cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
1月は西へ北へ(西へ)
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休みや勤務が不定期に組まれる職場だけど、運良く1/13-14が連休になり、しかも12が夜勤明け、となれば九州各県トーナメント。“難攻不落”と称された佐賀県の地図を赤くする千載一遇のチャンス。


夜勤を終えて翌朝、常滑機場から板付に飛ぶ。少しだけでも早く降りてくれれば板付→佐賀の高速バスに乗れて、そうすれば会場のすぐ近くまで運んでもらえる====ThisIsTheErrorMessege====…との淡い期待は常滑の離陸渋滞&板付のアプローチ変更のダブル遅延ですみざりーん。地下鉄で博多駅に出て特急で佐賀に向かうのだけど、遅延の結果こちらもギリギリという有り様。とほほ。しかし、JR九州は博多駅の自販機で「2枚きっぷ」をカードで買えるようにしてるのはありがたい。でもねえ、博多=佐賀の自由席「2枚きっぷ」が2,000円====ThisIsTheErrorMessege====って、いったい。『つばめ』の自由席は意外と混んでて座席がほぼ埋まるレベル。佐賀で結構降りますねえ。
佐賀駅の東側にバスセンターがある。さて、どのバスに乗れば…と案内所で訊くと、指さして「あれ、いま発車するヤツ」ななななな!なんとか載せてもらえました。ところが、運将に「運動公園行きます?」と確認すると怪訝な表情。どうやら佐賀市には他にも“運動公園”と呼ばれる施設がある====ThisIsTheErrorMessege====のだそうな。とにかく、なんとか第2試合の大分・耶馬渓ク×福岡・三宅クの試合の前半途中で到着。すでに耶馬渓2点リード。反対側の南ピッチではエストレーラ宮崎と沖縄の小禄クラブ。こちらに貼りついているのは“無料試合のS”君。実力差はかなりありそうな雰囲気で、到着前に「小禄は2分しか保ちませんでした…」とのメールをもらってたが、その後にループシュートが決まって同点の様子。

耶馬渓は新日鐵大分がやっちゃわなかったら昨年秋の全社に出ていた====ThisIsTheErrorMessege====クラブなんで、弱くはない。というか、これは県リーグの攻撃力ではないぞ。三宅と比べてアイディアの差は歴然。“県リーグ”ではなく『5部』と考えた方がいい。ただ、三宅に少々運がなかった部分もあって、微妙な判定でボールを奪われるとカウンター喰らって微妙なスルーパスをオンサイドと判定されて失点してしまったり。まあ、でも試合内容的に耶馬渓の勝ち上がりは妥当。驚いたのは耶馬渓にサポさんがいたことなのだが、持ってる太鼓にはトリやサガンやヴォルカのステッカーが。のちに、この方が有名な『新日鐵大分のひとりサポ』氏だと知る。プレーごとに耶馬溪の選手の名前をちゃんとコール出来るのはさすがというしかない。
で、実はもう一つの驚きが南ピッチで起きていた。前半終了で宮崎4-1小禄。これはそのまま収穫祭…と思いきや、後半に宮崎DFが退場になったこともあって香ばしいどころか完全に発火状態になってしまい、微妙というより同情を禁じえないくらい宮崎に可哀想な判定もあったそうだが、スコア4-4でPK戦へ。北ピッチが終わったので移動してPK戦のみ観戦する。いやはや、宮崎の6人目が止められてこれを小禄が制してしまう。宮崎まさかの緒戦敗退。サポの兄さんは大号泣でした。一方の小禄ベンチはまるで昇格が決まったかのような大騒ぎ。フル観戦してたS君や北九サポ氏に依れば、「10人なんだから4-3になったところで退いて凌ぐ手もあったはずだが、敢えて攻めに出て裏目った」とのこと。“たられば”なんで、攻めを選択したベンチは責められまい。いやいや、しかしトーナメントはわからない。こわいねえ。
試合が終わって、バスが目の前で行ってしまったので佐賀駅まで歩き、ぼくは彼らと別れて弥生が丘へ。ここでコジコジじゃからん嬢と待ち合わせ、鳥栖プレミアムアウトレットに行く。土岐よりデカいかな。でも、新春バーゲンも終わってそれほどのお値打ち感はなかったし、なにより当直明けだったんでぼくはフードコートでへたれ。西鉄小郡からいつもの太宰府。受験シーズン突入!のはずなのに参道にも境内にも受験生あるいは家族っぽい姿が少なくてびっくり。営業中の店でなんとか梅ヶ枝餅を買い求めて食べる。

さて、普段は薬院『あんじぇろ厨房』で宴なのだけど、今夜は新規開拓をしてみようということで雑餉隈で降りてみる。じゃからん嬢が事前に調べておいた店は休みだったり満席で断られたりで、とほほ。
結局、南福岡駅前の『角打ち』と名につく店====ThisIsTheErrorMessege====に落ち着いたのだけど、これが正解。安くて量も多くてアットホーム。内装も綺麗、もっとも椅子はビールケース2段重ねだったけど。会計の時に店のおばちゃんが「ずいぶん呑んだわねえ」と言いながら2人で6,000円くらいだったのだから。バリバリ鷹さん系みたいなんで、シーズン中に来たらもっと賑やかなんだろうな。


翌日。再び電車で佐賀へ。この日は九州各県は準決勝と決勝を行う。通常だと決勝の勝者が自動昇格で敗者は入替戦になるので第2戦はめちゃ重要なのだが、今年はニューウェーブ北九州がJFL昇格を決めているので入替戦はなし。つまり準決勝の勝者がともに九州リーグ昇格となる。北ピッチでは九州INAXと小禄クラブ、南ピッチではヴァンクール熊本と耶馬渓クラブ。

ヴァンクールには、あら懐かしの相良====ThisIsTheErrorMessege====がいる。さすがに動きは衰え気味かな?と思ったのだけど、後日にヴァンクールのサイトで「1年サッカーやってなかった」との衝撃のコメントを発見し驚愕。恐るべし。実際、動きの量はともかく、パスを受けてからのシュートへの持って行き方とかはカラダに染み付いているといった感じ。S君も「相手ゴールに近づくごとに相良らしくなっていった」との評価。このあたり、さすがです。ちなみに、消化試合となった決勝には元日本代表の榊====ThisIsTheErrorMessege====も出場していたらしい。
耶馬渓もいいサッカーしてた、というか、かなり好感。内容的にも互角だった。試合終了後の挨拶を終えて戻っていく耶馬渓の選手達は、昨日の宮崎と同じくらいの大へこみだった。もし九州リーグに2部があれば間違いなく定着できるサッカーをしていた。来年のこの大会で会おう。

寒いし、決勝まで2時間以上あるしで、決勝まで視る北九サポ氏を残して我々は撤収。佐賀駅でS君とも別れ、ぼくとじゃからん嬢は昼飯を喰ってからバスで筑後川昇開橋====ThisIsTheErrorMessege====へ。
いやあ、好きな光景なのよ。何度も訪れているのだけど、実はぼくは歩いて渡るのは初めて。佐賀側から福岡側に行くと、そこには温泉設備が建っていてびっくり。堤防に腰掛けてぼーっと時間を過ごす。一度上がると下がる時間まで待たないといけない====ThisIsTheErrorMessege====のだ。佐賀側に戻って、袂の土産物屋を視る。珍しい魚の数々。見せていただいたお礼に、海苔を2袋購入。ここでタクシーを呼んで、行き先は『干潟よか公園』。

有明海の干潟って、実は真剣に視たことがない。調べてみるとこの日は干潮が午後6時近くで、ってことは4時近くだとだいぶ引いているだろうと踏んで行ってみたら、これがまた正解。そこにはどどどどーんと泥べたの平地が広がっていました。さすがに目視出来る距離にムツゴロウとかワラスボとかはいなかったけど、アタマの中はもう『新日本紀行』のテーマが鳴りっぱなし。静寂という存在。何もないという贅沢。いやあ、これはすごいや。ここでも1時間以上過ごしてしまった。しかし、この公園は観光客誘致にはまったく無関心らしく、こども向けの遊戯設備がいくつかあるだけ。土産物屋も休憩所もなかった。これは意外。

再びタクシーを呼んで佐賀空港を冷やかし、連絡バスで佐賀駅へ。どう考えてもレンタカー借りた方が安かったのだけど、ぼくらはここんとこ全然クルマの運転をしてないので、しょうがないのですよ。
さて、数年ぶりに有明海グルメとご対面だ!と、わくわくしながら佐賀駅前の料理屋へ。ワラスボ====ThisIsTheErrorMessege====ワケ====ThisIsTheErrorMessege====メカジャ====ThisIsTheErrorMessege====海茸====ThisIsTheErrorMessege====に………ワケがない?おまけにワラスボは刻まれて登場する始末。はううーっ。注文した海苔茶漬もなかなか出てこないし、はっきり言って久しぶりに大ハズレの店にぶち当たった。まさに「一度は行きたい」====ThisIsTheErrorMessege====のレベル。ぷんぷんっ。ぜってえリベンジだ。鳥栖駅近くの店を、こんど鳥栖サポに訊いてみよう。

腹が減ったんで、鳥栖駅前のイタ飯屋でがふがふ喰ってから駅へ。改札近くにサガンの掲示板があるのね。いいなあ。ねえ、これ岐阜駅もやろうよ。
帰りはここから寝台特急『なは』に乗る。なにせ3月で廃止だからね。すでにホームは併結シーンを見ようとマニアさんがうじゃらうじゃら。テレビ局までいるぞ。鉄子さんもお2人発見。市民権が手に入ってよかったね。しかし、小僧どもはおろか大人までもバシバシとフラッシュ焚きやがるのはどうしたことだ。動いている列車に正面からフラッシュ当てるなってのは列車撮影の常識だと思ってたんだけど、昨今は違うのかしら。
B寝台個室ソロに潜り込んだら、さすがに鋳造もお疲れで一気に睡魔が。博多の次の瞬間は姫路でした。大爆睡でしたね。

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