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大分全社(その1)
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休みや勤務が不定期に組まれる職場なので、あらかじめ「ここは休み、ちょーすか」====ThisIsTheErrorMessege====というところは申請を出す必要がある。で、当然のように10/13の週末は申請を出した。もちろん、大分全社。ピッチ原理主義的にも4ピッチ塗れるし、カードも“4部オタク”がそそるものが多い。すると、その週末がまるっと認められさらに月曜まで休みになってしまった。3連休だ。前月のシフトで急遽法事が入った同僚のために年休を1日キャンセルしたのが奏功したらしい。情は人のためならず。
九州行くなら太宰府がセット。しかも大分→常滑の最終便には時間的に乗れない可能性もあって、ルートは常滑=板付=大分の往復。ならば!と『SunQパス』なるもの====ThisIsTheErrorMessege====を購入してみることにした。こちらで事前に買っておけば6,000円で宮崎・鹿児島・沖縄以外のバスが高速バスでも乗り放題。お値打ち。で、平日休みの日に名鉄観光岐阜支店に行ってみると、新入社員だという窓口嬢のNちゃんは当然だが『SunQパス』なる切符の存在すら知らなかった。タリフに資料が入ってないとかのトラブルもあったが、なんとかバウチャーを入手した。Nちゃんはにっこり笑って「勉強になります!」と言ってくれる。そうかそうか、これからもヘンな切符を買いに来てあげよう(笑)。


10月12日 金曜日

仕事を終えて、名鉄電車で常滑機場へ。いつもの“ラウンジただビール”は時間もなく見送り。空腹を宥めるべく若鯱家でうどんを流し込む。

板付機場のバス案内所は22時半まで営業している。さすがだ。で、ここでバウチャーをホンモノの『SunQパス』に交換する。これで明日からバスは乗り放題だ。地下鉄で天神、西鉄電車で太宰府。
さて、この夜の宿はいつもの薬院のホテル。しかし、太宰府22時半では、接続のいい電車もない。先発の電車に乗っても、二日市から先が普通電車になる。20分後の電車で二日市から福岡行終電の急行で動いても薬院着はほとんど変わらない。となれば、以前から気になっていた太宰府駅前のラーメン屋『暖暮』====ThisIsTheErrorMessege====へ。しかし、店内は明かりも点いているが入口の食券自販機はすべて「売り切れ」になっている。さては、スープが切れたか?一応、扉を開けて「まだ大丈夫ですか?」と訊くと、券売機の売り切れ表示は店員さんのただの錯和だったようで、ちゃんと営業していた。お勧めらしい「ネギゴマラーメン」を。いつもの“一蘭”に少し近いかな、でも若干のとんこつ臭さも出してて、ぎったぎたの九州とんこつとの中間みたいな感じだった。
太宰府から二日市へ。福岡行終電の急行を待っていると、反対側の急行は柳川まで行く最終電車。結構立ち客がいる。金曜夜だもんね。で、やって来た福岡行終電は……うわっ酒くさっ!金曜夜だもんね。薬院で降りてホテルまで歩く。チェックインは日付が変わっていた。もう何度もワンモアホテルで泊まっているので、フロントさんは「記入は名前だけでいいですよ」と言ってくれた。


10月13日 土曜日

渡辺通から天神行の初バスに乗る。さっそく『SunQパス』を利用。
天神バスセンターでコジコジじゃからん嬢と合流する。彼女はここ最近は新日鐵大分にクラクラ気味なんだそうで、この日も別府にラランジャ戦を視に行く。ぼくはピッチ原理主義に徹して大分スポーツ公園に貼りつき。となると、別府も大分も停まるバスはいわゆる『各停』便しかないのだよね。さしたる渋滞もなく、彼女は別府北浜で降りて、ぼくはトキハ前で降りた。バスは大分市街地で少々遅れ、大分駅前のコンビニで食料を買い込んだら、もうパークプレイス行バスが来る頃になっていた。バスを待っている間に友人のP君に発見されてしまう。やれやれ(笑)。
バスは結構な混雑。でも、ほとんどが公園内で開催のバザール目当てのよう。そんな中、初老のご夫婦が運将氏に「サッカー場はどこで降りれば」と訊いている。運将氏は初め「公園西インターで」と応えたけど、次に「サッカー場って…ビッグアイですか?」と逆に聞き直す。ご夫婦は質問の意味がわからない様子。これは間違いなく全社を見に来ているなとぼくが訊いてみると、実にその通りだった。一緒に行きましょうとぼくが言うと安心したようだった。朝イチでやって来てとなるとこれは間違いなく山雅目当てだなと訊いてみるとそちらもまさにその通り。山雅はもう地域決勝の権利を持ってるのに、全社もすごい大会になったもんだ。

到着すると、すでにAコートでは長崎サポさん達が気勢を上げている。自力で地域決勝の権利をつかむのはこの大会以外にない。いわゆる『勝負駆け』====ThisIsTheErrorMessege====だ。一方、Bコートの山雅はサポさんも来ているがおとなしめ。人工芝コートは、こちらも権利発生組の町田ゼルビアが登場。Aコートと温度差があるのは致し方ない。
Bコートの松本山雅とトヨタ自動車北海道の試合。山雅はメンバー落としまくり、それでもほぼ一方的な展開になる。トヨタは地域L標準の内容だとは思う。散発的にはチャンスもあった。けど、いいタイミングでいいボールが出てこない。FWの一人が「俺を使ってくれよう…」と言っていたのが印象に残った。視るべきところがあまりにないので、会場で会った北九州ブログのKさんとダベりモード。Kさんは詳細なメモ取りながらの観戦だったのに、邪魔しちゃってごめんなさいね。
試合は決しているのに、山雅は後半途中からドッティに白尾も投入して盤石。この試合だけなら白尾まで入れる意味はなかったようにも見えるけど、「大会慣れ」ってヤツかな。なんせ次は順当なら長崎戦だ。
で、長崎が戦っているAコートが順当に進んでいるのはBコートにいてもわかった。何度となく聞こえてくる長崎サポの歓声。さすがに勝負駆けで東芝府中相手に落とすことはないね。でも、記録に依れば先制するも同点にされてたみたい。人工芝コートもゼルビアが勝ち上がった模様。そんな中、「琵琶湖がロックに勝った」という一報がメールで届く。1回戦屈指の好カードは、こちらも勝負駆けの琵琶湖が取ったか。
第2試合前に地域決勝でよく見かけるガスサポ嬢がやって来て「ああっ感じ悪い試合視た!」とご立腹。彼女は長崎戦を視ていたそうだけど、まあ、気風ってそう簡単には変わらないよね。そしておなじみ“無料試合のS”君も登場。彼は飛行機の関係で第1試合に間に合わなかったのだ。となると、ピッチ原理主義に殉じる彼は第2試合をBコートで、第3試合を人工芝コートで観るしか選択肢がない。「残念。実に残念。」を繰り返す。人工芝コートの第2試合が興味深いカードだからだ。

カマタマーレ讃岐×佐川コンピュータシステム。関東予選は組合せに恵まれた感もあるが、8部所属にして4部の矢板に勝っての出場だから、侮れない。一方の釜玉隊は、こちらも勝負駆け。徳島アマ隊との直接対決を1分1敗で終え、リーグ制覇は他力本願になってしまった。4部の上位と8部の上位。普通なら「結果は見えた」になるのだろうけど、結構ガチな戦いになる予感が。

結果。思いっきりガチな戦いになりました。釜玉隊が延長後半ロスタイムの本当のラストプレーで、GKが確保し損ねたボールを押し込んで決勝点。ぶっ壊れんばかりに喜ぶ選手達。試合が終わって喜ぶサポに挨拶。そうそう、彼らは選手入場の時に『瀬戸の花嫁』を歌う弾けっぷりだった。地域べったりの選曲。いい傾向だと思うよ。
しかし佐川CSはねえ、あれは8部のサッカーじゃないね(きぱっ)。東京在住の社会人サッカーマニアさんが羨ましい。都リーグを追いかけるだけでかなり愉しめそうだもん。
この試合、ハーフタイムにトイレに行くと、そこには見慣れたお姿。ジャージにサングラス。チョイ悪おやじをサッカー界に持ってきたようなあなたは戸塚哲也さんですね。市陸での琵琶湖隊の試合を終えて視察に来たようだ。ニヤリ笑って「あなたは、こういうところには、いるねえ」と言われてしまった。わははははは。初戦突破おめでとうございますと言うと「この先が長いのよ」と、苦笑い。とりあえずロックには勝ったが、次はゼルビア、その次はニューウェーブかも、で準決勝には長崎が来るか金沢が来るか松本が来るか。こりゃ大変だ。

人工芝コートの第3試合、高田FCとニューウェーブ北九州。AコートもBコートも試合は終わってるし、今大会注目クラブの一つであるニューウェーブが登場ということで、観客も多い。長崎サポさんも数人。

高田に失礼かも知れないが、九州上位と関西2部上位の間のどうしようもない差というものはあって、それで4点差がついたといった感じ。印象に残ったのは北九州のサポさん。「き、た、きゅうしゅう!き、た、きゅうしゅう!」。“ニューウェーブ”という単語を一度も使わないのは、いずれチーム名は変更されるということを前提にしているのか。
かくして1回戦は終了。別府会場のコジコジじゃからん嬢は、鐵分が一人多いながらも決め切れずラランジャにPK負けで大ヘコミ。第2試合はぶっちして温泉入って気分を切り替えたとか。彼女のイチ推しは三重野なのだけど「今日の三重野はだめだめちゃんでした」とのこと。ぼくは、大分の街中まで京都紫光SDたろう氏のレンタカーで送ってもらう。宿にチェックインし、一風呂浴びて休憩して、集合場所へ。

なんか昨年12月の地域決勝の際の宴もメンバー濃かったなあ…と思い出してしまうような濃い面々が総勢6名で、都町のちょいおしゃれ系の呑み屋さんへ。トリサポさんが作っているアウェーサポの為の大分グルメガイドサイトで紹介されてて、焼酎の種類が多かったので、初対面の岐阜のトルコ料理屋で3人で赤ワイン3本空けた酒豪のカメラマン氏も喜んでくれるだろう、と。しかし、メンバーも濃かったが話題も濃かった。こんな機会でないと訊けない某“協会”の話とか、最後は「サッカー関係者の使う『地域密着』って、具体的にどういうことを指すの?」といった突っ込んだテーマまで、午後7時から日が変わるまで。いやあ、酒も話題もディープでした。

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