるだろうけど、ここを落とすわけにはいかない。
しかし、ぼくもS君も、グルージャのどの選手より注目してしまう選手がいた。仙台中田のボランチ20番、佐藤英二。昨年まで4年間、JFLソニー仙台の監督を勤めた。しかし、実はその間も仙台中田では選手登録されていて、帰宅後にネットで検索したらその頃も試合に出ていたらしい。すげえ。
中盤の底でバランサー、しかし押し込まれて見事にDFラインに吸収されるかと思ったら、ポジションを上げた後半は相手GKに詰めていくシーンも。ある意味“神出鬼没”。しかし、運動量でどうこうすることはさすがに出来ない。しかし、なんだかんだで90分ずっとピッチにいたのはすごいものだ。選手交代の指示はベンチから出ていたようで、となるともしかして選手専業なのかも。これはちょっとわからない。
試合は、もともと選手層に違いもあって4-0でグルージャの勝ち。菅原太郎はさすがエースの仕事ぶりだった。しかし、仙台中田も後半には攻め込んでのチャンスもあり、他のクラブ次第だけど残留も十分にいけそうに思えた。

第3試合は、さっきまで自治体予選をやっていたサッカー場へ。平泉クラブとIWATE TODOS。平泉は3部=4部入替戦を1勝1分でなんとか残留。一方のTODOSは、4部昇格戦を辞退している。しかし、TODOSのGKは背番号縫いつけで、しかも17番。プログラムではFW登録の選手だ。これは残念ながら試合結果はキックオフの1秒後に確定サイン出してもいいか……実際、試合自体はそのように進むのだけど、まさに最初のチャンスをモノにしてTODOSが先制。これはびっくりだった。しかし、最終的には3-1。急造GK氏はハイボールに対してまず手を出すという訓練がされてないし、これはどうしようもないね。もっとも、右45度の至近距離から腰のあたりに放たれたシュートを片膝でブロックして止めたし、健闘は認めます。DFもラインを上げて、本当にがんばってたと思う。GKが急造の場合にラインを上げるのはかなり勇気が要るはずだ。
おそらく、今日ぼくらが視た天皇杯県予選で勝ち上がった2チームは、ほぼ間違いなく上位予選で消えていくだろう。それでも、この大会は間違いなく元日の国立につながっている。盛岡まで来た甲斐のある3試合だった。

盛岡駅前のいつもの『ぴょんぴょん舎』で冷麺を食べ、S君は自宅に戻る。ぼくは『こまち』で秋田へ。新幹線の車窓から見える、水を張った田んぼに映る白い月が綺麗だ。秋田に着くと、狙ってた居酒屋が日曜休みということもあって、日焼け止めクリームも洗い流したかったし、市街地のスーパー銭湯→2階の居酒屋のルート。で、22時近くにバスで秋田駅に戻った。駅西口から県庁・八橋経由の大川反車庫行のバスが深夜バスでもないのに最終バスが23:03まであるのには驚いた。
駅改札前のNEWDAYSでSuicaが使えるのもすごいものだ。とんぶり====ThisIsTheErrorMessege====しょっつる====ThisIsTheErrorMessege====を買って、ホームへ。『日本海』にはB個室がないのでオープンタイプ。上段はほぼ全部空いていて、ぼくの向かいの下段は高校生か大学1、2年生くらいの女の子だったけど、金沢で降りていったみたい。狭い寝台だけど、やはり夜遅いせいかすんなり眠ってしまい、富山で一度目覚めたけど次の瞬間は加賀温泉だった。『日本海』を敦賀で降り、『しらさき』→東海道線と乗り継いで帰ってきた。

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